JPS6038658Y2 - 加熱炉 - Google Patents
加熱炉Info
- Publication number
- JPS6038658Y2 JPS6038658Y2 JP19146280U JP19146280U JPS6038658Y2 JP S6038658 Y2 JPS6038658 Y2 JP S6038658Y2 JP 19146280 U JP19146280 U JP 19146280U JP 19146280 U JP19146280 U JP 19146280U JP S6038658 Y2 JPS6038658 Y2 JP S6038658Y2
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- JP
- Japan
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- heated
- furnace
- gas
- skid
- skid rail
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 42
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Landscapes
- Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
- Tunnel Furnaces (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はプッシャー炉、ウオーキングビーム炉等で被加
熱材に生ずるスキッドマークを可及的に除きうる加熱炉
に関する。
熱材に生ずるスキッドマークを可及的に除きうる加熱炉
に関する。
プッシャー炉、ウオーキングビーム炉等で加熱される被
加熱材は水冷式スキッドレールによって搬送されつつ、
1000〜1250℃程度に加熱されるが、スキッドレ
ールはこれを支持する構体が冷却されていることから、
加熱されつつある被加熱材よりも温度が低く、これがた
めスキッドレールに接している被加熱材部分は他の被加
熱材部分よりも50〜100°C低い低温領域(通例、
スキッドマークと称されている)となっている。
加熱材は水冷式スキッドレールによって搬送されつつ、
1000〜1250℃程度に加熱されるが、スキッドレ
ールはこれを支持する構体が冷却されていることから、
加熱されつつある被加熱材よりも温度が低く、これがた
めスキッドレールに接している被加熱材部分は他の被加
熱材部分よりも50〜100°C低い低温領域(通例、
スキッドマークと称されている)となっている。
この低温領域の温度を圧延温度まで加熱しようとすると
、被加熱材の他の部分は50〜100℃過加熱となって
しまう。
、被加熱材の他の部分は50〜100℃過加熱となって
しまう。
このような過加熱は燃料を必要以上に消費するばかりで
なく、過加熱してはならない材料(例えばグレイングロ
スが発生する材料)を過加熱してしまい材質の低下を招
いたりスケールロスを発生させる。
なく、過加熱してはならない材料(例えばグレイングロ
スが発生する材料)を過加熱してしまい材質の低下を招
いたりスケールロスを発生させる。
又、温度を低めて加熱しなければならない材料の場合に
は、圧延動力を増大させるのみならず、加熱むらのある
ことから圧延形状品質を低下させる原因となる。
は、圧延動力を増大させるのみならず、加熱むらのある
ことから圧延形状品質を低下させる原因となる。
本考案は上述したような従来加熱炉の有する欠点を解決
すべく考案されたもので、その目的は従来構造のスキッ
ドレールの適宜位置に補助バーナからの燃焼ガスを吹き
出す吹出口を被加熱材に対して略平行に設け、これより
高温燃焼ガス乃至火炎を吹き出してスキッドレール乃至
スキッドマーク領域を加熱することにより、補助バーナ
の閉塞を生ずることなくスキッドマークを可及的に除き
得るようにした加熱炉を提供することにある。
すべく考案されたもので、その目的は従来構造のスキッ
ドレールの適宜位置に補助バーナからの燃焼ガスを吹き
出す吹出口を被加熱材に対して略平行に設け、これより
高温燃焼ガス乃至火炎を吹き出してスキッドレール乃至
スキッドマーク領域を加熱することにより、補助バーナ
の閉塞を生ずることなくスキッドマークを可及的に除き
得るようにした加熱炉を提供することにある。
以下、添付図面を参照して本考案の一実施例を説明する
。
。
第1図は本考案を実施した加熱炉1を示す。
2は炉体で、この炉体2内下方に複数の炉内ビーム3が
立設されその頂部には冷却媒体が流通される管、具体的
には水管4が設けられている。
立設されその頂部には冷却媒体が流通される管、具体的
には水管4が設けられている。
この管4頂部には第3図にも示す如く不連続になされた
スキッドレール5が固着され、このスキッドレール5に
よって炉内に装入された被加熱材6が搬送されるように
構成されている。
スキッドレール5が固着され、このスキッドレール5に
よって炉内に装入された被加熱材6が搬送されるように
構成されている。
スキッドレール5によって搬送される被加熱材6を加熱
するための手段が炉内に臨ませて設けられた上部バーナ
7及び下部バーナ8である。
するための手段が炉内に臨ませて設けられた上部バーナ
7及び下部バーナ8である。
そして、スキッドレール5の下の炉床9に上記被加熱材
