JPS60392A - 可動式原子炉余熱除去装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、舶用、あるいは航空機用可動式原子炉におい
て、原子炉の姿勢の如何匠ががゎらず、冷却材の自然循
環による原子炉の余熱除去機能を確保するとともに、原
子炉の安全性を確保することを目的とした可動式原子炉
余熱除去袋％ｆＨに１９１するものである。

一般に、原子炉は停止後も原子燃料崩壊生成物より余熱
を発生するので、これを除去するために、余熱除去装置
が必をとされている。

しかしながら、従来の可動式原子炉ｔ」６、固定式原子
炉と同様の設計が々されており、第１図に示すように、
原子炉ｌに収められた炉心を冷却した一次冷却材は、通
常運転時は一次冷却材高温側配管７ヶ経て蒸気発生器３
に供給され、ここで二次系へ熱を伝えた後、−次冷却材
ポンプ、２により〜次冷却材低温側配管８を経て再び原
子炉１に戻されるものである。

１だ、１９子炉１の停止時には、余熱除去用配管１０の
途中に設けた弁６を開いて、−次冷却材高温側配管７−
余熱除去冷却器５−一次冷却材低温側配管８の経路に切
替えられ、自然循環による冷却を行なうようになってい
る。こζで図中１２は補機冷却水配管であって、余熱除
去冷却用水は矢印方向に通水されて熱交換される。すな
わち、従来の構造では余熱除去冷却器５は、通常運転時
に原子炉１に対して上方になるように配置している。

これは余熱除去ポンレジ９が停止した際にも、冷却材の
自然循環によって原子炉停止時の余熱を余熱除去冷却器
５に伝えて除熱することを目的とした配置であるが、こ
の自然循環による除熱機能は、可動式原子炉１が横転し
た際には衷失してし１う。

これは、自然循環冷却が可能となるためには、余熱除去
冷却器５が原子炉１よシ上方にあることが必要であるた
めで、原子炉１の余熱を除去する機能を転覆時にも確保
するために、従来のものでは循環ポンプ等によって余熱
を除去することとしていたが、横転、あるいは転株の際
ＫＶｉ、所労の動力を確保することが困難となることも
予想さｉ］るので、自然循環による余熱除去機能を常に
確保することが、可動式原子炉にとっても強く要望され
ながら、従来の実施例では満足１きる（幾能を耳側した
ものが実現していなかった。

本発明は、上述した事情に鑑みてなされｋものであり、
原子炉が如イ１］なる姿勢であっても、常圧余熱除去冷
却器が原子炉より見て相対的に上方にあるような配置を
実現し、これによって冷却材の自然循環による原子炉の
余熱除去機能を確保し、余熱除去に関して冷却祠循禦ポ
ンプ等動的機器の動力を必要とせず、原子炉に本デ１的
な安全性（イ）・付与することを可能にし、複数基の余
熱除去冷却器５を原子炉１Ωまわりに立体的に配置する
ことを％徴とする第１の発明と上記構造に循環ポンプを
付加した第２の発明とよりなる可動式原子炉余熱除去装
置を提供するものである。

以下、本発明による実施例↓を第２図寿いし第３図に基
づいて詳細に説明する。図において、従来例と対応する
部品には同一符号を付して説明を省略する。

第２図は本発明の第１の発明をＰＷＲ型可動式原子炉に
適用した実施例であり、余熱除去冷却器５は余熱除去用
配管１ｏによって一次冷却材高温側配管７及び−次冷却
材低温側配管８間に接続されておシ、冷却系の構取口体
は第１図に示した従来の例と全く同じである。

本発明による特徴は余熱除去・冷却器５の配置であって
、原子炉１に対して、例えば原子炉１の上下、左右方向
に立体的に配置してなるものである。

従って、原子炉１の停止時には、余熱除去冷却器５と原
子炉１を連絡する配管の途中忙設けられた弁６を開くと
とによって、自然循環にょる除熱を行なう態勢に入る。

すなわち、自然循環作用によって効果的に熱除去が出来
るのは、原子炉１の上下、左右に設けられた余熱除去冷
却器５のうち、原子炉１よシ相対的に上方に位置するも
ののみであるが、複数個の余熱除去冷却器５を原子炉１
の上下、左右に配置゛することによって、転覆等の原子
炉１の姿勢の如何にかかわらず、常に余熱除去熱交換器
のうち、少なくとも１つは原子炉１より高い水準に位置
するよう忙することが可能となる。

