JPS6042208B2 - 抗炎症作用および血小板凝集抑制作用を有する物質、その抽出方法およびそれを有効成分とする抗炎症剤および血小板凝集抑制剤 - Google Patents

抗炎症作用および血小板凝集抑制作用を有する物質、その抽出方法およびそれを有効成分とする抗炎症剤および血小板凝集抑制剤

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JPS6042208B2
JPS6042208B2 JP58046989A JP4698983A JPS6042208B2 JP S6042208 B2 JPS6042208 B2 JP S6042208B2 JP 58046989 A JP58046989 A JP 58046989A JP 4698983 A JP4698983 A JP 4698983A JP S6042208 B2 JPS6042208 B2 JP S6042208B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はプロメリンまたはパイナツプル (BrOmellaceae)科の生の液分からえられ
、かつ(1)本質的に多糖の性質を有する、(2)分解
温度が280℃を超える、 (3)αD値が+120〜+140(溶液中で数時間後
に安定)であり、(4)Cl8ボンダバック(BOnd
apack)カラム(30077HX4、1500pj
ates/m)を用い、流速1m1/分で水で溶出を行
なう高速液体クロマトグラフィーの保持時間が8.2分
である、(5)13C−NMRスペクトルのシグナルが
99.6,76.8,73.4,71.5,71.1お
よび60.5ppmに出る、(6)第2図に示す1H−
NMRスペクトルを有する、(7)第3図に示すIRス
ペクトルを有し、3600〜3000および1200〜
1000cm−1に幅の広いバンドを有する、(8)元
素分析の結果C45%、H6%、048%、NaO〜2
%であるなる物性を有し、優れた抗炎症作用および血小
板凝集抑制作用を有する物質、その抽出法およびそれを
有効成分とする医薬に関する。
プロメリンはパイナツプル科の植物の果実または根に存
在するタンパク質分解酵素のひとつであり、本明細書中
ではプロメリンを該タンパク質分解酵素が含まれている
抽出物を意味するものとして用いる。
該抽出物は抗炎症作用を有し、長年にわたつて医薬およ
び食物の分野で使われてきた。該抽出物はパイナツプル
科の植物の果実または根からえられる液分をアセトンま
たはメタノールで処理するか、あるいはアセトンまたは
メタノールで処理したのちさらに硫酸アンモニウムで飽
和することによつてえられる。しかしながらプロメリン
が有する抗炎症作用はプロメリン自身の有する酵素およ
びタンパク質分解作用のために弱められてしまう。
本発明者は叙上の問題点を考慮し、より優れた抗炎症作
用を有する物質を単離すべく鋭意研究を重ねた結果、パ
イナツプル科の植物の液分またはプロメリン(BrOm
eIia)やカラタス(Karatas)の液分からえ
られる非タンパク質性で酵素活性をもたない活性物質を
見出し、本発明を完成するに到つた。
すなわち、本発明の新規な活性物質は優れた抗炎症作用
ならびに血小板凝集抑制作用を有し、該抗炎症作用はプ
ロメリンもしくはパイナツプル科の植物の液分をアセト
ンまたはメタノール処理るか、硫酸アンモニウムで飽和
してえられる沈殿物のそれに比してはるかに優れている
本発明の新規な活性物質はプロメリンまたはパイナツプ
ル科の植物からえられる液分(以下、果汁という)のタ
ンパク質を除去することによつてえられる透明な液体を
水溶性アルコール、たとえばエタノール、メタノールま
たは2−プロパノールを用いて、好ましくは抗酸化剤、
たとえはメタ重亜硫酸ナトリウムの存在下で分画沈殿さ
せることによつてえられる。
つぎに実施例をあげて本発明の物質およびその抽出法を
さらに詳しく説明するが、本発明はかかる実施例のみに
限定されるものではない。
実施例1 (果汁を出発物質として熱凝固法により本発明の物質を
抽出する方法)水性果汁に水酸化ナトリウム溶液を加え
てPHを6〜12とし、振盪下に95℃まで加熱した。
95℃で5分間維持したのち、反応液を10〜15゜C
まで冷却し、希塩酸によつてPHを5.5とした。
これによつて多量の沈殿が析出した。析出した沈殿は減
圧p過によつて除去し、えられた透明な液体に希塩酸を
加えてPHを4.0〜4.5に調整した。叙上のごとく
してえられた液体の全量に対し、該液体の30〜60容
量%の95%エタノールを加えた。析出する沈殿を戸去
し、えられた透明な液体に対し、該液体の100〜20
喀量%の95%エタノールを加えた。ついで、えられた
沈殿を遠心によつて集め、80%エタノールで洗浄した
のちろ過した。えられた目的物質からなる残渣をエタノ
ール、アセトンついでエチルエーテルで洗浄し、最後に
真空乾燥した。
収率は用いた根の重量の0.01%、果実の重量の0.
