JPS6036805Y2 - 開放型空調機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は回転式潜熱交換器、回転式顕熱交換器、加湿器
等よりなる開放型空調機の構造に関する。

従来においては開放型空調機は第１図に示すように室内
吸込口６７に面して配設された室内用送風機８を介して
室内空気流通路ｉと再生空気流通路ｉｉｉにまたがって
端面が水平方向になるよう配設した回転式潜熱交換器１
と、該回転式潜熱交換器１の後段に室内空気流通路ｉと
室外空気流通路ｉｉにまたがって端面が垂直方向となる
よう配設した回転式顕熱交換器２とを配設し、該回転式
顕熱交換器２の後段に室内給気口６８に面して室内空気
流通路ｉ内に回転円板型加湿器を配設し、室外空気流通
路ｉｉ内に室外空気吸込口６９に面して、回転円板型加
湿器を配設し、該回転円板型加湿器後段に室内空気流通
路ｉにまたがって前述の回転式顕熱交換器２を配設し、
該回転式顕熱交換器２後段に室外空気流出ロア０に面し
て室外用送風機１１を配設し再生空気流通路ｉｉｉには
再生空気吸込ロア１を介して、室内空気流通路ｉにまた
がって前述の回転式潜熱交換器１を配設していた。

このように構成した開放型空調機にあっては、第１図に
破線で示すように室内空気流通路ｉおよび室外空気流通
路ｉｉは複雑となり機内抵抗が増大し送風機入力は増大
し、また回転式顕熱交換器２を縦方向に配設しているた
め機器が大型化するなどの欠点を有していた。

本考案はこれらの欠点を解消し、機内抵抗を小さくかつ
機器を小型化することを目的としてなされたものである
。

以下本考案の一実施例を図面に基づき説明する。

第２図は本考案になる開放型空調機を示した縦断面図で
あり、この第２図においてｉは室内空気流通路、ｉｉは
室外空気流通路、ｊｉｉは再生空気流通路、１は回転式
潜熱交換器、２は回転式顕熱交換器、３，４は加湿器水
槽、５，６は加湿フィルタ、７は室内送風機用ケーシン
グ、８は室内送風機、９は室内送風機用モータ、１０は
室外送風機用ケーシング、１１は室外用送風機、１２は
室外送風機用モータ、１３は再生送風機用ケーシング、
１４は再生送風機 １５は再生送風機用モータ、１６は
回転式潜熱交換器駆動用モータ、１７は回転式潜熱交換
器駆動用プーリ、１８は回転式顕熱交換器駆動用モータ
、１９は回転式顕熱交換器駆動用プーリ、２０．２４は
加湿器駆動用モータ、２１，２５は加湿器駆動用歯車、
２２．２６は加湿器用上ローラ−，２３，２７は加湿器
用下ローラ−，２８は回転式潜熱交換器駆動用弾性体、
２９は回転式潜熱交換器駆動用ベルト、３０．４８はシ
ール材、３１．３２はシール片、３３．３４，３５，３
６は弾性体、３７．３８． ３９．４０はアングル、４
１はセンターハブ、４２は軸、４３，４４は軸受、４５
．４６． ５０．５１．５４，５８は仕切板、４７は再
生ダクト、４９は回転式潜熱交換器基盤、５２は回転式
顕熱交換器上基盤、５３は回転式顕熱交換器２周縁、５
５は回転式顕熱交換器駆動用弾性体、５６は回転式顕熱
交換器駆動用ベルト、５７は本体、５９゜６２は給水口
、６０．６３はオーバフロー用排水口、６１．６４は排
水口、６５．６６はバルブ、６７は室内空気吸込口、６
８は室内給気口、６９は室外空気流入口、７０は室外空
気流出口、７１は再生空気流、７２は再生空気流出口を
示す。

尚、この第２図において第１図と同一部分には同一記号
を符している。

また、この第２図にはない第１図における記号７３は本
体基板、７４，７５は回転円板型加湿器駆動用モータ、
７６は加湿器用回転板、７７は加湿器用ケーシング、７
８は回転式顕熱交換器用ケーシング、７９は軸、８０．
８１．８２は仕切板を示す。

さらに、第１図及び第２図において破線は空気流通路を
示し、矢印は空気の流れる方向を示す。

第２図は前述した通り本考案になる開放型空調機の縦断
面図であるが、この第２図に示すように本考案開放型空
調機は室内空気流通路１１室内空気流通路ｉｉおよび再
生空気流通路ｉｉおよび再生空気流通路ｉｉｉを有して
いる。

室内空気流通路ｉには室内空気吸込口６７に面して送風
機用モータ９によって回転する室内空気用送風機８が配
設されている。

該室内空気用送風機８は送風機用モータ９に固定されて
おり、送風機用モータ９は仕切板４５に固定されている
。

室内空気用送風機８の後段には室内空気流通路ｉと再生
空気流通路ｉｉｉにまたがって端面が水平方向となるよ
う回転式潜熱交換器１が室内空気流通孔を有する回転式
潜熱交換器用基盤４９上に貼付されたシール材３０上に
置かれている。

該回転式潜熱交換器１は駆動用プーリ１７と該回転式潜
熱交換器１との間に架は渡された駆動用ベルト２９を介
して回転式潜熱交換器用基盤４９に装着された駆動用モ
ータ１６により約２０ｒｐｈの速度で回転させられる。

該回転式潜熱交換器１の後段には室内空気流通孔を有す
る回転式顕熱交換器用上基盤５２および室内空気流通孔
を有する回転式顕熱交換器川下基盤５３が設けられてお
り、両基板５２，５３の間に回転式顕熱交換器２が端面
が水平方向になるよう該回転式顕熱交換器２に装着され
た軸４２を両基盤５２．５３に設置されている軸受部４
３．４４に支承して配設されている。

