JPS6038244A - 自動車用液圧ブレ−キ装置 - Google Patents

自動車用液圧ブレ−キ装置

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Publication number
JPS6038244A
JPS6038244A JP14828083A JP14828083A JPS6038244A JP S6038244 A JPS6038244 A JP S6038244A JP 14828083 A JP14828083 A JP 14828083A JP 14828083 A JP14828083 A JP 14828083A JP S6038244 A JPS6038244 A JP S6038244A
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JP
Japan
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hydraulic pressure
cylinder
wheel cylinder
pressure
rear wheel
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Pending
Application number
JP14828083A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazukimi Ishikawa
石川 万公
Yoshihisa Nomura
野村 佳久
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
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Priority to JP14828083A priority Critical patent/JPS6038244A/ja
Publication of JPS6038244A publication Critical patent/JPS6038244A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/26Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force characterised by producing differential braking between front and rear wheels

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Hydraulic Control Valves For Brake Systems (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術うj野 本発明ロ自動lj用液圧ブレーキ装置に関ずろものであ
り、q!lに1f輪がロックして路面との間に滑りを生
ずるスキン[の発生を防止し得る液圧ブレーキ装置に関
するものである。
従来技術 自動車σ回i輪し10ツクするとコーナリングフォース
が減少して方向糸11持性を失う。そのため前車輪が1
.ドックずれば自動車は操舵性を失い、後車輪が1゛1
ツク゛4れぽ小体の後部が横に振れてスピンを/lニー
4’る。しかし、このような事態を避けるために、各巾
軸を制動するグ【・−キの液圧を低く抑えれば、自→i
ll屯全体の制動力に不足を来ずこととなる。
そのため(10束から車輪のロックをできる限り回避し
−2つ自動車全体の制動力を高める努力が払われてきて
おり、その1つとして、ブレーキのホイールコ゛ノリン
ダにl&Il:を伝達する液通路の途中にそのホイール
シリンダをマスクシリンダとリザーバとに択一的に連通
さ−ける電磁方向切換弁と、そのブレーキによって制動
される車輪のスキッド状態を監視しつつその電磁方向切
換弁を制御する制御装置とを備えた液圧調整装置を設け
ることが行われている。この液圧調整装置は車輪のスキ
ッド状態を実際に監視しつつホイールシリンダの液圧を
調整するものであるため、これを自動車の全車輪に対し
て設ければいずれの車輪もロックさせることな(、しか
も自動車を効率良く制動することができる。
しかし、この液圧調整装置し才高価なものであるために
、全車輪に対して設ければ液圧ブレーキ装置全体のコス
トが非常に高くなることを避は得ない。