ことで、余熱除去冷却器５け原子炉１の直上にある必要
はなく１．原子炉１より高い位置（各１１えば、斜め上
下方向）にあれば、熱除去が可能である。

第３図は本発明の第２の発明をＰＷＲ型可ＭＩ〃式原子
炉に適用した実施例であり、上記第１の発明における余
熱除去冷却器５と原子炉１を結ぶ余熱除去用配管１０の
途中に循環ポンプ９を設面する仁とにより、動力源のあ
る時には循環ポンプ９によって冷却材を循環させて原子
炉１の冷却を行ない、無動力時には自然循環に切替えて
原子炉１の冷却を打力わせることができる。

以上の本発明による実施例では余熱除去冷却器５は４個
であるが２個以上であれは伺個でもよい。

また、余熱除去用配管１０は、必ずしも一次冷却材高温
側配管７彬・よび−次牛却材低温（ｔ！Ｉｔ配管８間に
接続する必要はなく、例えば、原子炉１の上部プレナム
部および下部プレナム部間に連通ずるように原子炉１に
直伺けしてもよい。すなわち、下部プレナムに注入され
た冷却材は炉心を冷却したの）ち上部プレナムを経由し
、余熱除去用配管を通って余熱除去冷却器で熱交換され
、再び下部プレナムへ戻される。

なお、本発明による実施例はＰＷＲ型原子炉に限らず、
ＰＷＲ型原子炉、ガス冷却型原子炉、液体金属冷却炉等
全ての炉型原子炉に適用されるものである。

以上詳細に説明したように、本発明による可動式原子炉
余熱除去装置によれば、原子炉の姿勢の如何にかかわら
ず、常に自然循環によって原子炉停止時の余熱を除去す
ることが可能であり、更に循すポンブを付加した（（′
４造の場合は無動力の時は自然循環により、動力がある
時は循環ポンプによる強制循環により原子炉停止時の余
熱を除去することができる。これによって、如何なる状
況においても必敬な原子炉の冷却が可能となり、原子炉
に究極的な安全性を何カする効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の実施例を示す原子炉余熱除去装置の説明
図、第２図は本発明の第１の発明の実施例を示す可動式
原子炉余熱除去装置の説明図、第３図は同第２の発明の
実施例を示す可動式原子炉余熱除去装置の説明図である
。 １・・・原子炉、２・・・−次冷却伺ポンブ、３・・・
蒸気発生器、４・・・加圧器、５・・・余熱除去冷却器
、６・・・弁、７・・・一次冷却材高温仰ｊ配管、　８
・・・−次冷却材低温側配管、９・・・循環ポンプ、 １０・・・余熱除去用配管 ｌｒ′ｆ許出願人出願人菱原子カニ業株式会社代理人　
弁理士　佐　藤　英　昭 手続補正書（自発） 昭和５８年Ｚ月λグ日 昭和５８年　特　許　願第１０６７２２写２、％８ＡＯ
名称　可動式原子炉余熱除去装置３、補正をする者 事件との関係　特許出願人 住　所　東京都港区芝公園二丁目４番１号４、代理人 明軸蕾第２負第７行目の「袋替」を「姿勢」と補正する
。 −鵡１−

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）少なくとも２基以上の余熱除去冷却器を、可動式
   原子炉の周囲で、水平方向、上下方向及び斜め上下方向
   を含む各方向に立体的に配置し、上記各余熱除去冷却器
   を、余熱除去用配管によって一次冷却材高温側及び−次
   冷却材低温側の間に接続すると共に、上記余熱除去用配
   管の途中に弁を設ける也とによシ、可動式原子炉の姿勢
   の如何にかかわらず、自然循環による原子炉の冷却を可
   能にしたことを特徴とする可動式原子炉余熱除去装置。
2. （２）少なくとも２基以上の余熱除去冷却器を、可動式
   原子炉の周囲で本平方向、上下方向及び斜め上下方向を
   含む各方向に立体的に配置し、上記各余熱除去冷却器を
   、余熱除去用配管によって一次冷却材高温側及び−次冷
   却材低温側の間に接続すると共に、上記余熱除去用配管
   の途中に弁及び循環ポンプを設けることにより、可動式
   原子炉の姿勢の如何にかかわらず、自然循環及び強制循
   環による原子炉の冷却を可能にしたことケ特徴とする可
   動式原子炉余熱除去装置。