JPS6037569B2 - 絶縁電線の製法 - Google Patents
絶縁電線の製法Info
- Publication number
- JPS6037569B2 JPS6037569B2 JP6130978A JP6130978A JPS6037569B2 JP S6037569 B2 JPS6037569 B2 JP S6037569B2 JP 6130978 A JP6130978 A JP 6130978A JP 6130978 A JP6130978 A JP 6130978A JP S6037569 B2 JPS6037569 B2 JP S6037569B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- varnish
- die
- floating
- manufacturing
- floating die
- Prior art date
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- Expired
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- Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、ワニス絶縁電線の新規な製造法に関する。
近年、ワニス絶縁電線の製造において有機溶媒の含有量
の極めて少し、ワニスを用いることが低公害、省資源の
観点から注目されている。しかし、その様なワニスは、
一般に塗装温度においても高粘度、たとえば100比p
sであるので、か)る高粘度ワニスを従来の方法により
導体上に施すときは、フローティングダイスで絞られた
余剰のワニスが該ダイスから溢れ出て大気中で濠合循遠
する間に空気を多量に巻き込みワニスが酸化劣化する大
きな問題がある。本発明は、上記に鑑み、ワニスの酸化
劣化を大中に抑制し得て、而して長時間の安定したワニ
ス絶縁電線の製造を行い得る上記特許請求の範囲に記載
の新規な製法を提案するものである。
の極めて少し、ワニスを用いることが低公害、省資源の
観点から注目されている。しかし、その様なワニスは、
一般に塗装温度においても高粘度、たとえば100比p
sであるので、か)る高粘度ワニスを従来の方法により
導体上に施すときは、フローティングダイスで絞られた
余剰のワニスが該ダイスから溢れ出て大気中で濠合循遠
する間に空気を多量に巻き込みワニスが酸化劣化する大
きな問題がある。本発明は、上記に鑑み、ワニスの酸化
劣化を大中に抑制し得て、而して長時間の安定したワニ
ス絶縁電線の製造を行い得る上記特許請求の範囲に記載
の新規な製法を提案するものである。
以下図面を用いて説明する。
第1図は、本発明の一実施態様の説明図であり、第2図
はフローブィングダィスの拡大断面図である。第1図、
第2図において、導体Wは押出機1のクロスヘッド2、
フローティングターィス3、及び焼付炉5を矢印の方向
に連続的に通過している。押出機1よりワニスを導体W
上に供給しフローティングダィス3をフロート状態に保
持することによりワニスの偏肉を修正する。4はフロー
テイングダィス3の過度の上昇を防止する留め板であっ
て、該ダイスのつば33が該板にひつか)っている。
はフローブィングダィスの拡大断面図である。第1図、
第2図において、導体Wは押出機1のクロスヘッド2、
フローティングターィス3、及び焼付炉5を矢印の方向
に連続的に通過している。押出機1よりワニスを導体W
上に供給しフローティングダィス3をフロート状態に保
持することによりワニスの偏肉を修正する。4はフロー
テイングダィス3の過度の上昇を防止する留め板であっ
て、該ダイスのつば33が該板にひつか)っている。
34はフローテイングダィス3の絞りダイス、たとえば
サフアイヤダイスである。
サフアイヤダイスである。
フローティングダィス3で絞れた余剰のワニスは該ダイ
スの内部スペース31に溜ることとなるが、本発明にお
いては、この余剰ワニスの量が、ダイスの内部スペース
31の内容積を越えない様にコントロールする。
スの内部スペース31に溜ることとなるが、本発明にお
いては、この余剰ワニスの量が、ダイスの内部スペース
31の内容積を越えない様にコントロールする。
その理由は、従来のように余剰のワニスが、フローティ
ングダィスの下端開ロ部32より溢れ出ると、前記した
通り、溢れ出た部分のワニスの大気中での混合循環によ
り該ワニス中に空気が混入しワニスが、劣化するからで
ある。劣化したワニスがフローティングダィスを通過し
て導体W上のワニス中に混入すると焼付後に得られたワ
ニス絶縁電線の電気特性を低下させる。本発明において
は、上記した溢出ワニスの大気中での混合循環を防止す
ることが肝要でありこのためワニス余剰量は、フローテ
ィングダィスの内部スペース31内にとどまる様にワニ
ス押出量をコントロールする必要があるが、ダイス下端
関口部32より多少のワニスの溢出が生じても、それが
大気中での混合循環が生じず、而して空気を混入するこ
とがなければ、か)る低度の溢出は許容し得る。
ングダィスの下端開ロ部32より溢れ出ると、前記した
通り、溢れ出た部分のワニスの大気中での混合循環によ
り該ワニス中に空気が混入しワニスが、劣化するからで
ある。劣化したワニスがフローティングダィスを通過し
て導体W上のワニス中に混入すると焼付後に得られたワ
ニス絶縁電線の電気特性を低下させる。本発明において