発明の目的 本発明はこのような事情を背景として為されたものであ
り、その目的とするところは、製造コストをできる限り
低く抑えつつ十分な制動力と操舵性を確保し、かつ、ス
ピンの発生を防止し得る自動市川液圧ブレーキ装置を提
供することにある。
発明の構成 本発明は、運転貨のブレーキ操作に基づいてマスクシリ
ンダの2つの加圧室で発生させられた液圧が2系統の1
fいに独)fした液通路によってそれぞれ互いに夕・1
角位置関係にある前車輪と後車輪とを制御+するフ゛レ
ーニトのフL1ントおよびリヤのホイールシリンダに伝
達される形式の自動車用液圧プレーギ装置に適用される
ものである。
そして、その特徴とするところは、マスクシリンダの加
圧室の一方(第一加圧室)と左右の前車輪の一方(第一
・前車輪)のもののフロントホイールシリンダ(第一フ
ロントホイールシリンダ)とを接続するフロント通路(
第一フロント通路)の途中に、その第一フロントホイー
ルシリンダをリザーバと前記第一加圧室とに択一的に連
通させる電磁方向切換弁と前記第−前車輪のスキッド状
態を監視しつつ電磁方向切換弁を制御する制御装置とを
備えた液圧調整装置を設けるとともに、その第−前車輪
と対角位置関係にある後車輪(第−後車輪)のりャポイ
ールシリンダ(第一 1ルヤポイールシリンダ)をリヤ
通路(第一リヤ通路)によって第一フロント通路の電磁
方向切換弁と第一フロントホイールシリンダとの間の部
分に接続し、かつ、その第一リヤ通路の途中に少なくと
も一定液圧以上では第一フロンi・ホイールシリンダの
液圧を減圧して第一リヤホイールシリンダに伝達するプ
ロボーショニングバルブを設け、また残る一絹のホイー
ルシリンダに液圧を伝達する第二の系統については液圧
調整装置を設けず、それら残るー・組のフロントホイー
ルシリンダ(第二)1コントボイールシリンダ)とりャ
ホイールシリンダ(第二一リヤホイールシリンダ)とを
マスクシリンダの別の加圧室(第二加圧室)に別のフロ
ン1−iii路(第二フロント通路)とリヤ通路(第二
リヤ通路)で接続し、かつ、その第二リヤ通路の途中に
次のような液圧制御弁、すなわち、前記第二リャボイー
ツシリンダに連通さセられる第一ボートと、前記第二加
圧室に連通させられる第二ポートとを有して少なくとも
一定液圧以上では第二リャホイールシ!1ンダの液圧を
、その液圧の増分を前記第二加圧室の液圧の増分で除し
た液圧上昇勾配が1より小さい一定値となるように制御
するとともに、前記第一 リヤ通路に接続された導入通
路により導入される液圧を制御液圧として内部に導入す
る第三ボートを有し、前記電磁方向切換弁の作動によっ
てその制御液圧がほぼ一定となってからは、液圧制御特
性が第二リヤホイールシリンダの液圧上昇勾配を前記一
定値より更に小さい値に抑えるように変化する液圧制御
弁を設りたことにある。
発明の効果 このような液圧ブレーキ装置においては、前車輪のうち
の一方のもののフロントホイールシリンダには、液1丁
調枯装置により調整された最適の液圧が伝達されるとと
もに、これと対角位置関係にある後車輪のりャボイール
シリンダにはその調整された液IFがプロボーシジニン
グハルブにより減圧されて伝達される。
また、他方の前車輪と後車輪とのうち、前車輪のホイー
ルシリンダにはマスクシリンダの液圧がそのまま供給さ
れるとともに、後車輪のホイールシリンダには液圧制御
弁により減圧された液圧が供給される。そして、前車輪
のスキッド状態を監視しつつ液圧を調整する液圧調整装
置が作動を開始すると、液圧制御弁の液圧制御特性が変
わって後車輪のホイールシリンダの液圧上昇勾配が液圧
調整装置の作動開始前より小さく抑えられる。しかも、
液圧調整装置は路面の摩擦係数が低い程低い液圧におい
て作動を開始するため、上記液圧制御弁の液圧制御特性
の変化も低い液圧において起こることとなり、結局、後
車輪のホイールシリンダ液圧が路面の摩擦係数が低い場
合にはそれに見合って低く抑えられることとなる。
つまり、本発明に係る液圧ブレーキ装置によれば、1個
の液圧調整装置を使用するのみで、前車輪の一方と後車
輪2輪とがその制御下におかれてロックの防止が容易と
なるため、ブレーキ装置の製造コストを低く抑えつつ操
舵性確保とスピン防止の両目的を効果的に達成すること
ができるのできある。しかも、概して大きな制動力の得
られる前11輪に・ついて見れば、一方は液圧調整装置
によって最適に調整された液圧を供給され、他方はマス
クシリンダ液圧をそのまま供給されるのであるため制動
力が不足することがないのである。
実施例 第1図は本発明の一実施例である自動車用液圧ゾ1ノー