002%であつた。実施例2 (果汁を出発物質としてトリクロル酢酸て沈殿させて行
なう本発明の物質の抽出法)果汁に5%濃度までのトリ
クロル酢酸および1%のメタ重亜硫酸ナトリウムを加え
、えられた反応液を沈殿が形成されるまで約1紛間振盪
し、該沈殿を淵別した。
えられた透明な液体に希水酸化ナトリウム溶液を加えて
PHを4.0〜4.5に調整した。以下、実施例1と同
様にして目的とするる本発明の物質をえた。収率は用い
た根の重量の約0.005%、果実の重量の約0.00
1%であつた。
実施例3 (プロメリンを出発物質として熱凝固により本発明の物
質を抽出する方法)1喀量の蒸留水にプロメリンを懸濁
したものを出発物質としたほかは実施例1と同様にして
目的とする本発明の物質をえた。
収率は出発物質のプロメリンの重量の約2.0%であつ
た。
実施例4 (プロメリンを出発物質としてトリクロル酢酸で沈殿さ
せて行なう本発明の物質の抽出法)1%のメタ重亜硫酸
ナトリウムの存在下にプロメリンを1喀量の蒸留水に懸
濁させたものを出発物質としたほかは実施例2と同様に
して目的とする本発明の物質をえた。
収率は出発物質のプロメリンの重量の約0.5%であつ
た。
叙上の実施例でえられた物質は白色粉末で、融点は28
0℃を超えており、水に適度に可溶であり、アルコール
濃度が50%までなら水溶性アルコールにも可溶である
が、有機溶媒には一般的には不溶であつた。
また本発明の物質を硫酸存在下にα−ナフトールで処理
すると、該物質は炭水化物に特徴な反応を示した。
ついで同定の目的で、本発明の物質をセルロースアセテ
ート上でPH9.5,2OOVで1時間電気泳動した。
本発明の物質の2%水溶液10Peをのせ、シッフの塩
基で展関した。その結果、展開点から約1.5cmのと
ころにバンドが1本でた。一方、本発明の物質をCl8
ボンダバック(BOnclapack)カラム(300
7077!×415000p1ates/m)を用い、
流速1m1/分で水で溶出を行なう高速液体クロマトグ
ラフィーで分析したところ、その保持時間は8.2分で
あつた。
つぎにそのほかの分析試験の結果を示す。13C−NM
Rスペクトル分析(δ:Ppm):D2O中)99.6
(糖ユニットの1位の炭素) 76.8(糖ユニットの4位の炭素) 73.4(糖ユニットの3位の炭素) 71.5、71.1(糖ユニットの2位と5位の炭素)
60.5(CH2OH)また第1図に13C−NMRス
ペクトルのチャートを示す。
1H−NMRスペクトル分析 D2O中、TSPを内部標準として測定した結果のチャ
ートを第2図に示す。
第2図に示されるように多糖化合物に典型的なシグナル
が出現した。糖ユニットの1位の水素原子シグナルは第
2図のもつと低い領域にでた。IRスペクトル分析(C
wL−1) (KBr)3600〜3000、120
0〜1000c7n−1また第3図にIRスペクトルの
チャートを示す。
〔α〕D=+120〜+1400(c=0.eK水)溶
液中て数時間後に安定する。
元素分析値 実測値(%):C45.OH6.OO48.ONaO〜
2.0こん跡程度のS,.Ca..N熱重量分析230
〜250℃て分解が始まり、290℃を超えると激しく
分解した。
還元糖の滴定 フェリシアン化カリウム1.16y1リン酸二水素ナト
リウム10f1および水酸化ナトリウム2.2yを水1
eに溶かした水溶液を用い、該水溶液の色が消失するの
を分光学的に測定することによつて還元糖を滴定した。
サンプルは供試化合物の水溶液6m1にフェリシアン酸
塩溶液3m1を加えたものとし、ブランクとしては水6
m1にフェリシアン酸塩溶液3mLを加えたものを用い
た。また20m9/eのグルコース水溶液を用いて検量
線を作つた。その結果、5嘲単位あたり還元糖1単位が
存在していた。つぎに本発明の物質の毒性および薬理試
験ならびにその結果を示す。
(急性毒性) 体重120〜150yのオスのスプラーグードーリーラ
ツトを用いた。
被験動物を1満間絶食させたのち、本発明の物質を脱イ
オン水に溶解させたものを経口(胃チューブによる)ま
たは腹腔内投与した(1mg/Kg体重)。ただし供試
化合物の溶液濃度は0.01mt/y体重となるように
調整した。叙上の投与量では、投与後15日目で経口投
与およひ腹腔内投与した各々10匹のラットで死亡した
ものなく、そのほか行動の変化、餌および水の摂取量の
変化も認められず、毒作用の徴候もなかつた。なお、1
mg/K9体重という投与量は該物質が薬理活性を示す
