JPS6040068A - 腹腔内留置カテーテル - Google Patents
腹腔内留置カテーテルInfo
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- JPS6040068A JPS6040068A JP58145722A JP14572283A JPS6040068A JP S6040068 A JPS6040068 A JP S6040068A JP 58145722 A JP58145722 A JP 58145722A JP 14572283 A JP14572283 A JP 14572283A JP S6040068 A JPS6040068 A JP S6040068A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
1 発明の背景
技術分野
本発明は、腹膜透析法に使用される腹腔内留値カテーテ
ルに関する。
ルに関する。
従来技術
腹膜透析法においては、透析液を腹腔内に注入し、一定
時間経過後に、該透析液を腹腔外に排出すべく、腹腔内
留値カテーテルを腹腔内に長期的に留置している。
時間経過後に、該透析液を腹腔外に排出すべく、腹腔内
留値カテーテルを腹腔内に長期的に留置している。
第1図は、従来の上記腹腔内留値カテーテル1であり、
本体部2の先端側の部分2 A l乙透析液を流通可能
とする先端孔3および側孔4を開口し、上記先端側の部
分2Aの長手方向における両側に一対の円板部5を有し
ている。なお、6,7は、本体部2を患者の皮下脂肪、
筋肉に保持し、固定するとともに、腹腔内への菌の侵入
を防止するフェルトである。
本体部2の先端側の部分2 A l乙透析液を流通可能
とする先端孔3および側孔4を開口し、上記先端側の部
分2Aの長手方向における両側に一対の円板部5を有し
ている。なお、6,7は、本体部2を患者の皮下脂肪、
筋肉に保持し、固定するとともに、腹腔内への菌の侵入
を防止するフェルトである。
上記腹腔内留値カテーテル1によれば、両回板部5が腹
腔内の組織に当接し、先端側の部分2Aの腹腔自移動に
伴う不完全排液を防止するとともに、両回板部5に近い
部分の側孔4の組織による閉塞による注排液不良を防止
することが可能となる。
腔内の組織に当接し、先端側の部分2Aの腹腔自移動に
伴う不完全排液を防止するとともに、両回板部5に近い
部分の側孔4の組織による閉塞による注排液不良を防止
することが可能となる。
しかしながら、上記腹腔内留値カテーテル1にあっては
、本体部2および円板部5を外科的処置で腹腔内に挿入
する場合に、円板部5が大きな挿入抵抗を生じて、本体
部2および円板部5の円滑な挿入が困難となる。また、
先端孔39両円板部5の中間lこ位置する側孔4の組織
による閉塞を完全に防止するこさができず、それらの組
織による閉塞により、注排液不良を生ずるおそれがある
。
、本体部2および円板部5を外科的処置で腹腔内に挿入
する場合に、円板部5が大きな挿入抵抗を生じて、本体
部2および円板部5の円滑な挿入が困難となる。また、
先端孔39両円板部5の中間lこ位置する側孔4の組織
による閉塞を完全に防止するこさができず、それらの組
織による閉塞により、注排液不良を生ずるおそれがある
。
■ 発明の目的
本発明の第1は5円滑に腹腔内に挿入可能であり、腹腔
自移動に伴う不完全排液を生ずることがなく、透析液の
流通孔の組織閉塞による注排液不良を生ずることがない
腹腔内留値カテーテルを提供することを目的とする。
自移動に伴う不完全排液を生ずることがなく、透析液の
流通孔の組織閉塞による注排液不良を生ずることがない
腹腔内留値カテーテルを提供することを目的とする。
本発明の第2は、生体に対する安全性がより高く、円滑
に腹腔内に挿入可能であり、腹腔自移動に伴う不完全排
液を生ずることがなく、透析液の流通孔の組織による閉
塞による注排液不良を生ずることがない腹腔内留値カテ
