JPS6042348Y2 - 温度検出回路 - Google Patents

温度検出回路

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JPS6042348Y2
JPS6042348Y2 JP13722082U JP13722082U JPS6042348Y2 JP S6042348 Y2 JPS6042348 Y2 JP S6042348Y2 JP 13722082 U JP13722082 U JP 13722082U JP 13722082 U JP13722082 U JP 13722082U JP S6042348 Y2 JPS6042348 Y2 JP S6042348Y2
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integrator
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栄二 林
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横河電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、例えば銅線のようにその抵抗値に温度係数を
有する抵抗線を用いた機器において、その抵抗線の抵抗
値よりその機器の内部温度を検出するようにした温度検
出回路に関するものである。
本考案の温度検出回路は機器内部の抵抗線に電流が流れ
ている状態で、その機器の温度上昇分を直接指示するこ
とができることを特徴とするものである。
以下、図面により本考案を説明する。第1図は本考案に
係る温度検出回路の原理を説明する為の電気的説明図で
ある。
第1図において、REは例えば銅線のようにその抵抗値
が温度によって変化する抵抗素子を示すものである。
このような温度係数をもつ抵抗素子のt’Cにおける抵
抗値Rtはその温度係数をαとすると、Rt=Ro(1
+αt) ・・・・・・(1)で表わされる。
なお、(1)式において、Roは初期常温における抵抗
素子REの抵抗値を示すものである。
SOは供給電圧源、SHはシャント抵抗で、抵抗素子R
EはSHを介して電圧源SOに接続されている。
ROl、Ro2はそれぞれ比率演算回路である。
抵抗素子REは電圧源SOにより電流Iが供給されるが
、シャント抵抗SHには■に応じた電圧V1が生じる。
比率演算回路RO1の一方の入力端子にはシャント抵抗
SHに生じる供給電流■に応じた電圧■1が加えられる
また、比率演算回路RO□の他方の入力端子には抵抗素
子REの両端に印加される電圧■が加えられている。
比率演算回路RO,は両入力端子に与えられる電圧■と
電流Iの比率に1T(K1は常数)を演算し、抵抗素子
REのt′Cにおける抵抗値Rtの値をこれに対応した
電気信号として出力する。
この電気信号は第2の比率演算回路RO2の一方の入力
端に加えられる。
比率演算回路RO2の他方の入力端には可変抵抗RNを
介して電圧V R(、が与えられている。
電圧VROは初期常温抵抗Roに対応した電圧を示すも
ので、これは外部から与えられ、Rt = Roで比率
演算回路RO2の出力が零になるように可変抵抗RNに
よって調整される。
比率演算回路RO2はRtとRoにRt−Ro 対応した信号を受けてt = K2 (K2
=常R。
数)の演算を行なう。
K2Rt ’ Roは初期常温まりR。
の温度上昇分で、この信号は可動コイル形指示計器Mに
加えられて検出、指示される。
この指示値より、抵抗素子REの温度上昇をこの抵抗素
子REに電流Iを供給している状態で検出することがで
きる。
第2図は比率演算回路RO1,RO2を含む本考案装置
の具体的回路図である。
第2図において、SHは第1図で示したシャント抵抗で
、このシャント抵抗に第1図で示した抵抗素子REに与
えられる電流■が供給され、SHの両端にはIに応じた
電圧V1が生じる。
IV、1. IV1□はそれぞれインバータで、IV1
1の出力端には−■□1の電圧が、IV1□の出力端に
は+V1□の電圧が生じるようになっている。
■は第1図で示した如く抵抗素子REに印加される電圧
である。
RO□は電流Iに対する電圧Vの比率V/Iを時分割的
