JPS6039046B2 - オクタフルオロイソブテンの除去方法 - Google Patents
オクタフルオロイソブテンの除去方法Info
- Publication number
- JPS6039046B2 JPS6039046B2 JP51147087A JP14708776A JPS6039046B2 JP S6039046 B2 JPS6039046 B2 JP S6039046B2 JP 51147087 A JP51147087 A JP 51147087A JP 14708776 A JP14708776 A JP 14708776A JP S6039046 B2 JPS6039046 B2 JP S6039046B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- octafluoroisobutene
- alcohol
- hexafluoropropylene
- gas
- remove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はへキサフルオロプロピレンに混在するオクタフ
ルオロィソブテンを除去する方法に関するものである。
ルオロィソブテンを除去する方法に関するものである。
へキサフルオロプロピレンは発素系樹脂や含弗素有機化
合物の原料としてきてめて重要な物であり、工業的には
、トリフルオロメタン、クロロジフオロメタン、テトラ
フルオロェチレン等の熱分解縮合により製造される。そ
の際いずれの場合も、オクタフルオロィソブテソが副生
成物の一つとして含まれる。この副生オクタフルオロィ
ソブテンは極めて毒性が高いため、工業化に際しては安
全且つ確実な除去無毒化法が必要である。従来は情留に
よる分離除去やアンモニア水との接触無毒化の方法など
が知られている。本発明者らは種々検討の結果、これら
とは全く異なった方法でオクタフルオロィソブテンを選
択的除去出来る事を見出した。即ち、本発明はへキサフ
ルオロプロピレンにオクタフルオロイソブテンが混在す
るガスをメチルアルコール、エチルアルコール又はプロ
ピルアルコールと接触させてオクタフルオロィソブテン
を除去する事を特徴とするオクタフルオロイソブテンの
除去方法である。
合物の原料としてきてめて重要な物であり、工業的には
、トリフルオロメタン、クロロジフオロメタン、テトラ
フルオロェチレン等の熱分解縮合により製造される。そ
の際いずれの場合も、オクタフルオロィソブテソが副生
成物の一つとして含まれる。この副生オクタフルオロィ
ソブテンは極めて毒性が高いため、工業化に際しては安
全且つ確実な除去無毒化法が必要である。従来は情留に
よる分離除去やアンモニア水との接触無毒化の方法など
が知られている。本発明者らは種々検討の結果、これら
とは全く異なった方法でオクタフルオロィソブテンを選
択的除去出来る事を見出した。即ち、本発明はへキサフ
ルオロプロピレンにオクタフルオロイソブテンが混在す
るガスをメチルアルコール、エチルアルコール又はプロ
ピルアルコールと接触させてオクタフルオロィソブテン
を除去する事を特徴とするオクタフルオロイソブテンの
除去方法である。
オクタフルオロィソフーテンを含有するガスとは上述の
如く、通常トリフルオロメタン、クロロジフルオロメタ
ン、テトラフルオロェチレン等の熱分解によってへキサ
フルオロプロピレンを主成分とするガスである。本発明
に有効なアルコールとしては、1価アルコールが有効で
あり、そのなかでも特にメチルアルコール、エチルアル
コール、フ。
如く、通常トリフルオロメタン、クロロジフルオロメタ
ン、テトラフルオロェチレン等の熱分解によってへキサ
フルオロプロピレンを主成分とするガスである。本発明
に有効なアルコールとしては、1価アルコールが有効で
あり、そのなかでも特にメチルアルコール、エチルアル
コール、フ。
ロピルアルコールが最適である。このアルコール中にへ
キサフルオロプロピレン、オクタフルオロィソブテンが
混在するガスを室温でパブリングするのみで、オクタフ
ルオロィソブテンを選択的に容易に除去することが出釆
る。勿論ガス液との接触をより効果的にするため充填塔
を使用した向流気液接触法等は、さらに有効である。ア
ルコールは、それ単独の液でもよいし、水等で希釈して
もなんらさしっかえない。しかし、アルコール濃度は大
きい方が望ましく100%濃度が最も好ましい。その処
理温度は、室温で行っても十分効果を示す。
キサフルオロプロピレン、オクタフルオロィソブテンが
混在するガスを室温でパブリングするのみで、オクタフ
ルオロィソブテンを選択的に容易に除去することが出釆
る。勿論ガス液との接触をより効果的にするため充填塔
を使用した向流気液接触法等は、さらに有効である。ア
ルコールは、それ単独の液でもよいし、水等で希釈して
もなんらさしっかえない。しかし、アルコール濃度は大
きい方が望ましく100%濃度が最も好ましい。その処
理温度は、室温で行っても十分効果を示す。
又、圧力は、通常、常圧又は若干の加圧下で行なう。本
発明方法に従えば、ヘキサフルオロプロピレンに混在す
るオクタフルオロイソブテンは1工程で容易に除去、無
毒化出来、しかもその際オクタフルオロィソブテンは、
選択的に除去されるため、ヘキサフルオロプロピレンの
損失も実質上ないという極めて優れた方法である。
発明方法に従えば、ヘキサフルオロプロピレンに混在す
るオクタフルオロイソブテンは1工程で容易に除去、無
毒化出来、しかもその際オクタフルオロィソブテンは、
選択的に除去されるため、ヘキサフルオロプロピレンの
損失も実質上ないという極めて優れた方法である。
以下に実施例にて本発明を説明する。
実施例 1
トリフルオロメタンガスを毎分240ccの速度で熱分
解反応塔へ送入し、その生成ガスをアルカリ洗浄後直径
57肋のガラス製吸収ビン(この容器には試薬1級メチ
ルアルコール320ccを入れておく)2個を直列にし
、室温(約24qo)でバブリンクさせた。
解反応塔へ送入し、その生成ガスをアルカリ洗浄後直径