該回転式顕熱交換器２周縁部には弾性体材料よりなるシ
ール片３１．３２が装着されており、その先端が両基盤
５２．５３に弾性圧接されている。

また両基盤５２．５３に装着されたアングル３７，３８
，３９．４０に弾性体３３，３４，３５．３６が配設さ
れこの弾性体３３，３４，３５，３６は該回転式顕熱交
換器２端面に直径方向に圧接されている。

このように構成された該回転式顕熱交換器部分は駆動用
プーリ１９と該回転式顕熱交換器２に架は渡された駆動
用ベルト５６を介して回転式顕熱交換器川下基盤５３に
装着された駆動用モータ１８により約１５ｒｐｍの速度
で回転している。

また該回転式顕熱交換器部分の後段には下部に水槽３を
有し、給水口５９および排水口６１を有し、上ローラ２
２と下ローラ２３の間に加湿用フィルタ５が架は渡され
駆動用モータ２０により加湿用フィルタ５の一部を水槽
内の水に浸漬しながら垂直方向に回転する回転フィルタ
式加湿器が室内給気口６８に面して本体基盤７３上に配
設されている。

室外空気流通路ｉｉにおいては室外空気流入口６９に面
して下部に水槽４を有し、かつ給水口６２および排水口
６４を有し、上ローラ２６と下ローラ２７の間に加湿用
フィルタ６が架は渡され駆動用モータ２４により加湿用
フィルタ６の一部を水槽４内の水に浸漬しながら垂直方
向に回転する回転フィルタ式加湿器が本体基盤７３上に
配設されており、該加湿器の後段には室内空気流通路ｉ
と室外空気流通路ｉｉとの間に設けられた仕切板５４．
５８に装着された室外送風機用ケーシーグ１０と室外送
風機用モータ１２とを有する室外空気用送風機１１を介
して室外空気流通孔を有する前述の回転式顕熱交換器川
下基盤５３と回転式顕熱交換器用上基盤５２との間に配
設された回転式顕熱交換器２が室内空気流通路ｉにまた
がって配設されている。

また該回転式顕熱交換器部分後段には室外空気流出ロア
０が設けられており、回転式顕熱交換器用上基盤５２よ
り室外空気流出ロア０に至る経路においては室外空気流
通路ｉｉと室内空気流通路１１室外空気流通路ｉｉと再
生空気流通路ｉｉｉがそれぞれ仕切板５０．５１によっ
て仕切られている。

再生空気流通路ｉｉｉにおいては再生空気流入ロア１の
後段は再生空気流通路ｉｉｉと室内空気流通路ｉが仕切
板５１によって仕切られており、再生空気流通孔を有す
る前述の回転式潜熱交換着下基盤４９を介して端面が水
平方向となるよう室内空気流通路ｉにまたがって回転式
潜熱交換器１が配設されている。

該回転式潜熱交換器上部端面にはシール材４８を貼付し
た再生空気流通孔を有する再生用ダクト４７が圧接され
ている。

該再生用ダクト４７上部にも再生空気流通孔が設けられ
ている。

再生用ダクト上部は再生空気流通孔を有する仕切板４６
に接しており、該仕切板４６に再生送風機用モータ１５
と再生送風機用ケーシング１３を有する再生用送風機１
４が配設されており再生用送風機吐出口は再生空気流出
ロア２に接続されている。

上記の如く構成された本考案開放型空調機によれば、回
転式潜熱交換器および回転式顕熱交換器を水平方向に配
設しているため、空気流通路が単純化され機内抵抗は減
少し、機器本体の高さが低くなり小型化できるなどその
効果は大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は開放型空調機の従来例を示す縦断面図、第２図
は本考案になる開放型空調機の縦断面図である。 ｉ：室内空気流通路、ｉｉ：室外空気流通路、ｉｉｉ
：再生空気流通路 １：回転式熱交換器、２：回転式顕
熱交換器、３，４：加湿器水槽、５゜６：加湿フィルタ
、８：室内送風機、１１：室外送風機、１４：再生送風
機、６７：室内空気吸込口、６８二室内給気口、６９：
室外空気流入口、７０：室外空気流出口、７１：再生空
気流入口、７２：再生空気流出口。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 室内空気流通路、室外空気流通路および再生空気流通路
   を有し、室内空気流通路には室内空気吸込口に面して配
   設した室内空気用送風機を介して、再生空気流通路にま
   たがって、回転式潜熱交換器を端面が水平方向となるよ
   う配設しており、該回転式潜熱交換器の後段に室外空気
   流通路にまたがって回転式顕熱交換器を端面が水平方向
   となるよう配設しており、該回転式顕熱交換器後段には
   、下部に水槽を有し上下方向に回転する加湿用フィルタ
   を有する回転フィルタ一式加湿器が室内給気口に近接し
   て配設されており、室外空気流通路には室外空気流入口
   に近接して下部に水槽を有し上下方向に回転する加湿用
   フィルタを有する回転フィルタ一式加湿器が配設されて
   おり、該回転フィルタ一式加湿器後段には室外空気流通
   路内に配設した室外空気用送風機を介して室内空気流通
   路にまたがって前述の回転式顕熱交換器が端面が水平方
   向となるよう配設されており、該回転式顕熱交換器後段
   の室外空気流通路には室外空気排出口が配設されており
   、再生空気流通路には再生空気流入口が配設されており
   、該再生室内空気流入口後段に室内空気流通路にまたが
   って前述の回転式潜熱交換器が端面が水平方向になるよ
   う配設されており、該回転式潜熱交換器後段の再生空気
   流通路内には再生空気流出口に面して再生空気用送風機
   が配設されて構成されたことを特徴とする開放型空調機
   。