JPS6040144Y2 - ハリス止め金具 - Google Patents
ハリス止め金具Info
- Publication number
- JPS6040144Y2 JPS6040144Y2 JP14073182U JP14073182U JPS6040144Y2 JP S6040144 Y2 JPS6040144 Y2 JP S6040144Y2 JP 14073182 U JP14073182 U JP 14073182U JP 14073182 U JP14073182 U JP 14073182U JP S6040144 Y2 JPS6040144 Y2 JP S6040144Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- harris
- thread
- wound
- coiled
- vertical rod
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は魚釣りの仕掛けに用いるハリス止め金具に関す
るものであって、結び目を作る事なくハリスと道糸を簡
単に継ぐ事ができるとともに、その継いだ状態にあって
は容易に外れない様にした事をその目的とするものであ
る。
るものであって、結び目を作る事なくハリスと道糸を簡
単に継ぐ事ができるとともに、その継いだ状態にあって
は容易に外れない様にした事をその目的とするものであ
る。
一般に魚釣りの釣針に取り付けられるハリスは魚に見え
にくい様にする為に可能な限り細い糸が用いられるのに
対し、道糸は極めて強い引張力にも十分耐える事が出来
る様に太い糸が使用される。
にくい様にする為に可能な限り細い糸が用いられるのに
対し、道糸は極めて強い引張力にも十分耐える事が出来
る様に太い糸が使用される。
そしてこれらのハリス及び道糸は各種の太さに付される
号数に応じて多種類に亘って製造されており、使用者は
仕掛けを作るに際してこれらの中から釣る魚に適した号
数のハリス及び道糸を選んで継ぎ合わせるのである。
号数に応じて多種類に亘って製造されており、使用者は
仕掛けを作るに際してこれらの中から釣る魚に適した号
数のハリス及び道糸を選んで継ぎ合わせるのである。
この道糸とハリスを継ぎ合わせるには両者を直接結び合
う方法が一般的に用いられるのであるが、この方法にあ
ってはその結び目に於いて糸が延びる為に、予め細く形
威されているハリスが更に細くなってしまう結果、ハリ
スの強度が低下して切れ易くなるという欠点がある。
う方法が一般的に用いられるのであるが、この方法にあ
ってはその結び目に於いて糸が延びる為に、予め細く形
威されているハリスが更に細くなってしまう結果、ハリ
スの強度が低下して切れ易くなるという欠点がある。
又、この様にハリスと道糸を直接結び合う操作は極めて
細かい手作業である為に面倒で時間がかかる上、特に夜
間に於いてこの様な細かい手作業を釣りの現場で行なう
事は困難であるのが実情である。
細かい手作業である為に面倒で時間がかかる上、特に夜
間に於いてこの様な細かい手作業を釣りの現場で行なう
事は困難であるのが実情である。
一方、最近に於いて第6図に示す様な糸結びの操作をす
る必要のないハリス止めの金具が考案されている。
る必要のないハリス止めの金具が考案されている。
これは道糸aに結び付ける金具すの先端に次第に先挾ま
りとなる様なくさび状の挟持部Cを形威し、同挟持部C
内にハリスdを挾み込む事によってその係止を行なわせ
る様にしたものであって、同金具すはハリスdを挾持部
Cに挾み込むだけで簡単にその係止状態を得る事が出来
る反面、ハリスdの係止は挾持部Cの挾み付は作用を介
してのみ行なわれるだけである為に、その係止力が弱い
場合には、ハリスdに強い引張力が掛ったり、或はハリ
スdが挾み込み方向とは逆方向に引張られたりすると挾
持部Cより簡単に外れてしまい、又その係止力が強い場
合には同郡においてハリスdが切れてしまうという不具
合を生ずる欠点を有している。
りとなる様なくさび状の挟持部Cを形威し、同挟持部C
内にハリスdを挾み込む事によってその係止を行なわせ
る様にしたものであって、同金具すはハリスdを挾持部
Cに挾み込むだけで簡単にその係止状態を得る事が出来
る反面、ハリスdの係止は挾持部Cの挾み付は作用を介
してのみ行なわれるだけである為に、その係止力が弱い
場合には、ハリスdに強い引張力が掛ったり、或はハリ
スdが挾み込み方向とは逆方向に引張られたりすると挾
持部Cより簡単に外れてしまい、又その係止力が強い場
合には同郡においてハリスdが切れてしまうという不具
合を生ずる欠点を有している。