は、上記した溢出ワニスの大気中での混合循環を防止す
ることが肝要でありこのためワニス余剰量は、フローテ
ィングダィスの内部スペース31内にとどまる様にワニ
ス押出量をコントロールする必要があるが、ダイス下端
関口部32より多少のワニスの溢出が生じても、それが
大気中での混合循環が生じず、而して空気を混入するこ
とがなければ、か)る低度の溢出は許容し得る。
フローティングダイスにおける上記したワニス余剰量の
コントロールは、第1図に示すスクリュー式押出機のほ
か、ラム押出機等のワニス供給量を調節し得るワニス供
給装置の使用により容易になし得る。
コントロールは、第1図に示すスクリュー式押出機のほ
か、ラム押出機等のワニス供給量を調節し得るワニス供
給装置の使用により容易になし得る。
フローティング夕11ィス3としては通常のものが使用
し得るが、第2図に示す細長い内部スペースを有するも
のが好ましい。ワニスの粘度が100〜1000比ps
であるとき内部スペースの内蚤dが0.02肌≦(d−
D)S4.0側〔D:導体Wの外径〕で、長さLが5側
SLミ6仇肋程度のものが適当である。本発明において
は、高粘度ワニスのみならず従来から使用されて来た低
粘度のワニス、あるいは水を溶媒又は分散蝶とするワニ
スをも好適に使用することができる。
し得るが、第2図に示す細長い内部スペースを有するも
のが好ましい。ワニスの粘度が100〜1000比ps
であるとき内部スペースの内蚤dが0.02肌≦(d−
D)S4.0側〔D:導体Wの外径〕で、長さLが5側
SLミ6仇肋程度のものが適当である。本発明において
は、高粘度ワニスのみならず従来から使用されて来た低
粘度のワニス、あるいは水を溶媒又は分散蝶とするワニ
スをも好適に使用することができる。
それら分散煤、溶媒を多量に含むワニスの場合には、上
記した酸化劣化のほか、フ。−ティングタ「ィスで絞ら
れた余剰ワニスの大気と接する表面積が小さいのでそれ
ら媒体の蒸発にもとず〈ワニスの粘度変化を小さくし得
る効果もある。本発明においては、必要に応じてフロー
ティングダーィスを2ケ以上シリーズに併設してもよい
。
記した酸化劣化のほか、フ。−ティングタ「ィスで絞ら
れた余剰ワニスの大気と接する表面積が小さいのでそれ
ら媒体の蒸発にもとず〈ワニスの粘度変化を小さくし得
る効果もある。本発明においては、必要に応じてフロー
ティングダーィスを2ケ以上シリーズに併設してもよい
。
また、横型の製造装置にも応用してもよい。
第1図は本発明の説明図、第2図はフロ−ティングダィ
スの断面図であって、Wは導体、3はフローティングタ
トィス、1は押出機。 ツ′図 次Z図
スの断面図であって、Wは導体、3はフローティングタ
トィス、1は押出機。 ツ′図 次Z図
Claims (1)
- 1 フローテイングダイス中を連続的に通過する導体の
上に、ワニスを該フローテイングダイスをフロート状態
となし得るが、該フローテイングダイスから溢れ出ない
範囲の速度で供給することを特徴とする絶縁電線の製法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6130978A JPS6037569B2 (ja) | 1978-05-22 | 1978-05-22 | 絶縁電線の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6130978A JPS6037569B2 (ja) | 1978-05-22 | 1978-05-22 | 絶縁電線の製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54152186A JPS54152186A (en) | 1979-11-30 |
JPS6037569B2 true JPS6037569B2 (ja) | 1985-08-27 |
Family
ID=13167431
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6130978A Expired JPS6037569B2 (ja) | 1978-05-22 | 1978-05-22 | 絶縁電線の製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6037569B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0329081U (ja) * | 1989-07-31 | 1991-03-22 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS603610U (ja) * | 1983-06-21 | 1985-01-11 | 三菱電線工業株式会社 | 電線用ワニス塗布装置 |
-
1978
- 1978-05-22 JP JP6130978A patent/JPS6037569B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0329081U (ja) * | 1989-07-31 | 1991-03-22 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54152186A (en) | 1979-11-30 |
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