JPS6038153A - 積層品の製造方法 - Google Patents

積層品の製造方法

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JPS6038153A
JPS6038153A JP58146734A JP14673483A JPS6038153A JP S6038153 A JPS6038153 A JP S6038153A JP 58146734 A JP58146734 A JP 58146734A JP 14673483 A JP14673483 A JP 14673483A JP S6038153 A JPS6038153 A JP S6038153A
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temperature
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JP58146734A
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大林 勉
平岡 秀元
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Hiraoka and Co Ltd
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Hiraoka and Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、積層品の製造方法に関するものであり、更に
詳しく述べるならば、繊維基布と、熱可塑性樹脂よシカ
るバッキング層とからなる積層品の製造方法に関するも
のである。
従来技術 一般に、繊維基布と、熱可塑性樹脂バッキング層よりな
る積層品を製造するには、基布の所望の面に熱可塑性樹
脂液、例えば号?す塩化ビニル樹脂ペーストなどを塗布
して、前駆積層品を形成し、この前記積層品を、用いら
れた熱可塑性樹脂液の固化温度(例えばゲル化温度)以
上に加熱する方法が行われている。
上記のような従来方法においては、バッキング層がかな
シ厚い場合、樹脂液層の内部、特に樹脂液と基布との接
合面迄所望固化温度に到達させることが困難となシ、こ
のため、バッキング層の強度不足、バッキング層と基布
と接着強度不足、バッキング層にクラック発生などの問
題を生ずることがしばしば経験されている。
また、基布を構成する繊維の一部分、例えば、基布に形
成されているパイル層を形成しているパイル繊維が低融
点繊維、例えばポリ塩化ビニリデン繊維(145℃以上
で著るしく収縮、165℃以上で溶融)などであシ、が
っ、塗布される樹脂液の同化(ゲル化)温度が、前記パ
イル繊維の収縮、又は溶融温度よシ著るしく高い場合(
例えば、号?り塩化ビニル樹脂液のゲル化温度は160
〜190℃)、ノ悩ル繊維を収縮又は溶解させることな
く、樹脂液層のみを所望の高温に到達させることは、著
るしく困難である。この場合、パイル繊維の収縮、又は
溶融を防止しようとすれば、必然的に、樹脂液層の同化
が不十分なものになることは避けられない。
更に、バッキング層は、発泡樹脂層よりなるものであっ
てもよく、この場合は、発泡樹脂液層を均一に加熱する
ことはかなシ難しいことである。
上記のような問題点を解決するために、樹脂液層を高周
波昇温することが試みられている(特公昭58−133
51号)。この方法は、有効なものであるが、樹脂液層
の温度を所望固化温度に正確に制御する点にやや難点が
あ夛、時には、樹脂液層中に、オーバーキーアを発生し
、このため製品の品質にバラツキを生ずることがある。
また、このようなオーバーキーアは省エネルギーの点か
らもまた、製造コストの点からも好ましくないことであ
る。
発明の目的 本発明の目的は、繊維基布に、熱可塑性樹脂のバッキン
グを形成するに際し、基布表面に塗布された熱可塑性樹
脂液層を、繊維基布に悪影響を与えることなく所望温度
に、急速に、かつ正確に昇温させ、そのオーバーキーア
や、キーア不足を防止することのできる積層品の製造方
法を提供することにある。
発明の構成 本発明の積層品製造方法は、繊維基布の裏面に、高周波
昇温可能な熱可塑性樹脂液を塗布し、これを高温におい
て固化して、前記基布に固着したバッキングを形成する
に際し、前記塗布された樹脂液層に対し、高周波処理を
施して、その温度を、所望の固化温度よりも低い温度迄
急速昇温し、次に、前記樹脂液層に加熱処理を施して、
その温度を前記所望の固化温度迄昇温することを特徴と
するものである。
前記高周波処理により樹脂液層の温度を、前記所望の固
化温度よりも1〜50℃低い温度に昇温することが望ま
しい。