値の約■億倍である。(亜急性毒性) オスおよびメスのスプラーグードーリーラツトからなる
10匹を1群として用いた。
供試化合物を各々、1μyおよび1ny/K9体重で1
2週間くり返し経口投与した。その結果、投与終了時に
は最も投与量の多かつた群においても毒性は認められな
かつた。(突然変異原性およびDNA損傷作用) 本発明の物質はアメス(Arrles)試験に陰性であ
ることから突然変異原性がないことがわかつた。
発がん性と関連しうるDNA損傷作用をInvivOで
調べた。
KOhnらによるBiOchemistryll5巻、
4629頁(1979);CancerRes.、38
巻、1589頁(1978);Int.J.Cance
rl22巻、174頁(1978)Gannl7l巻、
251頁(1980)の方法にしたがつてアルカリ溶出
(ElutiOn)を用いた。その結果、本発明の物質
を胃内へ1m9/Kg体重投与し、4時間後に殺したラ
ットの肝臓および腎臓から抽出されたDNAにはアルカ
リ溶出法で検出されるDNA損傷はみられなかつた。(
抗炎症作用) (a)ホルマリンによる腹水症(Ascite)に対す
る効果TeOtinOらによるJ.Med.Chem.
、6巻、248頁(1963)の方法を用いた。
オスのスプラーグードーリーラツトを2群に分け、それ
ぞれに本発明の物質を脱イオン水に溶かした溶液を0.
3125pic0gram(Py)/K9体重、1.2
5pq/K9体重で胃内へ初回投与と1時間後の合計2
回投与した。
ただし該溶液の濃度は0.01m1/y体重となるよう
に調整した。対照群には同容量の脱イオン水を同じ回数
だけ投与した。
初回投与の1時間後にすべての被験動物に1.5重量%
のホルマリン水溶液1TrL1を腹腔内投与した。ホル
マリン投与の5時間後に被験動物を殺し、腹水をとり出
してその重量を測つた。
腹水の量が少なくて測定が不可能なものについては10
0m9/K9体重とした。結果を第1表に示す。第1表
に示したごとく、本発明の物質は叙上の試験条件の下で
は非常に少ない投与量できわめてすぐれた抗炎症作用を
示し、そのED5O値(50%有効投与量)は0.31
25pダ/K9体重より小さかつた。
(b)クロトン油による肉芽腫の組織に対する効果Fi
sherによるJ.PharTnacOl.Exp.T
her.、132巻、232頁(1961)の方法を本
発明者が改良した方法を用いた。
体重150〜200ダのオスのスプラーグードーリーラ
ツトを用いた。
本発明の物質を脱イオン水に溶かした溶液を25.10
0または400Py/K9体重1日胃内へ4日間連続し
そ投与した。ただし該溶液の濃度は0.01mt/K9
体重になるように調整した。また対照群には同容量の脱
イオン水を投与した。供試化合物の初回投与1時間後に
、1重量%のクロトン油の綿実油中滅菌溶液0.5m1
を被験動物の背中の皮下に滅菌空気25m1を注入して
作つた空嚢中に注入して肉芽腫嚢を作つた。2日目に空
気吸引後、4日目の最終投与の1時間後に肉腫の組織を
とりだし、その重さを測つた。
ただし誤差範囲は±50m9とし、肉芽腫の組織が全く
存在しないとまでいわずともほとんど存在しないばあい
については100m9/K9体重とした。結果を第2表
に示す。
※ ウイルコクスン(WilcOxOn)の2サンプル
試験 (D.R.Laurence卦よびA.L.Ba
charachsEvaluatiOnOfDrugA
ctivities:PharmacOmetries
ll株80〜82頁 (1964)、Academic
PresslN.Y.) による有意差第2表に示した
ごとく、ウイルコクスン試験によれば浸出性の腫瘍(E
xudateneOfOrmatiOn)が統計学的に
みて顕著に抑制された。
そのED5O値は25Py/K9体重より小さかつた。
(血小板凝集抑制作用) 平均体重約3001のスプラーグードーリーラツトを2
肴間絶食させたのち、生理食塩水中に溶かした本発明の
物質を100,50,20または10py/K9体重て
経口投与した。
心臓内から血液サンプルをとり出し、適当に希釈した血
清中の血小板の凝集をADPを用いて調べた。比較のた
めには無処理のラットを用いた。えられた結果からED
5O値は10py/Kg体重より小さかつた。
叙上のデータから明らかなように、本発明の物質は抗炎
症剤としても血小板凝集抑制剤としてもきわめてすぐれ
た活性を示し、また有効治療域もきわめて広いため人体
にとつて安全な治療薬として用いられ、とくに1単位投
