JPS6042295B2 - 繊維糸形成機械および移行ユニツトの複数の操作に関するデ−タ−を得る装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は繊維系形成機械および移行ユニットの複数の操
作に関するデーターを得る装置に関する。

例えば米国特許第３４８６３１９号明細書に記載のよう
に、紡糸機および撚糸機の如き繊維系形成機械の糸切れ
状態を検出する装置を設けることにより繊維糸ストラン
ド製造操作における操作効率を向上することが従来提案
されている。

前記米国特許明細書においては、繊維系形成機械に沿う
スピンドル場所に沿沿つて検出装置を移動させかつ検出
装置の応答を自動データー処理装置に送るようにしてい
る。

繊維系形成装置に沿うスピンドル場所を通過するかかる
検出装置の移行は前記検出装置を装着した移行ユニット
および繊維系形成機械の操作に関するテーターを集積し
処理する機会を提供することが認められている。

前記米国特許明細書に記載のものは、一台の繊ノ組糸形
成機械に沿つて検出装置を移行させる間に検出された糸
切れ数を移行ユニットに装着された計数装置によつて計
数し、糸切れ数が所定数（例えば６本）に達した時に計
数装置の可動対接装置を突出させて繊維系形成機械の端
部に位置するスインチ装置を作動させるようにしている
。

かかる構成では特定の繊維系形成機械における糸切れ数
が前記の所定数以上でであつたか以下であつたかを知る
ことができるだけでその繊維系形成機械で発生した糸切
れの正確な数とか糸切れを多数する特定のスピンドル場
所とかいつた詳細な情報を知ることができない。これで
は糸切れに対してきめ細かな対応策を迅速に講じること
はできない。更に、自動データー処理装置の容量は従来
技術によつて提供されるデーターの処理を遥かに越えて
おり、自動ゼーター処理装置の処理能力を有効に利用す
ることが望まれている。以上に鑑み、本発明の目的は操
作応答装置を備えた移行ユニットを繊維系形成機械のス
ピンドル場所に沿つて移動させて前記繊維系形成機械お
よび移行ユニットの複数の操作の状態を感知し、感知し
た操作の状態を示す信号を直ちに発生してデーター処理
装置に伝達し、このデーター処理装置において前記の信
号からの各操作の状態を時々刻々解読するようにした装
置を提供することによつて、データー処理装置の処理能
力を有効に利用しつつ前記操作に対して適切な措置を早
期に講じうるようにすることにある。

本発明の目的の一部を述べたが、他の目的は添付図面に
ついて考察すれば記述の進むにつれて明らかになろう。

図面を参照するに、本発明は、糸が一台以上の繊維系形
成機械に沿つて平常形成されるところのスピンドル場所
を通過し、またある操作に応答する装置を有する移行ユ
ニットに、移行ユニットか．ら出るデーターを実質的に
連続的に送信し処理する装置を組合わせた情況において
開示される。本発明のある応用において好適とされる図
示の形態では、移行ユニットおよびこれに担持された一
つの操作応答装置はそれぞれ移行クリーナー１０、およ
びこの移行ニユーマチツククリーナー１０から垂下した
感知ヘッド１１内に装着された光電子倍増管てある。感
知ヘッドを担持した移行クリーナーのかかる組合せは米
国特許第３５２３４１３号に詳述されており、本発明の
理解に必要とされる・移行クリーナーおよび感知ヘッド
についてのかかる詳細は上記米国特許を参照してここに
組入れられる。移行クリーナー１０は本発明と共通して
所有される米国特許第３３０４５７１号に開示された第
四実施例と実質的に同じにするのが好ましい。しかし、
本発明は、データーが送信される移行ユニットは必ずし
も移行クリーナーにする必要がなく、自動糸継ぎ装置ま
たは同類物の如き、ある操作に応答する装置を含んだ任
意の移行ユニットになすことをも意図する。概述するに
、本発明は移行ユニットおよびこれに担持された操作応
答装置と操作応答装置により監視される操作に関するデ
ーターのビツトストリノームを通信し処理する装置を組
合わせたものに関する。

