JPS6038436Y2 - 電熱ポツトつき魔法瓶 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、加熱可能の卓上魔法瓶に関するものである
。

従来の魔法瓶は、注入した熱湯を高温のうちに使用する
場合はよいが、残し分については、保温性能は満杯時に
比べて低下し、温いが、お茶やコーヒー等には用いられ
ないものとなり、湯としての使用価値は殆ど無くなるも
のである。

これがため、サーモスタットを組んだ電熱源を瓶内に挿
入腰電熱ポットと保温器の機能を備えたものが、レジャ
ーポット、または°“沸きたて”等の名称で発売されて
いるが、常にコードをコンセントに差し込んでなければ
ならないため、不必要に電力を消費し、また、空焚の危
険があり、構造も複雑で高価なものとなるばかりか、普
通の魔法瓶のように、保冷には使用できない欠点のある
ものである。

本案は極めて簡単な手段で、魔法瓶の欠点を救い、かつ
同時に魔法瓶を活用して、手軽に卓上で、熱湯または高
温の湯の得られるよう考えられたものである。

これを図について説明すれば、底部に電熱器２を設けた
コツプ型のポット１を、上下反転して魔法瓶の頭部に外
Ｍ３として装着したもので、このコツプの容量を稍大き
くし、魔法瓶の１７３〜１／２内外とする。

コツプの取手４等は熱の不導体として、電熱器２は１０
０Ｖ−１００Ｗ〜２００Ｗ前後の小型で、コード差込み
孔には水洗を可能にする防水栓５を設けたり、魔法瓶の
底部に、コードを収納する部位を設けてもよい。

お茶やコーヒーを作るのには向かない温度に下った魔法
瓶の湯を、コツプ型の蓋に注いて電熱で加熱すれば、通
常温度近くに保温されている魔法瓶の湯は、く短時間に
熱湯や高温の湯となる。

本案を、家庭や旅館、ホテル等の卓上魔法瓶として使用
すれば、お茶やコーヒー等に不向の湯を、欲しいときに
、必要な量だけ、短時間で所望の熱湯、または高温の湯
とすることができる。

これで従来のように、ぬるい湯で我慢する必要もなく、
また常時電熱を加えねばならない不経済な、保冷にも使
えない高価なレジャーポットを求める必要もない。

すなわち本案は、魔法瓶の宿命的な欠陥を救い、かつ、
魔法瓶の保温力を活用し、欲しい時に、必要な量だけ、
熱湯または高温の湯が得られるので、安価で省エネルギ
ーの極めて重宝なものとなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案の斜視図、第２図は本案の本体正面図、第
３図はコツプ型ポット正面図、第４図は防水栓斜視図。 １・・・・・・コツプ型ポット、２・・・・・・電熱器
、３・・・・・・外蓋としたコツプ型ポット、４・・・
・・・取手、５・・・・・・防水栓、６・・・・・・魔
法瓶本体、７・・・・・・魔法瓶の栓（内蓋）。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 底部に、電熱器２を設けたコツプ型の電熱ポット１を、
   外蓋３としたことを特徴とする魔法瓶。