JPS6040136Y2 - 愛玩動物用出入口 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は犬、猫等屋内で飼育する愛玩動物に対し、飼育
者の手を煩わすことなく自由に屋外へ出たり又戻ったり
出来る愛玩動物出入口に関するものである。

一般に屋内で飼育する愛玩動物の排泄処理は、飼育者が
開扉せぬ限り屋内にその場所を予め設定して置くのであ
るが、悪臭の排気が出来ない悩みがある。

又飼育者の手を煩わさぬとも出入出来る方法としては、
壁面或いは扉の一部に開口部を穿設し、それにのれんを
型持して成るのであるが、風の吹込みを防止出来ない為
屋内の暖気管理上大きな悩みの種となっている。

本案はこれらの悩みを一気に解消すべく、動物に対し飼
育者の放任状態を可能とすべく自由な出入を可能とし、
風の侵入を閉塞し得る簡便な愛玩動物用出入口を提供す
るものである。

本考案の実施例を添附図面に従って説明するに、１は家
屋の壁面や扉等遮塞物に穿設せる開口部に、嵌挿固設す
る出入日本体であって、その構成は断面角形筒体２の始
端部３には前記開口部口縁に当接する額縁状取付フラン
ジ部５装設し、後端部４には僅干上向傾斜面７を閉塞状
態とする後部扉板６を、上端ヒンジ部８を支点として水
平方向へ押上げ可能に形成する。

該角形筒体２の底板部９には、後端ヒンジ部１１を支点
として水平倒伏している押上げ扉板１０を形成し、その
下面から押上動により持上げ開口し得る様に戊る。

斯様な出入口本体１は、家屋の壁面や扉等遅閉物の開口
部に嵌挿固設するに、該開口部に嵌挿後前記取付フラン
ジ部５を打着すれば良いが、第２図の如く開口部に密嵌
せしめる木枠１２を介在せしめて、該木枠にフランジ部
５から打着固定することも出来る。

各れの方法であっても差し支えない。又、前記後部扉板
６及び押上げ扉板１０は合成樹脂材等による透明材をも
って形成することが最も望ましいが、透明性が本案の要
旨では無いので、不透明材であっても差し支えはない。

本考案の実施例としては、断面角柱体として、高さ３５
０ミリ、幅３００ミリ、奥行き４００ミリ程度とし、板
厚は各６ミリで充分であろうと思われる。

又本実施例では出入口本体１を断面角形筒体２形状とし
たが、断面が円、楕円、或いは多角形状に形成しても本
案の要旨は入るものとする。

更に使用しない時は閉塞板１３を始端部３に貼着してお
いてもよい。

本考案は、家屋の壁や扉等遅閉物の開口部に、嵌挿固設
すべく、筒体２の始端部３に取付フランジ部５を装設し
、後端部４には僅千上向傾斜面７を閉塞状態とする後部
扉板６を上端ヒンジ部８で水平押上げ可能に形成し、且
つ筒体２の底板部９に後端ヒンジ部１１を支点として押
上げ開口する押上げ扉板１０を各々形成したことを特徴
とする考案であるから、犬や猫が屋外に自刃で出るには
角形筒体２内空部へ侵入し、鼻先で後部扉板６を後方へ
水平方向に押上げながら脱出出来、屋内へ戻るには底板
部９の下面から押上げ扉板１０を鼻先で持上げながら開
口する隙間から戻ることが出来る。

斯様に飼育者の手を煩わさな（とも愛玩動物が自刃で自
由に出入出来ると共に、普段風の浸入が無いので、屋内
の暖気管理への悪影響は与えることか無く、マンション
住人にとってはベランダで用足しをさせ得る等頗ぶる至
便な実用性をもたらすと共に、全体の構成は簡単であり
廉価に量産可能である有益な考案である。

【図面の簡単な説明】

第１図は斜視図、第２図は縦断面図である。 １：出入口本体、２：角形筒体、３，４：始・後端部、
５：取付フランジ部、６：後部扉板、７：上向傾斜面、
８：上端ヒンジ部、９：底板部、１０：押上げ扉板、１
１：後端ヒンジ部、１２：木枠、１３：閉塞板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 家屋の壁面や扉等遅閉物の開口部に、嵌挿固設すべく、
   筒体の始端部に取付フランジ部を装設し、後端部には僅
   干上向傾斜面を閉塞状態とする後部扉板を上端ヒンジ部
   で水平押上げ可能に形成し、且つ筒体２の底板部に後端
   ヒンジ部を支点として押上げ開口する押上げ扉板を各々
   形成したことを特徴とする愛玩動物用出入口。