JPS6039248Y2 - 発泡体の製造装置 - Google Patents

発泡体の製造装置

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JPS6039248Y2
JPS6039248Y2 JP1979130450U JP13045079U JPS6039248Y2 JP S6039248 Y2 JPS6039248 Y2 JP S6039248Y2 JP 1979130450 U JP1979130450 U JP 1979130450U JP 13045079 U JP13045079 U JP 13045079U JP S6039248 Y2 JPS6039248 Y2 JP S6039248Y2
Authority
JP
Japan
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resin
passage
foam
transfer means
center
Prior art date
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JP1979130450U
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JPS5648626U (ja
Inventor
健 新貝
隆 永井
洋 下山
Original Assignee
積水化学工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は熱可塑性樹脂を押出機中で混練溶融した溶融樹
脂に発泡体を注入して押出金型より押出、発泡せしめる
発泡体の製造装置に関する。
この種製造装置においては、発泡剤を注入した溶融樹脂
(以下樹脂と略称する。
)を発泡適正温度まで均一に冷却した状態で押出金型か
ら押出すことが品質の優れた発泡体を製造する上での重
要な条件であることは良く知られており、その為に従来
より押出機と押出金型との間に冷却装置を配している。
ところで冷却装置として第1図に示すように外部冷却シ
リンダ1のみからなる構成を採用すればその中の通路2
の流れる樹脂は中心部とシリンダ内壁面に接する部分と
では大きな温度差を生じ均一な冷却は不可能である。
このため第2図に示すように外部冷却シリンダ1に加え
て、該シリンタ内に内部冷却コア3を設けた構成が一般
的に採用されている。
しかしながらこの構成においてもやはり、シリンダ1の
内壁面と内部冷却コア3の外壁面との距離によっては半
径方向に温度分布をもつものであり、依然として十分な
解決は出来ていないのが現状である。
その上この従来装置においては、内部冷却コア3の存在
によって大きな圧力損失をともなうし、またシリンダ内
壁面と内部冷却コア3の外壁面に接する樹脂か冷却され
過ぎてそれらの壁面に付着堆積し、固化した該付着物が
更に金型4より押出された発泡体表面に付着して発泡体
の品質を著しく損なったり、或いは過大な背圧を誘引し
逐には押出不能という最悪事態をも惹起するものであっ
た。
かかる点にあって本考案は、樹脂が冷却装置内の樹脂通
路を流れる間に通路中心部に存在する高温の樹脂部分を
通路周壁部に転送して冷却し、もつて前記従来手段の欠
点を解消して樹脂の均一な冷却を可能とする発泡体の製
造装置を提供しようとするものである。
即ち本考案は、熱可塑性樹脂を押出機中で混練溶融した
溶融樹脂に発泡剤を注入して押出金型より押出し、発泡
せしめる発泡体の製造装置において、前記押出機と押出
金型の間に冷却装置を配し、該冷却装置内の樹脂通路に
、通路中心部に存在する樹脂部分を通路周壁位置に転送
する流路をもった樹脂転送手段を設けたことを要旨とす
る。
本考案に於て使用される熱可塑樹脂としては、ポリエチ
レン樹脂、ポリプロピレン樹脂、エチレン−塩化ビニル
共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−
酢酸ビニル共重合体、ポリスチレン樹脂、ポリ塩化ビニ
ル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、アクリロニトルルー
ブタジエンースチレン共重合体、ポリカーボネート樹脂
等が挙げられる。
又、本考案に使用される発泡体としては、例えばプロパ
ン、ブタン、ペンタン、イソペンタン、ヘキサン、イソ
ヘキサン、シクロヘキサン等の脂肪族炭化水素、トリク
ロロモノフルオロメタン、ジクロロジフルオロメタン、
ジクロロテトラフルオロエタン、モノクロロペンタフル
オロエタン、オクトフルオロシクロブタン等のノ釦ゲン
化炭化水素、二酸化炭素、ヘリウム等の樹脂に対して不
活性な気体或いは加熱により窒素ガスのような気体を発
生するトルエンパラスルフオアジド等の液状の分解発型
泡剤が挙げられる。
かかる発泡剤は得ようとする発泡体の発泡倍率に応じ熱
可塑性樹脂に対して適宜混合されるものである。
次に本考案の一実施例を第3図乃至第5図に基づいて説
明する。
押出機11の押出シリンダ12には押出スクリュー13
が内装され、押出シリンダ12と押出金型14の間には
冷却装置として冷媒15を充填してなる外部冷却シリン
ダ16が配され、かつ該シリンダ16内の樹脂通路16
aにはその中心部に存在する樹脂(発泡剤の注入された
溶融樹脂)を通熱周壁位置に転送する流路17・・・を
もった樹脂転送手段18が設けられている。
この樹脂転送手段18は樹脂流れ方向Aに沿って複数個
(図示例では2個)設けられていると共に、各転送手段
18は樹脂通路16aの中心部に前記流れ方向Aに対向
した状態で受入れ目19を有し、通路周壁位置に流れ方
向Aを向いた状態で環状の流出口20を有し、かつこれ
ら受入れ目19と流出口20とを通路半径方向に放射線
状に配した筒体21・・・にて連通連結した構成、即ち
第4.5図に示すようにスパイグー状に構成されている
この構成によれば、押出機11のスクリュー13によっ
て樹脂はまず、スクリュー13と第1番目の樹脂転送手
段18との間のゾーンXに送り込まれ、次いて該樹脂転
送手段18を通って第1番目と第2番目の樹脂転送手段
