JPS6036903Y2 - チャンネル表示装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はテレビジョン受像機のチャンネル表示装置に関
するもので、構成の簡素化をはかることを目的とする。

第１図に従来のこの種装置を示す。

図において、１は選局釦で、図示されていないブツシュ
スイッチに連結されている。

２はチャンネル数字を表示する表示窓、３はチャンネル
表示片保持体で、チャンネル数字を記載したチャンネル
表示片４を着脱自在に保持して、パネル５の溝６に挿入
保持される。

もちろん、このとき各釦１と各チャンネル表示片４が隣
り合うように配置される。

また、７は扉、８は表示窓２を構成する透明板である。

本構成においては、任意の選局釦１を押すと対応するラ
ンプ（図示せず）が点灯して対応するチャンネル表示片
４を明るく照し出して受信中のチャンネル数字を表示す
るものである。

しかるにこの場合は、選局釦群と隣り合って表示窓２を
形成するため、それだけパネル５としてスペースが要求
され、またチャンネル表示片４を保持するための保持体
も必要とし、部品点数が多くなるものであった。

そこで本考案は、選局釦に直接、チャンネル表示片を挿
入保持するようにして構成の簡素化をはかったものであ
る。

以下その一実施例を第２図〜第４図を用いて説明する。

実施例では、選局釦１の少なくとも前面を透明に加工す
るとともに、選局釦１に上側面、すなわち隣り合う選局
釦１と対向する面のうち、上面側に開口した保持溝９を
形成するとともに、この保持溝９の最下部に連続して直
角方向に係合溝１０を設ける一方、チャンネル表示片４
を弾性を有する材料で、保持溝９に挿入可能な大きさに
形成し、かつ下端に前記係合溝１０に係合する突部１１
を形成している。

第３図、第４図は２番目の釦１を押圧した状態で、ｒ３
Ｊの数字を記載した表示片４を３番目の釦１に押入しよ
うとする状態を示す。

この場合、チャンネル表示片４を指ではさむことにより
彎曲させ、保持溝９に挿入していく。

チャンネル表示片４を挿入すると、自動的に突部１１が
係合溝１０に係合することにより、チャンネル表示片４
が容易に脱落することはない。

なお、上記実施例においては釦１の前面を透明としてか
、釦全体を透明にしても良い。

以上説明したように本考案によれば選局釦に直接、チャ
ンネル数字を記載したチャンネル表示片を設置するよう
にしたため、別個にチャンネル表示窓を設ける必要がな
く、また表示片保持体を設ける必要もない。

また、押した釦と押していない釦との段差を利用して各
釦に表示片を挿入するようにしているため、釦を操作し
ない状態では釦の開口が閉じられ、表示片が釦から外れ
ることはない。

【図面の簡単な説明】

第１図ａ、ｂは従来のチャンネル表示装置の正面図、断
面図、第２図ａ、 ｂは本考案の一実施例におけるチャ
ンネル表示装置の斜視図、側面図、第３図、第４図は同
装置においてチャンネル表示片を釦に挿入するときの状
態を示す斜視図である。 １・・・・・・選局釦、４・・・・・・チャンネル表示
片、９・・・・・・保持溝、１０・・・・・・係合溝、
１１・・・・・・突部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 一列に並ぶ多数の選局釦を設け、前記選局釦をブツシュ
   スイッチに連結するとともに、前記各選局釦に、隣接す
   る選局釦との対向面の一方に開口したチャンネル表示片
   保持溝を設け、かつこの保持溝に連続して、チャンネル
   表示片の突部が係合する保合溝を設けてなるチャンネル
   表示装置。