に演算する演算回路で、積分器IG□と比較器C0M1
で構成されている。
積分器IG□は増幅器Ai□1と入力抵抗R111およ
び帰還コンデンサC111とで構成され、比較器C0M
1は入力抵抗Rcm□と帰還抵抗RC1□およびC−M
OS (ComplementaryMO3) ノナン
ドゲートNG、□とナントゲートNG1゜よりなるもの
である。
ナントゲートNG11には±Vcボルトの電源’!圧が
与えられている。
この電圧±Vcは電圧Vを直流・直流変換器CONによ
って得たものである。
Pcm□、PCl。
は積分器IG1とインバータIV1.を構成する増幅器
の入力回路を保護する保護回路AS□0.AS1゜はア
ナログスイッチである。
前記したインバータIV1□の出力端は抵抗Ri□2と
アナログスイッチAS、□を介してまたインバータIV
□2は抵抗Ri□3とアナログスイッチAS、を介して
それぞれ積分器IG、□の加算入力端に接続されている
アナログスイッチAS11.AS1゜はナントゲートN
G□□。
NG12の出力によって制御され、NGよ□、NG、2
の出力が“1゛のとき導通し、“0゛のとき遮断状態と
なるものである。
RNは第1図で説明した初期常温抵抗Roに対応した電
圧VROを得る回路で、入力端面とインバータIV21
.■V2゜からなっている。
入力端INには前記した直流、直流変換器CONで得ら
れる電圧十Vcが与えられ、インバータIV2□の入力
端にこの電圧が加えられる。
インバータIV21はその帰還抵抗IRFが可変抵抗で
できており、この可変抵抗を調整することによりIV2
.の出力端には初期常温抵抗Roに対応した電圧−VR
Oが得られ、インバータIV22の出力端には+VRO
が得られるようになっている。
Ro2は前記した第1の比率演算回路Ro工が出力する
Rtに対応した電圧■8、と初期常温抵抗Roに対応し
た設定電圧VROを受け、t=に2Rt−R。
Ro の演算を行なう第2の比率演算回路である。
比率演算回路RO2は積分器■G2と比較器C0M2で
構成されている。
積分器IG2は増幅器Ai2□と入力抵抗R12□およ
び帰還コンデンサC121とで構成され、比較器C0M
2は入力紙#C,,と帰還抵抗RC812およびC−M
OS (Com plementaryMO3)のナントゲー
トNG21とナントゲートNG2゜よりなるものである
ナンドゲートNG21には±Vcボルトの電源電圧が与
えられている。
この電圧±Vcは電圧Vを直流・直流変換器CONを介
することによって得たものである。
AS21.AS2□はアナログスイッチである。前記し
たインバータIV2□の出力端は抵抗R12,を介して
、また抵抗R123とアナログスイッチAS22を介し
て積分器IG2の加算入力端に接続されている。
また、インバータIV21の出力端は抵抗R12゜とア
ナログスイッチAS2□を介して積分器ICの入力端に
接続されている。
アナログスイッチAS21. ASzctナントゲート
NG21.NG22の出力によって制御され、NG21
.NG2□の出力が“1゛のとき導通し、66091の
とき遮断状態となるものである。
FLはフィルタ、Mは可動コイル形指示計器である。
このような構成の検出回路の動作を第3図の波形図を用
いて説明すると次の如くなる。
いま、比率演算回路RO1を構成する積分器IC□の出
力端、比較器COM□のナントゲートNG11の入力端
および出力端、ナントゲートNG1゜の出力端の電位を
図示の如くそれぞれe019 e14.e12? e1
3 (VRt)とするとともに、e13が“O“したが
ってe□2の電位が1“であるとし、また、Vsをナン
トゲートNG11のスレッシュホールド電圧とする。
アナログスイッチAS11. AS、2はその制御端子
に加えられる信号が°“1゛のとき導通するものである
から、上記の条件のとき積分器IG、には第1図で示し
た抵抗素子REに印加される電圧■によって抵抗R11
1を流れる電流j1□が与えられる。
また同時に積分器ICには抵抗R11゜に流れる電流1
1゜が供給される。
この電流112は第1図で示した抵抗素子REに供給さ
れる電流Iによってシャント抵抗SHに生じた電圧V1
をインバータIV11を介すことによって得たものであ
る。
正常な動作状態では過変調にならないようにli、、l