かかる組合せは、本発明によれば、移行ユニットと共に
動きかつ操作応答装置に連動された、監視される操作の
感知された状態に関連したバイナリ−ワード信号を符号
化する装置を含む。−また、この組合せは符号化および
送信装置に連絡した、送信バイナリー信号を受信するた
めかつこれから監視される操作の対応状態を解読するた
めの装置を含んている。第１図の構成図において、移行
クリーナー１０上にこれと共に動くように装″着された
素子は操作応答装置２０，２１、これに連動されたワー
ド符号器２２、およびワード符号器２２により符号化さ
れた信号を送信する送信器２４を含んでいる。送信器２
４により送られるワード信号は後で詳述する如く受信器
２５により受信されかつワードコンバーター２６により
処理される。本発明では繊維系形成機械およびこの繊維
系形成機械のスピンドル場所に沿つて移動する移行クリ
ーナー１０の如き移行ユニットの複数の操作を検出する
。

そのために、複数の操作応答装置が前記移行ユニットに
装着される。図示の実施例においては、二つの操作応答
装置２０，２１が設けられており、第一の操作応答装置
２０は繊維系形成機械の操作に応答し、第二の操作応答
装置２１は移行ユニットの操作に応答する。更に具体的
には、図示の実施例においては、米国特許第３５２３４
１号に開示された方法および装置と両立して、操作応答
装置２０（第３図）は繊維系形成機械１２に沿うスピン
ドル場所における糸の形成を監視し、また操作応答装置
２１（第４図）は紡糸機１２に沿う移行クリーナー１０
の運動の開始を合図し、これにより特定の紡糸機に沿つ
て形成される糸の監視が始まることを表示する。これら
の目的で、操作応答装置２０，２１は後述の電気回路素
子を含む。前述の如く、移行クリーナー１０から垂下し
た感知ヘッド１１内に光電子倍増管３０が装着されてい
る（第２図、第３図）。光電子倍増管３０はキャパシタ
Ｃ１および設定点ポテンシヨンメーターＰ１を介して増
幅器３１へ結合されている。糸が存在するスピンドル場
所を光電子倍増管３０が通過するときに増幅器および一
対のパルス整形トランジスターＴＲｌ，ＴＲ２により、
パルス信号が導体３２に現われる。導体３２におけるパ
ルス信号の出現により距離カウンター３４をリセットす
るがこの距離カウンターは後述の如く操作応答装置中で
論理回路の一部として機能する。距離カウンター３４は
移行ユニットパルス発生器３５、好ましくは回転信号装
置から出るパルスを受信しカウントする。

この装置を移行ニユーマチツククリーナー１０のアイド
ラーホィール軸３６へアイドラーホィール軸３８を介し
て接続することにより、移行クリーナー１０を支持した
軌道１４に沿うアイドラーホィール３６の運動は軸３８
の回転運動を表示する信号装置によりパルスを発生する
ことになる。装置から直線距離カウンター３４へ入るパ
ルス列を選択することにより、直線距離カウンター３４
に受信されるパルスは所定の態様でアイドラーホィール
３６の回転に関連せしめられる。しかして移行ユニット
パルス発生器３５は運動信号装置として機能する。移行
ユニットパルス発生器３５から直線距離カウンター３４
へのかかるパルス受信により、糸が平常形成されるとこ
ろの紡糸機１２に沿う隣接スピンドル場所間の距離に関
して所定の関係が確立される。

しして、例えばスピンドル場所が３インチゲージの場合
、第一のスピンドル場所が監視される位置から第二の隣
接したスピンドル場所が監視される第二の位置へ光電子
倍増管３０が動く間に３（１）個のパルスを移行ユニッ
トパルス発生器３５から直線距離カウンター３４へ送る
ことができる。光電子倍増管のかかる運動中、直線距離
カウンター３４は３（１）個のパルスをカウントし、ま
たパルスが導体３２を通ると、ゼロにリセットされて次
のカウントを開始する。光電子倍増管３０が糸切れの生
じたスピンドル場所を通過するときの如く直線距離カウ
ンター３４が導体３２におけるパルスの出現によりゼロ
にリセットされない場合、距離カウンター３４は移行ユ
ニットパルス発生器３５から出るパルスをそのまま依然
としてカウントする。

