JPS6039494A - バツチダイジエスタ内でパルプを蒸解し洗浄する方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は修正されたクラフトパルププロセスを用いてバ
ッチダイジェスタで蒸解した）くルプを洗浄する方法に
関するものである。殊に本発明はダイジェスタ自体の中
で多段式パルプ洗浄を行なうことに関する。

従来の技術 紙の製造に当って木材チップをバッチ蒸解するのにはい
くつものプロセスがある。通常これは特にその目的のた
め作られたダイジェスタ内で行なワレる。ダイジェスタ
には木材チップを充填する。

通常これは内部にぎっしり詰め込まれる。次いで水酸化
ナトリウム単独か又は水酸化ナトリウムと硫化ナトリウ
ムとの混合物の高温溶液をダイジェスタへ注入する。ダ
イジェスタの温度は水蒸気の導入により従来どおり整御
される。木材チップな蒸解液と一定の時間接触させた後
、ダイジェスタのプロ弁を開いてブロータンクへ中味を
送り出す。

前述のパルプ化プロセスにおいて、高温黒液は洗浄ろ過
液をくみ上げることより蒸解の終わりにはダイジェスタ
の底部へと行く。この高温黒液はダイジェスタの円頂部
にある伸縮スクリーンを通りダイジェスタから出て行く
。置換された高温黒液の大部分は加圧高温黒液アキュム
レータへ行き、温度が下がるに従い、最終の量は暖温黒
液アキュムレータへ行く。試験の結果フィルタ１段分と
同等のパルプ洗浄がこの高温黒液置換により得られるこ
とがわかった。パルプがダイジェスタから吹き出された
後付加的パルプ洗浄を行なうことにより、パルプ内に残
存する黒液を満足できる程度の低いレベルにとすること
ができる。

発明の構成 本発明のプロセスはダイジェスタ自体の内部を多段洗浄
Ｗｍに使用しているので、パルプをダイジェスタから吹
き出す前に必要なパルプ洗浄の全部又は一部を仕送ける
。この新規プロセスの長所は次の通りである： （１）パルプ洗浄の改良程度はダイジェスタ内部で果さ
れる。

（２）　パルプ洗浄に必要なプロセス装置が減少する。

（３）　この洗浄法はダイジェスタからパルプ吹き出し
た排ガス内の硫黄ガスによるどの臭気も太いに少なくさ
せるか又はなくすることができる。

（４）　ダイジェスタからの高温黒液全排出効率が改善
されるので、エネルギ節減を高める。

本発明の典型的具体例では、洗浄は３段で行なわれる。

チップはパルプと高温黒液を作るため蒸解液で蒸解され
た後、高温黒液の一部はダイジェスタ内で第１の洗浄水
と置き換えられる。ダイジェスタ内の高温黒液付加部分
は第２の洗浄水で置換され、第１の洗浄水よりも濃度の
低い黒液となる。最後に、高温黒液の他部分は第３の洗
浄水で置換され、第１と第２水のいずれよりも低い濃度
の黒液となる。ダイジェスタの残りの中味は洗浄用ろ過
水で置換され、第１、第２及び第３洗浄水は順次ダイジ
ェスタから置換された液で補充される。

本発明のパルプ洗浄プロセスはクラフトパルププロセス
を修正したバッチダイジェスタに特に使われるが、亜硫
酸パルプ法のような他のバッチダイジェスタパルプ化法
にも適用できる。

実施例 本発明の多段洗浄プロセスはこの発見によりダイジェス
タ内の洗浄に好結果で適用でき、ダイジェスタ底部へ液
又は洗浄水をポンプで注入し、また頂部から置換された
液を取除くことにより、ダイジェスタから液が置換され
る場合、通常３０分より少ない短時間で非常に効率がい
＼排出が果される。この理由は蒸解最終におけるダイジ
ェスタ内のパルプはチップの形状のま＼でダイジェスタ
底部に沈下しているためであることが分った。パルプが
ダイジェスタ内で沈下しているため、出口スクリーンを
ふさいだり又はダイジェスタからの置換液の流れを制限
するパルプがダイジェスタ頂部に存在しない。観測結果
のパルプ沈下は低比重のスプルースから高比重の広葉樹
の範囲に及ぶあらゆる種類の木材で正しいことが分かっ
た。

さて図面に注意すると、参照番号１０は取りはずし可能
なふた１１がついたバッチ式の−を通ダイジェスタに一
般に適用されている。蒸気はダイジェスタ底部へ弁１３
を通り循環通路１２へ導かれ、ダイジェスタ１０につめ
込まれた木材チップを蒸解温度まで上げるため弁１４を
通り循環する。

ダイジェスタが実質上パルプと高温黒液との混合物で充
満した蒸解作用が完了した時、ダイジェスタから高温黒
液の一部排出が弁１７を通りポンプ１６により第１段洗
浄廃水アキュムレータ１５から廃水をポンプで注入し、
大口弁１８を通りダイジェスタ１０の底部へ注入するこ
とで始まる。