<Ili□21に選ばれているので積分器IG1が−1
1゜と11□を積分している期間、IGlの出力電圧e
1は第3図のイのT□の期間、IG工の出力電圧e。
1は第3図のイのT□期間で示す如く、一定の傾斜で増
加する。
そして、このT1の期間、電圧e11は抵抗Rc11と
RC1□の比で定まる傾斜で第3図口で示す如く上昇し
、その電圧がVsに達するとナントゲートNG12の出
力電圧813が°“1゛のレベルとなってe□□は急激
に上昇する。
積分器IG□の出力電圧も、の上昇はRc工、、 Rc
1□、 Vc、 Vsで定まる値で停止する。
そして、その後アナログスイッチAS12が導通し、積
分器IG1は今度は電流i□1とともに、インバータ■
2によって得られる正の極性の電圧+V工。
によって抵抗Rj13を流れる電流113を積分する。
このため、積分器IG、の出力電圧e。1は第3図のイ
のT2期間で示す如く、T工より急激な傾斜で下降する
積分器IG1の出力電圧e。1が負の方向に向いはじめ
ると電圧e1□も下がり、その値がVsになるとe1□
は急激に下降する。
このような第3図の口に示す波形の電圧e□1がナント
ゲートNG11に加えられるので、ナントゲートNG1
゜の出力端の重分、3は第3図の八に示す如く短波形と
なる。
このように積分器IG□の入力端には、第3図の八に示
す如く、T工の期間、第1図に示す抵抗素子REに印加
される電圧■とともに供給電流■に応じた負の極性の電
圧−Vllが与えられ、またT2の期間には電圧Vとイ
ンバーターV1□によって得られる正の極性の電圧十V
、2の和の電圧が与えられる。
積分器■G1はその入力端に与えられる一周期平均の直
流電圧が零になるように動作するので、下式(1)が成
立する。
なお、V工1.V□2をVlとする。
(■−V1)T1+(■+V1)T2=O・・・・・・
(1)ここでいま、電圧V1に対する電圧Vの比率をa
=v ””(2)但し、0
< a < 1 とおく。
そうすると、(1)式は(aVt Vt) TI +
(aVt +Vl) T2= 0 ””(3)となり T=旦(丁 ・・曲(4)2 1 +
a 1 の関係が得られる。
第3図ハで示す矩形波電圧813は比率演算回路RO2
を構成する積分器IG2に加えられる。
積分器IG2により電圧e13の平均値が求められるの
で、積分器IG2の入力抵抗R12,を流れる電流をi
21とすると、12□はT□、T2に関して、12t=
(T1−T2)/ (TI+T2) ・・・・
・・(5)で表わされる、(4)式と(5)式により、
x−(1−a)/(1+a) 121= l+(1−a/l+a) =2a/2=a ・・・・・・(
6)となる。
aは(2)式で定義したように、電圧■□に対するVの
比率である。
したがって、■を実施例の如く、第1図に示す抵抗素子
REに印加する電圧、■□を抵抗素子REに供給する電
流■に対応した電圧とするとaはa=に1■/11即ち
抵抗素子REのtoCにおける抵抗値Rtとなる。
次に、このように抵抗素子REのt℃の抵抗値Rtに対
応した電圧e13、即ちVH(が与えられている比率演
算回路RO2の動作について説明する。
なお、積分器IG2の出力端、比較器C0M2を構成す
るナントゲートNG2□の入力端および出力端、ナント
ゲートNG22の出力端の電位を図示の如くそれぞれe
C12,e21.e22.e23とするとともに、82
3が“0゛、したがってe2゜の電位が1゛であるとし
、また、VSをナントゲートNG21のスレッシホール
ド電圧とする。
インバータIV2゜の出力端には抵抗素子REの初期常
温抵抗Roに対応した電圧十VROが生じている。
アナログスイッチAS、 。As2゜はその制御端子に
加えられる信号が“1゛のとき導通するものであるから
、上記の条件のとき積分器IG2には電圧e13によっ
て抵抗R12□を流れる電流−14と、電圧−VROに
よって抵抗R122を流れる電流−122および+VR
Oによって抵抗R124を流れる電流+124の加算電
流が加えられる。
この場合、初期常温においてはl i2. lとl i
2. Iが等しくなるように抵抗IRFで調整され、積
分器IG2の出力が零になるようになっている。
電流−12,。+24を積分している期間、積分器IG
