JPS604103Y2 - タンク内液体のレベル及び温度測定装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はタンク内に溜められた液体のレベルと温度を測
定する装置に関する。

従来のこの種の装置は、第１図に示すように、測長テー
プ又はワイヤ１により吊り下げられたフロート等の液面
感得体２を２本のガイドワイヤ３．３をガイドとして液
面上に上下動自在に浮かせてレベル計測部を構成する一
方、別に金属製パイプやフレキシブルチューブをタンク
内に設け、その中に温度センサーを挿入して温度計測部
を構成している。

本考案の目的は、このようなタンク内の液面レベルと温
度を測定する装置において、装置構成を簡略化して全体
的なコストを低減することにある。

この目的を遠戚するため、本考案の測定装置は、温度セ
ンサーを挿入するパイプを液面感得体のガイドとして兼
用しうるように構成して、機構を簡略化したものである
。

第２図、第３図は本考案の一実施例であり、前述のよう
に、２は測長テープとかワイヤ１によりタンク１０内の
液面上に吊り下げられた液面感得体、３はガイドワイヤ
である。

４は温度センサー５を挿入したパイプであり、このパイ
プはタンク内液体に対してシール構造を有し、パイプの
上部は取付具（図示せず）によってタンクに固定され、
下端部はガイドワイヤ３に接続される。

ガイドワイヤは、タンク底面６に取付けられた二つの滑
車７，７に底辺部を掛け、これによってパイプ４も固定
され、かつパイプ４の曲がりが防止される。

液面感得体２の一端には、第３図に示すように、パイプ
４を囲むように保持金具８が取付けられており、他端に
はワイヤ３を囲む保持金具９が取付けられている。

従って液面感得体２は、パイプ４とワイヤ３にガイドさ
れ、液面変動に追従して上下動することができ、かつ液
面感得体２の揺れはパイプ４とワイヤ３によって規制さ
れる。

以上述べたように、本考案の測定装置は、ガイドワイヤ
の片側をパイプに置き換えて、このパイプ内に温度セン
サーを収容するようにしたので、液面と温度とを同時に
測定できる。

また従来パイプ下端部を固定するために必要とされてい
た取付具が必ずしも必要ではなくなるので、従来のよう
にレベル計測部と温度計測部とを態別に設置した測定装
置に比べて構成が簡略化され、コストを大巾に低減する
ことが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の液面レベル計測部の構成国、第２図は本
考案の測定装置の一実施例を示す構成国、第３図は第２
図の■−■線横断を示す平面図である。 図中、１・・・・・・測長テープ又はワイヤ、２・・・
・・・液面感得体、３・・・・・・ガイドワイヤ、４・
・曲パイプ、５・・・・・・温度センサー、６・・・・
・・タンク底面、７・曲・滑車、１０・・・・・・タン
ク。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. タンク底部に２個の滑車を取付け、ガイドワイヤをこれ
   らの滑車に掛け、ガイドワイヤの一端をタンク内に縦方
   向に取付けたシール構造のパイプの下端部に接続し、ガ
   イドワイヤの他端側に張力を加えてパイプと平行に張り
   、液面感得体をパイプとガイドワイヤとをガイドとして
   上下動可能に取付け、パイプ内に温度センサーを挿入し
   てなるタンク内液体のレベル及び温度測定装置。