JPS6040955Y2 - 集中給油装置における油圧切換弁 - Google Patents

集中給油装置における油圧切換弁

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JPS6040955Y2
JPS6040955Y2 JP13164581U JP13164581U JPS6040955Y2 JP S6040955 Y2 JPS6040955 Y2 JP S6040955Y2 JP 13164581 U JP13164581 U JP 13164581U JP 13164581 U JP13164581 U JP 13164581U JP S6040955 Y2 JPS6040955 Y2 JP S6040955Y2
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oil
piston
rack
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rack piston
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JP13164581U
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JPS5836696U (ja
Inventor
耕次 田中
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広和株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本案は集中給油装置における油圧切換弁に関し、更に詳
しくは、ポンプから送られる潤滑油を2本の給油主管に
交互に送り込むようになした油路と、ポンプからの油圧
でもって給油系路の切換を可能にしたラックピストン、
ギヤー及びパイロットピストンとの組合せからなる油圧
切換弁に関するものである。
従来の集中給油装置における油圧切換弁は切換時の圧力
を一定以上に保つ為にピストンを切換レバーを連設した
スプリングで押し、切換の中間点を過ぎると更にスプリ
ングの弾力で切換力を高める構造となしているが、集中
給油装置には主としてプランジャーポンプが用いられる
ためにポンプの脈動によって油圧を一定に保つことがで
きず、よって切換圧力を定めることが困難でありアキュ
ームレーター等を使用するとコスト高になり、切換圧力
を安定した状態とするには切換弁をポンプから遠く離れ
た位置に設けねばならず配管コストが嵩む欠点が残され
ていた。
又最近油圧を高圧力となして配管路を細径となす等して
コストダウンを計っているが、切換圧力が高まることに
よって切換弁内各部の強度を高める必要があり加工技術
上問題が残されるだけでなく高圧化の為にピストン径を
細くなせば操作油量が少なくなり脈動による圧力変化に
よる影響が大となる欠点があった。
更に切換ピストンが切換中間点を過ぎると油圧と共にス
プリングによる弾力も作用するためピストンの移動が加
速され、作動終了時にピストンをシリンダ一本体に当て
たり切換レバーを本体に当てて停止させると切換弁全体
に衝撃を受けるために騒音が発生したり、各部の強度を
高めねばならないことからひいてはコスト高となる欠点
が残されていた。
本案は以上のような従来の諸欠点を除くべく考案したも
のでその要旨とするところは、2ウ工イ式の切換弁装置
においてラックピストンBとこのピストンを軸方向摺動
自在に嵌合するシリンダーDの両端部の戻り油路5中に
互いに密嵌可能な油溜め部2と凸部1を形成し、かつラ
ックピストンBの両端部には、油溜め部2と凸部1が嵌
合し始めると同時に又は嵌合状態下では常時タンクへ通
ずる油路4又は別の油路4に連通する細路3を形成し、
切換時にラックピストンBが摺動するに際して一端(摺
動方向端)の凸部1と油溜め部2の嵌合によって油溜め
部2内の油を圧縮するとともに細路3から少しずつ油路
4へ排出させることによってクッション効果を生じさせ
もってラックピストンの急激な摺動を防止し、かつラッ
クピストンBが摺動することによって他端の油溜め部2
を真空となし油路4を通じてタンクから油を除々に吸入
し、よって万一ポンプの脈動等によって圧力が急上昇し
た場合でも油溜め部2が真空となってラックピストンB
を逆に引戻す方向の力を生じさせ急激な切換え作動を防
止し、常に安定した切換圧力状態下で切換えを行えるよ
うになし、かつラックピストンB1ギヤーCルバー11
、スプリング12等をコンパクトで低コストとなしたも
のである。
以下添付図面にて本案の実施構造例を説明すれば、第1
図はラックピストンBの両端部に凸部1を稍細軸となし
て延長突設し、かつシリンダーDの両端部の戻り油路5
中に上記凸部1を液密を確保して密嵌すべき凹部を形成
して油溜め部2となし又ラックピストンBにはその凸部
