JPS604246Y2 - トーンアーム装置 - Google Patents
トーンアーム装置Info
- Publication number
- JPS604246Y2 JPS604246Y2 JP1977009806U JP980677U JPS604246Y2 JP S604246 Y2 JPS604246 Y2 JP S604246Y2 JP 1977009806 U JP1977009806 U JP 1977009806U JP 980677 U JP980677 U JP 980677U JP S604246 Y2 JPS604246 Y2 JP S604246Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- arm
- arm pipe
- holder
- threaded portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Vibration Prevention Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案はトーンアーム装置におけるアームパイプとパ
イプホルダーの結合構造に関し、両者を振動的に遮断せ
しめて結合することを目的とするものである。
イプホルダーの結合構造に関し、両者を振動的に遮断せ
しめて結合することを目的とするものである。
′トーンアーム装置は第１図に示すよう
に、先端にピックアップカートリッジ２を装着したアー
ムパイプ１と、アーム受け３に回動可能に支承されアー
ムパイプ１を支持したパイプホルダー４、アーム受け３
を中心としてピックアップカートリッジ２と反対側に配
置したバランスウェイト５及びプレヤーボード（図示せ
ず）に固定する為のアームベース６よりなっている。
に、先端にピックアップカートリッジ２を装着したアー
ムパイプ１と、アーム受け３に回動可能に支承されアー
ムパイプ１を支持したパイプホルダー４、アーム受け３
を中心としてピックアップカートリッジ２と反対側に配
置したバランスウェイト５及びプレヤーボード（図示せ
ず）に固定する為のアームベース６よりなっている。
このようなトーンアーム装置においてアームパイプ１と
パイプホルダー４との結合構造はたとえば第１図に示す
ように、パイプホルダー４に挿入したアームパイプ１の
内面に、真鍮等よりなり、タッピング孔を設けたリアー
ジヨイント２１を配置しパイプホルダー４及びアームパ
イプ１を貫通したビス２２．２２を前記タッピング孔に
螺合せしめて両者の間にアームパイプ１を挾持せしめた
ものが多い。
パイプホルダー４との結合構造はたとえば第１図に示す
ように、パイプホルダー４に挿入したアームパイプ１の
内面に、真鍮等よりなり、タッピング孔を設けたリアー
ジヨイント２１を配置しパイプホルダー４及びアームパ
イプ１を貫通したビス２２．２２を前記タッピング孔に
螺合せしめて両者の間にアームパイプ１を挾持せしめた
ものが多い。
しかるに、このような構造によると、振動伝搬の良好な
金属部分が直接当接しているためにアームベース３に伝
搬して来た床面よりの振動がパイプホルダー４を通して
アームパイプ１に伝搬しやすく、ピックアップカートリ
ッジ２に有害な振動を与え、再生能力の劣化を招く原因
となっている。
金属部分が直接当接しているためにアームベース３に伝
搬して来た床面よりの振動がパイプホルダー４を通して
アームパイプ１に伝搬しやすく、ピックアップカートリ
ッジ２に有害な振動を与え、再生能力の劣化を招く原因
となっている。
この欠点を防ぐために第２図に示すようにリアージヨイ
ント３１とアームパイプ１を弾性体３３を介して接着剤
止めした構造が考案されている。
ント３１とアームパイプ１を弾性体３３を介して接着剤
止めした構造が考案されている。
このような構造においては、パイプホルダー３４に伝搬
したアームベース６よりの振動が弾性体３３の吸振性に
よってアームパイプ１に伝搬することを抑制することが
できる反面、経年変化による接着力の劣化によりアーム
パイプが回動する欠点を有している。
したアームベース６よりの振動が弾性体３３の吸振性に
よってアームパイプ１に伝搬することを抑制することが
できる反面、経年変化による接着力の劣化によりアーム
パイプが回動する欠点を有している。
更にアームパイプを伝わる振動を吸収する目的によりア
ームパイプの外壁に粘弾性体を被覆せしめた構造におい
ては、従来の上記結合構造では、その効果を損なわせし
める欠点を有する。
ームパイプの外壁に粘弾性体を被覆せしめた構造におい
ては、従来の上記結合構造では、その効果を損なわせし
める欠点を有する。
この考案はこのようにアームパイプを伝わる振動を抑制