次いでカウントがスピンドル場所のゲージ距離に関連し
た数よりも大きい所定の数例えば３１０に到達すると、
パルス信号が距離カウンター３４から第一の出口ゲート
３９を通る。第一の出口ゲート３９を通るパルスは二つ
の目的を達成するために導体４０に現われる。第一の目
的は出力パルスを糸切れ信号１オアョゲート４１に通し
て導体４２に出現させることである。導体４２における
パルスの出現は距離カウンター３４をリセットし、また
後で詳述する如くワードの符号化のために送られる。第
一の出口ゲート３９を通じて導体４０に現われるパルス
はまた一対の相互接続されたゲート４４，４５により形
成されたフリップフロップをもセットして１アンドョゲ
ート４６に持続信号を与える。二つの隣接したスピンド
ル場所で糸切れが生じた場合、再び距離カウンター３４
は光電子倍増管３０からの導体３２におけるパルスの出
現によりリセットされえないようになる。次いで、距離
カウンター３４におけるカウントが紡糸機１２のゲージ
距離に関係したパルスの数（本例では３００）に到達す
ると、第二の出口ゲート４８がパルスを距離カウンター
３４から０アンドョゲート４６へ通す。ゲート４４，４
５により形成されたフリップフロップからの持続信号お
よび第二の出口ゲート４８を通るパルス信号がゲート４
６に出現すると、パルスが１オア．ゲート４１を通つて
出力導体４２に現われる。しかして、糸切れの生じた相
続くスピンドル場所の認識を継続する際に累積誤差が生
じない。また、導体３２，４２のいずれかに現われるエ
ンドアップまたはエンドダウン（エンドダウンとはここ
にいう糸切れ）を表示するパルスはＲ／Ｓフリップフロ
ップ４９へ付与され、かくして導体３２，４２のいずれ
かにパルスが発生するたびごとに所定のパルス信号を導
体５０に与える。

後で更に詳述する如く、かかるパルスに監視される操゛
作の状態に関係したバイナリ−ワード信号を発生する際
にワード符号器２２に関連して用いられる。第二の操作
応答装置は第４図に略示した形態のものにすることがで
き、この図においてレトロ反射面５１が紡糸機１２の一
端に隣接して位置している。

ランプ５２、前方反射部材５４およびホト抵抗器５５は
ホト抵抗器による視野およびランプによる照明の共方向
性視野がレトロ反射スポット５１へ向けられたときにホ
ト抵抗器５５の抵抗が変動するように構成されている。
ホト抵抗器５５の値のかかる変動は、パルス整形トラン
ジスターＴＲ３，ＴＲ４を通じて付与されると、紡糸機
１２のトラバースの開始を表示する出力パルスを導体５
６に生ぜしめる。しかして、第４図の操作応答装置は紡
糸機上への移行ユニットの運動が開始したことを表示す
るための装置として機能する。この開示を明瞭にするた
めに操作応答装置の二つの特定例を挙げたが、本発明は
広範囲の操作を感知し監視することを意図する。この意
図に従い、本発明の組合せに適用される操作応答装置は
所要のまたは満足とされた任意の形態をとりうる。本発
明によれば、前述の回路の操作に従い、導体４２，５６
にパルスとして現われる如き複数個のデータービット信
号がワード符号器２２に受信され、単一のマルチブルビ
ットワードに直列に配列される。