1端面から外面所定位置に形成したピストン溝6にかけ
て細路3を形成しており、この細路3によってピストン
Bの凸部1,1の何れか片方(第1図では左方)がシリ
ンダーDの油溜め部2に嵌合すると同時に又は嵌合時は
常に油溜め部2とタンク(図示せず)に通ずる油路4を
連通させるようになしている。
而して第1図の実施構造例によって作動と共に更に詳説
すればポンプからの油が入ロアに入りシリンダーD内の
ラックピストンBの廻り及びギヤー〇の廻りを経てパイ
ロットピストンEの廻りを通って吐出口8から片方の給
油ラインL1に送給され、給油ラインL1に設けられた
分配弁が作動し終ると油は油圧切換弁に戻り本体A内の
戻り油路5内に形成した切欠部9内の圧力を高めるラッ
クピストンBを右方向へ押して摺動させラックピストン
Bと噛合うギヤー〇を回動させるとともにパイロットピ
ストンEを右方に押圧する為に開放していた油路10を
閉止する。
この時ギヤーCは従来同様に例えば第2図イに示すよう
に調節ネジ13で一端を固定されたスプリング12の他
端を連結したレバー11にシャフトにて一体回転可能に
連結されており、従ってラックピストンBの右方向摺動
所定の中間点を過ぎればスプリング12の弾力によって
レバー11が第2図口に示すように上向に回動してギヤ
ーCを回動させ加えて戻り油路5の油圧がピストンBの
端面全域にかかり、もってラックピストンBは更に加速
されて右方向へ摺動して油路10′を開放し油圧でもっ
てパイロットピストンEを左方向へ押圧摺動させ他の片
方の給油ラインL2の吐出口8に送油可能となし、切換
動作を完了するものである。
この時ラックピストンBの右方向摺動に伴って当該ラッ
クピストンの端部に設けた凸部1はシリンダーD内の油
溜め部2内に嵌合されるのであるが、凸部1と油溜め部
2は液密を確保した密嵌状態となることから当該油溜め
部2内に残された油がクッション効果を呈して前記した
ようにスプリング12の弾力によるピストンの急激な摺
動を防止し、かつ細路3によって油溜め部2内の油をピ
ストン溝6を介してタンクへ通ずる油路4へ除々に排出
させることによってラックピストンBの摺動即ち切換操
作を除去に行えるようになしているのである。
又第3図に示すようにラックピストンBのピストン溝6
を広幅となすとともに凸部1と油溜め部2の嵌合深さを
大となして凸部1と油溜め部2の常時底台状態となし、
もって油溜め部2と油路4とを常時連通状態となすよう
に構成すれば、ピストンBの摺動(第3図では右方向へ
の摺動)によって前記同様に右方向の油溜め部2のクッ
ション効果、細路3による残留油の排出によりピストン
Bの摺動を除々に行えることは無論、更に加えてピスト
ンBの右方向摺動に伴って左方の油溜め部2内が負圧状
態となって細路3を通じて油路4から油を除々に吸入し
てラックピストンの摺動をゆっくりと行わせることにな
り、又ポンプの脈動等によって万一ラックピストンBが
急激に右方向へ摺動しても、この時左方の油溜め部2内
が真空状態となってピストンBの摺動を阻止する方向の
力を生じるので結果的にラックピストンBの急激な摺動
をより確実に防止することができるのである。
更に第4図に示すように戻り油路を省略してパイロット
ピストンEからシリンダーDの切矢部9に連通する油路
14を設けてラックピストンBに強力な切換油圧をかけ
るようになし吐出口8゜8から各分配弁に直に給油でき
るように構成してもよいが、この場合切欠部9油溜め部
2内の油の入れ替えを可能にすべく本体Aにタンクへ通
ずる油路15を形成して、ラックピストンBの摺動に伴
って油溜め部2切欠部9を細路3を通じて前述の油路4
及び15に順次連通させ得るようになしており、ラック
ピストンBが切換え完了位置に達した時点では油路15
は該ピストンにて閉止されるものとする。
更に本案では細路3油路4ピストン溝6を加工上の問題
と異物等のつまりを考慮してできるだけ細径・小容量と
なすことによってピストンBによる切換えをより一層確
実にするとともに油溜め部2の油の入れ替えを効果的に
行うことができ、又凸部1は必ずしもラックピストンB
若しくは本体AのシリンダーDと一体とすることなく別
体物となして固定連結しても、更には該凸部1を単体物
となしてシリンダーD内に設けてもよいが円周方向の回
転は余り問題なくとも軸線方向のズレは問題を生ずる為
に軸方向には固定されることが望ましい。
図中16はパイロットピストンEに連結したスイッチカ
ムを示し、スイッチを作動させポンプを停止させる電気
回路を有するものであり、17・・・・・・は全てタン
クに通ずる油路である。
以上のようになる本案の油圧切換弁によれば従来公知の
ラックピストンBの両端又は本体AのシリンダーDの両
端部に、ラックピストンBより細径となした凸部1と該
凸部を液密を確保して密嵌する油溜め部2を設け、ラッ
クピストンBの両端部に細路3を形成して、ラックピス