高温黒液はダイジェスタ１０から通路１９及び弁２０を
通り高温黒液アキュムレータ２１へ排出される。ダイジ
ェスタへポンプで注入される第１段の洗浄水容量は使用
した洗浄段数、洗浄後の必要なパルプ洗浄度、利用でき
る時間、及び洗浄水での、黒液許容希釈度のようなシス
テム・上の要求による。ダイジェスタへ注入された洗浄
水量は普通ダイジェスタ容量の１０〜２０％の範囲であ
る。

ダイジェスタへ入る第１段洗浄水の最初の容積を注入後
、ダイジェスタ１０からアキュムレータ２１への高温黒
液排出はポンプ２３により弁２４を通り第２段洗浄水ア
キュムレータ２２からの水を、大口弁１８を通りダイジ
ェスタ底部へポンプで注入することで続けられる。この
第２の洗浄水は第１の洗浄水より黒液濃度が低い。

従って高温黒液追加量をアキュムレータ２１へ排出する
ため、第２段洗浄水の追加量をダイジェスタへ注入した
後、アキュムレータ２２からの流出は停止され、第３段
洗浄水アキュムレータ２５からの水がポンプ２６により
弁２７、入口弁１８を通り、アキュムレータ１０の底部
へ注入される。

このように追加の高温黒液量は高温黒液アキュムレータ
２１へ排出される。

次ぎの段階は貯液そう２８からの洗浄用ろ過水をポンプ
２９により弁３０を通りダイジェスタ底部の大口弁１８
へ注入するこ権から成る。ろ過水は普通殆んど黒液濃度
がない。適当な高温黒液量がアキュムレータ２１に集め
られた後、弁２０が閉じられ、弁３１は種々の水部分が
必要ならポンプ３２を使ってこれらアキュムレータへ戻
される。

貯水そう２８からの洗浄ろ過水の排出が第１段洗浄水を
弁３３を通じアキュムレータ１５へ送り出し、最初に高
温黒液排出に使った第１段水量な補充する。排出量が回
復された後、弁３３が閉じられ、弁３４は流れを第２股
木アキュムレータ２２へ向けさせるために開かれる。最
初の排出に使った水量を補充した後、弁３４が閉じられ
、弁３５は低濃度の洗浄水を第３の洗浄水アキュムレー
タ２５へ戻すために開かれる。これでダイジェスタ内の
パルプ洗浄作用が完了する。

次ぎに、パルプと残存液は圧縮空気通路３６から入って
来る圧縮空気によりダイジェスタ１０から吹き出され、
ダイジェスタの中味は弁３７を通りブロータンクへ直送
される。

黒液の大半が洗浄工程でパルプから取り除かれたため、
ブロータンクからの空気から離れた臭気が強い硫黄ガス
は事実上存在しない。黒液が洗浄工程でパルプから取り
去られる場合に本発明の修正システムを用いた実験では
、通常のクラフトダイジェスタ吹き出しからの放出量に
較べ、臭気のある硫黄ガス減少は９８チ以上であること
が分かった。このブロータンクからの空気は本発明の新
規パルプ洗浄システムを用いた時環境問題なしで大気へ
排出できる。

本発明によるシステムの特殊例とし、洗浄部分における
溶解した黒液乾燥固形分をチで表わした黒液の関連濃度
は次の通りである。

黒　液　洗浄液 高温黒液　２０チ 第１段水　１４チ 第２段〃　５チ 第３段〃　２％ 洗浄ろ過水　１　％ 典型的な１６９．９２　ｍ３（６０００ｆｔ　３）　（
７）クラフトダイジェスタの流量は次の通りである。

種々の修正が本発明の範囲から逸脱しないで記載の具体
例から行なわれることが明白であろう。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の多段パルプ洗浄システムを３段洗浄に用
いた場合を例示した概略流れ線図である。 １０・・ダイジェスタ、１１・・ふた、１２・・循環通
路、１３，１４，１７，２０，２４，２７，３０，３１
゜３３．３４．３５・・弁、１１・拳第１段アキュムレ
ータ、２２壽・第２段アキュムレータ、２５壷・第３段
アキュムレータ、１６，２３，２６，２９．３２・・ポ
ンプ、１８Ｔ・入口弁、１９命−通路、２１・・高温黒
液アキュムレータ、２８・・貯液そう、３６・・圧縮空
気通路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. バッチダイジェスタ内で木材チップな蒸解液で蒸゛解し
   てパルプと高温黒液と生成せしめ、前記バッチダイジェ
   スタからの前記黒液の第１部分を最初の洗浄水で置換し
   、前記バッチダイジェスタからの前記黒液の第２部分を
   第２の洗浄水で置換し、置換された高温黒液をアキ１ム
   レータヘ向かわせ、前記バッチダイジェスタからの第１
   及び第２の洗浄水を別個の貯蔵装置へ向かわせることを
   特徴とするバッチダイジェスタ内でノ（ルプを蒸解し洗
   浄する方法。