JPS6036809Y2 - 除湿装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は送風機と第１熱交換器と該熱交換器の風下側に設
けられる第２熱交換器とを備え、第１熱交換器を蒸発器
として第２熱交換器を凝縮器としてそれぞれ作用させて
除湿をなす除湿装置に関し、特に第１熱交換器の除霜時
に除湿水分が再蒸発することによる除湿効果の低減を防
止せんとするものである。

本案の一実施例を以下に図面に従い説明する。

第１図及び第２図において、１は冷媒圧縮機、２．３は
第１電磁弁、第２電磁弁、４は庫外に設置される第３熱
交換器、５は四方切換弁、６は庫内用送風機、７は庫内
用第１熱交換器、８は該熱交換器７の風下側に設置され
る庫内用第２熱交換器、９，１０．１１は一方向の冷媒
流のみ許容する逆止弁、１２は除湿用減圧器、１３は除
霜用減圧器である。

そして、庫内温度が図示しない温度調節器の設定温度よ
り高い第１の除霜時、第１電磁弁２を閉じ、第２電磁弁
３を開き、切換弁５を実線の状態とすると、第３熱交換
器４が凝縮器として第１熱交換器７が蒸発器としてそれ
ぞれ作用し、送風機６が高回転数で回転することにより
、庫内温度及び湿度が下げられる。

除湿された水分は第１ドレンパン１３に受けられて排水
される。

庫内温度が前記設定温度より低い第２の除湿時、四方弁
５を第１の除湿時と同じ状態として、第１電磁弁２を開
き、第２電磁弁３を閉じると、第２熱交換器が凝縮器と
して、第１熱交換器７が蒸発器としてそれぞれ作用し送
風機６が高速回転し、庫内温度が上げられる。

断る除湿運転時に着霜した第１熱交換器７を除霜するに
は、第１電磁弁２を開き、第２電磁弁３を閉じ、四方切
換弁５を破線状態に切換えると、第１熱交換器７が凝縮
器として、第２熱交換器８が蒸発器としてそれぞれ作用
して第１熱交換器７の除霜が行われる。

この除霜送風機６は上記の除湿時よりも低回転数で運転
されるが、凝縮器として作用する第１熱交換器７には霜
が付着しているので、負荷は十分確保されると共に、低
風量の為に除霜水が第１熱交換器７中のホットガスで再
蒸発する量を少くでき、更には第２熱交換器８を低速度
で高湿度空気が通過する為に蒸発器として作用する第２
熱交換器８での除湿効果が良好となる。

第２熱交換器８での除湿水は第２ドレンパン１４にて受
けられここから排出される。

上述の如く本案は送風機と第１熱交換器と該熱交換器の
風下側に設けられる第２熱交換器とを備え、第１熱交換
器を蒸発器として第２熱交換器を凝縮器として作用させ
て除湿をなすものにおいて、前記第１熱交換器を凝縮器
として第２熱交換器を蒸発器としてそれぞれ作用させる
除霜時前記送風機を除湿時よりも低回転数にて運転する
ようにしたものであるから、除霜時第１熱交換器での水
分蒸発が減少し、かつ第２熱交換器の除湿効果が良好と
なり、結局除湿水分が再蒸発することによる除湿効果の
低減を防止できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案一実施例の冷媒回路図、第２図は同実施例
の庫内側ユニットの要部概略構造図である。 ６・・・・・・送風機、７・・・・・・第１熱交換器、
訃・・・・・第２熱交換器。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 送風機と第１熱交換器と該熱交換器の風下側に設けられ
   る第２熱交換器とを備え、第１熱交換器を蒸発器として
   第２熱交換器を凝縮器として作用させて除湿をなすもの
   において、前記第１熱交換器を凝縮器として第２熱交換
   器を蒸発器としてそれぞれ作用させる除霜時前記送風機
   を除湿時よりも低回転数にて運転するようにしたことを
   特徴とする除湿装置。