JPS6041412B2 - 高圧カツトアウトヒユ−ズ - Google Patents

高圧カツトアウトヒユ−ズ

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Publication number
JPS6041412B2
JPS6041412B2 JP11898682A JP11898682A JPS6041412B2 JP S6041412 B2 JPS6041412 B2 JP S6041412B2 JP 11898682 A JP11898682 A JP 11898682A JP 11898682 A JP11898682 A JP 11898682A JP S6041412 B2 JPS6041412 B2 JP S6041412B2
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JP
Japan
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arc
tube
out fuse
extinguishing
voltage cut
Prior art date
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Expired
Application number
JP11898682A
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English (en)
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JPS599827A (ja
Inventor
和幸 財家
敏行 小林
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Kansai Electric Power Co Inc
Original Assignee
Kansai Denryoku KK
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Publication date
Application filed by Kansai Denryoku KK filed Critical Kansai Denryoku KK
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Publication of JPS599827A publication Critical patent/JPS599827A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、可溶体が頭部端子とりード線間に張設され
、この頭部端子で一端部を封口された消弧チューブによ
って可溶体の外周を園績した高圧カットアウトヒューズ
の改良に関するものである。
従来の高圧カットアウトヒューズにおいては・短絡大軍
流によって可溶体が発弧すると、高温・高圧ガスが直後
消弧チューブ内壁に衝突するため、消弧チューブが裂か
れたり、熱破壊されたりして、消弧チューブを大きく損
傷させ、消弧能力を著しく低下させるおそれがあった。
この状態において電流零点を迎えた場合には、当然遮断
不能に通じるものである。また発生ガスが高速度で部へ
放出されると、外気との衝突によって、ガスがカットア
ウト下部から内部へ進入する現象が見られるが、前述の
ように梢弧チューブが大きく損傷し、消弧能力が著しく
低下していると、カットアウート内部へ進入するガスは
、イオン化が進んでおり、絶縁耐力が極度に低下してい
るため、ヒューズ筒外部電極間または、カットアウト電
極間でアーク放電を起し、やはり遮断不能を惹起してい
たのである。これらの欠点を補うため、消弧剤を粘結剤
で固化し、消弧チューブ内壁に内張りして、補強した構
造の高圧カットアウトヒューズも従来から使用されてい
るが、この場合、内張りによってチューブの内径が小さ
くなっているため、よりガス圧力が上昇し、消弧チュー
ブの補強による利点と圧力増大による欠点が互いに相殺
されることになり、結局、格別の効果を奏し得なかった
のである。
そこで、この発明の目的とするところは、粉末消弧剤を
その粉末形態において可溶体と消弧チューブ間に配する
ことにより、ガス圧力を上昇させることなく消弧チュー
ブを機械的・熱的衝撃から保護し、かつ発生ガスの有効
な冷却を可能となし、因って消弧能力を増大させ、遮断
能力の大幅な向上を図るところにある。この発明に係る
高圧カットアウトヒューズは、上記目的に従い、径の異
る2つの絶縁チューブを略同0状に配し、両者の空間部
に粉末消弧剤を封入して消弧チューブと可溶体の間に挿
入固定したことを特徴とするものである。
以下さらに添付図面の実施例に従って、その≦細を説明
する。
第1図において、1は可溶体で、一端部は頭。
端子2に接続され、他端部は縦金具3を介してリード線
4に接続されている。5は可溶体1の外周を囲綾する消
弧チューブで、一端部は頭部端子2によって封□これ、
池端部は開放されている。
6及び7は、径の異る内外2つの絶縁チューブで、消弧
チューブ5と可溶体1の間に同心状に挿入固定されてお
り、両者間に形成された空間部に粉末消弧剤8を封入し
ている。
9,9′は封入用の栓である。
このような状態において短絡大電流が通じた場合、可溶
体1が発弧し、高温・高圧ガスが発生するが、消弧チュ
−ブ5は、内外側の絶縁チューブ6,7及び両者間に封
入した粉末消弧剤8の存在によってガス圧力による機械