するアームパイプ外面に粘弾性体を被覆せしめたトーン
アーム装置において、アームパイプの振動吸収特性を最
も効果的に奏することができる結合構造であり、以下第
４，５図について詳しく説明する。
するアームパイプ外面に粘弾性体を被覆せしめたトーン
アーム装置において、アームパイプの振動吸収特性を最
も効果的に奏することができる結合構造であり、以下第
４，５図について詳しく説明する。
図中４１は外壁に粘弾性体４１ａを被覆したアームパイ
プであってその先端にピックアップカートリッジ（図示
せず）が装着されている。
プであってその先端にピックアップカートリッジ（図示
せず）が装着されている。
４２ ハ前記アームパイプ４１を支持するパイプホルダ
ーであり、中心にアームパイプ４１を挿入する中心孔４
２ｄが設けてあり、かつ先端部より軸方向に沿って漸次
外径が増大するごとくテーパ一部４２ａと、それにつづ
いてネジ部４２ｂが形成しである。
ーであり、中心にアームパイプ４１を挿入する中心孔４
２ｄが設けてあり、かつ先端部より軸方向に沿って漸次
外径が増大するごとくテーパ一部４２ａと、それにつづ
いてネジ部４２ｂが形成しである。
更に先端部より軸方向に複数個のスリット４２Ｃが設け
てあり径方向に適当なる弾性を付与している。
てあり径方向に適当なる弾性を付与している。
４３は前記ネジ部４２ｂと螺合するネジ部４３ａ、及び
アームパイプが挿通する中心孔を有するホルダーナツト
であり、当該中心孔は軸方向に漸次内径が増大する截頭
円錐形状内面４３ｂが形成され、当該截頭円錐形状内面
４３の最大内径を前記テーパ一部４２ａの最大外径より
若干小さくしておく。
アームパイプが挿通する中心孔を有するホルダーナツト
であり、当該中心孔は軸方向に漸次内径が増大する截頭
円錐形状内面４３ｂが形成され、当該截頭円錐形状内面
４３の最大内径を前記テーパ一部４２ａの最大外径より
若干小さくしておく。
又４４はパイプホルダー４２とホルダーナツト４３の隙
間を充填するための弾性体リングである。
間を充填するための弾性体リングである。
しかして、アームパイプ４１をホルダーナツト４３、弾
性体リング４４を挿通してパイプホルダー４２に挿入し
、ホルダーナツト４３のネジ部４３ａをパイプホルダー
４２のネジ部４２ｂに螺合せしめていくと、当該ホルダ
ーナツト４３の截頭円錐形状内面４３ｂの最大径部が前
記テーパ一部４２ｂに当接し、テーパ部４２ａを径方向
に押圧し、螺合が進むにつれてアームパイプ４１を押圧
する。
性体リング４４を挿通してパイプホルダー４２に挿入し
、ホルダーナツト４３のネジ部４３ａをパイプホルダー
４２のネジ部４２ｂに螺合せしめていくと、当該ホルダ
ーナツト４３の截頭円錐形状内面４３ｂの最大径部が前
記テーパ一部４２ｂに当接し、テーパ部４２ａを径方向
に押圧し、螺合が進むにつれてアームパイプ４１を押圧
する。
したがって、アームパイプ４１は径方向に押圧されたテ
ーパ一部４２ａ内面が圧接し挾持される。
ーパ一部４２ａ内面が圧接し挾持される。
以上に説明したように、この考案は截頭円錐形状内面４
３ｂを有するホルダーナツト３３を、テーパ一部４２ａ
を有するパイプホルダー４２に螺合し、前記テーパ一部
４２ａを中心に挿通した粘弾性材４１ａを被覆を有する
アームパイプ４１を圧接して挾持することによって次の
ような効果を有する。
３ｂを有するホルダーナツト３３を、テーパ一部４２ａ
を有するパイプホルダー４２に螺合し、前記テーパ一部
４２ａを中心に挿通した粘弾性材４１ａを被覆を有する
アームパイプ４１を圧接して挾持することによって次の
ような効果を有する。
すなわち、アームパイプ４１とパイプホルダー４２はア
ームパイプ４１の外壁に被覆した粘弾性体４１ａを介し
て結合されるので、両者は振動的に遮断されパイプホル
ダー４２に伝搬してくる振動は粘弾性体４１ａに吸収さ
れてアームパイプに伝搬しない。
ームパイプ４１の外壁に被覆した粘弾性体４１ａを介し
て結合されるので、両者は振動的に遮断されパイプホル
ダー４２に伝搬してくる振動は粘弾性体４１ａに吸収さ
れてアームパイプに伝搬しない。
したがって、パイプホルダー４２からの振動を遮断する
とともに、パイプアーム４１自体が吸振特性を呈するの
で、ピックアップカートリッジに伝搬する有害な振動を
効果的に減衰せしめることができ、又被覆した粘弾性体
４１ａによってほとんど吸収されているが、針先よりア
ームパイプ４１を伝わる振動がパイプホルダー４２に伝
搬することを防止でき良好なる再生特性を可能にする。
とともに、パイプアーム４１自体が吸振特性を呈するの
で、ピックアップカートリッジに伝搬する有害な振動を
効果的に減衰せしめることができ、又被覆した粘弾性体