対応する複数個の監視される操作に関連した複数個のデ
ータービット信号を受信しそのように配列する装置は第
５図に略示した如くである。図示の如く、複数個のフリ
ップフロップ６０，６１，６２，６３は対応する複数個
のデータービット信号を受信するよう並列に配置され、
また信号通過装置の一部として機能する。例えば、第一
のフリップフロップはスピンドル場所における糸切れを
表示するデータービット信号を受信するために、第３図
に示した操作応答装置の導体４２へ接続できる。同様に
、第二のフリップフロップ６１は紡糸機１２上への移行
ニユーマチツククリーナー１０の運動に関連したデータ
ービット信．号を受信するために、第４図に示した操作
応答装置の導体５６へ操作接続できる。第三および第四
のフリップフロップ６２，６３は他の操作応答装置（図
示せず）へ操作接続できる。理解される如く、フリップ
フロップ６０，６１，６２，６３に・より設けられる複
数個の並列した信号通過装置は並列したデータービット
信号を受信し、またこれからマルチプルビットバイナリ
ーワード信号の符号化のために、符号器２２はデーター
ビット信号を直列にシフトしかつこれにより対応する複
数個のビットを単一のワードに直列に配列するための装
置を含むのが望ましい。好ましくは、フリップフロップ
６０，６１，６２，６３はＲ／Ｓフリップフロップとし
て知られた型のものである。図示の形態では、かかる信
号シフト装置はＲ／Ｓフリップフロップ６０，６１，６
２，６３にこれへデータービット信号を移送するために
操作接続されたＪ−Ｋフリップフロップ７０，７１，７
Ｊ２，７３の構成を含む。フリップフロップ６０からフ
リップフロップ７０への如くＲ／Ｓフリップフロップか
ら対応するＪ−Ｋフリツプフロツプヘデータービツト信
号が通ると、通されたデータービット信号はクロックパ
ルスがＪ−Ｋフリップフロップへ付与されるに至る時期
までＪ−Ｋフリップフロップ中に保持されることが理解
されよう。このように所望のデータービット信号をＪ−
Ｋフリップフロップ中に維持することはデータービット
信号を交代に直列にシフトできるのみならずこ゛のよう
に符号化された単一のワードの送信ご反復できるという
利点が得られる。Ｊ−Ｋフリップフロップ７０，７１，
７２，７３に存在するデータービットは複数個の１アン
ドョゲート８０，８１，８２，８３を通じて直列に送信
され、これら１アンドョゲートは直列配列カウンター９
０から信号を受信し、また、直列に配列されたマルチプ
ルビットバイナリーワードの形成にあたり三個の１オア
ョゲート８５，８６，８７に関連して操作する。カウン
ター９０は発振器９１から所定周波数のパルスを供給さ
れ、かかるパルスを１柵ずつカウントする。ゼロないし
９の個々のカウントがカウンター９０に現われると、ゲ
ート８０，８１，８２，８３，８５，８６のうちの対応
するものがカウンター９０から受信を受信し機能する。
即ち、カウント８において、第一のＪ−Ｋフリップフロ
ップ７０の操作接続されたアンドゲート８０へカウンタ
ー９０からの信号が送られる。Ｊ−Ｋフリップフロップ
７０からのデータービット信号およびカウンター９０か
らのパルス信号が１アンドョゲート８０に現われると、
データービット信号が１アンドョゲート８０を通つて増
幅器９２へ入り、後て詳述する如く送信器２４へ操作接
続された出力導体９４に出力として現われる。カウンタ
ー９０におけるカウント９の如き他のカウントにおいて
、タイミングまたはデーター分離パルス信号が１オアョ
ゲート８６の如き０オアョゲートの一つへ入り、１オア
ョゲート８７および増幅器９５を通り、後で詳述する如
く送信器２４へ接続された出力導体９６に現われる。カ
ウンター９０におけるカウントの各サイクル中に、ｍ個
のデータービット信号が送信器２４へ入るために出力導
体９４または出力導体９６へ現われる。

これらの２個の出力導体に直列に現われる榎個のビット
信号のうち、４個はＲ／Ｓフリップフロップ６０，６１
，６２，６３を通つた信号てあり、かくしてこれへ接続
された操作応答装置により監視されている操作状態を反
映する。マルチプルビートワードの残り６個のビットは
送信器２４と受信器２５との間の送信と受信の精度をチ
ェックする手段を提供するため、また展開が所望される
場合に送信されたデータービットを更に展関する手段と
して主として含まれている。理解される如く、カウンタ
ー９０による各ｍ個のカウント中、１Ｃ＠のデータービ
ット信号（操作状態を示す複数のデータービット信号を
含む）が所定の順序で連続的に送信器２４へ通され受信
器２５へ伝達される。本発明によれば、ワードの精確な
送信と受信に対する付加的な助けとして、符号化された
ワードの送信を所定の回数だけ反復する装置が設けられ
る。

図示の形態では、この装置は直列配列カウンター９０へ
およびクロックシフトゲート９８へ操作接続された送信
カウンター９７を含む。クロックシフトゲート９８はＲ
／Ｓフリップフロップ６０，６１，６２，６３からＪ−
Ｋフリップフロップ７０，７１，７２，７３へのデータ
ービット信号の移送を支配しかつ次のマルチプルビット
バイナリーワードの送信の態勢にあることを表示する信
号に応答するマルチブル入力１アンドョゲートである。
更に詳細にはクロックシフトゲート９８の入力側のうち
４個は各種の操作応答装置が監視される操作の状態を合
図する態勢にあるということを表示する入力を受取る。
クロックシフトゲート９８の他の一つの入力側は先に送
信されたワードが所定の回数例えば４回反復されたこと
を表示するパルス信号を受取る。すべての操作応答装置
が監視される操作の状態を感知し報告したということ、
および先行するワードの送信が４回反復されたというこ
とを表示する信号がクロックシフトゲート９８の入力側
に現われると、クロックパルスがＪ−Ｋフリップフロッ
プ７０，７１，７２，７３へ送られこれへＲ／Ｓフリッ
プフロップに現われるデータービット信号を移送する。
クロックシフトゲート９８から発せられる同信号は適当
な遅延ライン装置に通されるとＲ／Ｓフリップフロップ
６０，６１，６２，６３へ付与され、操作応答装置によ
る操作の次回の監視を見越してこれらのフリップフロッ
プをリセットする。ワード符号器２２により符号化され
たマルチブルビットワードを移行ニユーマチツククリー
ナー１０から送信するために、送信器２４が移行ニユー
マチツククリーナー１０に装着されかつ符号器２２の出
力導体９４，９６へ操作接続されている。