キ装置の概略回路図である。
図におい7rlOはマスクシリンダであり、第一加圧室
12および第二加圧室14を備えており、プレーギペダ
ル16の踏込操作に応じて2つの加圧室12.14に等
しい高さの液圧を発生させる。
第一加圧室12において発生させられた液圧は、第一フ
r1ン1通路18およびその途中に設けられた液圧調整
装置20を経て、右前車輪22を制動するブレーキのホ
イールシリンダである第一フロントホイールシリンダ2
4に供給される。また、第一フロント通路18の液圧調
整装置20より下流側、すなわち第一フロントホイール
シリンダ24側の部分から第一リヤ通路26が分岐させ
られており、ブロボーショニングバルブ28を経て左0 後車輪30を制動するブレーキのホイールシリンダであ
る第一リヤホイールシリンダ32に伝達される。この系
統を便宜上第一系統と称することとする。
一方、マスクシリンダ10の第二加圧室14において発
生さ・けられた液圧は、第ニー、フロント通路34を経
て、左前車輪36を制動するブレーキのホイールシリン
ダである第二フロントホイールシリンダ3日に伝達され
る。そして、この第二フロント通路34から第二リヤi
ll路40が分岐さ・口られており、第二加圧室14で
発生さゼられた液圧が第二リヤ通路40およびその途中
に設けられだ液圧制御弁46を経て、右後車輪42を制
動するブレーキのホイールシリンダである第二リヤホイ
ールシリンダ44に供給される。この系統を便宜上第二
系統と称することとする。上記液圧制御弁46には第一
リヤ通路26の、プロポーショニングバルブ28より上
流側の液圧が、導入通路47により制御液圧として導か
れるようになっている。
次に、上記回路を構成する各要素について説明1 する。
まず、液圧調整弁20について第2図を参照しつつ説明
する。液圧調整弁20は、前記第一フロンt・1ifl
路18の途中に接続された電磁方向切換弁50を備えて
いる。この電磁方向切換弁50は3ボーI・・3位if
/のリノ換弁であり、通常は図示の第一位置にあっ′C
Cホイールシリンダ2をマスクシリンダ10に連1ff
lさせるとともにリザーバ52との連通を遮断した状態
にあり、マイクロコンピュータ54の制御によってソレ
ノイド56に小電流が供給されたとき第二位置に切り換
わって3ボートのずべてを遮断し、ソレノイド56に大
電流が供給されたとき第三位置に切り換わってホイール
シリンダ24をマスクシリンダ10から切り離すととも
にリザーバ52に連通させる。このマイクロコンピュー
タ54によるソレノイド56の制御ば、センサ5Bの出
力信号に基づいて行われる。
センナ58は右前車輪22の近傍に設けられてそれの回
転速度を検出するものであり、この回転速度に基づいて
コンピュータ54が車輪22の回転1 つ 減速度もしくは回転加速度を算出し、減速度が予め設定
されている減速度以上となった場合には車輪22がスキ
ッド状態に陥り始めたと判断してソレノイド56に小電
流もしくは大電流を供給するのであり、減速度が設定値
以下となり、もしくは加速度が設定値以−Lとなった場
合には車輪22がスキン1′状態から脱しつつあると判
断し”ζソレノイド56への供給電流を小電流とし、あ
るいは断つようにするのである。したがって、ホイール
シリンダ24には右前車輪22をロックさ・υることな
く、しかも最も効果的に制動し得る適正な液圧が供給さ
れることとなる。第一・フロント通路!8の電磁方向切
換弁50よりマスクシリンダ側の部分にはフィルタ60
および絞り62が設けられる一方、電磁方向切換弁50
よりフロントホイールシリンダ24側の部分にはフィル
タ64が設けられている。また、電磁方向切換弁5oが
らリザーバ52に至る液通路66には絞り68が設けら
れている。上記絞り62と電磁方向切換弁50との直列
回路に対して並列に逆止弁7oを備えた戻り3 通路72が設りられており、ブレーキペダル16の踏込
みが解除された際にはホイールシリンダ24からこの戻
り通路72を経てマスクシリンダIOへ速やかにブレー
キ液が戻り得るようにされている。さらに、リザーバ5
2からポンプ74によってブレーキ液を汲み上げてマス
クシリンダ10へ戻すポンプinl路76が設りられて
いる。78は逆止弁である。
次に、液圧制御弁46について、第3図を参照しつつ説
明する。この液圧制御弁46は、ハウジング130内に
摺動可能かつ液密に配設されたパルプピストン82を備
え”ζいる。バルブピストン82は、大径の四部84と
、これより径の小さい本体部85と、さらに小径の後端