57肋のガラス製吸収ビン(この容器には試薬1級メチ
ルアルコール320ccを入れておく)2個を直列にし
、室温(約24qo)でバブリンクさせた。
熱分解生成ガスをアルカリ洗浄しただけのガス組成は、
ヘキサフルオロプロピレン42.0%、オクタフルオロ
イソブテン7.6%、おの他が50.4%であり、これ
をメチルアルコールにバブリング後の組成は、ヘキサフ
ルオロプロピレン40.3%、オクタフルオロイソブテ
ン0%、その他59.7%であった。なおガス組成分析
は、ガスクロマトグラフによって行った。実施例 2 メチルアルコール水溶液の濃度を20、50、80%と
変え同一濃度の水溶液32.0ccを入れた吸収ビンを
5個直列に連結した以外は実施例−1と同様に行った。
ヘキサフルオロプロピレン42.0%、オクタフルオロ
イソブテン7.6%、おの他が50.4%であり、これ
をメチルアルコールにバブリング後の組成は、ヘキサフ
ルオロプロピレン40.3%、オクタフルオロイソブテ
ン0%、その他59.7%であった。なおガス組成分析
は、ガスクロマトグラフによって行った。実施例 2 メチルアルコール水溶液の濃度を20、50、80%と
変え同一濃度の水溶液32.0ccを入れた吸収ビンを
5個直列に連結した以外は実施例−1と同様に行った。
その結果は表−1に示す如く、アルコール濃度の高い程
オクタフルオロイソブテンの除去率が高いことを示した
。第 1 表 腐 触 度(単位の狐/年)実施
例 3メチルアルコールの代りに、エチルアルコールお
よびプロピルアルコールを使用した外は、実施例一1と
同様に行った。
オクタフルオロイソブテンの除去率が高いことを示した
。第 1 表 腐 触 度(単位の狐/年)実施
例 3メチルアルコールの代りに、エチルアルコールお
よびプロピルアルコールを使用した外は、実施例一1と
同様に行った。
アルコール処理後の結果は表−2に示す通りである。表
‐2
‐2
Claims (1)
- 1 ヘキサフルオロプロピレンにオクタフルオロイソブ
テンが混在するガスをメチルアルコール、エチルアルコ
ール又はプロピルアルコールと接触させて、オクタフル
オロイソブテンを除去する事を特徴とするオクタフルオ
ロイソブテンの除去方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51147087A JPS6039046B2 (ja) | 1976-12-09 | 1976-12-09 | オクタフルオロイソブテンの除去方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51147087A JPS6039046B2 (ja) | 1976-12-09 | 1976-12-09 | オクタフルオロイソブテンの除去方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5373504A JPS5373504A (en) | 1978-06-30 |
JPS6039046B2 true JPS6039046B2 (ja) | 1985-09-04 |
Family
ID=15422163
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51147087A Expired JPS6039046B2 (ja) | 1976-12-09 | 1976-12-09 | オクタフルオロイソブテンの除去方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6039046B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02968A (ja) * | 1988-06-08 | 1990-01-05 | Fujitsu Ltd | フォトマスク |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5466879A (en) * | 1994-02-28 | 1995-11-14 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Production of hexafluoroacetone and its oxime |
US5573654A (en) * | 1994-03-04 | 1996-11-12 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Process for making hexafluoropropane and perfluoropropane |
CN107663144B (zh) * | 2016-07-27 | 2019-08-06 | 中昊晨光化工研究院有限公司 | 一种去除六氟丙烯中甲醇的方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5016768A (ja) * | 1973-06-15 | 1975-02-21 |
-
1976
- 1976-12-09 JP JP51147087A patent/JPS6039046B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5016768A (ja) * | 1973-06-15 | 1975-02-21 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02968A (ja) * | 1988-06-08 | 1990-01-05 | Fujitsu Ltd | フォトマスク |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5373504A (en) | 1978-06-30 |
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