トンが切換動作即ち摺動して凸部1と油溜め部2が嵌合
すると同時に及び嵌合時には常に油溜め部2とタンクに
通ずる油路4を当該細路3によって連通させるようにな
したことによって、ラックピストンBの摺動による切換
動作時において片方の凸部1が油溜め部2内に嵌合し始
めると同時に当該油溜め部2内の油は圧縮されてクッシ
ョン効果を発揮し、細路3を通じて油を油路4へ除々に
排出し、他端の油溜め部2内はラックピストンBの摺動
に伴って凸部1が除々に嵌合状態から外れ、もって細路
3を通じて油路4から油をゆっくりと吸込むのでピスト
ンBの摺動即ち切換の速度を緩やかにして切換圧力が常
時安定した状態で切換を行うことができ、しかも急激な
圧力変化例えばプランジャーポンプの脈動による圧力の
急上昇に対しては昇圧によるピストンBの急動によって
油溜め部2が真空状態となり、その負圧によってラック
ピストンBの摺動を抑制する方向に力が加わるので結果
的にピストンBの急動を防止し、ポンプの脈動による急
激な圧力変化にも十分対応することができ、しかも油溜
め部2,2内の油は細路3を通じて油路4へ排出される
ので油の入れ替えも円滑に行われるのである。
更に上述のようにラックピストンBの切換動作即ち摺動
がゆっくりと行われることによってラックピストンBが
シリンダーD内端部に激突して騒音を発したり破損した
りする心配がなく、又ラックピストンBの押圧摺動の作
動当初においては油圧がラックピストンBの端面全域に
かかることがないので切換動作当初の摺動もゆっくりと
した速度で行われることになり、ひいてはギヤーCに連
結したスプリング12は比較的弾力の弱いものを使用す
ることができ、かつ各部材の強度がそれ程要求されない
のでコストの低減が可能となる。
又第3図に示すように両端の凸部1と油溜め部2を常時
底台状態となし両方の油溜め部2を細路3を介して常時
油路4に連通させておけばラックピストンBの作動をよ
り一層スムーズにすることができ、第4図の実施例の場
合戻り油路5を省略して吐出口8又は8から各分配弁に
直に給油することができるだけなくラックピストンBに
かかる油圧を強圧となすことができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案の一実施例を示す要部断面図、第2図イ9
口はギヤーに連係するスプリング機構を示す簡略状態図
、第3図は同じく他の実施例を示す断面図、第4図は同
じく他の実施例を示す断面図である。 A:゛本体、Bニラツクピストン、C:ギヤー、Dニジ
リンダ−1E:パイロットピストン、1:凸部、2:油
溜め部、3:細路、4:油路、5:戻り油路、6:ピス
トン溝、7:入口、8:吐出口、9:切欠部、10:油
路、11ニレバー、12ニスプリング、13:調節ネジ
、14:油路、15:油路、16:スイッチカム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ポンプから送られた油タンクからの潤滑油を、2本の給
    油ラインに交互に送給すべく、ポンプからの送油圧でも
    って切換動作を行うラックピストンとギヤー、パイロッ
    トピストンを備えるとともに、タンクに通じる複数の油
    路を連通させた切換弁装置において、前記ラックピスト
    ンの両端部に凸部を形成するとともに、該凸部端面から
    外面所定位置に形威したピストン溝にかけて細路を設け
    、且つ、該ラックピストンを軸方向に往復摺動可能に嵌
    合したシリンダーの両端部には、前記ピストンの凸部を
    密嵌する油溜め部を形威し、且つ、前記ラックピストン
    の往復摺動により該ピストン両端部の何れか片方の凸部
    をシリンダの両端部の何れか片方の油溜め部と嵌合させ
    、もって、該嵌合時において、前記ピストンの片方の細
    路と、該細路側に位置し、油タンクに通ずる装置内の油
    路とを連通可能となしたことを特徴とする集中給油装置
    における油圧切換弁。
JP13164581U 1981-09-03 1981-09-03 集中給油装置における油圧切換弁 Expired JPS6040955Y2 (ja)

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JP13164581U JPS6040955Y2 (ja) 1981-09-03 1981-09-03 集中給油装置における油圧切換弁

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JPS5836696U JPS5836696U (ja) 1983-03-10
JPS6040955Y2 true JPS6040955Y2 (ja) 1985-12-11

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