部86とを有している。大径の四部84は弁子として機
能し、この弁子と、ハウジング80内に設けられたゴム
製の弁座88とによって開閉弁90が構成され、この開
閉弁90によってハウジング80内の空間が第一液圧室
92と第二液圧室94とに仕切られている。バルブピス
トン82は、これに形成されたば4 ね座96と、ハウジング内に配設されたばね受98との
間に装着されたスプリングI00によって弁子たる頭部
84が弁座88から離れる方向に付勢されており、した
がって開閉弁90は通常は開かれた状態となっている。
前記バルブピストン82の後端部86は、ハウジング8
0内に形成された第三液圧室102に突入させられてお
り、同室102の液圧の作用を受けるようになっている
一方、ハウジング80内には、第一、第二、第三の3つ
のボート10.4,106,1.08が形成されており
、このうち第一ボート104はハウジング80およびピ
ストン頭部84に形成された連通孔110,112,1
14によって第一液圧室92に連通させられ、また第二
、第三のボート106.108は連通孔116,118
によって第二、第三の液圧室94,102にそれぞれ連
通させられている。さらに、第二、第一のボート106
.104は第二リヤ通路40によってマスクシリンダ1
0の第二加圧室14および第二リャホイ5 −ルシリンダ44にそれぞれ連通させられ、また第三ボ
ー1−1 (1Bには導入通路47が接続されてここに
第一リヤ通路26の液圧が制御用の液圧として導入され
るようになっている。
1194;J空気室であり、連通孔120によって人気
に連通さ・せられるとともに、シール部材121.12
2によってシールされている。
このように構成された液圧制御弁46において、マスク
シリンダ10の第二加圧室14から第二ポト10 Gを
経て第二液圧室94に導かれた液圧ば、第一液圧室92
を経て第一ボート104へ、さらに第二リヤホイールシ
リンダ44へと伝達される。このとき、バルブピストン
82の頭部の受圧面(第一受圧面)124には第一液圧
室92の液圧が作用して、同ピストン82を押し下げよ
うとする。しかし、このピストン82には、スプリング
100の(=1勢力に基づく押上げ力と、第二受圧面1
26に作用する第一液圧室92の液圧および第三受圧面
12Bに作用する第三液圧室102の液圧に基づく押上
げ力が働いており、液圧が低6 い間はこの押上げ力が前記押下げ力より大きくなるよう
にされているため、開閉弁90が直ちに閉じることはな
い。すなわ〉、マスクシリンダの第二加圧室14で発生
させられた液圧はそのままの大きさで第二リヤホイール
シリンダ44へ伝達されるのである。ただし、第一受圧
面124の受圧面積が第二および第三の受圧面126,
128の受圧面積の和より大きくされているため、液圧
が一定値まで上拝すれば押下げ力と押上げ力とが釣り合
うに到り、バルブピストン82が作動を開始して、これ
以後はマスクシリンダ液圧が減圧されて第二リヤホイー
ルシリンダ44に伝達されることとなる。
この液圧制御弁46の作用を第4図を参照しつつ更に詳
細に説明する。
第4図において130は理想液圧線、すなわち前後後輪
同時ロック曲線に対応する第二フロントホイールシリン
ダ38と第二リヤホイールシリンダ44との理想的な液
圧関係を表す曲線を示し、。
また、132は実際の液圧制御特性を示す実液圧7 線を示す。この実液圧線132は液圧調整装置20が作
動を開始する以前の第二フロントホイールシリンダ38
の液圧と第二リヤホイールシリンダ44との液圧の関係
を示す線であり、折点133を境にした2直線134,
136から成っている・直線134は液圧制御弁46が
作動を開始する以前はマスクシリンダ液圧がそのまま第
二リヤホイールシリンダ44に伝達されることを示して
おり、直IJil L 36は、ピストン頭部84.同
本体部85゜同後端部86の断面積をそれぞれS、、S
、、S3とし、スプリング100の付勢力をF、第二フ
ロントホイールシリンダ液圧をp+ (これは常にマス
クシリンダ液圧に等しく保たれる)、第二リヤホイール
シリンダ液圧をprとすれば式1式%) で表される。したがって、直線136の勾配k。
は(St S2 +33 )/Stとなるが、前述のよ
うにバルブピストン82の第一受圧面124の8 受圧面積SIば第二受圧面126の受圧面積S。
−32と第三受圧面128の受圧面積S3との和より大
きくされているため、この勾配に1は1より小さくなる
。この勾配に、は第二リヤホイールシリンダ44の液圧
