JPS603685Y2 - 深層施肥機 - Google Patents

深層施肥機

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JPS603685Y2
JPS603685Y2 JP868880U JP868880U JPS603685Y2 JP S603685 Y2 JPS603685 Y2 JP S603685Y2 JP 868880 U JP868880 U JP 868880U JP 868880 U JP868880 U JP 868880U JP S603685 Y2 JPS603685 Y2 JP S603685Y2
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JP
Japan
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fertilizer
hopper
crushing
closing
sides
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Application number
JP868880U
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English (en)
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JPS56111610U (ja
Inventor
喜之 川上
誠 小林
Original Assignee
松山株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は深層施肥機に係り、たとえば果樹園のような圃
場において深層内に肥料を埋入するものに関する。
一般に、果樹園の樹木に施肥する場合、樹木のまわりに
直接施肥したりまた樹木のまわりなどに浅い溝を形威し
、この溝内に施肥するようになっている。
そのため、樹木の根は深層深く張ることなく地表側に浅
く張る傾向があるとともに根の張り具合も悪くまた地表
上に露出することさえあり、したがって、このような場
合には樹木の安定性と果実の収量に影響するところが大
である。
そこで、上記の点に対処するものとして、実公昭49−
553峰公報に記載の施肥機が提案されている。
この公報記載の構造は、サブソイラの後方下部に溝形成
器を連結するとともに、この溝形成器の上方部に肥料繰
出機構を介してホッパーを連設し、上記溝形成器は、両
側の培土刃を先端接合部から両側に離間して相対設しか
つ両側の培土刃の底部を後方に行くにつれ順次浅く形威
した構造である。
そして、上記ホッパー内に石灰などの肥料を入れ、サブ
ソイラで土壌を切開くとともに、溝形成器で土壌を押し
広げて溝を形威し、この溝内に施肥され肥料は表層から
深層にわたって均一に分布されるようにしたものである
しかし、この構造によると、石灰のような土壌改良剤を
表層から深層ににかけて大量散布するものとしては好ま
しいが、土壌の条件、作物の種類、年齢により、また施
肥する肥料等によって所望の深さ位置に選択的に施肥す
ることはできず、また溝形成器によって押し広げられた
溝は必ずしも土庄によって常に閉止されるとは限らない
場合もあるという問題がある。
本考案はこのような点に鑑みなされたもので、深層深く
縦切溝を形威し、この縦切溝の所望位置より下方部の縦
切溝を埋め込むとともに、これの上部に施肥することが
できるようにして、肥料を所望の深さ位置に施肥し・、
樹木の根を深層部に誘導し深層部において根を張るよう
に仕向けることによって樹木の安定性と果実の収量の増
大を図ることができるようにしたことを目的とするもの
である。
本考案は、機枠の後方上部に下方に肥料を排出する排出
孔を有するホッパーを設け、上記機枠の後方下部に上部
に上記ホッパーの下方を連設する連設部を有するともに
後端上下方向にホッパーからの肥料を排出するとともに
後端上下方向にホッパーからの肥料を排出する一連の排
出口を有しかつ前端部上下方向に一連の破砕刃を有する
中空の破砕体を前後に揺動自在に設け、この破砕体の途
中に破砕体内を閉塞する閉塞部を有するとともに後端両
側に土崩し部を突設した閉塞案内板を前部より後部を低
く傾斜して高さ調節可能に取付けたことを特徴とするも
のである。
つぎに、本考案の一実施例を添附図面を参照して説明す
る。
図において、1は機枠で、この機枠1の後側部に肥料a
を収納するホッパー2が固定されている。
このホッパー2は、下端部に側方部に開口する案内溝3
を有する底板4が固着され、この底板4の上下板部5,
6のほぼ中央部にそれぞれ排出孔7,8を開閉するシャ
ッター板9が進退自在に挿入されている。
また上記底板4の上部に位置してホッパー2の下端部内
に、繰出用の羽根10を有するアジテータ11の回転軸
12が軸受13を介して回動自在に軸架され、この回転
軸12の一端部はホッパー2の前方に延出され、この延
出端部に連結金具14が取付けられている。
また上記底板4の下板部6の両側下部の上記排出孔8を
挟んで相対してガイド板15が一体に垂設され、この両
側のガイド板15の下端部には複数のガイド片16がく
し歯状に突設されている。
また上記機枠1のほぼ中央部に相対して支枠17が一体
に垂設され、この相対する支枠17に作動板18の中央
部が支軸19によって上下方向回動自在に軸架され、こ
の相対する作動板18の後側部間に破砕体20の上部が
複数のビス21によって一体に固着垂設されている。
この破砕体20は、一対の側板22を相対して対設し、
この一対の側板22の前端部を互いに近接して先鋭状の