好ましくは、送信器２４はパワー導体を介して信号を送
る技術に精通した者に知られた型の周波数変調送信器で
あり、故に、ここには詳細しない。参考として、かかる
送信器の一つとしては米国ペンシルバニア州１５２０く
ビツツバーク市メアリーストリート２０１幡地のマーシ
ヤルエレベイターコンパニーのマーシヤル電子部から入
手できるＦＳＯ−３１叩型送信器がある。典型的にはか
かる送信器は抑圧無線周波数搬送波を発生する装置およ
び所定の周波数増分だけ抑圧搬送周波数から上下にシフ
トされた上下の側波帯周波数を発生する装置を含む。本
発明において、ワード符号器２２の２本の導】体のうち
の１本に現われる信号は送信器を上側波帯周波数に対し
て周波数シフトキーイングするのに用いられ、また他方
の導体に現われる信号は送信器を下側波帯周波数に対し
て周波数シフトキーイングするのに用いられる。

直列に配置されたマ７ルチプルビツトバイナリーワード
は上下側波帯周波数へのかつこれからの所定のパターン
のシフトとして送信装置２４から送信され、かつかかる
周波数シフトの持続ビットストリームの一部として現わ
れる。上側波帯周波数の如き一側波帯周波数フへのシフ
トのシーケンスは１オアョゲート８５，８６，８７を介
してカウンター９０から通されるビット信号により確立
された所定のサイクルにあり、また他方の側波帯周波数
へのシフトは、もし存在するとすれば、送信用０アンド
ョゲート８０，８１，８２，８３を通るデータービット
信号を現わす。好ましくは、ワード符号器２２によりバ
イナリ−ワードシグナルの符号化に応答して送信器２４
から出た上下側波帯信号は移行クリーナー１０の運動経
路に沿つて延びたトロリー導体へ結合されることにより
移行ニユーマチツククリーナー１０から送信される。

更に詳細には、移行クリーナーの駆動を駆動するモータ
ーの電力は軌道１４（第６図）内に装着されたトロリー
導体１５Ａ，１５Ｂ，１５Ｃを介して供給される。これ
らの導体には移行クリーナーのモーター具備キャリッジ
部分から垂下したトロリーシユーが係合している。トロ
リー導体１５Ａ，１５Ｂ，１５Ｃに沿つて動くトロリー
シユー１６と送信器２４との間に延びた適当な導体１０
０，１０１により、送信器から出る信号がトロリー導体
に結合される。かくの如くトロリー導体へ結合されたバ
イナリ−ワード信号を含む送信されたビットストリーム
は一般のデーター処埋設備またはコンピューター室に最
も近い軌道の場所の如き軌道１４に沿う任意の場所で受
信される。

かかる点に、受信器２５がトロリー導体１５Ａ，１５Ｂ
，１５Ｃへこの間を延ひた適当な導体１０２，１０３に
より操作結合されており、トロリー導体に運はれる側波
帯周波数を受取る。受信器は側波帯周波数の送信を検出
しこれによりバイナリ−ワード信号を含むビットストリ
ームの送信を検出するための周波数シフト検出装置を含
んでおり、また適当な送信器の源として前述された源に
より適当な送信器が提供さ、れる。好ましくは上側波帯
を送るための送信器２４の周波数シフトキーイングは上
側波帯出力導体１０５における信号パルスを受信器２５
から発することになり、下側波帯信号を受信することは
下側波帯出力導体１０６における同様のパルスを生！じ
ることになる。後述の如く、出力導体１０５，１０６に
おけるビット信号の出現は入来するマルチブルビットワ
ードの確認および受信ワードをコンピューターまたは他
の中央処埋設備により更に処理するように準備すること
を保証するために特４定の態様でビットストリームを解
読するのに採用される。更に詳細には、送信器２４の下
側波帯周波数シトキーイングはパルスを入来１アンド．
ゲート１０８に通し、導体１１５を介して第一のＪ−Ｋ
フリップフロップの一人力端子へ指向することになる。