ーテルを提供することを目的とする。
に腹腔内に挿入可能であり、腹腔自移動に伴う不完全排
液を生ずることがなく、透析液の流通孔の組織による閉
塞による注排液不良を生ずることがない腹腔内留値カテ
ーテルを提供することを目的とする。
■ 発明の構成
本発明の第1は、腹腔内に留置される本体部の先端側の
部分に、透析液を流通可能とする孔が開口されてなる腹
腔内留値カテーテルにおいて、上記本体部の先端側の部
分に、形状記憶合金からなり、マルテンサイト逆変態開
始温度より高い温度で本体部に対し外方に拡張し、腹腔
部の組織に係止可能な形状となる係止部を備えてなるよ
うにしたものである。
部分に、透析液を流通可能とする孔が開口されてなる腹
腔内留値カテーテルにおいて、上記本体部の先端側の部
分に、形状記憶合金からなり、マルテンサイト逆変態開
始温度より高い温度で本体部に対し外方に拡張し、腹腔
部の組織に係止可能な形状となる係止部を備えてなるよ
うにしたものである。
また、本発明の第1は、前記係止部が、複数設けられて
いるようにしたものである。
いるようにしたものである。
また、本発明の第1は、前記マルテンサイト逆変態開始
温度が25℃〜42℃であるようにしたものである。
温度が25℃〜42℃であるようにしたものである。
また、本発明の第1は、前記係止部の拡張形状がかぎ針
状であるようにしたものである。
状であるようにしたものである。
本発明の第2は、腹腔内に留置される本体部の先端側の
部分に、透析液を流通可能とする孔が開口さね、てなる
腹腔内留値カテーテルにおいて、と配本体部の先端側の
部分に、生体適合性のある合成樹脂で被覆された形状記
憶合金からなり、マルテンサイト逆変態開始温度より高
い温度で本体部に対する外方に拡張し、腹腔内の組織に
係1ト可能な形状となる係上部を備えてなるようにした
ものである。
部分に、透析液を流通可能とする孔が開口さね、てなる
腹腔内留値カテーテルにおいて、と配本体部の先端側の
部分に、生体適合性のある合成樹脂で被覆された形状記
憶合金からなり、マルテンサイト逆変態開始温度より高
い温度で本体部に対する外方に拡張し、腹腔内の組織に
係1ト可能な形状となる係上部を備えてなるようにした
ものである。
また、本発明の第2は、前記形状記憶合金が、通電によ
って、マルテンサイト逆変態開始温度より高い温度にま
で加熱可能とされるようにするものである。
って、マルテンサイト逆変態開始温度より高い温度にま
で加熱可能とされるようにするものである。
また、本発明の第2は、前記係止部が複数設けられてい
るようにしたものである。
るようにしたものである。
また、本発明の第2は、前記マルテンサイト逆変態開始
温度が25℃〜42℃であるようにしたものである。
温度が25℃〜42℃であるようにしたものである。
また、本発明の第2は、前記係止部の拡張形状がかぎ針
状であるようにしたものである。
状であるようにしたものである。
また、本発明の第2は、前記生体適合性のある合成樹脂
が、ポリウレタンエラストマー、ポリアミドエラストマ
ー、シリコーンゴム、無可塑塩化ビニル樹脂から選ばれ
るよう齋こしたものである。
が、ポリウレタンエラストマー、ポリアミドエラストマ
ー、シリコーンゴム、無可塑塩化ビニル樹脂から選ばれ
るよう齋こしたものである。
■ 発明の詳細な説明
第2図および第3図は本発明の第1実施例に係る腹腔内
留置カテーテル(以下単にカテーテルという)11を示
す説明図である。カテーテル11の本体部12は、可撓
性材料からなる中空管であり、可撓性材料としては、生
体安全性を考えると。
留置カテーテル(以下単にカテーテルという)11を示
す説明図である。カテーテル11の本体部12は、可撓
性材料からなる中空管であり、可撓性材料としては、生
体安全性を考えると。
シリコーンゴム、無可塑塩化ビニル樹脂、ポリウレタン
エラストマー、ポリアミドエラストマー等が好ましい。
