JPS6038587B2 - 自動変速装置 - Google Patents

自動変速装置

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JPS6038587B2
JPS6038587B2 JP15784277A JP15784277A JPS6038587B2 JP S6038587 B2 JPS6038587 B2 JP S6038587B2 JP 15784277 A JP15784277 A JP 15784277A JP 15784277 A JP15784277 A JP 15784277A JP S6038587 B2 JPS6038587 B2 JP S6038587B2
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JP
Japan
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clutch
torque converter
hydraulic oil
spool valve
direct coupling
Prior art date
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JP15784277A
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博 中原
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は自動車とくに乗用車の直結クラッチを備えた
自動変速装置の油圧制御装置に関するものである。
乗用車用としてトルクコンバータに遊星歯車装置を組み
合せ、油圧制御装置で走行状態にもっとも適合するよう
変速させる自動変速機は変速操作が容易であり、乗心地
の点でもすぐれているためかなりの程度普及するにいた
つている。
しかしトルクコンバータに必然的に伴うエネルギー損失
のため燃料消費が増加するという欠点があることは燃料
節約が強調される今日において解決をせまられている問
題である。高速道路が発達して長時間の走行にあたって
走行抵抗の変化の少し、走行が可能となった現在、この
ような走行にはトルクコンバータを介しての変速をやめ
、ポンプ羽根車とタービン羽根車の間に直結用クラッチ
を設け、原動鰍と被動鞠の回転比がクラッチ点以上の速
度比となった場合に油圧制御によって直結クラッチを作
動させ、トルクコンバータによるェネルギ損失を直結運
転間は防止し動力の伝導効率を100%近くまで高める
ことができ、それだけ燃料消費を節約することができる
一方直結運転時にトルクコンバータ内の油がそのまま満
されていると、案内羽根が静止しているために回路内で
無効な流れが誘起され、エネルギー損失をもたらすこと
となるので前記したことと矛盾が生ずる。直結する毎に
トルクコンバータ内の油を空にすればよいのであるが機
構と操作を複雑にするのでポンプ、タービンが一体すな
わち直結時には案内羽根を空転させる構造をもつものが
多い。この発明は前記したトルクコンバータに直結用ク
ラッチを備えた遊星歯車装置と組み合わした自動変速装
置の油圧制御装置についてトルクコンバータの原動軸と
被動軸の速度差が雫または零近くになったときを検出す
るコンパレータを制御回路に設け、その信号によってク
ラッチ、ブレーキバンドなどの締結、開放を油圧回路に
させるようにしたものである。
以下図面を参照しながらこの発明について説明する。
第1図はこの発明にかかる制御装置の制御方式を説明し
たブロック線図、第2図はこの菱壇の油圧回路の主要部
の説明図である。1はフロントクラッチで・インタミー
デイト・サンギアとトルクコンバータとの動力の断続用
クラッチ、2はリヤクラツチでセカンドサンギヤとトル
クコンバータとの動力の断続用クラッチ、3,4はブレ
ーキバンドでセカンドギヤ、プラネタリキヤリヤのブレ
ーキである。
これらの作動は油圧ピストンと戻し用のばねによってい
るがそれぞれに備えられている油圧ピストンを同一番号
で同定して以下説明する。
フロントクラッチ1は前進高速ギャの設定および後退ギ
ャの設定時に作動するようにされ、リャクラッチ2は前
進ギャの設定時には必ず作動するようにされ、ブレーキ
バンド3,4は前進中遠ギャの設定時に締結側3が作動
するようにされ、前進高速ギャの設定時には先ず締結時
3が作動するようにされてから、ついで解放側4が作動
するように油圧を働かせてブレーキバンドが解放される
この他に最終段クラッチ(ローアンドリバースクラッチ
)は図示されていないが、前進低速ギャの設定時および
後退ギャの設定時に作動するようにされている。
フロントクラッチ1、リヤクラツチ2、およびフレーキ
バンド3の油圧ピストンにそれぞれ導入される作動加圧
油を■,■および■とすると第1表のとおりとなる。
第1表 5はトルクコンバータ、6はその直結用クラッチである
7はコンバータ5用の油冷却器、8は保圧バルブである
AはスプールバルブでソレノイドSによって左方向に移
動させられ、油路を切換え、左端部のコィルばねの弾発
力によって復帰するようにされている。
Rはコンパレータでトルクコンバータ直結制御器の内部
に組込まれており、トルクコンバータ1の原動軸と被動
麹との速度差△nと、一定値とした速度差限界基準△n
oに対応する信号が入力され、△nミ△比となったとき
に出すようにされた出力信号rによってソレ/ィドSが
作動するようにされている。
スブールバルブBは、フロントクラッチ1への作動油■
とブレーキバンド締結側への作動油■とが同時に送りこ
まれたときのみに、スブールが右端のコイルばねの弾発
力に抗して右方へ移動するように、スプールの受圧面積
ならびにばねのばね定数が設定されている。スブールバ
ルプCはトルクコンバータ5からの排出回路に設けられ
ている。Dはチェックバルブ、Eはアツキュムレータ、
Fはオリフィスである。なお油路の出口の小さい矢印は
ドレンを示している。つぎにこの油圧制御装置の動作に
ついて説明する。