実質的に同時に、インバート増幅器１１６を信号が通る
ことに基因する入来信号に対する補数が導体１１８を介
して第一の入来Ｊ−Ｋフリップフロップ１１０Ａの他端
子に提供される。第一の入来信号フリップフロップ１１
０Ａはかくして入来マルチブルビットワードの第一のデ
ータービット信号に関連した状態になる。典型的には監
視される操作の状態に関連した信号よりもむしろクロッ
クパルスである次のビット信号を受信すると、パルスが
禁止ゲート１１９を介して導体１０５を通り、シフト信
号導体１２０に現われる。第一のバンクの入来信号Ｊ−
Ｋフリップフロップ１７１０Ａ，１１０Ｂ，１１０Ｃ，
１１０Ｄへ操作接続されたシフト信号導体は第一のＪ−
Ｋフリップフロップ１１０Ａに貯えられたデータービッ
ト信号を第二のＪ−Ｋフリップフロップ１１０Ｂへシフ
トし、かくして第一のフリップフロップによりノ直列マ
ルチブルビットワードの第二のデータービットワードを
受取る態勢にする。クロックパルスおよび情報担持信号
をこのように交互に送信することにより、下記の如く送
信されたマルチブルビットワードに含まれた４種のデー
タービット信号を第一のバンクのＪ−Ｋフリップフロッ
プへ直列に送出することができる。第５図に関するマル
チブルビットワードの符号化についての上記の開示から
判る如く、直列配列カウンター９０における三つのカウ
ントに要する時間が与えられる。

相続く三つのパルス信号が上側波帯出力導体１０５に現
われると、三つのパルスが現われる間に経過する時間が
完全なワードを送る如きものであるということを積分器
１２１が判別する。このとき積分器１２１は相続く並列
バンクのフリップフロップへ操作接続された並並列シフ
ト導体１２２へパルス信号を発する。フリップフロップ
１１０Ａ，１１０Ｂ，１１０Ｃ，１１０Ｄの状態は次の
隣接するバンクのフリップフロップ１１１Ａ，１１１Ｂ
，１１１Ｃ，１１１Ｄのうち対応するものへシフトされ
る。データービットのかかる直列受信およびワードの並
列シフトは送信されたワードが４回反復されかつ処理装
置に採用されたバンクのＪ−Ｋフリップフロップが満た
されるまで継続する。かかる状態において、データーの
正しい送信はシリーズ１１０，１１１，１１２，１１３
中の対応する１Ａョフリツプフロツプの同一状態をチェ
ックかつ対応するＢ，Ｃ，Ｄフリップフロップの同一状
態を同様にチェックすることにより処理装置へ接続され
たコンピューターにより決められる。

もしデイスアグリーの事態が発見されると、コンピュー
ターは受信されたワードを送信に際し誤つたものとして
無視する。もしワードがバンクのフリップフロップ全体
にわたりアクリーするものと判明すれば、ワードは受入
れられてコンピューターの記憶装置へゲートされ引続い
てレトリーパル（Ｒｅｔｒｉｅｖａｌ）また統計的解析
のためのデーター処理が行なわれる。適当なプログラミ
ングにより、コンピューターはバンクのフリップフロッ
プの内容を比較し、含まれたどのワードが真であるかに
ついて多数決を行なう。例えば、シリーズ１１１，１１
２におけるものの如き二組のフリップフロップがワード
にアクリーし正しい形態で含む一方、他のものが他のシ
リーズにおけるフリップフロップにアクリーしない誤つ
たワードを含めば、シリーズ１１１，１１２に見出され
るワードは正しくワードを受入れかつゲートしてよいと
いう判定に達する。このように本発明によれば繊維系形
成機械および移行ユニットの操作が時々刻々送信器２４
から受信器２５へと伝達される。