破砕刃23を形成するとともに、この一対の側板22の
後端部間に排出口23を形成し、かつこの一対の側板2
2間に上下に連通ずる中空の導入部25が形成されてい
る。
またこの一対の側板22の上部前面に前面板部26を形
成するとともに、上部後面にそれぞれ取付片27を内側
に相対して突設し、この両側の取付片27、一対の側板
22の上部および前面板部26によって上記ホッパー2
の両側のガイド板15を内側に挿入する矩形状の連設部
としての連設挿入部28が形成されている。
またこの連設挿入部28の上記相対する取付片27の上
下にねじ孔29を形成し、この上下のねじ孔29に、こ
れに連通ずる複数の連通孔30を両側上下に形成した所
定の大きさからなる閉塞板31を、その適宜の連通孔3
0からねじ孔29にボルト32を埋込んで連結し、この
閉塞板31によって連設挿入部28の後面を高さ調節自
在に閉塞するようになっている。
またこの閉塞板31の下端部に後方に傾斜する押圧片3
3が一体に折曲形成されている。
また上記破砕体20の下端部に破砕刃34が突設され、
この破砕刃34の後端部に上記導入部25に上面が連通
ずるとともに後端部に排出口35を開口した断面U字状
の滑動枠体36が一体に連設されている。
そうして、この破砕体20の上部の連設挿入部28内に
上記ホッパー2の下部に突出された両側のガイド板15
がそれぞれ一対の側板22の内側に沿って前後動可能に
挿入されている。
また37は閉塞案内板で、この閉塞案内板37はその前
部に上記破砕体20の導入部25内を閉塞する閉塞部3
8を有するとともに、後部両側に土崩し部39を有し全
体として平面視丁字形状に形成されている。
しかして、上記両側の土崩し部39は、上記破砕体20
の一対の側板22より外方に比較的大きく張出すように
突設され、三の後端部には下方に彎曲した掻落片40が
形成されているとともに、前端部に破砕突片41および
これの外側にテーパー状の案内縁42が形成されている
またこの閉塞案内板37の上記閉塞部38の両側に複数
のねじ孔43が形成されているそして上記閉塞案内板3
7は上記破砕体20内に挿入され、その一対の側板22
に相対して上下方向に穿設された段違いの一対を一組と
する複数組の連通孔44の中の選択された一組の連通孔
44に閉塞案内板37のねじ孔43を一致させ、このね
じ孔43に連通孔44からねじ45を着脱可能に螺着さ
れている。
これにより、閉塞案内板37は前部より後部を低く傾斜
して高ざ調節可能に取付けることができるようになって
いる。
つぎに、上記機枠1の前側部に軸受46が固定され、こ
の軸受46に入力軸47が回動自在に横架され、この入
力軸47はカバ一体4Bによって被覆されている。
またこの入力軸47の後端部に、カム機構からなる上下
動機構49の一端部が連動連結されているとともに、こ
の上下動機構49の他端部に上記相対する作動板18の
前端部が連動連結されている。
そして、この入力軸47の回動により上下動機構49を
介して上記作動板18を支軸19を支点として上下動す
るとともに、この作動板18に固定した上記破砕体20
を前後動するようになっている。
また上記入力軸47の後端部に自在接手50の一端部が
回動自在に連結されているとともに、この自在接手50
の他端部が上記回転軸12の連結金具14に回動自在に
連結されている。
また上記機枠1の前端部にトラクタに連結するヒツチ5
1が突設されている。
なお、図中52はホッパー2およびヒツチ51を連結し
たステーである。
このような構成において、ヒツチ51をトラクタに連結
するとともに、入力軸47をトラクタの出力軸に連動連
結する。
そして、トラクタによって深層施肥機を牽引するととも
に、入力軸47を連動駆動すると、この入力軸47の後
端部に連動連結された上下動機構49が上下動され、こ
の上下動機構49に連動連結された作動板18は支軸1
9を支点として上下動されるとともに、この作動板18
に固着された破砕体20は前後に揺動され、この破砕体
20の破砕刃23および破砕刃34によって果樹園など
の圃場が縦割り破砕され、かつ一対の側板22および滑
動枠体36によって拡開された縦切溝53および排水口
54が深層部に連通形成される。
またこれとともに、入力軸47の後端部に自在接手50
を介して連動連結されたアジテータ11の回転軸12が
駆動され、その各羽根10の肥料aの繰出し方向への回
動によって、ホッパー2に収納された肥料aは、シャッ
ター板9を引出して。
あらかじめ連通開口された底板4の上下の排出孔7.8
から破砕体20の連設挿入部28内に排出されるととも
に、この連設挿入部28に続いて上下に連通ずる導入部
25内に導入落下され、この肥料aは、さらに破砕体2
0の途中に取付けた閉塞案内板37によって案内されこ
の閉塞案内板37の上部の排出口24から縦切溝53内
に排出埋入される。
この際、閉塞案内板37の両側には掻落片40を有する
土崩し部39が突出されているので、肥料aが落下する
まえに、あらかじめこの土崩し部39によって上記縦切
溝53の両側壁の土が掻落されその崩壊上すによって閉
塞案内板37の下方の縦切溝53内は埋設される。
したがって、この縦切溝53をふさいだ深層部における
崩壊±b上に肥料aが排出されることとなる。
この場合、閉塞案内板37の取付は高さを調節すること
によって、樹木の根の張り具合などに対応して容易に施
肥位置を選択設定することができる。
また上記の場合、破砕体20の連設挿入部28における
後端部の相対する取付片27に閉塞板31がボルト32
によって圃場の条件に応じて適宜高さ調節して取付けら
れ、この閉塞板31によって排出口24の上部がすなわ