前記したトルクコンバータ1の原動軸と被動軸との速度
差△nと速度差限界基準△比とから△nS△比の条件が
走行中に実現したときにはコンパレータRからの出力信
号rによってソレノィドSが作動する。ソレノィドSの
作動によってスプールバルブAのスプールは左方向へ押
込まれ、油路が切換えられ、リャクラッチ2への作動油
■がスプールバルブBに送りこまれる。一方スプールバ
ルブBには第1表に示されているとおり前進高速走行状
態においては、作動油■と作動油■とが同時に送り込ま
れているので、右端のコイルばねを圧縮してスプールが
右方へ移動し、油茎各が切換えられる。その結果作動油
■がスプールバルブBをへてトルクコンバータ5の直結
クラッチ6は送りだされ、クラッチが接続され、トルク
コンバータ5の原動、被動両軸が直結される。直結クラ
ッチ6に導入された作動油■はスプールバルブCのスプ
ールの右端面を加圧してそれをコイルはねの弾発力に抗
して左方へ移動させ、トルクコンバータ5からの排出油
路が閉鎖される。その結果トルクコンバータ5の作動油
の循環流れが遮られることとなり、作動油■の環流によ
るエネルギー損失が防止される。フロントクラッチ1へ
作動油■が送りこまれるときは、チェックバルブDを押
上げて直ちに作動するようにされているが、フロントク
ラッチ1を解放する必要のある前進中遠走行において、
前進高速走行状態で直結されているトルクコンバータ5
の直結クラッチ6を先に解放しなければならない。
そのためにフロントクラッチ1を解放する際の作動油■
のもどりに対しては分岐油路のオリスイスFをとおろす
ようにし、その際のもどり油の圧力上昇をアッキュムレ
ータEによって吸収し、作動油■のもどりを遅らせてフ
ロントクラッチ1の解放にタイムラグが与えられる。前
進中遠走行にあたって導入されるブレーキバンド締結側
3への作動油■によってスプールバルブBの右方同復帰
を行わせ、直結クラッチ6への作動油■がドレン回路に
つながれてクラッチが解放されてから、ブレーキバンド
3の締結が行われ、中途走行に入れるようにされるわけ
である。トルクコンバー夕5の直結クラッチ6を直結す
る動作については前記したが、高速走行ギャに設定がな
された後に、または高速ギャが設定される寸前に一旦ア
クセルペダルをもどすと高速ギャが設定されている状態
でエンジン回転が落ちるためトルクコンバータ5の原動
軸、被動軸双方の速度が一致するタイミングがえられる
このときは△n王0となり、直結クラッチ6が衝撃を伴
うことなく接続される。トルクコンバータが直結されて
いる状態でエンジン負荷が大きくなったとき、またはキ
ックダウンのときはスブールバルブBが作動油■によっ
て左へもどされ直結クラッチ6への作動油はドレンへ放
出され、トルクコンバータ5の直結は解放される。
その後フロントクラッチ1は解放され、中速または低速
ギャがトルクコンバータ5を介して設定される。
以上の説明によって明らかなようにこの発明にかかる自
動変速装置によって、トルクコンバータの原動軸と彼勤
軸とをその直結クラッ升こよって直結し、高速走行する
場合に直結動作が円滑かつ確実に行われ、一方エンジン
負荷が直結状態で大きくなったり、キックダウンの場合
にも直結クラッチの解放が自動的に行われ、トルクコン
バータによる自動変速装置における燃料消費の増加を長
距離高速走行の許される道路状態においては大いに改善
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明にかかる制御装置の制御方式のブロッ
ク線図、第2図はこの装置の油圧回路の主要部の説明図
である。 1:フロントクラッチ、2:リヤクラツチ、3:ブレー
キバンド(締結側)、4:ブレーキバンド(解放側)、
5:トルクコンバータ、6:直結クラッチ、A,B,C
:スプールバルプ第1、第2、第3、D:チェックバル
ブ、E:アッキュムレータ、F:オリフイス、R:コン
パレータ、S:ソレノイド。 擬1図 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 直結クラツチを備えたトルクコンバータと遊星歯車
    装置とを組合わしてなる変速装置において、トルクコン
    バータの原動軸と被動軸との速度差の検出信号をうけそ
    れを所定の速度差基準限界値と比較するコンパレータと
    、前記コンパレータの出力信号によつて作動する第1の
    スプールバルブと、フロントクラツチへの作動油とブレ
    ーキバンド締結側への作動油とが同時に導入されたとき
    にのみ前記直結クラツチへ第1のスプールバルブをへて
    リヤクラツチへの作動油を送りこむようにした第2のス
    プールバルブと、前記直結クラツチへの作動油によつて
    トルクコンバータの作動油回路を閉塞するようにした第
    3のスプールバルブと、フロントクラツチからのもどり
    作動油に対して抵抗を付与するようにした油圧回路とを
    備えてなる自動変速装置。
JP15784277A 1977-12-31 1977-12-31 自動変速装置 Expired JPS6038587B2 (ja)

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JPS5493758A JPS5493758A (en) 1979-07-25
JPS6038587B2 true JPS6038587B2 (ja) 1985-09-02

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JPS6241623A (ja) * 1985-08-20 1987-02-23 松下電器産業株式会社 全自動製パン機
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JPH0411626Y2 (ja) * 1987-03-18 1992-03-23

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