伝達された情報はコンピューターの如きデーター処理装
置に記憶されて必要な時に必要な情報を提供する。コン
ピューターに情報を記憶させるには例えば、コンピュー
ターに各スピンドル場所に対応するアドレスを設け、距
離カウンター３４と同様の第二の距離カウンター，を設
けこの第二の距離カウンターによつて各スピンドル場所
でパルスを発生するようにしておく。先に述べた如く、
移行クリーナー１０が紡糸機１２のトラバースを開始す
る時、第二の操作応答装置２１から信号が発生されるが
、この信号をコンピューターに送つて、受信器２５によ
つて最初に受信される第一のマルチブルビットワード（
これは第一のスピンドル場所に対応する）をコンピュー
ターの第一のアドレスに記憶すべきことを指令する。か
くして第一のマルチブルビットワードは第一のスピンド
ル場所に対応する、コンピューターの第一アドレスに記
憶される。次いで第一のスピンドル場所で前記第二の距
離カウンターからパルスを発生させるように第二の距離
カウンターを設定しておけば、このパルスをコンピュー
ターに送り、受信器２５によつて次に受信される第二の
マルチブルビットワード（これは第二のスピンドル場所
に対応する）はコンピューターの第二のアドレスに記憶
すべきことを指令することができる。このように、マル
チブルビットワードと前記の第二の距離カウンターから
のパルスを交互にコンピューターに送ることにより、各
スピンドル場所において送信されるマルチブルビットワ
ードはコンピューターの、各スピンドル場所に対応する
アドレスに順序正しく記憶される。各マルチブルビット
ワードは複数の操作応答装置に対応する複数のデーター
ビット信号を含むが、これらのデータービット信号はフ
リップフロップ１１３Ａ，１１３Ｂ，１１３Ｃ，１１３
Ｄに記憶された情報を順次読取ることによりコンピュー
ターの各アドレス内の複数の記憶位置のうちの特定の位
置に記憶させることができる。このようにして、コンピ
ューターは各スピンドル場所ごとに対応するアドレスに
マルチブルビットワードを順序正しく、かつ各マルチブ
ルビットワードに含まれる複数のデータービット信号を
各アドレス内の所定の記憶位置に記憶することができる
。

これに併せて時間信号コンピューターに記憶させておけ
ばコンピューターに適当な指令を入れることにより、例
えば過去１時間あるいは２４Ｔ３！間といつた所望の時
間の間における特定の紡糸機゛における糸切れの総数と
か、ある本数の糸切れを生じたスピンドル場所の指示と
か、特定のスピンドル場所における糸切れの数とかいつ
た情報をコンピューターからプリントアウトしたり、コ
ンピューターに接続したテレビジョン受信機に映し出し
たりすることができる。このようにして得られる情報は
操作応答装置からの信号が時々刻々と伝達されるため、
常に更新されており、従つて、常に最新の情報を知るこ
とができる。かかるコンピューターの利用法は所謂ソフ
トウェアに属するこノとであつて、他にも種々な利用法
が可能であるが、これにより例えば紡糸機の糸切れ状態
を適確に知り、それに対するきめ細かな処置を迅速に講
することができる。例えば４０噌のスピンドルからなる
紡糸機の糸切れが零であることがプリントアウトされれ
ばその紡糸機のニユーマチツク・クリアラー（糸切れが
あつた時にドラフト装置のフロントローラーから出るロ
ーピングを吸引してローピングが周囲の回転軸に巻付い
たりするのを防止する装置）を停止して省エネルギーを
図つたり、移行クリーナー１０がその紡糸機を通過する
たびに常に不特定の錘で１本乃至３本といつた少ない数
の糸切れしか生じていない場合はそのまま運動を続ける
が、４本乃至８本と多くなつてくると糸切れの原因と考
えられるリング、トラベラー等をその紡糸機の全ての錘
について交換するとか、あるいは常に特定の錘にしか糸
切れが生じていない場合にはその錘だけを一時停止して
点検し、不備な部品の交換をしたりスピンドルの位置を
調節したりというようなきめ細かな対応策がとれるので
ある。かかる対応策は本発明のように時々刻々情報を送
ることによつて始めて可能になるのであつて、単にある
紡糸機の糸切れが何本以上あるいは以下であつたかしか
知ることのできない従来技術（例えば米国特許第３４８
６３１９号明細書）では不可能である。コンピューター
への情報の記憶の制御は種々な方法で行なうことができ
、例えば前記の第二のカウンターからのパルスを使用す
る代りに、先に説明したクロックシフトゲート９８から
発生されてＲ／Ｓフリップフロップ６０，６１，６２，
６３に付与されるリセットパルスを使用することもでき
る。

