JPS6038099Y2 - パイプ用換気扇 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は排気用パイプの排気入口端部に挿入取付して使
用するパイプ用換気扇の改良に関する。

この種換気扇は第２図に示す如く、筒状の本体１内に送
風機４を内蔵した構成であり、送風用ここでは排気用パ
イプ１１の排気入口端部１１ａ内側に該パイプ１１内周
面と間隙をもって挿入され、本体１外周に備えた即ち前
記間隙に位置するバネ５でパイプ１１内周面を押圧して
固定支持されるようになっている。

かかる換気扇において従来第１図に示すようにパイプ１
１内側に位置する本体１の排気出口端面部９は単なる直
線的な切断面として形成されているため換気扇の運転時
排気がバイブ１１外部から本体１内に導入され該本体１
の排気出口からパイプ１１内に拡がりながら流れる際に
前記本体１の排気出口端面部によって風切り音が発生し
、これが騒音となる欠点があった。

そこで、本考案は以上のような従来の実情に鑑み、換気
扇本体のパイプ内に位置する排気出口端面部の形状の簡
単な改良を行って、換気扇運転時の風切り音を防止して
騒音を低減したパイプ用換気扇を提供するものである。

以下、本考案の一実施例を第２図に基づいて説明する。

図において、１１は排気用パイプ、１は換気扇本体で、
円筒状に形成されている。

２は本体１前面に形成された排気入口、３は後述するグ
リルの取付用ねじ孔、４は本体１内に内蔵された送風機
で、４Ａは本体１内壁に取付足１２を介して固定支持さ
れたモータ、４Ｂはモータ４Ａの軸４ａに連結されたフ
ァン、５は本体１外周面に上記取付足１２と共にねじ１
３により取り付けられた換気扇取付用バネ、７は本体１
前面に８のツマミネジによりねじ止めされる化粧グリル
で、多数の開ロアａを有している。

換気扇本体１はパイプ１１の排気入口端部１１ａ内側に
該パイプ１１内周面と間隙をもって挿入され、バネ５が
パイプ１１内周面を押圧することにより所定位置に支持
される。

そして、送風機４を作動すれば、バイブ１１外部の空気
がグリル７の多数の開ロアａから本体１内に導入され、
該本体１の排気出口１ａからパイプ１１内に吸い込まれ
る。

かかる構成の換気扇において、本考案では、本体１のパ
イプ１１内に位置する排気出口１ａ端面部に、該本体１
内側に面する１０の曲面部を設ける。

以上のように構成すれば、排気が本体１の排気出口１ａ
からパイプ１１内に拡がりながら導入されても風切り音
が発生することがなくなるわけである。

以上説明したように、本考案によれば、換気扇本体の排
気出口端頭部形状の簡単な改良により、従来該端面部に
おいて生じていた風切り音を防止出来、騒音を低減する
ことが出来る。

又、何ら別部品等が必要なく、本体形成時に一体加工出
来るのでコスト高となるとは勿論ない。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のパイプ用換気扇を説明する要部縦断面図
、第２図は本考案に係るパイプ用換気扇の全体縦断面図
である。 １・・・・・・換気扇本体、１ａ・・・・・・排気出口
、４・・・・・・送風機、１０・・・・・・曲面部、１
１・・・・・・排気用パイプ、１１ａ・・・・・・排気
入口端部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 筒状の換気扇本体を、排気用パイプの排気入口端部内側
   に該パイプ内周面と間隙をもって挿入取付するようにし
   たパイプ用換気扇において、前記換気扇本体のパイプ内
   に位置する排気出口端面部に、該本体内側に面する曲面
   部を設け、換気扇本体を通ってパイプ内に導入される排
   気の風切り音を防止するようにしたことを特徴とするパ
   イプ用換気扇。