４１ａによってほとんど吸収されているが、針先よりア
ームパイプ４１を伝わる振動がパイプホルダー４２に伝
搬することを防止でき良好なる再生特性を可能にする。
更に、アームパイプ４１はテーパ一部４２ａ内面の全面
が圧接して挾持しているのでその支持力大であり、かつ
経年変化による劣化の原因となる要因が全くないので多
年に渉って大なる挟持力を保持することができる等実用
上極めて有用である。
が圧接して挾持しているのでその支持力大であり、かつ
経年変化による劣化の原因となる要因が全くないので多
年に渉って大なる挟持力を保持することができる等実用
上極めて有用である。
第１図はトーンアーム装置の側面図、第２図および第３
図はそれぞれ従来のトーンアーム装置における結合部の
断面図、第４図及び第５図はそれぞれこの考案トーンア
ームの断面図及び分解斜視図である。 ４２ｄは中心孔、４１ａは粘弾性材、４１はアームパイ
プ、４２ｃはスリット、４２ａはテーパ一部、４２はパ
イプホルダー、４３ｂは截頭円錐形状内面である。
図はそれぞれ従来のトーンアーム装置における結合部の
断面図、第４図及び第５図はそれぞれこの考案トーンア
ームの断面図及び分解斜視図である。 ４２ｄは中心孔、４１ａは粘弾性材、４１はアームパイ
プ、４２ｃはスリット、４２ａはテーパ一部、４２はパ
イプホルダー、４３ｂは截頭円錐形状内面である。
Claims (1)
- 外壁に粘弾性材４１ａを被覆したアームパイプ４１と、
当該アームパイプ４１が挿通すべき中心孔４２ｄと軸方
向に複数のスリット４２ｃを設けたテーパ一部４２ａ及
び当該テーパ一部４２ａにつづいてネジ部４２ｂをそれ
ぞれ設けたパイプホルダー４２と、截頭円錐形状内面４
３ｂ及びネジ部４３ａを設けたホルダーナツト４３を具
備し、ネジ部４３ａとネジ部４２ｂを螺合することによ
り前記截頭円錐形状内面４３ｂに当接して径方向に押圧
されるテーパ一部４２− ａにより中心孔４２ｄに挿通
した前記アームパイプ４１をその外壁に被覆した粘弾性
材４１ａを介して挟持してなることを特徴とするトーン
アーム装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1977009806U JPS604246Y2 (ja) | 1977-01-28 | 1977-01-28 | トーンアーム装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1977009806U JPS604246Y2 (ja) | 1977-01-28 | 1977-01-28 | トーンアーム装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS53104603U JPS53104603U (ja) | 1978-08-23 |
| JPS604246Y2 true JPS604246Y2 (ja) | 1985-02-06 |
Family
ID=28821247
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1977009806U Expired JPS604246Y2 (ja) | 1977-01-28 | 1977-01-28 | トーンアーム装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS604246Y2 (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4730801U (ja) * | 1971-04-28 | 1972-12-07 | ||
| JPS492582U (ja) * | 1972-04-10 | 1974-01-10 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS518102U (ja) * | 1974-07-04 | 1976-01-21 |
-
1977
- 1977-01-28 JP JP1977009806U patent/JPS604246Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4730801U (ja) * | 1971-04-28 | 1972-12-07 | ||
| JPS492582U (ja) * | 1972-04-10 | 1974-01-10 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS53104603U (ja) | 1978-08-23 |
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