ち、縦切溝53の上部に相当する部分が閉塞されている
ので、肥料aはこの閉塞板31により表層部に排出され
ることなく下方に落下され、そして閉塞板31の下端部
には後方に傾斜する押圧片33が形成されているので、
この押圧片33によって縦切溝53の上部が適当に押圧
されしたがって埋入された肥料aの浮遊が防止される。
また破砕体20の連設挿入部28内において一対の側板
22に沿ってホッパー2の下端部に突設された複数のガ
イド片16を有する両側のガイド板15が挿入位置され
ているので、破砕体20の前後方向への揺動運動に伴っ
て、この破砕体20の連設挿入部28における一対の側
板22は、上記両側のガイド板15の各ガイド片16に
対して摺接しつつ揺動することとなり、したがって、連
設挿入部28内におて肥料aがつまって肥料aによるブ
リッヂ現象が生じることがなく、排出孔7.8から排出
される肥料aは導入部25内の下方に円滑に導入される
こととなる。
本考案によれば、機枠の上部にホッパーを設けるととも
に下部に上記ホッパーを連設する連設部を有する中空の
破砕体を前後に揺動自在に設け、この破砕体の前端部上
下に一連の破砕刃を形成するとともに、この後端上下に
一連の排出口を形威し、上記破砕体の途中に後端両側に
土崩し部を有する閉塞案内板を高さ調節可能に取付けた
ので、破砕体によって深層深く縦切溝を形成できるとと
もに、この縦切溝の所望位置よ(1)下方部の縦切溝を
所望高さにわたって埋込んで確実に埋設でき、そしてこ
れの上部にホッパーからの肥料を確実に施肥することが
でき、したがって閉塞案内板を樹木などに応じて高さ調
節して設定することによって肥料を所望の深さ位置の深
層部に対して簡単に施肥することができ樹木の根の張り
を深層部に誘導し、深層部において根を張るように仕向
けることによって樹木の健全な育成と樹木の安定性と果
実の収量の増大化を図ることができ、また縦切溝によっ
て地表上の雨水などの排水性を改善することができ、こ
の場合、破砕体は前後に揺動自在に設けたので、破砕体
の切削抵抗を減少できるとともに、その揺動動作によっ
て肥料のブリッヂ現象の発生を防止して肥料を円滑に排
出することができ、したがって果樹園などに用いる深層
施肥機として最適である。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示すもので、第1図は深層施肥
機の側面図、第2図は同上ホッパーと破砕体との結合部
の分解斜視図、第3図は同上ホッパーと破砕体との結合
部の断面図、第4図は同上肥料埋入状態の断面図である
。 1・・・・・・機枠、2・・・・・・ホッパー、7.訃
・・・・・排出孔、20・・・・・・破砕体、23・・
・・・・破砕刃、24・・・・・・排出口、28・・・
・・・連設部、37・・・・・・閉塞案内板、38・・
・・・・閉塞部、39・・・・・・土崩し部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機枠と、この機枠の後方上部に設けられ下方に肥料を排
    出する排出孔を有するホッパーと、上記機枠の後方下部
    に位置して前後に揺動自在に設けられ上部に上記ホッパ
    ーの下方を連設する連設部を有するともに後端上下方向
    にホッパーからの肥料を排出する一連の排出口を有しか
    つ前端部上下方向に一連の破砕刃を有する中空の破砕体
    と、この破砕体の途中に前部より後部を低く傾斜して高
    さ調節可能に取付けられ破砕体内を閉塞する閉塞部を有
    するとともに後端両側に土崩し部を突設した閉塞案内板
    とを備えたことを特徴とする深層施肥機。
JP868880U 1980-01-28 1980-01-28 深層施肥機 Expired JPS603685Y2 (ja)

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JP868880U JPS603685Y2 (ja) 1980-01-28 1980-01-28 深層施肥機

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JP868880U JPS603685Y2 (ja) 1980-01-28 1980-01-28 深層施肥機

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Publication Number Publication Date
JPS56111610U JPS56111610U (ja) 1981-08-28
JPS603685Y2 true JPS603685Y2 (ja) 1985-02-01

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ID=29605356

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JP868880U Expired JPS603685Y2 (ja) 1980-01-28 1980-01-28 深層施肥機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4677089B2 (ja) * 2000-11-13 2011-04-27 スガノ農機株式会社 有材暗渠形成作業機

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JPS56111610U (ja) 1981-08-28

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