JPS6041135Y2 - 靴用射出成形金型 - Google Patents

靴用射出成形金型

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Publication number
JPS6041135Y2
JPS6041135Y2 JP4098481U JP4098481U JPS6041135Y2 JP S6041135 Y2 JPS6041135 Y2 JP S6041135Y2 JP 4098481 U JP4098481 U JP 4098481U JP 4098481 U JP4098481 U JP 4098481U JP S6041135 Y2 JPS6041135 Y2 JP S6041135Y2
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JP
Japan
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auxiliary
molds
mold
injection
shoes
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JP4098481U
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JPS57154305U (ja
Inventor
幸爾 奥田
Original Assignee
株式会社アサヒコーポレーション
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Publication date
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、靴用射出成形金型に係るもので、靴型に吊
込まれた胛被を左右の割型と底型で型締めする際、左右
の割型に胛被が接触しながら押し寄ぜられて、胛被の踵
部又は爪先部あるいはそれらの双方に絞り皺が発生する
のを防止するとともに、靴の射出成形を効率的に行うこ
とを目的としたものである。
従来、割型の踵部及び爪先部の一部を欠截し、該欠截部
に摺動自在に補助金型を嵌装し、射出筒の前進によって
補助金型を押圧して、靴型に吊込まれた胛被の踵部及び
爪先部を押閉するようにした靴用射出成形金型は、実公
昭49−37799で公知である。
しかしながら、従来のこの射出成形金型は、割型と補助
金型の間に何等の係止機構が設けられていないため、射
出筒が前進して補助金型を押圧し、靴型に吊込まれた胛
被を押閉して、靴の底材を射出圧入後、靴底が充分に冷
却固化しないうちに射出筒が後退し、割型と補助金型の
長手方向に相対する係合面に嵌装された弾条の反撥力に
よって、補助金型は外方向へ押出されるために、成形さ
れた靴底の踵部及び爪先部が変形し、不良品の発生原因
となっていた。
従って、このような欠点をなくすために、射出成形され
た底材が冷却固化するまで射出筒を前進させた状態で保
持し、補助金型の後進を防止する必要があり、そのため
に射出成形のサイクルタイムが長くなり、非能率的で大
量生産には不適当であった。
この考案は、このような欠点を除去したもので、靴用射
出成形金型の長手方向の中心線で左右に分割した割型2
と2′との係合部の一部を欠截し、該欠截部の長手方向
に設けた導溝521,521′に沿って、射出筒10の
前進に連繋して摺動自在に補助金型5,5′を嵌装し、
該補助金型5.5′と割型2,2′とを弾条付係止棒5
3,53′で着脱自在に係止したことを特徴とするもの
である。
この考案において、補助金型5,5′の摺動がリンク機
構6によって、射出筒10の前進に連繋されていれば、
簡単な機構によって補助金型5,5′を摺動させること
ができるので便利である。
この考案の構成を第1図に開示した実施例で説明すれば
、靴用射出成形金型の中心線で左右に分割した割型2,
2′は、その係合部において踵部及び爪先部の一部を欠
截し、該欠截部を補う大きさの補助金型5,5′を嵌装
している。
補助金型5,5′は、左右の割型2,2′及び押え板4
,4′によって挾持され、且つ補助金型5,5′は靴用
射出成形金型の長手方向の中心線に並行して、割型2の
摺動面に凹設された導溝521.521’と補助金型5
,5′の下面に設けられた突設部52,52’によって
摺動自在に嵌合しているので、割型2,2′が左右に開
放した場合、補助金型5,5′は割型2に片持挾持され
た状態となる。
更に、割型2′と補助金型5,5′の側壁摺動面には、
各々弾条付係止棒53,53’及び凹欠部531.53