6に臨ませて補助バーナ10が着脱自在に設けられると
共に、この補助バーナ10の上方にこれより吹き出され
る高温燃焼ガス乃至火炎を上記被加熱材6に近接させて
案内するためのガス誘導炉12が炉内ビーム3間に起立
して形成されている。
6に臨ませて補助バーナ10が着脱自在に設けられると
共に、この補助バーナ10の上方にこれより吹き出され
る高温燃焼ガス乃至火炎を上記被加熱材6に近接させて
案内するためのガス誘導炉12が炉内ビーム3間に起立
して形成されている。
尚、補助バーナ10は炉外に配設したガス管(図示せず
)に連結されている。
)に連結されている。
このガス誘導炉12は例えばセラミック材などにより輻
射管構造になされており、その上端を上記被加熱材6に
近接させて位置させている。
射管構造になされており、その上端を上記被加熱材6に
近接させて位置させている。
そして、このガス誘導炉12の吹出口側先端部を上記被
加熱材6に対して略平行にすなわち略水平方向に屈曲さ
せて、その吹出口11を上記スキッドレール5側に臨ま
せている。
加熱材6に対して略平行にすなわち略水平方向に屈曲さ
せて、その吹出口11を上記スキッドレール5側に臨ま
せている。
具体的には、ガス誘導炉12の先端部を炉幅方向へ分岐
させたり、或いは分岐させることなく、この上方からの
落下物が侵入しない範囲て略水平方向へ屈曲させて吹出
口11を構成している。
させたり、或いは分岐させることなく、この上方からの
落下物が侵入しない範囲て略水平方向へ屈曲させて吹出
口11を構成している。
この吹出口11は第3図及び第4図にも示す如く不連続
なスキッドレール5,5間に臨ませて設けられており、
スキッドレール5に高温燃焼ガスが直接当ることを防止
すると共に、被加熱材6の底部すなわちスキッドマーク
発生領域を加熱するようになっている。
なスキッドレール5,5間に臨ませて設けられており、
スキッドレール5に高温燃焼ガスが直接当ることを防止
すると共に、被加熱材6の底部すなわちスキッドマーク
発生領域を加熱するようになっている。
また、ガス誘導炉12の吹出口側先端部を被加熱材6に
対して略平行に屈曲させて吹出口11を構成することに
より、被加熱材6から落下するスケール、スラグ等が吹
出口11を介してガス誘導炉12内に侵入することを阻
止している。
対して略平行に屈曲させて吹出口11を構成することに
より、被加熱材6から落下するスケール、スラグ等が吹
出口11を介してガス誘導炉12内に侵入することを阻
止している。
次に、上記構成の本考案加熱炉の作用を説明する。
加熱炉1内へ装入された被加熱材6はスキッドレール5
上に載せられて搬送される。
上に載せられて搬送される。
搬送されつつある被加熱材6は上部バーナ7及び下部バ
ーナ8によって所定の加熱温度例えば圧延温度まで加熱
される。
ーナ8によって所定の加熱温度例えば圧延温度まで加熱
される。
これと平行して、補助バーナ10からの高温燃焼ガスが
ガス誘導炉(輻射管)12を経てガス吹出口11から吹
出してスキッドレール5の低温部を直接加熱する。
ガス誘導炉(輻射管)12を経てガス吹出口11から吹
出してスキッドレール5の低温部を直接加熱する。
これにより、従来スキッドレール5と被加熱材6との接
触によって被加熱材に生ぜしめられるスキッドマークの
温度は他の被加熱材部分の温度との差を20℃以下にな
るように上昇され、被加熱材の均一加熱化に寄与し、ス
キッドマークを可及的に除き得る。
触によって被加熱材に生ぜしめられるスキッドマークの
温度は他の被加熱材部分の温度との差を20℃以下にな
るように上昇され、被加熱材の均一加熱化に寄与し、ス
キッドマークを可及的に除き得る。
このような被加熱材の一様な加熱は被加熱材の過加熱の
必要性はなくなるから、それに費やされる燃料は節約し
得ることになり、加熱燃料費の低減となる。
必要性はなくなるから、それに費やされる燃料は節約し
得ることになり、加熱燃料費の低減となる。
また、高温燃焼ガスを炉床9に設けた補助バーナ10か
ら単に吹き出すのではなく、ガス誘導炉(輻射管)12
内を通過させて上方のスキッドレール5まで案内するよ
うにしたので、この高温ガスが炉内ガス流の影響を受け
ることがなく、従って、この高温ガスを被加熱材6の低
温部の加熱に有効に作用させることができ、小容量で効
果的のスキッドマークを除くことができる。
ら単に吹き出すのではなく、ガス誘導炉(輻射管)12
内を通過させて上方のスキッドレール5まで案内するよ
うにしたので、この高温ガスが炉内ガス流の影響を受け
ることがなく、従って、この高温ガスを被加熱材6の低
温部の加熱に有効に作用させることができ、小容量で効
果的のスキッドマークを除くことができる。
更に、ガス誘導炉12の先端部を、この上方を通過する
被加熱材6に対して略平行に屈曲させることにより吹出
口11を形成したので、この開口部が略垂直方向に沿っ
て形成され被加熱材6からのスケール、スラグ管の落下
物が吹出口11からガス誘導炉12内に侵入することが
ない。
被加熱材6に対して略平行に屈曲させることにより吹出
口11を形成したので、この開口部が略垂直方向に沿っ
て形成され被加熱材6からのスケール、スラグ管の落下
物が吹出口11からガス誘導炉12内に侵入することが
ない。
従って、このガス誘導炉12や補助バーナ10がスケー
ル等により閉塞することを確実に防止することができる
。
ル等により閉塞することを確実に防止することができる
。
