JPS6038169B2 - フイルタ洗浄装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はフィル夕の表面を洗浄するための装置に関す
るものである。

さらに詳述すると、この発明はパルプ懸濁液から液体を
除去してパルプマットを形成するために使用されるフィ
ル夕のようなフィル夕の表面を連続的に洗浄するための
洗浄装置である。フィル外まフィル夕を洗浄するために
ろ過すべき材料が付着している側へ接近し難い構造を有
する支持体に装着されることが多い。

例えば、繊維質材料を含有する懸濁液を濃縮しかつ洗浄
するための装置は、１つまたはそれ以上の回転可能なド
ラムを備えている。ドラムの内側に真空または低圧を印
加するかまたはドラムの外側に正圧または高圧を印加し
て懸濁液から液体を除去することによって繊維状マット
がドラム上に形成される。ドラムには縄常多くの構造物
が入っているから、マットが除去された後にフィル夕か
ら堆積したり詰ったりした材料を洗浄するための装置は
ドラムの外側に配置される。通常種々のタイプの低−高
圧液体シャワー装置がフィルタ表面を洗浄するために使
用される。シャワー装置は液体の中に入っている固形物
の汚染物が非常に少量のときにしか使えない。

これは比較的に純粋な液体が使用されなければならずか
つドラムからのる液はシャワー液体として有効に再使用
できないことを意味する。また、現在使用のノズル洗浄
およびポンプ装置では、シャワーからの液体がフィル夕
を通過した後フィル夕を通って逆流を行なうことは不可
能である。特に、この発明の新規なフィルタ洗浄装置は
使用者が、所望するならば、ろ液を使用して洗浄装置を
作動させることを可能にするものである。

また、このフィル夕洗浄装置は、特定構造のフィル夕支
持体と共に使用されるときに逆流によってさらに洗浄で
きる。簡単に述べれば、この発明に係るフィル夕を洗浄
するための装置はフィル夕を支持する可動支持体を具備
する。

定置部材がフィル夕を横切って延在する。定置部材はフ
ィル夕と接触する可榛・性膜を有し、可孫性膜はこれを
貫通する閉口を有する。加圧液体を前記閉口を通しかつ
フィル夕および可動支持体を通して流して堆積したり詰
ったりしている材料を除去するための機構が設けられて
いる。本発明ならびにその多くの利点は以下の詳細な説
明および図面を参照することによってさらによく理解さ
れるであろう。

図面特に第１図を参照すると、一対のドラムまたはプレ
スロール１０，１２を含む洗浄プレスが示され、ドラム
１０，１２は平行軸を中心として回転するように装着さ
れかつ加圧バットまたはタンク１４内に収容されている
。

ドラム１０，１２はニップ１８を形成するように互に近
づき合う円周方向の、多孔壁またはフィルター６を含み
、かつフィルター６の関口をドラム１０，１２の両端に
あるろ液放出管と蓮通させる通常の鞠方向の液体または
ろ液排出チャンネル（図示されていない）を内蔵する。
個々のドクタブレード２０が加圧固体材料をフィル夕１
６から除去し、放出導管２２がバット１４の全長にわた
ってバットに対して開口し、ドクタブレード２０で除去
された加圧固体材料を受入れるようになっている。導管
２２は矢印で示された方向に回転駆動される通常の排出
スクリュー２４を内蔵し、固体材料を破砕しかつ破砕さ
れた材料をプレスから運ぶようになっている。ドラム１
０，１２は第１図に数字２６で示された新規の洗浄装置
を備えている。

洗浄装置２６は、固体材料がドラム１０，１２からドク
タブレード２０によって除去された後、フィル夕１６か
ら不必要な、堆積材料または語りものを除去する。各ド
ラム１０，１２に対し、プレスはバット１４に導入され
る懸濁液が通る供給管２８を、ドラム１０またはドラム
１２の上端に隣接して備えている。

また、各供給管２８に隣接して弾性シールストリップ３
０が設けられ、シールストリップ３川まドラム１０，１
２の全長にわたってフィル夕１６と係合し、供給管２８
によって導入された懸濁液が駆動されて生ずるドラムの
回転の方向と反対の回転方向にドラム１０，１２のまわ
りを流れるのを防止する。プレスの操作中、ドラム１０
，１２は矢印で示された互に反対の回転方向に連続的に
回転させられ、入口３２を通して供給される加圧流体が
ピボットバッフル３４を作動させて懸濁液から液体を除
去し、各ドラム１０，１２上にマットができ始める。

繊維質材料を含有する懸濁液は供給管２８を通してバッ
ト１４に連続的に供給され、ドラム回転と同一方向に各
ドラム１０，１２に沿って流れる。ドラム１０，１２に
よってニツプ１８中に形成されたマットはドクタブレー
ド２川こよって除去され、スクリュー２４によって破砕
されかつプレスから運び出される。フィル夕１６上の材
料ならびにフィル夕１６の目をつまらせている材料はプ
レスの効率を維持するためにドラム１０，１２から除去
されなければならない。

これは洗浄装置２６によって行なわれ、この洗浄装置は
第２図および第３図にさらに詳細に示されている。第２
図および第３図を特に参照すると、洗浄装置２６はドラ
ムの外側で、フィル夕１６の通路を横切って縦に延在す
る定置部材である。

この定置部材は金属製の、液体入りの、倒立した、大体
Ｕ字形の細長い部材４０を有し、煩斜側部４２が倒立Ｕ
字形部材４０の開放部分から外方に延在する。液体は端
板４３（１つだけが第２図に示されている）によって部
材４０の両端から流出するのを防止されている。可榛性
膜４４が複数の縦に離間したナットおよびボルト４６（
第２図参照）で部材４０１こ取付けられ、ボルト４６は
煩斜した膜支持体４８、膜４４の傾斜した部分４５およ
び都材４０の傾斜した側部を貫通している。