以上から明らかなように本発明によれば、繊維系形成機
械および移行ユニットの複数の操作状態．に関するデー
ターがデーター処理装置へ時々刻々伝達され、データー
処理装置の処理能力を有効に利用して前記操作（状態が
時々刻々解読され、かくして前記操作）に対して適切な
対応策（例えば糸切れに対する対応策）を迅速かつきめ
細かに講！することができる。

トロリー導体を介するワード信号の送信および受信につ
いての上記開示に関し、これは本発明の好適実施例とし
て注目されるべきである。

しかし、本発明はかかる送信および受信を各種の他のく
装置の選択により行なえるものと考える。他の例として
、かかる送信と受信は無線周波数送信により、またはパ
ワー導体としてではなく信号導体として用いられるトロ
リーへ直流信号を結合することにより、あるいは移行ユ
ニットの頂部に設けたランプまたは同類物から出る光の
変調により行なうことができる。これら三つの例におい
て、受信は同調されたラジオ受信器により、または信号
トロリー導体への結合により、あるいは移行ユニットの
上方になるよう部屋の天井に隣接して装着されたホト感
知により行なわれよう。移行ユニットの頂部に設けたラ
ンプを送信器として使用、部屋の天井に隣接して装着さ
れたホトノ感知器を受信器として使用する場合には、移
行ユニットは繊維系形成機械に沿つて移動するものであ
るから、ランプは移行ユニットの移動範囲のどの位置に
あつてもホト感知器を照射しうるように照射範囲を広く
したり、あるいは、移行ユニットの経路に沿つて複数個
のホト感知器を配列する等適当な手段を講することが必
要になるであろう。

送信すべきマルチブルビットワードは例えばランプに印
加する電圧を変化させて、その輝度や照度を高、低の二
つのレベルの間に切換えることにより形成することがで
きる。ホト感知器はランプから発射される光の波長に応
答するようにするのが好ましい。また本発明では送られ
る情報をバックするために、送信されるワード信号を所
望のディジタルコーディング技術に従つてアッセンブリ
ーすることもできる。

例えば、選択されたディジタルコーディングに応じて、
三つのビット信号をコードして三つの情報あるいは七つ
の情報を送ることができる。更に、送信されたすべての
ビット信号がデーターを表わしうるよう、データータイ
ミングまたは分離ビット信号を除去できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の装置の構成図、第２図は本発明の一形
態の組合せにおいて採用される如き移行ユニットおよび
繊維系形成機械の端面図、第３図は第２図の移行ユニッ
トと共に動きかつ繊維機械および移行ユニットのある種
の操作に応答する装置の電気回路図、第４図は第２図の
移行ユニットと共に動く第二の操作応答装置を示すもの
で第３図と同様の略図、第５図は本発明の一形態におい
て組入れた符号装置の略図、第６図は第２図の移行ユニ
ットと共に動く送信装置を一部断面し一部略示した拡大
図、第７図は本発明の図示の組合せに含まれた受信器お
よび信号処理装置を示すものて第５図と同様の略図であ
る。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 操作応答装置を備えた移行ユニットを繊維系形成機
   械のスピンドル場所に沿つて移動させて前記操作応答装
   置によつて前記スピンドル場所における糸切れの如き、
   繊維系形成機械および移行ユニットの複数の操作に関す
   るデーターを得る装置において、前記移行ユニットには
   前記の複数の操作応答装置の各一つに接続されてそれに
   より感知される操作の状態を示すデータービット信号を
   それぞれ発生する複数の装置６０、６１、６２、６３、
   および前記データービット信号発生装置に接続されて、
   各操作に対するデータービット信号を移行ユニットに設
   けられた送信器２４へ所定の順序で送り出す装置７０、
   ７１、７２、７３、８０、８１、８２、８３、９０を設
   け、前記移行ユニットかれ離れた場所に設けられて前記
   送信器２４から送られてくる一連のデータービット信号
   を受信する受信器２５を備えたデーター処理装置を設け
   、このデーター処理装置は前記受信器２の出力に接続さ
   れて前記受信器２５の出力信号を前記の各操作ごとに順
   次分離して記憶する装置１１０Ａ、１１０Ｂ、１１０Ｃ
   、１１０Ｄを含むことを特徴とする装置。