JPS6041322B2 - 選択透過性を有する物品 - Google Patents
選択透過性を有する物品Info
- Publication number
- JPS6041322B2 JPS6041322B2 JP4395775A JP4395775A JPS6041322B2 JP S6041322 B2 JPS6041322 B2 JP S6041322B2 JP 4395775 A JP4395775 A JP 4395775A JP 4395775 A JP4395775 A JP 4395775A JP S6041322 B2 JPS6041322 B2 JP S6041322B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- articles
- thin film
- selective permeability
- reflectance
- performance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Optical Filters (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
近年、エネルギー資源の世界的枯褐問題に端を発し、太
陽エネルギーの利用が各所で研究されている中で、太陽
集熱利用のひとつとして、冷暖房への利用が挙げられる
。
陽エネルギーの利用が各所で研究されている中で、太陽
集熱利用のひとつとして、冷暖房への利用が挙げられる
。
この開発のキーポイントのひとつとして選択透過膜があ
る。
る。
およそ地上へふりそそぐ太陽のエネルギースペクトルは
、0.3仏〜2.3仏の範囲に分布し、約0.5Aにピ
ークを有するものであり、選択透過膜の基本性能はこの
領域で透過性(70%〜80%の透過率が望まれる、)
を有し、熱線を遮断、反射する(理想的には2.3仏以
上の長波城で反射率が大きいこと、数値的にはやはり7
0〜80%ごとき1性能である。そして具体的には、透
明基板としてのガラス等の上に、Sn02等の透明基板
の屈折率より大きい屈折率を有する物質層を一層配設し
て成るか、光学技術で公知の多層膿による干渉を利用し
て、赤外城の反射率を増す方法がとられている。
、0.3仏〜2.3仏の範囲に分布し、約0.5Aにピ
ークを有するものであり、選択透過膜の基本性能はこの
領域で透過性(70%〜80%の透過率が望まれる、)
を有し、熱線を遮断、反射する(理想的には2.3仏以
上の長波城で反射率が大きいこと、数値的にはやはり7
0〜80%ごとき1性能である。そして具体的には、透
明基板としてのガラス等の上に、Sn02等の透明基板
の屈折率より大きい屈折率を有する物質層を一層配設し
て成るか、光学技術で公知の多層膿による干渉を利用し
て、赤外城の反射率を増す方法がとられている。
その代表的な例として、Sn02をベースにして、SQ
03、Zn0等を原子価制御剤として使った半導体層を
ガラス(屈折率可視域1.g星度)上に5000A程度
設けたものが知られる程度で開発途上のものである。こ
れら選択透過膜で現在知られるものの欠点は、選択透過
膜の性能が温度依存性を有し、かつ残念なことに、昇温
状態(例えば60oo)で使用されると、反射率が10
%〜20%低下する点であり、これは、例えば溶解炉の
観測窓として用いる熱線反射窓には不向きであり、太陽
エネルギー利用を目指す場合は、総量的に莫大な損失に
なることになり、解決が望まれている。本発明は、温度
をあげた状態で使用せざるを得ない状態での上記問題解
決を目的とし、具体的には、温度が高い方が反射率の高
い性能を有する選択透過性を有する物品の提供に関する
。上詫間題解決のため、検討を進めた結果、常温(25
00)と60qoでの反射率の差(波長9rでの比較)
は、6000の方が10%〜20%高い性能を有するも
のが得られた。
03、Zn0等を原子価制御剤として使った半導体層を
ガラス(屈折率可視域1.g星度)上に5000A程度
設けたものが知られる程度で開発途上のものである。こ
れら選択透過膜で現在知られるものの欠点は、選択透過
膜の性能が温度依存性を有し、かつ残念なことに、昇温
状態(例えば60oo)で使用されると、反射率が10
%〜20%低下する点であり、これは、例えば溶解炉の
観測窓として用いる熱線反射窓には不向きであり、太陽
エネルギー利用を目指す場合は、総量的に莫大な損失に
なることになり、解決が望まれている。本発明は、温度
をあげた状態で使用せざるを得ない状態での上記問題解
決を目的とし、具体的には、温度が高い方が反射率の高
い性能を有する選択透過性を有する物品の提供に関する
。上詫間題解決のため、検討を進めた結果、常温(25
00)と60qoでの反射率の差(波長9rでの比較)
は、6000の方が10%〜20%高い性能を有するも
のが得られた。
そこで代表的な構造例を次に示す。
図面に示すように、基板をソーダガラス1側厚(平均可
視透過率94%)に選び、Cd○を3000△付け、次
に金の薄膜を100A、その上にCd○を3000Aで
構成し、可視城の透過率は空気を100%として、平均
78%、遠赤外城での反射率は80%が得られた(常温
の値である)。
視透過率94%)に選び、Cd○を3000△付け、次
に金の薄膜を100A、その上にCd○を3000Aで
構成し、可視城の透過率は空気を100%として、平均
78%、遠赤外城での反射率は80%が得られた(常温
の値である)。
この選択透過性を有する物品を60午0に昇温して、測
定した結果、透過率・反射率は、76%、91%であっ
た。なお、製法は、洗浄したガラス基板上に、高周波ス
パッタリンクで薄膜を生成する方法をとった。
定した結果、透過率・反射率は、76%、91%であっ
た。なお、製法は、洗浄したガラス基板上に、高周波ス
パッタリンクで薄膜を生成する方法をとった。
他の製法で同機な構成をとった結果もほぼ同様な効果を
示したが、数値的にはややバラッキがあるが、これは薄
膜の屈折率が製法、膜の履歴等により、若干異なるため
と思われる。基板をプラチツクとしても、温度依存効果
は同様に得られる。この構成において重要なのは、Cd
○が負の温度係数を有する(抵抗値)薄膜であり、金が
正の温度係数を有する点であり、そのために本効果が現
われるのである。