加圧液体は液体入口管５０１こよって洗浄装置に導入さ
れる。

洗浄装置からのオーバフローはパイプ５２，５４および
ノズル５６，５８によって部材４０から流出する。パイ
プ５２，５４は端板４３から延在しかつペンド５９を含
み、各パイプ５２，５４の大部分が部材４０の背後をこ
れに平行に延在するようになっている。この構成により
オーバフローはフィル夕の洗浄を助長するために使用さ
れる。第３図に明瞭に示されているように、可榛性膜４
４は複数の関口６２を有する。

図示の実施態様では、開口は可榛・性膜４４を貫通する
細長いスロットである。スロット６２は可操性膜４４の
長さに沿って互い違いに配列されかつドラムの各回転中
フィル夕１６のすべての部分が少なくとも１つのスロッ
ト６２の下を通るように配置されてる。可操性腰４４は
任意の適当なェラストマーで作ることができる。その例
としては強化ポリクロロプレン（商標名：ネオプレン）
、ゴムおよびポリウレタンがある。動作中、フィル夕１
６の開口中に捕捉された異物は液体圧力を加えられて閉
口を押し通される。

部材４０内の液体圧力は可擬性膜４４をフィルタ表面と
接触させ、これによりフィルター６が可榛性膜４４の下
を通るとき、フィル夕１６を機機的にぬぐう。フィル夕
１６の表面にゆるく付着した材料ははがされて可榛性膜
４４の下に入らないようにされる。所望ならば、フィル
タ表面の移動する方向に複数の連続するスロット６２を
使用することによってフィル夕を圧力で脈動させること
ができる。第４図の実施態様では、フィル夕１６の支持
体は「フィル夕１６の効果的な逆流洗浄を引起こすよう
に構成されている。

この支持体は中実部材７０を含み、複数の縦に離間した
穴７２の絹が中実部材７０を貫通している。各穴の絹は
複数の横に分離した穴からなり、各穴の組は縦に離間し
かつ部村７０から延在する横仕切板７４によって隣接組
から分離されている。かくして仕切板７４はスロット６
２およびフィル夕１６を貫流した液体が流入するところ
のチャンネルを形成している。各チャンネル中の穴７２
はドラムの中心内への液体の自由な流れを制限する。こ
れによってチャンネル中に液体が集積し、可操性膜４４
の各個部に隣接するフィル夕１６を通る液の逆流を引起
こすのに十分な圧力が作られ、これによりフィル夕１６
から不必要な材料を除去するのに役立つ逆洗作用を遂行
する。好適実施態様が回転可能なドラムに関連して説明
された。

しかしながら、この洗浄装置は平面支持体上のフィル夕
を洗浄するために使用することもできるものである。図
面の簡単な説明第１図はパルプスラリーからパルプマッ
トを形成するシステム上の新規フィルタ洗浄装置の配置
を略示した部分断面立面図である。

第２図は新規フィルタ洗浄装置を詳細に示す斜視図であ
る。第３図は第２図のフィルタ洗浄装置の拡大断面図で
ある。第４図は逆洗を与えるように構成された支持体を
有するドラムの外側に装着された第２図のフィルタ洗浄
装置の拡大断面図である。１０，１２……ドラム、１４
……バツト、１６……フイルタ、１８……ニツブ、２０
……ドクタブレード、２２・・・・・・排出導管、２４
・…・・排出スクリュー、２６・・・・・・洗浄装置、
２８・・・・・・供繋旨管、３０…・・・シールストリ
ップ、３２・・・…加圧液体入口、３４…・・・バッフ
ル、４０・・・・・・Ｕ字形部材、４２・・・・・・額
斜側部、４３・・・・・・端板、４４・・・・・・可携
性膜、４５・・・・・・額斜部分、４８・・・・・・膜
支持体、５０．．・・・・加圧液体入口管、５６，５８
・・・・・・ノズル、６２・・・・・・スロット、７０
…・・・中実部村、７２……穴、７４・・・・・・仕切
板。

（７０．／ ‘）○．２ ‘７Ｇ．３ （ンＧ・夕

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ フイルタを通して加圧液体を流してフイルタから材
   料を除去することによりフイルタを洗浄するための装置
   であつて、フイルタを支持する可動支持体と、フイルタ
   を横切つて延在する定置部材と、材料を除去するために
   後記開口を通しかつフイルタおよび可動支持体を通して
   加圧流体を流す機構とを具備し、前記定置部材がフイル
   タと接触する可撓性膜を有し、前記可撓性膜がこれを貫
   通する開口を有することを特徴とする前記装置。 ２ 可動支持体が回転可能なドラムであり、定置部材が
   ドラムの外側に配置されかつドラムの長さに沿つて延在
   することをさらに特徴とする特許請求の範囲第１項記載
   の装置。 ３ 回転可能なドラムが、液体がフイルタを通つて流れ
   た後流入するチヤンネルを備えたフイルタ支持体を有し
   、前記フイルタ支持体が前記チヤンネルからドラムの中
   心内への液体の流れを制限する機構を有し、フイルタを
   通す液体の逆流が与えられるようにしたことをさらに特
   徴とする特許請求の範囲第２項記載の装置。 ４ フイルタ支持体が中実部材であり、複数の縦に離間
   した穴の組が中実部材を貫通しており、各穴の組が複数
   の横に分離した穴からなり、各組が横仕切り板によつて
   隣接組から分離され、これにより仕切り板がチヤンネル
   を形成しかつ穴の組が液体の流れを制限して逆流を引起
   こすようにしたことをさらに特徴とする特許請求の範囲
   第３項記載の装置。