与量が5〜5000pダの範囲であるものが好ましい。
炎症も血小板凝集もともにプロスタグランジン合成の促
進/阻害作用に起因しているため、本発明の物質は該プ
ロスタグランジン合成の促進/阻害機構を抑制すること
が望ましいあらゆる症例に用いられてもよく、とくに血
小板凝集抑制剤による治療が選択される、たとえば心蔵
梗塞、動脈硬化症およびその関連疾患の予防および治療
、あるいは抗炎症剤による治療が選択されるか、たとえ
ば関節炎、関節症(ArthrOss)および炎症性疾
患一般の予防および治療に用いられるのが好ましい。本
発明はまた本発明の物質を有効成分とする抗炎症剤およ
び血小板凝集抑制剤に関する。
本発明の物質はドロップ剤、飲み薬用液剤、シロツプ剤
、カプセル剤、錠剤、クリーム剤、軟膏剤、坐剤、注射
用バイアル剤、エアゾール剤、有効成分の放出が制限さ
れた形、たとえばマイクロロカプセル剤などの形で経口
、非経口、直腸、局所または吸入投与される。
本発明の物質を叙上の薬剤の形にするためには、水酸化
カリウム、酢酸、メタノールなどのアルカリ性もしくは
酸性化剤、沈殿形成剤などを用゛いてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の物質の13C−NMRスペクトル分析
の結果を示すチャート、第2図は本発明の物質の1H−
NMRスペクトル分析の結果を示すチャートおよび第3
図は本発明の物質のIRスペクトル分析の結果を示すチ
ヤトである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ブロメリンまたはパイナップル科の植物の液分から
    えられ、かつ(1)本質的に多糖の性質を有する、 (2)分解温度が280℃を超える、 (3)α_D値が+120〜+140°(溶液中で数時
    間後に安定)であり、(4)C18ボンダパック(Bo
    ndapack)カラム(300nm×4、15000
    plates/m)を用い、流速が1ml/分で水で溶
    出を行なう高速液体クロマトグラフィーの保持時間が8
    .2分である、(5)^1^3C−NMRスペクトルの
    シグナルが99.6,76.8,73.4,71.5,
    71.1および60.5ppmに出る、(6)第2図に
    示す^1H−NMRスペクトルを有する、(7)第3図
    に示すIRスペクトルを有し、3600〜3000およ
    び1200〜1000cm^−^1に幅の広いバンドを
    有する、(8)元素分析の結果、C45%、H6%、O
    48%、Na0〜2%であるなる物性を有する抗炎症作
    用および血小板凝集抑制作用を有する物質。 2 ブロメリンまたはパイナップル科の植物の液分を熱
    凝固することによつてタンパク質を除き、えられる透明
    な液体をpH4.0〜4.5の状態でまず該液体の30
    〜60容量%の、ついで100〜200容量%の水溶性
    アルコールで処理し、最終的にえられる沈澱を濾過およ
    び乾燥することによつて抽出することを特徴とするブロ
    メリンまたはパイナップル科の植物からえられ、かつ(
    1)本質的に多糖の性質を有する、 (2)分解温度が280℃を超える、 (3)α_D値が+120〜+140°(溶液中で数時
    間後に安定)であり、(4)C18ボンダパック(Bo
    ndapack)カラム(300mm×4、15000
    p1ates/m)を用い、流速が1ml/分で水で溶
    出を行なう高速液体クロマトグラフィーの保持時間が8
    .2分である、(5)^1^3C−NMRスペクトルの
    シグナルが99.6,76.8,73.4,71.5,
    71.1および60.5ppmに出る、(6)第2図に
    示す^1H−NMRスペクトルを有する、(7)第3図
    に示すIRスペクトルを有し、3600〜3000およ
    び1200〜1000cm^−^1に幅の広いバンドを
    有する、(8)元素分析の結果、C45%、H6%、O
    48%、Na0〜2%であるなる物性を有する抗炎症作
    用および血小板凝集抑制作用を有する物質の抽出法。 3 前記水溶性アルコールがエタノール、メタノールま
    たは2−プロパノールである特許請求の範囲第2項記載
    の抽出法。 4 抗酸化剤の存在下に反応を行なうことを特徴とする
    特許請求の範囲第2項または第3項記載の抽出法。 5 前記抗酸化剤がメタ重亜硫酸ナトリウムである特許