エラストマー、ポリアミドエラストマー等が好ましい。
そして、先端側の部分12Aには、先端孔13が開口す
るとともに5多数の側孔14が開口している。先端孔1
3および側孔14は、透析液の流通を可能としている。
るとともに5多数の側孔14が開口している。先端孔1
3および側孔14は、透析液の流通を可能としている。
なお、本体部12の中間部には、本体部12を患者の皮
下脂肪、筋肉に保持するとともに、腹腔内への菌の侵入
を阻止するフェル1−15.16が取着されている。
下脂肪、筋肉に保持するとともに、腹腔内への菌の侵入
を阻止するフェル1−15.16が取着されている。
カテーテル11の本体部12の先端側の部分12Aには
、複数のたこ足状の係止部17が一体化されている。こ
の係止部17の先端は、先端孔13の開口部位に対する
長手方向の外方にまで延設されている。また、この係止
部17は形状記憶合金19からなっている。そして、生
体適合性のある合成樹脂からなる柔軟な被覆部18で被
覆されていることが好ましい。
、複数のたこ足状の係止部17が一体化されている。こ
の係止部17の先端は、先端孔13の開口部位に対する
長手方向の外方にまで延設されている。また、この係止
部17は形状記憶合金19からなっている。そして、生
体適合性のある合成樹脂からなる柔軟な被覆部18で被
覆されていることが好ましい。
上記形状記憶合金19としては、Ti−Ni合金。
Au −Cd合金、 Cu −Al −Ni合金、 C
u−Au−Zn合金、 Cu −Zn −X (XはS
i 、 Sn 、 Al、 Gaのいずれか一つ)合金
、およびNi −A1合金等のいずれかからなっている
。また、形状記憶合金19は、単一の連続した線材から
なり、本体部12の肉厚内、被覆部18の内部に配線さ
れ、その両端19A、19Bを本体部12の基端側の部
分の外面から外部に延出させている。これは、形状記憶
合金19を通電による加熱を考えたことによる。
u−Au−Zn合金、 Cu −Zn −X (XはS
i 、 Sn 、 Al、 Gaのいずれか一つ)合金
、およびNi −A1合金等のいずれかからなっている
。また、形状記憶合金19は、単一の連続した線材から
なり、本体部12の肉厚内、被覆部18の内部に配線さ
れ、その両端19A、19Bを本体部12の基端側の部
分の外面から外部に延出させている。これは、形状記憶
合金19を通電による加熱を考えたことによる。
よって、通電以外の加熱手段(例えば、体温、高周波加
熱)を考える場合は、上記形状記憶合金19を本体部1
2の基端側の部分の外面より外部に延出させなくてもよ
い。
熱)を考える場合は、上記形状記憶合金19を本体部1
2の基端側の部分の外面より外部に延出させなくてもよ
い。
ここで、上記形状記憶合金19は、マルテンサイト逆変
態終了温度(マルテンサイト相が消失し始めて母相であ
るオーステナイト相となる温度)より高い温度で第2図
および第3図に示すようなかぎ針状の記憶形状に成形さ
れている。すなわち、係IE部17−1上記形状記憶合
金19のマルテンサイト相態(母相であるオーステナイ
トからマルテンサイト相になること)終了温度以下の温
度状態下で柔かくなり、第2図に2点鎖線で示すように
本体部12の先端側の部分12Aと平行になるような直
線状、すなわち腹腔内に円滑に挿入可能な形状を得るこ
とが可能となっている。また、係止部1Tは、形状記憶
合金19のマルテンサイト逆変態開始温度より高い温度
に加熱されることにより、形状記憶合金19が記憶して
いるかぎ針状となり、本体部12に対する外方に拡張し
、腹腔内の組織に係止可能となる。マルテンサイト逆変
態開始温度は、25℃〜45℃程度が好適である。
態終了温度(マルテンサイト相が消失し始めて母相であ
るオーステナイト相となる温度)より高い温度で第2図
および第3図に示すようなかぎ針状の記憶形状に成形さ
れている。すなわち、係IE部17−1上記形状記憶合