3、発明の詳細な説明 本発明方法は、繊維基布と、バンキングよりなる積層品
の製造方法に係るものである。
本発明方法に用いられる基布け、合成繊維、天然繊維、
又は、これらを混用して製造された編織物又は不織布よ
りなるもので、その形状や組織に格別の限定はないが一
般に、合成フィラメント糸条よシなる平織物が好適に用
いられている。合成繊維としては、ナイロン6、ナイロ
ン66、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート)
、水不溶性化ポリビニルアルコール、およびポリプロピ
レン繊維などが好ましく、天然繊維としては、綿、麻な
どが用いられる。また、基布の表面側は起毛されていて
もよく、或は、ノ悩ル層が形成されていてもよい。積層
体が人工芝などである場合、このA4ル層を形成する繊
維は、ポリ塩化ビニル繊維、ポリ塩化ビニリデン繊維、
塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体繊維、ナイロン繊
維、ポリエステル繊維又はポリプロピレン繊維などの粗
剛繊維から構成されていてもよい。
本発明方法において、積層品のバッキングを形成するだ
めに、高周波昇温か可能な熱可塑性樹脂が用いられる。
このような熱可塑性樹脂としては、ポリ塩化ビニル樹脂
、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、又は、ポリウレタ
ン樹脂などを用いることができる。
本発明方法において、上記熱可塑性樹脂の液状体が基布
の裏面上に塗布され前駆積層体が形成される。この樹脂
液層に対し、高周波処理が施される。この高周波処理の
ためには、通常の高周波誘導昇温装置、特に、前駆積層
体を、所定速度で、連続的に高周波放射域を通過させる
ことのできるものが望ましい。この高周波処理によって
、樹脂液層の温度は急速に上昇するが、このとき、その
温度を、所望固化温度よシも低い温度、好ましくは1〜
50℃、更に好ましくは5〜30℃、低い温度にとどめ
ておくことが重要である。高周波昇温された温度が、所
望固化温度よりも50℃を越えて低いときは、次の加熱
処理に、より所望固化温度迄昇温するに要する時間が長
くなり、かつ、加熱された樹脂液層の温度分布が、不均
一になることがある。まだ、高周波昇温された樹脂液層
の実測温度と、所望固化温度との差が1℃よシ小さいと
きは、樹脂液層中に、部分的にオーバーキーアを生ずる
ことがあシ、従って、製品の品質低下およびエネルギー
の浪費を生ずることがあるばかシでなく、加熱工程のコ
ントロールが困難になることがある。
次に、所定温度に高周波昇温された樹脂液層に対し、加
熱処理を施して、その温度を所望の固化緯度に昇温する
。このときの加熱方法は、熱風などの加熱媒体を使用す
る方法、例えば熱風加熱炉を用いる方法でもよく、熱線
を輻射する方法、例えば、赤外線加熱法などであっても
よい。一般には、熱風加熱炉を用いる方法が樹脂液層の
温度を所望固化温度に正確に制御できるので最も好まし
い。熱風加熱炉を用いる場合樹脂液層側のみに、熱風を
吹き当てこれを短時間内に所望固化温度に到達させるこ
とが好ましい。
本発明方法において、基布裏面に形成された樹脂液層の
厚さには特に限定はな(,10mm以上であってもよい
が、一般には1〜10調、好ましくは2〜5叫の厚さを
有するものが用いられる。この場合、本発明方法によシ
樹脂液層は均一に固化し、かつ基布裏面に強固に固着す
ることができる。
上述のように加熱固化した樹脂層は、自然放冷されても
よいがこれに強制急速冷却を施すことによって、樹脂層
の形態安定化、組織の緻密化および均一化が促進され、
その強靭性を増大させることができる。特に、樹脂層が
発泡多孔体であるときは、冷却工程における気泡の形状
の変形や歪みを防止し、多孔性バッキングのクッション
性の低下を防止することができる。
固化した樹脂層に対する強制急速冷却は、樹脂層表面温
度において、20℃/分以上、一般には50〜b 好ましく、その方法に格別の限定はなく、例えば冷却空
気を吹き当てる方法、冷却(水冷)ロールの表面に接触
させる方法などによることができる3本発明方法を実施
例によって、更に説明する。
実施例1 下記組織: 目付 120.lil/m2 のポリゾロビレンスリット糸平織に1075デニール1
5フイラメントのポリアミドフィラメントヤーンによシ
形成されたカットパイル層(パイル長:10 m )を
植毛したパイル織物を基布として使用した。
との基布の裏面に下記組成: ポリ塩化ビニル 100重量部 DOP 5Q p 充填剤 30 〃 着色剤 1 〃 のポリ塩化ビニル樹脂ペーストを2,00097m2の
重量、約7mmの厚さに塗布し前駆積層体を形成した。
この前駆積層体を、高周波処理装置に4m/分の速度で