の増分を第二加圧室14の液圧の増分で除したものに相
当し、第二リヤホイールシリンダ44の液圧上昇勾配が
液圧制御弁46により1より小さい一定値に1に抑えら
れることを意味する。
そして、液圧調整装置20が作動して第二リヤ通路40
に伝達される液圧がほぼ一定になると、液圧制御弁46
の液圧制御特性が変わって第二リヤホイールシリンダ4
4の液圧」二昇勾配はその後直ちに、或いはある程度液
圧が上昇した後に直線136の勾配より更に低く抑えら
れることとなる。
すなわち、第一リヤホイールシリンダ44の液圧が直線
136上の点、例えば、点138,140.142,1
44に対応する高さのときに、液圧調整装置20が作動
を開始すると、液圧制御弁46の液圧制御特性は直ちに
変わって第二リヤホイールシリンダ44の液圧は直線1
46,148゜150.152に沿って上昇させらるの
であり、これら直線の勾配はに2−(St−32)/S
□で表されるが、S□−32〈S、 52 +33であ
るために2<k、であり、第二リヤホイールシリンダ4
4の液圧が勾配に2の直線に沿って上昇する場合には、
マスクシリンダの液圧が予定されている最高の圧力(図
中p4で示される)まで高められても、同すャポイール
シリンダ44の液圧はそれほど大きく上昇しない。しか
も、液圧制御弁4 Eiの液圧制御特性が変化するとき
の第二リヤホイールシリンダ44の液圧、すなわち特性
変化時液圧は液圧g17J整装置20が作動を開始する
ときのマスクシリンダ液圧が低い程低くなるため、第二
リヤホイールシリンダ44の液圧が右後車輪42をロッ
クさ・1色る液圧に到達しないように勾配に2と特性変
化11液圧とを定めることは比較的容易である。
一方、第二リヤホイールシリンダ44の液圧が直線13
4 十、の点、例えば点154に対応する大きさplの
ときに液圧調整装置20が作動を開始した場合には、同
ホイールシリンダ44の液圧は直線134に沿って一旦
点155まで上昇した後、直線156に沿って上昇する
。点155における液圧p2は(ps ・S3+F)/
S2で表され、また、直線156の勾配は直線146な
いし152と同じ<k2で表される。
この場合には、前述の液圧制御弁46が減圧作動を開始
した後に液圧調整装置20が作動を開始した場合に比較
して液圧調整装置20の作動開始時から第二リヤホイー
ルシリンダ44が最終的な液圧に到達するまでの上昇量
は若干大きいが、それでも直線134,136に沿って
上昇する場合に比較すればその上昇量は大幅に少ない。
したがって、この場合においても第二リヤホイールシリ
ンダ44に到達する最終的な液圧を、右後車輪42をロ
ックさせる液圧に達しないようにすることも可能である
。特に摩擦係数が低い路面においても右後車輪42のロ
ックを防止したい場合には、そのようにスプリング10
0の付勢力、バルブピ1 ストン82の各受圧面124,1’26,128の面積
等が定められる。
な);、第1図にjδいて第一リヤ通路34上に設けら
れたプロボーショニングバルブ28は、通常用いられる
ものが使用されており、その液圧制御特性は、第4図の
実液圧線132が示す特性と同様の傾向を示す。
以上の説明から明らかなように、右前車輪22の第一フ
ロントホイールシリンダ24にば當に液圧調整装置20
によって適正に調整された液圧が供給される。そして、
その液圧がプロポーショニングハルブ28によって減圧
されて左後車輪30の第一り・トポイールシリンダ32
に伝達されるのであるが、この液圧もほぼ適正液圧とな
る。そのため、路面の摩1嗜係数が左側と右側とで均等
であれば右前車輪22と左後車輪30とは路面摩擦係数
の如何を問わずロックすることがない。
また、右後車輪42の第二リヤホイールシリンダ44に
は液圧制御弁46により制御された液圧が伝達されるの
であり、この液圧制御弁46は液2 圧調整装置20が低い液圧で作動を開始すれば第二リヤ
ホイールシリンダ44への液圧も低く抑制するように構
成されている。液圧調整装rf!20は言わば右前車輪
22を介して右側の路面の摩擦係数を検出する機能を有
しているのであり、液圧制御弁46はその検出された摩
擦係数に見合うように第二リヤホイールシリンダ44の
液圧を制御するのであるが、この第二リヤホイールシリ
ンダ44によって制動される右後車輪42はその同じ右
側の路面に乗っているため、右後車輪42には常に各路
面に適した制動力が加えられることとなる。
結局、右前車輪22と2つの後車輪30.42の各ホイ
ールシリンダが液圧調整装置20の制御下におかれてこ
れら車輪に対する十分な制動力が保証されるとともにロ