金19のマルテンサイト相態(母相であるオーステナイ
トからマルテンサイト相になること)終了温度以下の温
度状態下で柔かくなり、第2図に2点鎖線で示すように
本体部12の先端側の部分12Aと平行になるような直
線状、すなわち腹腔内に円滑に挿入可能な形状を得るこ
とが可能となっている。また、係止部1Tは、形状記憶
合金19のマルテンサイト逆変態開始温度より高い温度
に加熱されることにより、形状記憶合金19が記憶して
いるかぎ針状となり、本体部12に対する外方に拡張し
、腹腔内の組織に係止可能となる。マルテンサイト逆変
態開始温度は、25℃〜45℃程度が好適である。
すなわち、25℃以下では、留置前に変形し易く、45
℃以上では、生体組織に損傷を与えるおそれがあり、妥
当でない。係止部17は、上記のように本体部12に対
する外方に拡張し、腹腔内の組織に係止することにより
、本体部12の先端側の部分12Aを腹腔内のダグラス
窩に固定するとともに、先端孔13.側孔14の周囲を
被うことによってそれらが周囲の生体組織により閉塞さ
れることを防止可能としている。
℃以上では、生体組織に損傷を与えるおそれがあり、妥
当でない。係止部17は、上記のように本体部12に対
する外方に拡張し、腹腔内の組織に係止することにより
、本体部12の先端側の部分12Aを腹腔内のダグラス
窩に固定するとともに、先端孔13.側孔14の周囲を
被うことによってそれらが周囲の生体組織により閉塞さ
れることを防止可能としている。
なお、形状記憶合金19は、その両端19A。
19Bを電源に接続し1通電することによって前記所定
温度をこまで加熱可能とされる。
温度をこまで加熱可能とされる。
上記被覆部18は、本体部12と同一のシリコーンゴム
、無可塑塩化ビニル樹脂、ポリウレタンエラストマー、
ポリアミドエラストマー等のいずれかからなり、一体成
形もしくは接着によって本体部12の先端側の部分12
Aに一体化されてむする。
、無可塑塩化ビニル樹脂、ポリウレタンエラストマー、
ポリアミドエラストマー等のいずれかからなり、一体成
形もしくは接着によって本体部12の先端側の部分12
Aに一体化されてむする。
■ 発明の具体的作用
腹膜透析法において、第4図に示すように、カテーテル
11を患者20の腹腔21に挿入する場合には、形状記
憶合金19をマルテンサイト変態終了温度以下の温度状
態とし、係止部17を第2図に2点鎖線で示すような本
体部12の先端側の部分12Aと平行な直線状とする。
11を患者20の腹腔21に挿入する場合には、形状記
憶合金19をマルテンサイト変態終了温度以下の温度状
態とし、係止部17を第2図に2点鎖線で示すような本
体部12の先端側の部分12Aと平行な直線状とする。
これによりカテーテル11は、係止部17が大きな挿入
抵抗を生ずることなく、外科的処置によって円滑に腹腔
21に挿入可能となる。
抵抗を生ずることなく、外科的処置によって円滑に腹腔
21に挿入可能となる。
このようにして、カテーテル11の本体部12の先端側
の部分12Aが腹腔21のダグラス窩(ど到達したら、
形状記憶合金19への通電によって、形状記憶合金19
をマルテンサイト逆変態開始温度より高い温度にまで加
熱する。形状記憶合金19の上記加熱により、係上部1
Tは第2図および第3図に示すようなかぎ針状となる。
の部分12Aが腹腔21のダグラス窩(ど到達したら、
形状記憶合金19への通電によって、形状記憶合金19
をマルテンサイト逆変態開始温度より高い温度にまで加
熱する。形状記憶合金19の上記加熱により、係上部1
Tは第2図および第3図に示すようなかぎ針状となる。
これにより、複数のかぎ針状の係止部17がダグラス窩
を形成している腹腔の組織に係止し、本体部12の先端
側の部分12Aの腹腔自移動に伴う不完全排液を確実に
防止することが可能となる。また、複数のかぎ針状の係
止部17が、先端孔13.側孔14の周囲を被うことと
なり、大綱、腸間膜等の組織の先端孔13.側孔14へ