2の出力電圧は第4図のイのT1期間で示す如く一定の
傾斜で増加する。
そして、このT1の期間、電圧e2□は抵抗RC21と
RC22の比で定まる傾斜で第4図の口で示す如く上昇
し、その電圧がVsに達するとナントゲートNG2゜の
出力電圧e3が1゛のレベルとなってe2□は急激に上
昇する。
積分器IG2の出力電圧e02の上昇はRC21,RC
2□、VC9VSで定まる値で停止する。
そして、その後アナログスイッチAS2□が導通し、積
分器■G2は今度は電流−12□と+124とともにイ
ンバータIV2゜の出力によって抵抗R123を流れる
正の極性の電流刊。
3を加算積分する。このため積分器IG2の出力電圧e
2は第4図のイのT2期間で示す如く、T1よりゆるい
傾斜で下降する。
積分器IG2の出力電圧eQ2が負の方向に向いはじめ
ると電圧e2□も下がり、その値がVsなると621は
急激に下降する。
このような第4図口に示す波形の重分21がナントゲー
トNG21に加えられるので、ナントゲートNG22の
出力端の電圧823は第4図の八に示す如くの矩形波と
なる。
このように積分器IG2の入力端には、第4図の八に示
す如く、T1の期間、抵抗素子REの初期常温における
抵10に対応した電圧VROとt℃の抵抗値Rtに対応
した電圧VRLの差の電圧V(Rt−Ro)と、負の極
性の電圧−■8゜とが与えられる。
またT2の期間、積分器IG2の入力端には■(Rt−
Ro)と正の極性の電圧+VROとが与えられる。
積分器■G2はその入力端に与えられる一周期平均の直
流電圧が零になるように動作するので、V (Rt−R
o)をV2テ表わし、RoをV3テ表ワスと、下式(1
)が成分する。
(V2−V3)+(V2+V3)= o ・
・・・・・(1)ここでいま、電圧■3に対する電圧V
2の比率を一鬼 ・・曲(2) 3−■3 但し、0 < a < 1 とおく。
そうすると、(1)式は(aV3−V3)T1+(aV
3+V3)T2=0・・・・・・(3)となり、 T=辷3T ・・・・・・(4)’
2 1 + a 1 の関係が得られる。
第4図のハで示す矩形波電圧e3がフィルタFLに加え
られる。
フィルタFLにより電圧e4の平均値が求められるので
、フィルタFLに流れる電流をIFとすると、IFはT
1.T2に関して、 IF= (TI−T2) / (T1+T2)
・・・・・・(5)で表わされる、(4)式と(5)
式によりW=辷■1■封(6) 1+(1−a)l(1+a) =2a/2=a ・・・・・・(
6)となる。
aは(2)式で定義したように、電圧V3に対する■2
の比率である。
したがって、V2を実施例の如<V(Rt−Ro)とし
、V3をRoとすれば、Rt−R。
aは1/α、Ro となる。
ここで、αとRoは一定であり、Rtは第1図に示す抵
抗素子REのt℃の抵抗値であるので、フィルタPLに
流れる電流IFを求めることにより、抵抗素子REの温
度t1即ち、常温からの温度上昇を検出することができ
る。
電流IFは可動コイル形指示計器Mによって検知するこ
とができる。
この場合、抵抗素子REを例えばモータの励磁コイルと
すれば、本考案によればモータを動作させながらそのモ
ータの温度を指示計器Mによって検出することができる
なお、上述の実施例では抵抗素子REの温度上昇分につ
いて検出する場合を説明したが、温度上昇分ではなく、
温度の絶対値を検出したい場合には、Roを0°Cの時
のRtの値にすればよい。
また、抵抗素子REに代えて、専用の測温抵抗体を機器
の中に組込み、この測温抵抗体の温度上昇分を実施例の
ようにして検出すれば、機器の温度上昇分を検出するこ
とができる。
第5図は本考案に係る検出回路の他の実施例を示す電気
的接続図である。
第1図および第2図で説明した抵抗値検出回路は、供給
電流■を取り出す手段として直流電圧源SOと抵抗素子
RE間にシャント抵抗SHを直列に接続し、そのシャン
ト抵抗の電圧降下を利用するようにしているが、シャン
ト抵IHを接続するには回路を切断しなくてはならず、
面倒である。
第5図の回路はこの点を改良したもので、供給電流Iを
取り出す手段としてクリップ式変流器を使用し、回路を
切断することなく極めて簡単な操作で供給電流■に対応
した電流を取り出すことのできるようにしたものである