1’を設けて、射出筒の前進により補助金型5,5′が
靴型1に吊込まれた胛被11の吊込み部の上端部を押閉
し、靴底成形空隙8を密封するタイミングに符合して嵌
合係止される。
また、割型2,2′と補助金型5,5′の長手方向の切
込まれた相対する面に、それぞれ凹欠部541.541
’が設けられ、該部に弾条54,54′が挿入されてい
るので、補助金型5,5′は射出筒10の前進に連繋し
て前方へ押込まれた場合、後方へ押出されるような反撥
力を受け、更に、割型2,2′が左右に離間して、弾条
付係止棒3,53’がはずれた場合は、弾条54,54
′が反撥する長さだけ後方へ押出された状態になる。
射出筒10が前進しながら射出筒10の上端で補助金型
5を押込み、割型2,2′の保合部に設けられた注入ロ
アを押圧して嵌合する場合、補助金型5を必要以上に押
圧して、足型1に吊込まれた胛被11の種紐12を噛み
切ることがないように、射出筒10の先端部又は補助金
型5の射出筒10に当接する部分に弾性体511を装着
する等の配慮をしている。
また、射出筒10の前進に連繋して、踵部及び爪先部の
補助金型5,5′を同時一体的に、且つ対称的に押閉す
るリンク機構6は、補助金型5の上面にボルト611て
締結固着されたアーム61、一方補助金型5′にはレバ
ー64を装着腰両者を介在して連結杵62で連結されて
いる。
即ち、アーム61は補助金型5に固着されているので、
補助金型5の前後方向の動作と一致して移動するが、レ
バー64は連結杵62を介して伝達されたアーム61の
動作を、レバー64の辺中央に穿設された係止孔と補助
金型5′とを結んで係止ボルト641で螺設されている
ので、該係止ボルト641を中心とした振子運動をする
ことになる。
また、レバー64の片方端に穿設された長孔644と補
助金型5′を、この長孔644の内面に沿って摺動自在
に係止ボルト642で螺設しているので、レバー64の
振子運動は、容易に補助金型5′の前後方向の直線運動
に変換することができる。
更に、アーム61及びレバー64の他方端で回転自在に
係止ポル)612,643で連結された連結杵62は、
該中央部にターン、バックル63を装着しているので長
さの調節が自在である。
この考案は、前記のよな構成になっているので、靴型1
に吊込まれた胛被11 (以下靴型1とする)を囲んで
、底型3と靴用射出成形金型の長手方向中心線で左右に
分割した割型2,2′を閉じ、更に、射出筒10を前進
させて補助金型5を押込み靴型1の踵部を密封し、この
動作に連繋して、同時一体的にリンク機構6によって補
助金型5′も靴型1の爪先部を密封する。
その際、靴型1に補助金型5,5′が密封されるタイミ
ングに符号して、弾条付係止棒53,53’は確実に割
型2′と補助金型5,5′を係止する。
また、射出筒10の前進の際、射出筒10の先端部又は
補助金型5の射出筒10に当接する部分に弾性体511
が装着されているのて胛被11の踵部を押圧する補助金
型5の圧押力は適度なものとなり、従って、胛被11の
踵部で最も突出している種紐12を必要以上に強圧して
噛み切り等の損傷を起すこともない。
前記のような金型の型締めによって、靴底及びこれに連
続した縁巻片の形状をなした空隙8ができ、これに熱可
塑性樹脂又はコム等の底材が射出圧入される。
また、補助金型5,5′は射出筒10が後退後も、前記
の弾条付係止棒53.53’によって係止されているの
で、底材が冷却固化するまで確実に密封状態を保持する
ことができる。
この際、射出筒10は底材を射出後、直ちに射出筒10
が後退して、次のステーションに移行し、以下同様にし
て靴底の射出成形を効率的に無駄なく行なうのでサイク
ルタイムの短縮を図ることができる。
冷却完了後、割型2,2′が左右に開く際、嵌合してい
た弾条付係止棒53,53’がはずれ、また、割型2と
補助金型5,5′の長手方向の相対する係合面に装着さ
れている弾条54,54’の反撥力によって、補助金型
5,5′は外方向へ押出される。
また、胛被11の踵部及び爪先部を押圧する補助金型5
,5′の先端部51.51’の幅寸法は、先端部の形状
が彎曲状を呈さない程度に、且つ、補助金型5,5′と
しての本来の機能を損なわない程度に幅狭にしておけば
、割型2,2′が開放する際に、割型2に嵌着して一体
的に移動する補助金型5,5′の先端部51.51’に
よって、胛被11の踵部及び爪先部を引掻いて、傷を付
けたりすることもない。
勿論、補助金型5,5′を長手方向に2分割すれば、こ
れ等の問題は杷憂に過ぎなくなる。
かくして、金型は開放され、成形された靴は取出される
が、その際、前記のように底材は充分に固形化されてい
るので、形部れの心配もなく品質的に安定したものとな