の吸着が防止され、それら先端孔13.側孔14の組織
による閉塞による注排液不良の発生を防止することが可
能となる。
を形成している腹腔の組織に係止し、本体部12の先端
側の部分12Aの腹腔自移動に伴う不完全排液を確実に
防止することが可能となる。また、複数のかぎ針状の係
止部17が、先端孔13.側孔14の周囲を被うことと
なり、大綱、腸間膜等の組織の先端孔13.側孔14へ
の吸着が防止され、それら先端孔13.側孔14の組織
による閉塞による注排液不良の発生を防止することが可
能となる。
また、腹腔組織が側孔14を閉塞しないから、側孔14
の口径を比較的大とし、透析液の注排液作業をより円滑
に行なうことが可能となる。
の口径を比較的大とし、透析液の注排液作業をより円滑
に行なうことが可能となる。
なお、係止部1Tは形状記憶合金19を生体適合性のあ
る合成樹脂の被覆部18によって被っていることから、
形状記憶合金19を直接患者20の生体に接触させるこ
となく、より高い安全性を確保するとともに、形状記憶
合金19の加熱による患者20の生体への熱放散を防止
することが可能となる。
る合成樹脂の被覆部18によって被っていることから、
形状記憶合金19を直接患者20の生体に接触させるこ
となく、より高い安全性を確保するとともに、形状記憶
合金19の加熱による患者20の生体への熱放散を防止
することが可能となる。
第5図は本発明の第2実施例に係る腹腔内留置カテーテ
ル11Aを示す説明図であり、前記カテーテル11と同
様な部分は同一符号を付すものとする。このカテーテル
11Aが前記、カテーテル11と異なる点は、係止部1
7Aをぜんまい状としたことにある。そして、係止部1
7Aは、カテーテル先hv側12Aの外周上に複数個設
けることが好ましい。このカテーテル11AlこおG1
ても、形状記憶合金19を生体適合性のある合成樹脂の
被覆部18によって被っていることから、生体に対する
安全性がより高く、円滑に腹腔内に挿入可能であり、腹
腔自移動に伴う不完全排液を生ずることがなく、透析液
の流通孔の組織開基による注排液不良を生ずることがな
い。
ル11Aを示す説明図であり、前記カテーテル11と同
様な部分は同一符号を付すものとする。このカテーテル
11Aが前記、カテーテル11と異なる点は、係止部1
7Aをぜんまい状としたことにある。そして、係止部1
7Aは、カテーテル先hv側12Aの外周上に複数個設
けることが好ましい。このカテーテル11AlこおG1
ても、形状記憶合金19を生体適合性のある合成樹脂の
被覆部18によって被っていることから、生体に対する
安全性がより高く、円滑に腹腔内に挿入可能であり、腹
腔自移動に伴う不完全排液を生ずることがなく、透析液
の流通孔の組織開基による注排液不良を生ずることがな
い。
第6図は、本発明の第3実施例に係る腹腔内留置カテー
テル11Bを示す説明図であり、前記カテーテル11と
同様な部分は同一符号を付すものとする。このカテーテ
ル11Bが前記カテーテル11と異なる点は、係止7G
1117 Bを、両端が本体部12の先娯1側の+”i
B分12Aに一体化さIt、るとともに、先端孔13.
側孔14の周囲を連続して被う略円形状、略楕円形状と
したことにある。また、複数個設けられていることが好
ましい。このカテーテル11Bにおいても、形状記憶合
金19を生体適合性のある合成樹脂の被覆部18によっ
て被っていることから、生体に対する安全性がより高く
、円滑に腹腔内に挿入可能であり、腹腔自移動に伴う不
完全排液を生ずることがなく、透析液の流通孔の組織閉
塞による注排液不良を生ずることがない。
テル11Bを示す説明図であり、前記カテーテル11と
同様な部分は同一符号を付すものとする。このカテーテ
ル11Bが前記カテーテル11と異なる点は、係止7G
1117 Bを、両端が本体部12の先娯1側の+”i
B分12Aに一体化さIt、るとともに、先端孔13.