第5図の温度検出回路において、CLIはクリップ式の
変流器を用いた供給電流取り出し回路である。
なお、第5図の回路はこの電流取り出し回路CLIと、
比率演算回路RO1,RO2等よりなるものであるが、
比率演算回路RO□とRo2は第2図回路と全く同じで
あるので、第2図と同一符号を付してその部分の再説明
は省略する。
第5図の供給電流取り出し回路CLJにおいて、1は第
1図における直流電圧源SOと抵抗素子REを結線する
電線を示すもので、この電線1に第1図で説明した供給
電流■が流れる。
CLはクリップ式の変流器、Asは差動増幅器、ACは
増幅器である。
クリップ式変流器CLにおいて、COl。CO2はそれ
ぞれ半円環状のコアで、Y□、Y2はその分割端を示す
ものである。
コアCO工、CO2はいずれか一方の分割端(例えばY
□)がX−→X′方向に関口し、この分割端から供給電
流Iが流れている電線1をその内部にクリップすること
ができるようになっている。
gはコアCO工に形成されたギャップ、Hoはこのギャ
ップ内に配置されたホール素子、FNはコアCO1に巻
装された帰還コイルである。
ホール素子Hoの一方の電流端子は抵抗RHを介して直
流・直流変換器COHの+Vc電源端に接続され、他方
の直流端子はコモンに接続されている。
ホール素子Hoの電圧端子は差動増幅器ASの両入力端
に接続され、ASの出力端は増幅器ACを介して帰還コ
イルFNの一端に接続されるとトモにインバータIV□
□の入力端に接続されている。
コアCO1,CO2には電線1を流れる電流■によって
磁束Φが生じるが、帰還コイルFNはこれに供給される
電流IFによって磁束Φを打消す方向の磁束Φがこのコ
アCO1,CO2に生じるようになっている。
このような構成のクリップ式変流器を用いた供給電流I
の取り出し回路CLIにおいて、コアCO□、CO2に
よって電線1をクリップすることにより、コアCO1,
CO2には電線1に流れる供給電流Iに応じた磁束Φが
生じ、ホール素子Hoの電圧端子にはΦに応じた電圧が
生じる。
ホール素子Hoの出力電圧は差動増幅器ASに与えられ
、ASの出力電圧は増幅器ACによって増幅付勢された
のち、インバータIV1□に与られるとともに抵抗R3
を介して電流IfとなりコアCO1,CO2に巻装され
た帰還巻線FNに供給される。
この電流Ifによって帰還巻線FNはコアCO1,CO
2に供給電流Iによって生じる磁束Φを打消す方向の磁
束Φ′を生じ、この磁束Φ′は供給電流Iによる磁束Φ
と等しくなるまで増加する。
磁束ΦとΦ′力坪衡した時点で増幅器CAの出力電圧の
変化は停止腰このときの増幅器ACの出力電圧Viは第
1図に示す供給電流Iに対応したものとなり、この電圧
V□はインバータIV11に与えられる。
このような構成のクリップ式変流器を用いた第5図の回
路においては第1図および第2図の回路の特徴を具える
とともに、それに加えて供給電流取り出し手段が簡単に
なり、かつ電流側の電位が独立するので、回路構成が簡
単になる特徴がある。
以上説明したように、本考案の温度検出回路によれば、
機器内部の抵抗線に電流が流れている状態で、その機器
の温度上昇分を直接指示することができる。
機器の温度上昇を機器の運転状態のままで測定する装置
としては、例えば可動コイル形の比率計を用いる等、従
来より公知である。
しかし、可動コイル形の比率計を用いることは全体とし
て大形になり、かつ機械的に弱く、しかも高精度のもの
が得られない欠点を有する。
これに対して、本考案においては上記の説明から明らか
なように、比率演算を電子回路を用いて時分割的に行な
うように構成したのでIC化も可能で、比率計を用いた
従来の装置より小形で、かつ高精度のものが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の温度検出回路の原理的接続図、第2図
は本考案の温度検出回路の一実施例を示す電気的接続図
、第3図および第4図は第2図回路の動作を説明するた
めの波形図、第5図は本考案の温度検出回路の他の実施
例を示す電気的接続図である。 RE・・・・・・抵抗素子、ROl、RO2・・・・・
・比率演算回路、IG□、 IC2・・・・・・積分器
、C0M1.C0M2・・・・・・比較器、IV□1.