的衝撃から保護されるとともに、粉末消弧剤の粒子間に
空気層が存在するため、断熱効果が大きく熱的衝撃から
も有効に保護され、消弧チューブの損傷は最小限に抑え
られる。また発生ガスによって4・径の内側絶縁チュー
ブ6が破壊されると、粉末消孤剤8が発生ガスを冷却し
つつ、外部へ放出されるので前記消弧チューブ5の保護
と相挨つて電流零点まで消弧能力が有効に持続され、遮
断能力の大幅な向上を果し得るものである。なお内側の
絶縁チューブ6の径を比較的小さくとり、粉末消弧剤8
の充填量を増しても、消弧剤が粉末状であるため、流動
性が良く、むだな圧力上昇を起すことはない。
また、充填量増大に加え、粉末状であるため、表面積が
大きくなり、冷却効果も一層増大されることになる。ま
た、発生ガスが高速度で外部へ放出されると外気との衝
突によってガスがカットアウト下部から内部へ進入する
ことがある・が、前述のように粉末消弧剤8は発生ガス
を冷却しつつ外部へ放出されるため、放出後のガスはイ
オン化の防止が十分であり、カットアウト内部へ進入し
てもヒューズ筒外部電極間またはカットアウト電極間で
のアーク放電への移行が完全に防止され、短絡電流が増
大しても確実に遮断出来るものである。第2図は他実施
例を示すもので、内側の絶縁チューブ6をリード線方向
に延長したものであり、その他の構成は前述の実施例と
同様である。
従来の高圧カットアウトヒューズでは、過負荷電流のよ
うな小電流領域を遮断するため消弧チューブをリード線
側に延長することによって解決していた。しかし、この
場合、短絡大電流遮断時にはこの消弧チューブ延長部が
不用であるのみならず破壊、放出するためのエネルギー
が必要となり、アークェネルギーの増大につながり、こ
れによって遮断能力が制限される難点があった。しかる
に、本例のごと〈内側の絶縁チューブ6に延長部6aを
設ければ、小電流遮断に必要な細隙効果の増大を図るこ
とができ、かつ、短絡大軍流遮断時には、この延長部6
aはすみやかに破壊、放出されるため、アークェネルギ
−の増大を招くこともない。すなわち、この実施例は前
記実施例の作用、効果に加え、小電流領域の遮断性能を
も向上させたものである。
以上のとおり、この発明は、こつの絶縁チューブによっ
て形成される空間部に粉末消弧剤を封入し、これを消弧
チューブと可溶体間に設置することによって、短絡大電
流遮断時に悪影響を及ぼす圧力上昇を押え、消弧チュー
ブを機械的・熱的衝撃から有効に保護するとともに粉末
消弧剤の持つ利点を十分に生かし、消弧能力の増大と持
続を図り、さらに必要に応じ、小電流での遮断性能をも
向上させ得るようにしたものであり、従釆例において見
られた難点をことごとく解消し、遮断能力を大幅に向上
した高圧カットアウトヒューズを提供し得たのである。
図面の簡単な説明第1図は、この発明に係る高圧カット
アウトヒュ−ズの一実施例を示す縦断面図、第2図は、
他実施例の縦断面図である。
1…・・・可溶体、2・・・・・・頭部端子、4・・・
・・・リード線、5・・・・・・消弧チューブ、6,7
・・・・・・内外の絶縁チューブ、8・・…・粉末消孤
剤。
第1図 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 頭部端子とリード線間に可溶体を張設し、頭部端子
    で一端部を封口した消弧チユーブで可溶体の外周を囲繞
    してなる高圧カツトアウトヒユーズにおいて、径の異る
    2つの絶縁チユーブを内外略同心状に配し、この2つの
    絶縁チユーブで形成された空間部に粉末消弧剤を封入し
    て、消弧チユーブと可溶体の間に挿入固定したことを特
    徴とする高圧カツトアウトヒユーズ。 2 小径の内側絶縁チユーブがリード線方向に延長され
    ている特許請求の範囲第1項記載の高圧カツトアウトヒ
    ユーズ。
JP11898682A 1982-07-07 1982-07-07 高圧カツトアウトヒユ−ズ Expired JPS6041412B2 (ja)

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JP11898682A JPS6041412B2 (ja) 1982-07-07 1982-07-07 高圧カツトアウトヒユ−ズ

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JPS599827A JPS599827A (ja) 1984-01-19
JPS6041412B2 true JPS6041412B2 (ja) 1985-09-17

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ID=14750174

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62105472U (ja) * 1985-12-20 1987-07-06
JPS6349475U (ja) * 1986-09-19 1988-04-04
JPH01160646U (ja) * 1988-04-26 1989-11-08
JPH0525158Y2 (ja) * 1988-10-21 1993-06-25
JPH0443954Y2 (ja) * 1988-10-21 1992-10-16
CN103021757B (zh) * 2012-12-06 2015-09-02 国网四川省电力公司电力科学研究院 跌落保险结构

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