JPS604248Y2 - ピツクアツプカ−トリツジ - Google Patents

ピツクアツプカ−トリツジ

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Publication number
JPS604248Y2
JPS604248Y2 JP14943780U JP14943780U JPS604248Y2 JP S604248 Y2 JPS604248 Y2 JP S604248Y2 JP 14943780 U JP14943780 U JP 14943780U JP 14943780 U JP14943780 U JP 14943780U JP S604248 Y2 JPS604248 Y2 JP S604248Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
pickup cartridge
cantilever
stranded
resonance
Prior art date
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Expired
Application number
JP14943780U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5771215U (ja
Inventor
襄 富成
Original Assignee
ダイナベクタ−株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by ダイナベクタ−株式会社 filed Critical ダイナベクタ−株式会社
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Publication of JPS5771215U publication Critical patent/JPS5771215U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はピックアップカートリッジに係り、その振動系
の持つ固有の共振をテンションワイヤにて制動して再生
針の機械的振動を電気信号に高忠実度に変換しうるピッ
クアップカートリッジを提供することを目的とする。
一般にムービングコイル形ピックアップカートリッジは
第1図の構成を有する。
la、lbはヨーク、2は永久磁石であり、ヨーク1a
とポールピース3との間にコイル4が存在する。
テンションワイヤ(図示せず)は後端をポールピース3
に固定し、カンチレバーアセンブリ即ちスタイラスチッ
プ5、カンチレバー6、アマチュア7をピックアップカ
ートリッジ本体に保持している。
このテンションワイヤは曲げ剛性Kを持っており、カン
チレバーアセンブリの質量Mと共にf=P 2w M (H2)で示される共振を生ずる。
この共振周波数は人間の可聴周波数の上限である20k
H2よりはるかに高いところにあれば問題はないが、実
際には20〜39kHz近辺にあることが多く可聴周波
数である2QkHzに於ても、その再生周波数特性に悪
影響が生ずる。
このときの周波数特性曲線の1例を第3図に示す。
同図より明らかな如く、2QkHzでの再生利得が1k
Hzでの再生利得に比べて共振により&旧上昇している
従来のピックアップカートリッジにおいてはテンション
ワイヤは単一のステンレス線であり、カンチレバーの保
持の役目しかなく、アマチュアの背後にゴム製のダンパ
ー等を密着させることにより上記共振を減衰させていた
しかし、この構成では減衰効果が充分に得られない欠点
があった。
そこで上記共振を抑える方法として、テンションワイヤ
に撚り線を用いることが考えられた。
撚り線を構成する各線間相互にすべり摩擦が働くため、
テンションワイヤとして撚り線を用いると上記共振に対
する減衰効果を持つ。
しかし、時間経過と共に撚り線の捩じれの戻りが発生し
、またピックアップカートリッジ組み立て時において撚
り線を所定長に切断すると撚り線がバラバラとなり、撚
り線をアマチュアとワイヤホルダに通ス際その作業が極
めて面倒であり、また組立て工程が多くなるという欠点
があり、これまで実用化されるまでには到らなかった。
本考案は上記欠点を除去したものであり、以下図面と共
にその1実施例につき説明する。
第2図はピックアップカートリッジのカンチレバーアセ
ンブリ部分の拡大図である。
同図中、先端にスタイラスチップ5を有し、後部をアマ
チュア7に固定されたカンチレバー5はその後端をテン
ションワイヤ8によりコム製タンパ−10を貫通し、ワ
イヤホルダ9を介してポールピース3に固定され、ピッ
クアップカートリッジ本体に保持されている。
このテンションワイヤ8は、たとえば、直径30μmの
7本のステンレス線を撚り合わせて成る撚り線より成る
この撚り線は金、スズ等の軟らかい金属でメッキ処理を
施されており、これによりメッキ膜が撚り線の捩れの戻
りの発生を防ぎ、またピックアップカートリッジ組み立
て時に撚り線を所定長に切断したとき撚り線がバラバラ
とならず撚り線をアマチュアとワイヤホルダ9に通す作
業が容易になり、またメッキ材料自身の持つ粘性効果と
撚り線を構成する各線相互のすべり摩擦によって、上記
共振を減衰させる効果がある。
第4図は本考案になるピックアップカートリッジの周波
数特性図を示す。
同図中20kHzにおける再生利得は第3図に示される
従来例と比べて2dB以上改善され、周波数特性の平担
化が見られる。
上記実施例ではメッキ処理を施した撚り線を使用したが
、これに限らず、エポキシ系接着剤等の有機材料を用い
てそれが硬化する前にその中を撚り線を通過させること
等により、この有機材料を付着された撚り線を用いても
よい。
この撚り線を用いても上記と同様の効果が得られる。
上述の如く、本考案になるピックアップカートリッジは
カンチレバーをカートリッジ本体に保持するテンション
ワイヤとしてメッキもしくは有機材料を付着された撚り
線を用いているため、撚り線の捩れ戻りの発生が防止さ
れ、組み立て時に撚り線がバラバラになることがなく、
メッキもしくは有機材料自体の持つ粘性と撚り線を構成
する各線相互間のすべり摩擦によって上記共振に対する
減衰効果が得られピックアップカートリッジの周波数特
性が平担化する等の特長を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案になるピックアップカートリッジの構造
図、第2図は第1図のカンチレバーアセンブリ部分の拡
大図、第3図は従来のピックアップカートリッジの周波
数特性図、第4図は本考案になるピックアップカートリ
ッジの周波数特性図である。 1a*1b・・・・・・ヨーク、2・・・・・・永久磁
石、3・・・・・・ポールピース、4・・・・・・コイ
ル、5・・・・・・スタイラスチップ、6・・・・・・
カンチレバー、7・・・・・・アマチュア、8−−−−
−−テンションワイヤ、9・・・・・・ワイヤホルダ、
10・・・・・・ゴム製ダンパー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. カンチレバーをワイヤによりカートリッジ本体に保持す
    るピックアップカートリッジにおいて、上記ワイヤとし
    てメッキ処理または有機材料の付着された撚り線ワイヤ
    を用いたピックアップカートリッジ。
JP14943780U 1980-10-20 1980-10-20 ピツクアツプカ−トリツジ Expired JPS604248Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5771215U JPS5771215U (ja) 1982-04-30
JPS604248Y2 true JPS604248Y2 (ja) 1985-02-06

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ID=29508817

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JP14943780U Expired JPS604248Y2 (ja) 1980-10-20 1980-10-20 ピツクアツプカ−トリツジ

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