JPS60403Y2 - 装飾用スクリ−ン - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、玄関先等に取付ける装飾用スクリーンに関
するものである。

玄関先に設けた屋根の支持用柱と壁との間あるいは柱と
柱との間に装飾用スクリーンを取付けることは従来から
普通に行なわれている。

しかしながら従来のスクリーンは組立てに手間がかかり
、しかも組立て後において塗装のやり直しを必要とする
場合が生じ、また大きさ、特に高さを任意に変更するこ
とができないという欠点がある。

この考案は上記の欠点を除去し、取付は現場において任
意の大きさに簡単に組立てることができるようにした装
飾用スクリーンを提供するものである。

以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明する
。

図示のように、この考案に係るスクリーンは、多数の角
形短筒体１より戊り、上記短筒体１は上下面の両側部を
重ね合わせて市松模様に配列され、隣接する上下の短筒
体１，１が連結片２て接続されるようになっている。

連結片２の一方の端部は横向きに屈曲され、その端はさ
らに屈曲されて連結片２に対して相反する方向に延びる
係合片部３が設けられている。

上記連結片２の係合片部３は、下側短筒体１の側壁の外
側より、この側壁に形成した係合孔４に挿入されて側壁
内面に係合し、一方連結片２の端部は上記短筒体１に隣
接する上方または下方の短筒体１の底壁または頂壁に形
成した挿入孔５に挿入されて短筒体１の内側に突出し、
上記突出部分が捩じられて挿入孔５から抜けでるのが防
止されている。

なお、連結片２の端部をペンチ等の挾持可能な工具を用
いて捩るようにしてもよいが、第３図に示すように、板
状の工具本体６の先端部に連結片２の挿入可能な係合溝
７を形成した工具を用いることによって、連結片２の端
部を簡単に捩ることがてきる。

この考案に用いる短筒体１の平面形状は正方形や長方形
に限定されず、例えば第２図に示すように菱形であって
もよい。

このような平面形状の異なる短筒体１を多数用意し、適
宜に組み合わせてスクリーンを形成してもよい。

また、短筒体１の正面形状は任意であるが、四角形のも
のが組立て上好ましい。

以上のように、この考案によれば、角形短筒体の側壁に
形成した係合孔に連結片の係合片部を挿入して係合させ
、上記連結片の端部を頂壁または底壁に形成した挿入孔
に挿入し、その端を捩ることによって隣接する上下の短
筒体を接続することができるため、任意大きさの装飾用
スクリーンを取付は現場において簡単に形成することが
できると共に、平面形状が正方形、長方形あるいは菱形
等の角形短筒体の一種または数種を組み合わせて使用す
ることができるため、変化に富んだ装飾用スクリーンを
得ることができる。

また、挿入孔に挿入した連結片の端部を捩る操作によっ
て隣接する上下の短筒体を接続するため、予め塗装され
た短筒体であっても、この塗装膜を損傷させることなく
短筒体同士を接続することができ、組立て後において塗
装のやり直しをするという不都合がなく、非常に便利で
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この考案に係る装飾用スクリーンの正面図、
第２図は同上の横断平面図、第３図は同上の分解斜視図
、第４図は同上の短筒体の連続部を拡大して示す正面図
である。 １・・・短筒体、２・・・連結片、３・・・係合片部、
４・・・係合孔、５・・・挿入孔。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 角形短筒体を上下面の両側部を重ね合わせて市松模様に
   配列し、隣接する上下の短筒体を接続する連結片の一方
   の端部を横向きに屈曲し、さらにその端を連結片に対し
   て相反する方向に屈曲して係合片部を形成し、上記係合
   片部が短筒体の両側壁外部よりこの側壁に形成した係合
   孔に挿入されて側壁内面に係合し、一方連結片の端部が
   上記短筒体に隣接する上方または下方の短筒体の底壁ま
   たは頂壁に形成した挿入孔に挿入され、短筒体の内部に
   突出する部分の捩りによって隣接する上下の短筒体が接
   続されていることを特徴とする装飾用スクリーン。