このようにして、被加熱材の均一加熱が推進されること
により、熱処理品質は向上し、スケールロスは従来の5
0%程度に低減する。
により、熱処理品質は向上し、スケールロスは従来の5
0%程度に低減する。
又、ガス誘導炉(輻射管)12がセラミックチューブで
ある場合には、それ自体発熱体であり、従って熱的遮蔽
体とはならず、それは炉内ビーム3による熱伝達の悪化
を改善するのに役立つ。
ある場合には、それ自体発熱体であり、従って熱的遮蔽
体とはならず、それは炉内ビーム3による熱伝達の悪化
を改善するのに役立つ。
更に、スキッドマークの温度を高め、過加熱の必要性を
なくすことにより、1150°C以下に低温圧延を可能
にするので、燃料消費量の低減となり、圧延電力を少く
て済む。
なくすことにより、1150°C以下に低温圧延を可能
にするので、燃料消費量の低減となり、圧延電力を少く
て済む。
以上要するに、本考案によれば次のような優れた効果を
発揮することができる。
発揮することができる。
■ 補助バーナからの高温燃焼ガスをガス誘導炉によっ
てスキッドレール側まで導くようにしたので、被加熱材
の底部のみを加熱でき、スキッドマークを可及的に除去
し得る。
てスキッドレール側まで導くようにしたので、被加熱材
の底部のみを加熱でき、スキッドマークを可及的に除去
し得る。
■ また、ガス誘導炉を設けることにより、炉内ガスの
影響を受けることなく高温燃焼ガスを被加熱材の低温部
の加熱に有効に且つ効果的に作用させることができ、被
加熱材全体を過加熱する場合と異なり、大幅な燃料の削
減を図ることができる。
影響を受けることなく高温燃焼ガスを被加熱材の低温部
の加熱に有効に且つ効果的に作用させることができ、被
加熱材全体を過加熱する場合と異なり、大幅な燃料の削
減を図ることができる。
■ 上記■の理由により、スケールロスを低減して被加
熱材の熱処理品質を向上させることができる。
熱材の熱処理品質を向上させることができる。
■ また、ガス誘導炉の先端部を、被加熱材に対して略
平行に屈曲させることにより吹出口を形成したので、被
加熱材からの落下物が吹出口からガス誘導炉内に侵入す
ることを防止でき、従って、このガス誘導炉や補助バー
ナに閉塞障害の生ずることを阻止でる。
平行に屈曲させることにより吹出口を形成したので、被
加熱材からの落下物が吹出口からガス誘導炉内に侵入す
ることを防止でき、従って、このガス誘導炉や補助バー
ナに閉塞障害の生ずることを阻止でる。
第1図は本考案加熱炉の一部断面側面図、第2図は本考
案特徴部分を拡大して示す図、第3図及び第4図はそれ
ぞれ、スキッドレールとガス吹出口との関係を示す側面
図及び平面図である。 尚、図中、5はスキッドレール、6は被加熱材、10は
補助バーナ、11は吹出口、12はガス誘導炉である。
案特徴部分を拡大して示す図、第3図及び第4図はそれ
ぞれ、スキッドレールとガス吹出口との関係を示す側面
図及び平面図である。 尚、図中、5はスキッドレール、6は被加熱材、10は
補助バーナ、11は吹出口、12はガス誘導炉である。
Claims (1)
- 炉内に設けられると共に冷却媒体で冷却されるスキッド
レール上に、被加熱材を搬送しながら、加熱処理する加
熱炉において、上記スキッドレールの下の炉床に上記被
加熱材に臨ませて補助バーナを設けると共に、該補助バ
ーナの上方から、これより吹き出される高温燃焼ガスを
上記被加熱材に近接させて案内するためのガス誘導炉を
設け、該ガス誘導炉の吹出口先端部を上記被加熱材に対
して略平行に屈曲させて吹出口を上記スキッドレール側
に臨ませたことを特徴とする加熱炉。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19146280U JPS6038658Y2 (ja) | 1980-12-27 | 1980-12-27 | 加熱炉 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19146280U JPS6038658Y2 (ja) | 1980-12-27 | 1980-12-27 | 加熱炉 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57111846U JPS57111846U (ja) | 1982-07-10 |
| JPS6038658Y2 true JPS6038658Y2 (ja) | 1985-11-19 |
Family
ID=29995897
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19146280U Expired JPS6038658Y2 (ja) | 1980-12-27 | 1980-12-27 | 加熱炉 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6038658Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-12-27 JP JP19146280U patent/JPS6038658Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57111846U (ja) | 1982-07-10 |
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