ックの防止が可能となり、操舵性の確保とスピン防止の
両目的が達成されるのである。そして、この際、左右後
車輪の制動力に大きな差が生し2ないためスピンモーメ
ントが比較的小さく抑えられることもスピン防1F」二
有利にイ肋く。
3 なお、右側の車輪の乗っている路面よりも左側の車輪の
乗っているl/に面の方が摩擦係数が小さい場合には、
左(多重軸がロックする可能性があるが、右前中輪と右
後車輪とはロソクゼず、操舵性の確保とスピン防止の両
]1的がほぼ達成される。
本嶌案の別の実施例に用いられる液圧制御弁160を第
5図に示す。これは第3図に示した液圧制御弁46のば
ね受98をブロックピストン162に変えたものである
。このブロックピストン162は當にはボーr−164
を経て液圧室166に導かれる第一加圧室12の液圧室
によって図示の位置に保たれているが、配管破裂等の理
由で第一加圧室12の液圧が上昇不能となったときには
、液圧室166側へ移動してバルブピストン82の段付
面168に当接し、バルブピストン82の作動を阻11
4する。
この液圧制御弁160は第一系統の失陥時に第二系統に
l1jsする第二リヤホイールシリンダ44のl&圧が
不適当に低く抑えられることを防止する機能を有してい
る。
4 また、液圧調整装置も前記構成のものに限定されるわk
Jではなく、すでに知られている多種類の液圧調整装置
を採用することが可能である。また、前記実施例の構成
を逆にすること、ずなわち左前車輪36と右後車輪42
とのホイールシリンダ38.44を含む第二系統に液圧
制御装置20およびブロボーショニングバルブ28を設
け、他の系統、ずなわち第一系統に液圧抑制弁46を設
けるように構成することも可能である。
その他、いちいち例示することはしないが、特許請求の
範囲を逸脱することなく、当業者の知識に基づいて種々
の変形、改良を施した態様で本発明を実施し得ることば
勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である自動車用液圧ブレーキ
装置の概略回路図である。第2図は第1図における液圧
調整装置の詳細な回路図である。 第3図は第1図における液圧制御弁の正面断面歯であり
、第4図はその液圧制御弁による第二フロントホイール
シリンダと第二リャポイールシリン5 ダとの液圧配分の状況を示すグラフである。第5図GJ
゛本発明の別の実施例に用いられる液圧制御弁の正面断
面図である。 ] 0 ニー7スタシリンダ 12:第一加圧室14:
第二加圧室 18:第一フロント通路20:液圧調整装
置 22:右前車輪(第−前車輪) 24:第一フロントホイールシリンダ 26:第一・リヤ通路 28ニブ11ボーシヨニングバルブ 30:人後車輪(第−後車輪) 32:第一リヤホイールシリンダ 34:第二フロント通路 36:左前車輪(第二部車輪) 38:第二フロントホイールシリンダ 40:第二リヤ通路 421右後車輪(第二後車軸) 411:第二リヤホイールシリンダ 46:液圧制御弁 47:導入通路 50:電磁方向切換弁 6 54:マイクロコンピュータ 58:センサ70:逆止
弁 72:戻り通路 74:ポンプ 76:ボンプ通路 82:バルブピストン 90:開閉弁 92:第一液圧室 94:第二液圧室 102:第三液圧室 104:第一ボート106:第二
ボート 108;第三ボート124:第一受圧面 12
6:第二受圧面128:第三受圧面 出願人 トヨタ自動車株式会社 7 特開昭60〜38244 (9)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)運転者のブレーキ操作に基づいてマスクシリンダ
    の第一および第二の加圧室で発生さ・lられた液圧が2
    系統の互いに独立した液通路によってそれぞれ互いに対
    角位置関係にある前車輪と後車輪とを制動するブレーキ
    のフロントおよびリヤのホイールシリンダに伝達される
    自動小用液圧ブレ−キ操作において、 前記マスクシリンダの第一加圧室と第−前車輪の第一フ
    ロントホイールシリンダとを接続する第一フロント通路
    の途中に、該第−フロントホイールシリンダをリザーバ
    と前記第一加圧室とに択一的に連通させる電磁方向切換
    弁と前記第−前車輪のスギソド状態を監視しつつ該電磁
    方向切換弁を制御する制御装置とを備えた液圧調整装置
    を設L)るとともに、該第−・前車輪と対角位置関係に
    ある第−後車輪の第一リヤホイールシリンダを第一リ!