本考案はこの様な実情に鑑みてその改善を試みたもので
あり、従来の様な糸結びの操作をする事なく、簡単な巻
き付は操作だけで道糸とハリスを確実に継ぐ事が出来る
ようにした事をその特徴とするものである。
あり、従来の様な糸結びの操作をする事なく、簡単な巻
き付は操作だけで道糸とハリスを確実に継ぐ事が出来る
ようにした事をその特徴とするものである。
そして本考案の要旨は、上端部にはとめ部を存して下向
きに延出する縦杆に沿って上下一対の係合部を設けると
ともに、両係合部間には重合状に巻回させて形成するコ
イル状部を設ける様に構成したことにある。
きに延出する縦杆に沿って上下一対の係合部を設けると
ともに、両係合部間には重合状に巻回させて形成するコ
イル状部を設ける様に構成したことにある。
以下に本考案の具体的な実施例を例示の図面について説
明する。
明する。
第1図乃至第3図は第1の実施例を示す図面であり、同
図面に於いて1は本考案に係るノ1リス止め金具、2は
道糸、3はノ)リスを夫々示す。
図面に於いて1は本考案に係るノ1リス止め金具、2は
道糸、3はノ)リスを夫々示す。
ハリス止め金具1は例えばバネ鋼等の適宜の弾性を有す
る金属線材をその素材に用いて形成されるものであって
、具体的には同金属線材をニラ折り状に折り返して二本
の縦杆4a、4bを形成し、その一方の縦杆4aの上端
部には輪状のはとめ部5と同はとめ部5に連続して上位
保合部6を夫々形成するとともに、同縦杆4aの下端近
傍位置には上記の上位保合部6に相対応させて下位保合
部7を形成する様に威す。
る金属線材をその素材に用いて形成されるものであって
、具体的には同金属線材をニラ折り状に折り返して二本
の縦杆4a、4bを形成し、その一方の縦杆4aの上端
部には輪状のはとめ部5と同はとめ部5に連続して上位
保合部6を夫々形成するとともに、同縦杆4aの下端近
傍位置には上記の上位保合部6に相対応させて下位保合
部7を形成する様に威す。
又他方の縦杆4bの上端部は下方向に向けて順次巻回さ
せて相互に重合するコイル状部8を形成するに、同コイ
ル状部8は上記の上下両保合部6,7間に配置させて設
ける様に威す。
せて相互に重合するコイル状部8を形成するに、同コイ
ル状部8は上記の上下両保合部6,7間に配置させて設
ける様に威す。
第4図は第2の実施例を示す図面であり、この実施例に
於いては縦杆4bの立上り長さを短く(縦杆4aの半分
以下)設けるとともに、同縦杆4bの上端部を上方向に
向けて重合状に巻回させてコイル状部8を形成する様に
したものである。
於いては縦杆4bの立上り長さを短く(縦杆4aの半分
以下)設けるとともに、同縦杆4bの上端部を上方向に
向けて重合状に巻回させてコイル状部8を形成する様に
したものである。
第5図は第3の実施例を示す図面であり、この実施例に
あっては上記第2の実施例と同様に縦杆4bを短く設け
るとともに、同縦杆4bの上端部を上方向に向けて巻回
させてコイル状部8を形成する一方、上記第1及び第2
の実施例に於いて形成される処の下位係合部7を省略し
、これに替えてコイル状部8の下端部を下位係合部7′
として利用する様にしたものである。
あっては上記第2の実施例と同様に縦杆4bを短く設け
るとともに、同縦杆4bの上端部を上方向に向けて巻回
させてコイル状部8を形成する一方、上記第1及び第2
の実施例に於いて形成される処の下位係合部7を省略し
、これに替えてコイル状部8の下端部を下位係合部7′
として利用する様にしたものである。
尚、上記の各実施例に於いては図面に示す様に一条の線
材を用いて各部分を一体に形成する様にしているが、本
考案にあってはこの様に一条の線材によって一体形成す
る事は必ずしも必要なことではなく、各部分を別体にて
設け、これを溶接等の適宜の固着手段を介して形成する
様にする事も可能である。
材を用いて各部分を一体に形成する様にしているが、本
考案にあってはこの様に一条の線材によって一体形成す
る事は必ずしも必要なことではなく、各部分を別体にて
設け、これを溶接等の適宜の固着手段を介して形成する
様にする事も可能である。
次にその使用方法及び作用について説明する。
第2図及び第3図は第1の実施例についての使用状態を
示す図面であって、第2図に示す様にノ\リス止め金具
1の上端部に形成されたはとめ部5に予め道糸2を結び
付けた状態に於いて、ノ)リス3をハリス止め金具1の
上下位置に夫々形成した上位係合部6と下位係合部1間
に縦巻き状に二三回巻き付ける。
示す図面であって、第2図に示す様にノ\リス止め金具
1の上端部に形成されたはとめ部5に予め道糸2を結び
付けた状態に於いて、ノ)リス3をハリス止め金具1の