る。
また、補助金型5゜5′の断面形状は第3図、第8図の
ような垂直壁面でもよいが、第7図のごとく底巾の広い
梯形断面9をなしたものであれば、割型2,2′が押開
する際に、補助金型5,5′は、割型2,2′の押開に
従って割型2,2′の摺動面に押付けられ、従って、補
助金型5,5′と割型2,2′の摺動面の間隙が小さく
なり、そのために、底材を割出圧入する際、間隙からの
パリの浸出も少なく、また、摺動面を汚損することもな
い。
他方、補助金型5,5′を連繋しているリンク機構6の
開閉は、前記に代えて、射出筒10の前進に連繋してエ
アシリンダー、油圧シリンダー及び其の他の手段を用い
て、踵部及び爪先部を別個に、若しくは双方同時に駆動
してもかまわないが、この考案のように射出筒10の前
進力を使用すれば、省エネルギーに役立ち、また、設備
を簡略化することができるので、経費や設備費の節減に
寄与するところ顕著である。
更に、補助金型5,5′が靴型1の踵部及び爪先部に垂
直に当接する為に、従来の靴用射出成形金型を使用する
際に胛被11の踵部及び爪先部の中心に生じていた突起
状の絞り皺の発生も防止できる。
更に、底材を射出圧入する際、該踵部及び爪先部に発生
する洋楽のパリはみ出し線は、第9図の如く、外底部に
おいては各々1条a1また、縁巻片では各々2条す生ず
るだけで、更に、踵部及び爪先部の補助金型5,5′を
2分割した場合でも、パリはみ出し線は縁巻片の踵部及
び爪先部の中心部に洋楽に各々1本増えるだけで、靴の
外観性を損なうこともなく、きわめて高品質で、しかも
廉価に靴を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は、実施例を示すものであって、第1図は本考案の
組立平面図。 第2図はA−A断面図。第3図はB−B断面図。 第4図はC−C断面図。第5図は踵部の補助金型の斜視
図。 第6図は爪先部の補助金型の斜視図。 第7図は、断面が梯形状をなす補助金型。 第8図はD−D断面図。第9図は胛被の踵部直視図。 符号の説明、1・・・・・・靴型、11・・・・・・胛
被、12・・・・・・種紐、2,2′・・・・・・割型
、3・・・・・・底型、4゜4′・・・・・・押え板、
5,5′・・・・・・補助金型、51,51′・・・・
・・補助金型の先端部、511・・・・・・弾性体、5
2.52’・・・・・・補助金型の突出部、521,5
21′・・・・・・導溝、53.53’・・・・・・弾
条付係止棒、531.531’・・・・・・凹欠部、5
4,54’・・・・・・弾条、541,541’・・・
・・・凹欠部、6・・・・・・リンク機構、61・・・
・・・アーム、611・・・・・・ボルト、612・・
・・・・係止ボルト、62・・・・・・連結杵、63・
・・・・・ターン、バックル、64・・・・・・レバー
641・・・・ヤ、係止ボルト、642・・・・・・
係止ボルト、643・・・・・・係止ボルト、644・
・・・・・長孔、7・・・・・・注入口、8・・・・・
・靴底及びこれに連続した縁巻片の形状をなした空隙、
9・・・・・・梯形断面、10・・・・・・射出筒、a
・・・・・・外底のパリはみ出し線、b・・・・・・縁
巻片のパリはみ出し線。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 靴用射出成形金型の長手方向の中心線で左右に分割
    した割型2と2′との保合部の一部を欠截し、該欠截部
    の長手方向に設けた導溝521.521’に沿って、射
    出筒10の前進に連繋して摺動自在に補助金型5,5′
    を嵌装し、該補助金型5,5′と割型2,2′とを弾条
    付係止棒53,53’で着脱自在に係止したことを特徴
    とする靴用射出成形金型。 2 補助金型5,5′の摺動がリンク機構6によって、
    射出筒10の前進に連繋されていることを特徴とした、
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の靴用射出成形金型
    の構造。
JP4098481U 1981-03-23 1981-03-23 靴用射出成形金型 Expired JPS6041135Y2 (ja)

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JPS57154305U JPS57154305U (ja) 1982-09-28
JPS6041135Y2 true JPS6041135Y2 (ja) 1985-12-13

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