    請求の範囲第4項記載の抽出法。 6 ブロメリンまたはパイナップル科の植物の液分をト
    リクロル酸で処理し、析出する沈澱を濾別してえられる
    透明な液体を水酸化ナトリウムを用いてpH4.0〜4
    .5に調整し、まず該液体の30〜60容量%の、つい
    で100〜200重量%の水溶性アルコールで処理し、
    最終的にえられる沈澱を濾過および乾燥することによつ
    て抽出することを特徴とするブロメリンまたはパイナッ
    プル科の植物からえられ、かつ(1)本質的に多糖の性
    質を有する、 (2)分解温度が280℃を超える、 (3)α_D値が+120〜+140°(溶液中で数時
    間後に安定)であり、(4)C18ボンダパック(Bo
    ndapack)カラム(300mm×4、15000
    plates/m)を用い、流速が1ml/分で水で溶
    出を行なう高速液体クロマトグラフィーの保持時間が8
    .2分である、(5)^1^3C−NMRスペクトルの
    シグナルが99.6,76.8,73.4,71.5,
    71.1および60.5ppmに出る、(6)第2図に
    示す^1H−NMRスペクトルを有する、(7)第3図
    に示すIRスペクトルを有し、3600〜3000およ
    び1200〜1000cm^−^1に幅の広いバンドを
    有する、(8)元素分析の結果、C45%、H6%、O
    48%、Na0〜2%であるなる物性を有する抗炎症作
    用および血小板凝集抑制作用を有する物質の抽出法。 7 前記水溶性アルコールがエタノール、メタノールま
    たは2−プロパノールである特許請求の範囲第6項記載
    の抽出法。 8 抗酸化剤の存在下に反応をおこなうことを特徴とす
    る特許請求の範囲第6項または第7項記載の抽出法。 9 前記抗酸化剤がメタ重亜硫酸ナトリウムである特許
    請求の範囲第8項記載の抽出法。 10 ブロメリンまたはパイナップル科の植物の液分か
    らえられ、かつ(1)本質的に多糖の性質を有する、 (2)分解温度が280℃を超える、 (3)α_D値が+120〜+140°(溶液中で数時
    間後に安定)であり、(4)C18ボンダパック(Bo
    ndapack)カラム(300mm×4、15000
    plates/m)を用い、流速が1mι/分で水で溶
    出を行なう高速液体クロマトグラフィーの保持時間が8
    .2分である、(5)^1^3C−NMRスペクトルの
    シグナルが99.6,76.8,73.4,71.5,
    71.1および60.5ppmに出る、(6)第2図に
    示す^1H−NMRスペクトルを有する、(7)第3図
    に示すIRスペクトルを有し、3600〜3000およ
    び1200〜1000cm^−^1に幅の広いバンドを
    有する、(8)元分析の結果、C45%、H6%、O4
    8%、Na0〜2%であるなる物性を有する物質の治療
    に有効な量を有効成分として含むことを特徴とする抗炎
    症剤および血小板凝集抑制剤。 11 前記ブロメリンまたはパイナップル科の植物の液
    分からえられる物質を5〜5000picog含有する
    特許請求の範囲第10項記載の抗炎症剤および血小板凝
    集抑制剤。 12 ドロップ剤、飲み薬用液剤、シロツプ剤、カプセ
    ル剤、錠剤、注射用バイアル剤、坐剤、クリーム剤、軟
    膏剤またはエアゾール剤の形で経口、非経口、局所、直
    腸または吸入投与される特許請求の範囲第10項または
    第11項記載の抗炎症剤および血小板凝集抑制剤。
JP58046989A 1982-03-22 1983-03-19 抗炎症作用および血小板凝集抑制作用を有する物質、その抽出方法およびそれを有効成分とする抗炎症剤および血小板凝集抑制剤 Expired JPS6042208B2 (ja)

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IT47744A/83 1983-02-18

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JPS58189117A JPS58189117A (ja) 1983-11-04
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