側孔14の周囲を連続して被う略円形状、略楕円形状と
したことにある。また、複数個設けられていることが好
ましい。このカテーテル11Bにおいても、形状記憶合
金19を生体適合性のある合成樹脂の被覆部18によっ
て被っていることから、生体に対する安全性がより高く
、円滑に腹腔内に挿入可能であり、腹腔自移動に伴う不
完全排液を生ずることがなく、透析液の流通孔の組織閉
塞による注排液不良を生ずることがない。
なお、上記各実施例における係止部17,17八。
17Bは、形状記憶合金19を被覆部18によって被う
場合について説明した。しかしながら、形状記憶合金を
被覆部によって被うことなく、形状記憶合金そのものに
よって係止部を構成するようにしても良い。
場合について説明した。しかしながら、形状記憶合金を
被覆部によって被うことなく、形状記憶合金そのものに
よって係止部を構成するようにしても良い。
また、上記各実施例においては、形状記憶合金19に通
電することによって形状記憶合金19を所定温度にまで
加熱することとした。しかじなカベら形状記憶合金は、
体温、高周波加熱等の他のカロ熱手段によって加熱され
るものであっても良い。
電することによって形状記憶合金19を所定温度にまで
加熱することとした。しかじなカベら形状記憶合金は、
体温、高周波加熱等の他のカロ熱手段によって加熱され
るものであっても良い。
■ 発明の具体的効果
以」二のように、本発明の第1は、腹腔内に留置される
本体部の先端側の部分に、透析液を流通可能とする孔が
開口されてなる腹腔内留室カテーテルにおいて、上記本
体部の先端側の部分に、形状記憶合金からなり、マルテ
ンサイト逆変態開始温度より高い温度で本体部に対する
外方に拡張し、腹腔内の組織に係止可能な形状となる係
止部を備えて4Cるようにしたものである。したがって
、円滑に腹腔内に挿入可能であり、腹腔自移動に伴う不
完全排液を生ずることがなく、透析液の流通孔の組織閉
塞による注排液不良を生ずることがない腹腔内留室カテ
ーテルを得ることが可能となるOまた、本発明の第1は
前記係止部が、複数設けられているものとすることによ
り、定位置への固定がより確実となる。
本体部の先端側の部分に、透析液を流通可能とする孔が
開口されてなる腹腔内留室カテーテルにおいて、上記本
体部の先端側の部分に、形状記憶合金からなり、マルテ
ンサイト逆変態開始温度より高い温度で本体部に対する
外方に拡張し、腹腔内の組織に係止可能な形状となる係
止部を備えて4Cるようにしたものである。したがって
、円滑に腹腔内に挿入可能であり、腹腔自移動に伴う不
完全排液を生ずることがなく、透析液の流通孔の組織閉
塞による注排液不良を生ずることがない腹腔内留室カテ
ーテルを得ることが可能となるOまた、本発明の第1は
前記係止部が、複数設けられているものとすることによ
り、定位置への固定がより確実となる。
また、本発明の第1は、前記マルテンサイト逆変態開始
温度が25℃〜42℃であるものとすることにより、留
置前に変形することなく、生体組織に損傷を与えること
もない。
温度が25℃〜42℃であるものとすることにより、留
置前に変形することなく、生体組織に損傷を与えること
もない。
また、本発明の第1は、前記係止部の拡張形状がかぎ針
状であるものとすることにより、定位置への固定がより
確実となる。
状であるものとすることにより、定位置への固定がより
確実となる。
また、本発明の第2は、腹腔内に留置される本体部の先
端側の部分に、透析液を流通可能とする孔が開口されて
なる腹腔内留室カテーテルにおいて、上記本体部の先端
側の部分に、生体適合性のある合成樹脂で被覆された形
状記憶合金からなり、マルテンサイト逆変態開始温度よ
り高い温度で本体部に対する外方に拡張し、腹腔内の組
織に係止可能な形状となる係止部を備えてなるようにし
たものである。したがって、生体に対する安全性がより
高く、円滑に腹腔内に挿入可能であり、腹腔自移動に伴
う不完全排液を生ずることがなく、透析液の流通孔の組
織閉塞による注排液不良を生ずることがない腹腔内留室
カテーテルを得ることが可能となる。
端側の部分に、透析液を流通可能とする孔が開口されて
なる腹腔内留室カテーテルにおいて、上記本体部の先端