示したが、数値的にはややバラッキがあるが、これは薄
膜の屈折率が製法、膜の履歴等により、若干異なるため
と思われる。基板をプラチツクとしても、温度依存効果
は同様に得られる。この構成において重要なのは、Cd
○が負の温度係数を有する(抵抗値)薄膜であり、金が
正の温度係数を有する点であり、そのために本効果が現
われるのである。
この発明による選択透過膜の性能は、太陽熱による冷暖
房システムに適用する場合、夏気温の高い状態ほど、有
効に太陽熱を用いることが出来る訳で、冷房システムの
自由度が増す等、その社会性は大きいものである。
房システムに適用する場合、夏気温の高い状態ほど、有
効に太陽熱を用いることが出来る訳で、冷房システムの
自由度が増す等、その社会性は大きいものである。
図面は本発明による物品の断面図である。
Claims (1)
- 1 透明基板上に順にCdO薄膜、金の薄膜、CdOの
薄膜を配設した選択透過性を有する物品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4395775A JPS6041322B2 (ja) | 1975-04-10 | 1975-04-10 | 選択透過性を有する物品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4395775A JPS6041322B2 (ja) | 1975-04-10 | 1975-04-10 | 選択透過性を有する物品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS51118451A JPS51118451A (en) | 1976-10-18 |
JPS6041322B2 true JPS6041322B2 (ja) | 1985-09-17 |
Family
ID=12678170
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4395775A Expired JPS6041322B2 (ja) | 1975-04-10 | 1975-04-10 | 選択透過性を有する物品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6041322B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0437809Y2 (ja) * | 1986-04-23 | 1992-09-04 |
-
1975
- 1975-04-10 JP JP4395775A patent/JPS6041322B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0437809Y2 (ja) * | 1986-04-23 | 1992-09-04 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS51118451A (en) | 1976-10-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4086074A (en) | Antireflective layers on phase separated glass | |
KR101809341B1 (ko) | 유사한 광학 특성을 갖는 강화 및 비강화 유리 코팅층 | |
JPS63230334A (ja) | 被覆プラスチツクフイルム、およびプラスチツク積層品 | |
JP2002527326A5 (ja) | ||
Pettit et al. | Use of sol-gel thin films in solar energy applications | |
JP2012524707A (ja) | 高い太陽熱利得係数を有する太陽光制御コーティング | |
US6284383B1 (en) | Laminated glass for greenhouse | |
Al-Shukri | Thin film coated energy-efficient glass windows for warm climates | |
JP4789090B2 (ja) | マグネシウム・ニオブ合金薄膜を用いた反射型調光薄膜材料 | |
JPS6041322B2 (ja) | 選択透過性を有する物品 | |
Granqvist | Energy-efficient windows: present and forthcoming technology | |
CN202337030U (zh) | 一种可钢化双银low-e镀膜玻璃 | |
JPS60205429A (ja) | 光可変型積層構成体 | |
JPS6422538A (en) | Manufacture of polycarbonate polarizing lens | |
CN104354412A (zh) | 一种太阳能隔热膜及连续制备太阳能隔热膜的方法 | |
CN206030661U (zh) | 一种纳米陶瓷隔热保温窗膜 | |
WO2019113596A1 (en) | Scalable method of fabricating structured polymers for passive daytime radiative cooling and other applications | |
JPS5812857B2 (ja) | トウメイダンネツシ−ト | |
NO954922L (no) | AHUK - Isolerende laget | |
US2807122A (en) | Method of forming and fusing glass articles | |
KR200287060Y1 (ko) | photocromic(광변색)과 thermocromic(온변색)효과를함께갖는 썬팅필름,썬팅유리 | |
CN112406222A (zh) | 一种low-e镀膜夹层玻璃、中空玻璃及其制备方法 | |
CN204382750U (zh) | 一种太阳能隔热膜 | |
CN115933035B (zh) | 一种可见光波段高透射率、红外波段高反射率多层结构光热薄膜及其应用 | |
JPS6158528A (ja) | 高断熱性グリ−ンハウス |