18.18の間のゾーンYに送られ、更に第2番目の樹
脂転送手段18を通り、ゾーン2を径て金型14より押
出される。
ところでゾーンXにおいて樹脂は中心部が高く、通路1
6a周壁と接する部分が低い温度分布をもつが、第1番
目の転送手段18を通過する際、通路周壁と接する部分
は転送手段18の筒体21・・・間の空間を通ってその
ままゾーンYに流入する一方、高温の中心部は受入れ口
19より転送手段18内に取入れられ、流路17を通っ
て半径方向に移送され、環状の流出口20を通じてゾー
ンYの通路周壁位置に流入する。
即ち、ゾーンXにおける樹脂の中心部と周部とはゾーン
Yにおいては逆転する結果、ゾーンXにおいて、高温の
温度分布を示した中心部がゾーンYにおいては通路周壁
と直に接して冷却されるために、温度分布が積極的に解
消されることとなる。
そしてこの動作が第2番目の樹脂転送手段18にて再度
繰返されることにより、更に冷却の均一化が促進される
結果、高品質な発泡体を製造することができるのである
また、この構成においては、樹脂転送手段18の間隔を
適当に選ぶことにより、樹脂周部が過冷却に至るまでに
樹脂中心部と入れ替えを行なうことができるため、通路
周壁に樹脂が固化して付着することはなく、従って発泡
体に固化物が付着したり、押出不能時の現象は解消され
る。
更に、転送手段18は樹脂中心部を通路周壁に転送する
と共に、中心部以外の樹脂部分はそのまま通過するので
、従来装置における冷却コアの如き大きなデッドスペー
スを構成せず、従って圧力損失も極めて少ない。
叙述の如く、本考案に係る発泡体の製造装置によれば、
樹脂転送手段の存在によって発泡適正温度までの樹脂の
均一な冷却化が積極的に推し進められる結果、発泡体の
高品質化に大きく貢献すると共に、従来の装置において
みられた発泡体表面への固化物の付着、押出不能等の欠
点は悉く解消されるものである。
加えて、樹脂転送手段は、樹脂中心部を通路周壁に転送
する流路をもった静止体であるため、ファン等回転体の
攪拌による冷却の均一化と異なり回転動力が不要であり
、またその動力との複雑な連結構成も不要であるので、
簡単な構成で部品数少なく、かつ堅固で長期使用に耐え
得るものとすることもできる等々構造上、及び使用上幾
多の顕著な利点をもつものである。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図はそれぞれ従来の発泡体の製造装置を示
す全体正面断面図、第3図は本考案に係る発泡体の製造
装置の全体正面断面図、第4図は第3図のA−A断面図
、第5図は第3図のB−B断面図である。 11・・・・・・押出機、14・・・・・・押出金型、
16・・・・・・冷却装置、16a・・・・・・樹脂通
路、17・・・・・・流路、18・・・・・・樹脂転送
手段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 熱可塑性樹脂を押出機中て混練溶融した溶融樹脂に
    発泡剤を注入して押出金型より押出腰発泡せしめる発泡
    体の製造装置において、前記押出機と押出金型の間に冷
    却装置を配し、該冷却装置内の樹脂通路に、通路中心部
    に存在する樹脂部分を通路周壁位置に転送する流路をも
    った樹脂転送手段を設けたことを特徴とする発泡体の製
    造装置。 2 前記樹脂転送手段を樹脂通路内にその流れ方向に沿
    って複数個設けたことを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第1項に記載の発泡体の製造装置。 3 前記樹脂転送手段は、通路の中心部に樹脂の流れ方
    向に対応した状態で受入れ口を有し、通路周壁位置に溶
    融樹脂と発泡剤との混合物の流れ方向を向いた状態で流
    出口を有し、かつ前記受入れ口と流出口とは通路の半径
    方向に放射線状に配した筒体にて連通連結されたスパイ
    ダー状に構成されてなることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項若しくは第2項のいずれかに記載の発
    泡体の製造装置。
JP1979130450U 1979-09-20 1979-09-20 発泡体の製造装置 Expired JPS6039248Y2 (ja)

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JP1979130450U JPS6039248Y2 (ja) 1979-09-20 1979-09-20 発泡体の製造装置

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JP1979130450U JPS6039248Y2 (ja) 1979-09-20 1979-09-20 発泡体の製造装置

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Publication Number Publication Date
JPS5648626U JPS5648626U (ja) 1981-04-30
JPS6039248Y2 true JPS6039248Y2 (ja) 1985-11-25

Family

ID=29362150

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JP1979130450U Expired JPS6039248Y2 (ja) 1979-09-20 1979-09-20 発泡体の製造装置

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JPH0130306Y2 (ja) * 1985-03-22 1989-09-14

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JPS5648626U (ja) 1981-04-30

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