上下位置に夫々形成した上位係合部6と下位係合部1間
に縦巻き状に二三回巻き付ける。
次にこのノ)リス3をコイル状部8に対して横巻き状に
二三回巻き付けるのであるが、この時ハリス3をコイル
状部8を構成する各螺旋部に対して少しづつ上方向に移
動させ乍ら順次喰い込ませる様にして巻き付ける事によ
り、同ハリス3はコイル状部8の弾発力によって各螺旋
部間に挾み付けられて固定される。
二三回巻き付けるのであるが、この時ハリス3をコイル
状部8を構成する各螺旋部に対して少しづつ上方向に移
動させ乍ら順次喰い込ませる様にして巻き付ける事によ
り、同ハリス3はコイル状部8の弾発力によって各螺旋
部間に挾み付けられて固定される。
即ち第3図に示す状態が得られる。
そしてこの様にハリス3をコイル状部8に巻き付ける事
により、先に上下両保合部6,7を介して縦巻き状にさ
れているノ1リス3も同時にその中間部分を横方向より
締め付ける状態が得られる。
により、先に上下両保合部6,7を介して縦巻き状にさ
れているノ1リス3も同時にその中間部分を横方向より
締め付ける状態が得られる。
尚第4図に示す第2の実施例及び第5図に示す第3の実
施例においても上記第1の実施例と同様の使用方法によ
りノ1リスを結び付けることができる。
施例においても上記第1の実施例と同様の使用方法によ
りノ1リスを結び付けることができる。
本考案は以上の構成より戊るものであり、上記の様に重
合状態を存して巻回させたコイル状部8を設けるととも
に同コイル状部8を間に存してその上下位置に夫々係合
部6,7を設けてノ\リス止め金具1を形成する様にし
た事により、ハリス3を上下両係合部6,7間に縦巻き
状に巻回させるとともにコイル状部8に対して横巻き状
に巻回させるのみの極めて簡単な巻き付は操作を介して
道糸2とハリス3を継ぎ合わせる事が可能となったので
ある。
合状態を存して巻回させたコイル状部8を設けるととも
に同コイル状部8を間に存してその上下位置に夫々係合
部6,7を設けてノ\リス止め金具1を形成する様にし
た事により、ハリス3を上下両係合部6,7間に縦巻き
状に巻回させるとともにコイル状部8に対して横巻き状
に巻回させるのみの極めて簡単な巻き付は操作を介して
道糸2とハリス3を継ぎ合わせる事が可能となったので
ある。
この結果従来の様に道糸2とハリス3を直接結び合う方
法の欠点であった処の結び目部分に於けるハリス3の強
度の低下、及び細かい手作業である為に生じていた処の
作業の煩雑さ、時間的ロス、或は夜間に於ける作業の困
難性等を一挙に解決する事ができるに至ったのである。
法の欠点であった処の結び目部分に於けるハリス3の強
度の低下、及び細かい手作業である為に生じていた処の
作業の煩雑さ、時間的ロス、或は夜間に於ける作業の困
難性等を一挙に解決する事ができるに至ったのである。
更に本考案にあってはコイル状部8に巻回させるハリス
3をその一巻き毎にコイル状部8内に喰い込ませて挾み
付ける事ができる様にした事により、巻き付けられたハ
リス3が簡単に緩む事のない確実な固定作用を得る事が
出来るとともに、この様にコイル状部8に固定される横
巻き状のノ\リス3を介して先に上下両保合部6,7間
に巻回されている縦巻き状のハリス3の中央部を束ねる
様に締め付ける事が出来る為、この縦巻き部分のノ\リ
ス3が巻き戻されて上下両係合部6,7より外れる様な
不具合を完全に防止する事が出来るのである。
3をその一巻き毎にコイル状部8内に喰い込ませて挾み
付ける事ができる様にした事により、巻き付けられたハ
リス3が簡単に緩む事のない確実な固定作用を得る事が
出来るとともに、この様にコイル状部8に固定される横
巻き状のノ\リス3を介して先に上下両保合部6,7間
に巻回されている縦巻き状のハリス3の中央部を束ねる
様に締め付ける事が出来る為、この縦巻き部分のノ\リ
ス3が巻き戻されて上下両係合部6,7より外れる様な
不具合を完全に防止する事が出来るのである。
第1図乃至第3図は本考案の第1実施例を示す図面であ
って、第1図はその正面図、第2図及び第3図は使用状
態の説明図、第4図は第2実施例の正面図、第5図は第
3実施例の正面図、第6図は従来構造を示す正面図であ
る。 1・・・・・・ハリス止め金具、2・・・・・・道糸、
3・・・・・・ノ\リス、 4a。 4b・・・・・・縦杆、 5・・・・・・はとめ部、 ・・・・・・上位保合部、 7゜ 7′・・・・・・下位係合部、 8・・・ @0ワイル状部。
って、第1図はその正面図、第2図及び第3図は使用状
態の説明図、第4図は第2実施例の正面図、第5図は第
3実施例の正面図、第6図は従来構造を示す正面図であ