側の部分に、生体適合性のある合成樹脂で被覆された形
状記憶合金からなり、マルテンサイト逆変態開始温度よ
り高い温度で本体部に対する外方に拡張し、腹腔内の組
織に係止可能な形状となる係止部を備えてなるようにし
たものである。したがって、生体に対する安全性がより
高く、円滑に腹腔内に挿入可能であり、腹腔自移動に伴
う不完全排液を生ずることがなく、透析液の流通孔の組
織閉塞による注排液不良を生ずることがない腹腔内留室
カテーテルを得ることが可能となる。
また、本発明の第2は、前記形状記憶合金を、通電によ
って、マルテンサイト逆変態開始温度より高い温度にま
で加熱可能とすることにより、単純な構造によって確実
に形状記憶合金を加熱することが可能となる。
って、マルテンサイト逆変態開始温度より高い温度にま
で加熱可能とすることにより、単純な構造によって確実
に形状記憶合金を加熱することが可能となる。
また、本発明の第2は前記係上部が%複数設けられてい
るものとすることにより、定位置への固定がより確実と
なる。
るものとすることにより、定位置への固定がより確実と
なる。
また、本発明の第2は、前記マルテンサイト逆変態開始
温度が25℃〜42℃であるものとすることにより、留
置前に変形することなく、生体組織に損傷を与えること
もない。
温度が25℃〜42℃であるものとすることにより、留
置前に変形することなく、生体組織に損傷を与えること
もない。
また、本発明の第2は、前記係止部の拡張形状がかぎ針
状であるものとすることにより、定位置への固定がより
確実となる。
状であるものとすることにより、定位置への固定がより
確実となる。
また、本発明の第2は、前記生体適合性のある合成樹脂
が、ポリウレタンエラストマー、ポリアミドエラストマ
ー、シリコーンゴム、無可塑塩化ビニル樹脂から選ばれ
るものとすることにより。
が、ポリウレタンエラストマー、ポリアミドエラストマ
ー、シリコーンゴム、無可塑塩化ビニル樹脂から選ばれ
るものとすることにより。
生体に対する安全性を確保することが可能となる。
第1図は従来例に係る腹腔内留室カテーテルを、示す斜
視図、第2図は本発明の第1実施例に係る腹腔内留室カ
テーテルを示す斜視図、第3図は第2図の要部断面図、
第4図は同腹腔内カテーテルの使用状態を示す模式図、
第5図は本発明の第2実施例に係る腹腔内留室カテーテ
ルを示す要部断面図、第6図は本発明の第3実施例に係
る腹腔内留室カテーテルを示す要部断面図である。 11.11A、11B 腹戸内留置カテーテル、12一
本体部、12A・・先端側の部分、13・・先端孔、1
4・・側孔、17,17A、17B・・係止部、18・
・被覆部、19・・・形状記憶合金。 特許出願人 チル七株式会社 代理人 弁理士 塩 川 修 治 第1図 第5図 第6図
視図、第2図は本発明の第1実施例に係る腹腔内留室カ
テーテルを示す斜視図、第3図は第2図の要部断面図、
第4図は同腹腔内カテーテルの使用状態を示す模式図、
第5図は本発明の第2実施例に係る腹腔内留室カテーテ
ルを示す要部断面図、第6図は本発明の第3実施例に係
る腹腔内留室カテーテルを示す要部断面図である。 11.11A、11B 腹戸内留置カテーテル、12一
本体部、12A・・先端側の部分、13・・先端孔、1
4・・側孔、17,17A、17B・・係止部、18・
・被覆部、19・・・形状記憶合金。 特許出願人 チル七株式会社 代理人 弁理士 塩 川 修 治 第1図 第5図 第6図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 +11 腹腔内に留置される本体部の先端側の部分に、
透析液を流通可能とする孔が開口されてなる腹腔内留膜
カテーテルにおいて、上記本体部の先端側の部分に、形
状記憶合金からなり、マルテンサイト逆変態開始温度よ
り高い温度で本体部に対し外方に拡張し、腹腔内の組織
に係止可能な形状となる係止部を備えてなることを特徴
とする腹腔内留膜カテーテル。 (2)前記係止部が、複数設けられている特許請求の範
囲第1項に記載の腹腔内留膜カテーテル。 (3) 前記マルテンサイト逆変態開始温度が25℃〜
42℃である特許請求の範囲第1項または第2項に記載
の腹腔内留膜カテーテル。 (4) 前記係止部の拡張形状がかぎ針状である特許請