IV□2.I■21.IV22・・・・・・インバータ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)測温抵抗体又は温度係数を有する抵抗体に供給さ
    れる電流Iに対応した電圧が印加される従属接続された
    一対のインバータ、前記測温抵抗体又は温度係数を有す
    る抵抗体に印加される電圧Vおよび一対のスイッチによ
    って断続された前記一対のインバータの出力電圧を積分
    する積分器、第1と第2のナントゲートの出力端を抵抗
    を介して第1のナントゲートに接続してなり、前記積分
    器の出力端に抵抗を介して接続されたヒステリシスをも
    つ電圧比較器よりなり、前記第1と第2のナントゲート
    の出力によって前記一対のスイッチを交互に断続させる
    ことにより温度t’cにおける前記抵抗体の抵抗値Rt
    に対応した電気信号を得る第1の比率演算回路、 初期常温における前記抵抗体の抵抗値Roに対応した電
    圧を発生する第1のインバータとこのインバータの出力
    端に接続された第2のインバータ、前記第1の比率演算
    回路の出力電圧と第2のインバータの出力電圧および一
    対のスイッチによって交互に断続された前記第1、第2
    のインバータの出力電圧とを積分する積分器、第1と第
    2のナントゲートの出力端を抵抗を介して第1のナント
    ゲートに接続してなり前記積分器の出力端に抵抗を介し
    て接続されたヒステリシスをもつ電圧比較器よりなり、
    前記第1と第2のナントゲートの出力によって前記一対
    のスイッチを交互に断続させることにより温度t℃に対
    応した電気信号を得る第2の比率演算回路、 および、この第2の比率演算回路の出力を指示する指示
    計器よりなる温度検出回路。
  2. (2)前記供給電流Iに対応した電圧を得る手段として
    シャント抵抗を用いたことを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の温度検出回路。
  3. (3)前記供給電流Iに対応した電圧を得る手段として
    クリップ式の変流器を用いたことを特徴と範る実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の温度検出回路。
JP13722082U 1982-09-10 1982-09-10 温度検出回路 Expired JPS6042348Y2 (ja)

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JPS6042348Y2 true JPS6042348Y2 (ja) 1985-12-26

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JP13722082U Expired JPS6042348Y2 (ja) 1982-09-10 1982-09-10 温度検出回路

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JP (1) JPS6042348Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021043035A (ja) * 2019-09-10 2021-03-18 日立金属株式会社 磁歪式センサ用温度検出回路、磁歪式センサ、及び磁歪式センサの温度検出方法

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JP2021043035A (ja) * 2019-09-10 2021-03-18 日立金属株式会社 磁歪式センサ用温度検出回路、磁歪式センサ、及び磁歪式センサの温度検出方法

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Publication number Publication date
JPS58120941U (ja) 1983-08-17

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