供給し、樹脂ペースト層に周波数13.4Mc。
陽極出力3.5 kw、滞在時間1分間の高周波処理を
施し、樹脂ペースト層の温度を均一に170〜171℃
迄昇温させた。次にこの前駆積層体を引続き熱風加熱炉
に導入し、これを1分間加熱して、樹脂ペースト層の温
度を190℃に昇温し、樹脂ペーストをゲル化し、基布
裏面に固着した・基布裏面側の温度は約135℃迄昇温
しだに過ぎなかった。次に、得られた積ノ一体を表面温
度4℃の冷却シリンダーに接触させ、冷却速度100℃
/分で急冷した。得られた製品は良好かつ均一な外観お
よび性能を有しておシ、基布の収縮はほとんど認められ
なかった。
実施例2 実施例1記載のものと同一の基布の裏面に、下記組成: 成 分 重量部 ポリオールI(kl) 100 ジプチル錫ジラウレート 0.1 〔(CH3)3SiO8,5〕。、5〔SlO□〕1.
8(*2) 6.0TDI (*3 ) 26.0 充填剤 (*4) 100 紫外線安定剤 (* 5 ) 0.3 顔料 少量 〔註 (*1)此処に使用せるIリオールIは、約1000の
平均分子量および168の 水酸基数を有し且つ一般式: %式%) を有する、グリセリンを出発物質とす るプロピレンオキシド付加物トリオー ルを意味する。
(*2)キシレン中50重量%。
重量−の礼6−ドリレンジインシアナートとの混合物を
示す。
(*4)水酸化アルミニウム。
(*5)置換ヒドロキシフェニル−ベンゾトリアゾール
〕 の混合物を攪拌して機械発泡させ、体積が約2倍に増大
した発泡樹脂液を800g/?F!2の塗布量で塗布し
た。この樹脂液層に、実施例1と同様の方で2分間連続
加熱し、150℃迄昇温させた。加熱炉から引き出され
た積層体を100℃/分の冷却速度で室温迄冷却した。
得られた発泡樹脂層からなるバッキングは品質が均一で
良好なものでありた0 比較のために前記と同様にして形成した前駆積層体を高
周波加熱なしで直ちに加熱炉に導入したところ、樹脂層
が150℃に達する迄に4分間を要し、全消費エネルギ
ーが増大することが認められた。また樹脂層の発泡むら
、および固化むらが若干認められ、かつ、ポリプロピレ
ン基布の収縮が認められた。
効果 本発明方法は、比較的大きな厚さを有するノ々ツキング
を形成する際に、樹脂液層を、短時間内に均一に、オー
バーキュアを防止しながら固化させることができる。こ
のため人工芝、床敷マットなどのように比較的厚い熱可
塑性樹脂バッキングを有する積層体を迅速かつ、品質均
一に製造することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、繊維基布の裏面に、高周波昇温加能な熱可塑性樹脂
    液を塗布し、これを高温において固化して、前記基布に
    固着したバッキングを形成するに際し、前記塗布された
    樹脂液層に対し、高周波処理を施して、その温度を、所
    望の固化温度よりも低い温度まで急速昇温し、次に、前
    記樹脂液層に、加熱処理を施して、その温度を、前記所
    望の同化温度迄昇温することを特徴とする積層品の製造
    方法0 2、前記、高周波処理によシ樹脂液層温度が、前記所望
    匈化温度よシも1〜50℃低い温度に昇温される、特許
    請求の範囲第1項記載の方法03、前記加熱処理が、熱
    風炉中において行われる、特許請求の範囲第1項記載の
    方法。 4、前記熱可塑性樹脂が、ポリ塩化ビニル樹脂、−り塩
    化ビニリデン樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹
    脂、又は、ポリウレタン樹脂である、特許請求の範囲第
    1項記載の方法。
JP58146734A 1983-08-12 1983-08-12 積層品の製造方法 Granted JPS6038153A (ja)

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JPS6249868B2 JPS6249868B2 (ja) 1987-10-21

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009180173A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 汎用エンジン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009180173A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 汎用エンジン

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