求の範囲第1項ないし第3項のいずれかに記載の腹腔内
留膜カテーテル。 (5)腹腔内に留置される本体部の先端側の部分に、透
析液を流通可能とする孔が開口されてなる腹腔内留膜カ
テーテルにおいて、上記本体部の先端側の部分に、生体
適合性のある合成樹脂で被覆された形状記憶合金からな
り、マルテンサイト逆変態開始温度より高い温度で本体
部に対する外方に拡張し、腹腔内の組織に係止可能な形
状となる係止部を備えてなることを特徴とする腹腔内留
膜カテーテル。 (6) 前記形状記憶合金は、通電によって、マルテン
サイト逆変態開始温度より高い温度にまで加熱可能とさ
れる特許請求の範囲第5項に記載の腹腔内留膜カテーテ
ル。 (7) 前記係止部が、複数設けられている特許請求の
範囲第5項または第6項に記載の腹腔内留膜カテーテル
。 (8) 前記マルテンサイト逆変態開始温度が25℃〜
42℃である特許請求の範囲第5項ないし第7項のいず
れかに記載の腹腔内留膜カテーテル。 (9) 前記係止部の拡張形状がかぎ針状である特許請
求の範囲第5項ないし第8項のいずれかに記載の腹腔内
留値カテーテル。 (10) 前記生体適合性のある合成樹脂が、ポリウレ
タンエラストマー、ポリアミドエラストマー。 シリコーンゴム、無可塑塩化ビニル樹脂から選ばれる峙
許請求の範囲第5項ないし第9項のいずれかに記載の腹
腔内留値カテーテル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58145722A JPS6040068A (ja) | 1983-08-11 | 1983-08-11 | 腹腔内留置カテーテル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58145722A JPS6040068A (ja) | 1983-08-11 | 1983-08-11 | 腹腔内留置カテーテル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6040068A true JPS6040068A (ja) | 1985-03-02 |
JPH024309B2 JPH024309B2 (ja) | 1990-01-26 |
Family
ID=15391614
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58145722A Granted JPS6040068A (ja) | 1983-08-11 | 1983-08-11 | 腹腔内留置カテーテル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6040068A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6468275A (en) * | 1987-09-08 | 1989-03-14 | Terumo Corp | Indwelling catheter in abdominal cavity |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102485980B1 (ko) * | 2020-10-28 | 2023-01-05 | 인제대학교 산학협력단 | 형상기억소재를 이용한 메쉬 고정 타입 복강-방광 연결 카테터 |
-
1983
- 1983-08-11 JP JP58145722A patent/JPS6040068A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6468275A (en) * | 1987-09-08 | 1989-03-14 | Terumo Corp | Indwelling catheter in abdominal cavity |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH024309B2 (ja) | 1990-01-26 |
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