る。 1・・・・・・ハリス止め金具、2・・・・・・道糸、
3・・・・・・ノ\リス、 4a。 4b・・・・・・縦杆、 5・・・・・・はとめ部、 ・・・・・・上位保合部、 7゜ 7′・・・・・・下位係合部、 8・・・ @0ワイル状部。
Claims (1)
- 上端部にはとめ部を存して下向きに延出する縦杆に沿っ
て上下一対の係合部を設けるとともに、両係合部間には
、重合状に巻回させて形成するコイル状部を設けて成る
ハリス止め金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14073182U JPS6040144Y2 (ja) | 1982-09-16 | 1982-09-16 | ハリス止め金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14073182U JPS6040144Y2 (ja) | 1982-09-16 | 1982-09-16 | ハリス止め金具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5944264U JPS5944264U (ja) | 1984-03-23 |
JPS6040144Y2 true JPS6040144Y2 (ja) | 1985-12-02 |
Family
ID=30314985
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14073182U Expired JPS6040144Y2 (ja) | 1982-09-16 | 1982-09-16 | ハリス止め金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6040144Y2 (ja) |
-
1982
- 1982-09-16 JP JP14073182U patent/JPS6040144Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5944264U (ja) | 1984-03-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4905403A (en) | Loop fastening method and device | |
US5240295A (en) | Knot tying device | |
US7836629B2 (en) | Methods for securing a flexible line | |
US6334273B2 (en) | Fish hook and knot therefor | |
US4173793A (en) | Knot retaining implement for necktie or scarf | |
JPS6040144Y2 (ja) | ハリス止め金具 | |
US5809687A (en) | Flexible line coupling method and apparatus | |
US3385619A (en) | Fly line and method and means for joining a leader thereto | |
US5119583A (en) | Hookless fly body construction | |
EP0845940A1 (en) | Fish hook | |
US3073636A (en) | Knot tying devices | |
JPH0142469Y2 (ja) | ||
JPH0323082Y2 (ja) | ||
JP2548753Y2 (ja) | 糸通し用具 | |
JP2006138041A (ja) | エクステンション取付け方法 | |
JPH0711586Y2 (ja) | 竿先と道糸との接続具 | |
JPH0767510A (ja) | 魚釣用の金属糸とナイロン糸とを結節する方法 | |
JPH01132325A (ja) | 烏賊釣針用芯棒と烏賊釣針及び烏賊釣針の釣り糸への係止方法 | |
JPH01194808A (ja) | ケーブルグリップ | |
JPS5835601Y2 (ja) | 両面兼用羽毛シヨ−ル | |
JPH0324054Y2 (ja) | ||
JP3971418B2 (ja) | ワイヤ結束具 | |
JPS5894331A (ja) | 糸連結具 | |
JP3012645U (ja) | 釣糸接続具 | |
JP3069016U (ja) | 糸を結び付ける部分の改良 |