    ・通路に、Iゲ(前記第一フロント通路の前記電磁方向
    切接1弁、!=前記第一・フロントホイールシリンダと
    の間の部分に接続し、かつ、該第−リヤ通路の途中に少
    なくとも一定液圧以上では該第−リヤホイールシリンダ
    の液圧を、該液圧の増分を前記第−加ITE 室のll
    k圧の増分で除した液圧上昇勾配が1より小さい一定値
    となるように制御するプロボーク9ニングバルブを設け
    る一方、前記マスクシリンダの第二加圧室と第二面車輪
    の第二フロントホイールシリンダとを第二フロント通路
    で、また該第二前Φ輪と対角位置関係にある第二後車軸
    の第三リヤホイールシリンダと前記第二加圧室とを第二
    り・1・通路でそれぞれ接続するとともに、該第二リヤ
    通路の途中に、該第二リヤホイールシリンダに連i)口
    させられる第一ボートと、該第二加圧室に連1tllさ
    −ヒられる第二ボートとを有して少なくとも一定液圧以
    上では該第二リヤホイールシリンダの液圧を、該液月:
    の増分を前記第二加圧室の液圧の増分で除した液圧j:
     ’j+I勾配が1より小さい一定値となるように制御
    するとともに、前記第一リャ通路に接続された導入通路
    に導かれる液圧を制御液圧として内部に導入する第三ボ
    ートを有し、前、記電磁方向切換弁の作動によって該制
    御液圧がほぼ一定となってからは、液圧制御特性が前記
    第二リヤホイールシリンダの前記液圧上昇勾配を前記一
    定値より更に小さい値に抑えるように変化する液圧制御
    弁を設けたことを特徴とする自動車用液圧ブレーキ装置
  2. (2)前記液圧制御弁が、第一の受圧面と向きが該第−
    受圧面とは逆でかつ受圧面積の和が該第−受圧面の受圧
    面積より小さい第二および第三の受圧面とを有するピス
    トンを備えるとともに、前記第一および第二のボートが
    該第−および第二9の受圧面に作用する液圧に基づいて
    該ピストンが移動することにより開閉される開閉弁によ
    って仕切られる第一および第二の液圧室に連通さ−l°
    られ、さらに前記第三ボートが前記第三の受圧面に液圧
    を作用させる第三の液圧室に連通さ・口られて、前記導
    入通路により前記第一リヤ通路から該第三液圧室に導か
    れる液圧によって前記ピストンが前記開閉−f(i’h
    ljll <方向に力を受けるようにされている4)許
    績求の範囲第1項記載のlイシ圧ブレーキ装置。
JP14828083A 1983-08-12 1983-08-12 自動車用液圧ブレ−キ装置 Pending JPS6038244A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61189873U (ja) * 1985-05-20 1986-11-26
US4714296A (en) * 1984-11-20 1987-12-22 Nippondenso Co., Ltd. Hydraulic control valve
US4740039A (en) * 1984-04-17 1988-04-26 Volkswagenwerk Aktiengesellschaft Hydraulic dual-circuit brake system for automobiles

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US4714296A (en) * 1984-11-20 1987-12-22 Nippondenso Co., Ltd. Hydraulic control valve
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