JPS6036661Y2 - 屋内貯炭場の吊り屋根構造 - Google Patents
屋内貯炭場の吊り屋根構造Info
- Publication number
- JPS6036661Y2 JPS6036661Y2 JP18150880U JP18150880U JPS6036661Y2 JP S6036661 Y2 JPS6036661 Y2 JP S6036661Y2 JP 18150880 U JP18150880 U JP 18150880U JP 18150880 U JP18150880 U JP 18150880U JP S6036661 Y2 JPS6036661 Y2 JP S6036661Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roof
- main
- coal storage
- post
- sub
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案はスタツカークレン等の回転中心軸をなすメイン
ポストを利用して該メインポストより四方に張出した吊
索にて屋根を吊るようにした屋内貯炭場の吊り屋根構造
に関し、その目的とするところは、屋根構造の軽量化と
、屋根下部に形成される空間部(デッドスペース)を可
能な限り少なくすることと、貯炭場を取りまく側壁を従
来のものより簡易とする点にある。
ポストを利用して該メインポストより四方に張出した吊
索にて屋根を吊るようにした屋内貯炭場の吊り屋根構造
に関し、その目的とするところは、屋根構造の軽量化と
、屋根下部に形成される空間部(デッドスペース)を可
能な限り少なくすることと、貯炭場を取りまく側壁を従
来のものより簡易とする点にある。
最近、大容量石炭専燃火発電所の屋内貯炭場の設置計画
が活発に行なわれている。
が活発に行なわれている。
屋内貯炭場は大容量の石炭を貯蔵するためのもので中に
設ける機械設備の関係で円筒形でドーム屋根形式のもの
が一般的である。
設ける機械設備の関係で円筒形でドーム屋根形式のもの
が一般的である。
かかる大容量屋内貯炭場は貯炭場の周囲を取りまく側壁
に屋根を設けたもので、その屋内には中央に設けたメイ
ンポストの周りに回動するスタツカークレンやりクレイ
マその他石炭搬送装置を収容するため、従来の屋根構造
はドーム形式を主として採用しており、そのため鉄骨ド
ームは大スパン鉄骨構造となり、固定荷重、積載荷重、
風荷重等により大きな曲げモーメントが発生するため屋
根形状はアーチ状の立体トラス構造とする。
に屋根を設けたもので、その屋内には中央に設けたメイ
ンポストの周りに回動するスタツカークレンやりクレイ
マその他石炭搬送装置を収容するため、従来の屋根構造
はドーム形式を主として採用しており、そのため鉄骨ド
ームは大スパン鉄骨構造となり、固定荷重、積載荷重、
風荷重等により大きな曲げモーメントが発生するため屋
根形状はアーチ状の立体トラス構造とする。
このため側壁に大きな力がかかるので側壁の基礎を相当
重構造とするため使用材料も多くなりコスト高となる。
重構造とするため使用材料も多くなりコスト高となる。
さらに屋根断面はアーチ状とするため屋根下に余分な空
間部が大きくできる。
間部が大きくできる。
又、屋根の軽量化のため三角網目状剛接トラス構造のド
ーム屋根があるが、屋根は軽量化するが節点個所が莫大
な数になり球面分割法、応力計算が難しく、かつ加工組
立てに高精度が要求され建設にも相当な工数がかかる等
の欠点があった。
ーム屋根があるが、屋根は軽量化するが節点個所が莫大
な数になり球面分割法、応力計算が難しく、かつ加工組
立てに高精度が要求され建設にも相当な工数がかかる等
の欠点があった。
本考案は上記従来のものの欠点を除くためになされたも
ので、以下図面に示す一実施例について説明する。
ので、以下図面に示す一実施例について説明する。
1は床面を円形とする貯炭場2の床中央にスタツカーク
レン3及びリクレイマ4の旋回中心軸として立設された
メインポストでその上部は屋根5の中央を貫通するポス
ト突出部6として外部に延長している。
レン3及びリクレイマ4の旋回中心軸として立設された
メインポストでその上部は屋根5の中央を貫通するポス
ト突出部6として外部に延長している。
7は貯炭場2の周りを取りまく側壁でコンクリート基部
の上に鉄骨構造壁を設けたものである。
の上に鉄骨構造壁を設けたものである。
なお、図中8は貯炭、9は石炭搬送用コンベア通路、1
0は屋根5を貫通してメインポスト1に端部を固定する
石炭搬入用コンベア、12はメインポストを中心にして
スタツカークレン3と一緒に回るホッパである。
0は屋根5を貫通してメインポスト1に端部を固定する
石炭搬入用コンベア、12はメインポストを中心にして
スタツカークレン3と一緒に回るホッパである。
上記において、屋根5はメインビーム14とサブビーム
15との連結による屋根骨材の上に屋根板16を覆って
なり、メインポスト1に吊索17を介して吊られる。
15との連結による屋根骨材の上に屋根板16を覆って
なり、メインポスト1に吊索17を介して吊られる。
すなわち、メインビーム14は断面■形の真直ぐな骨材
でメインポスト1を軸として四方に緩い下り傾斜で放射
状に延びその端部は側壁7上部に枢着18される。
でメインポスト1を軸として四方に緩い下り傾斜で放射
状に延びその端部は側壁7上部に枢着18される。
第1図においては、メインビーム14のメインポスト1
側の端部はメインポスト1との間に若干の間隙aを設け
た自由端とするが、第6図の実施例のようにメインポス
ト1に固着された長孔23を有する取付部材24にメイ
ンビーム14の端部を長孔23に挿入されたピン19を
介して連結するようにしてもよい。
側の端部はメインポスト1との間に若干の間隙aを設け
た自由端とするが、第6図の実施例のようにメインポス
ト1に固着された長孔23を有する取付部材24にメイ
ンビーム14の端部を長孔23に挿入されたピン19を
介して連結するようにしてもよい。
なお、メインビームは多少の上向きのカーブをもたせた
ものであってもよい。
ものであってもよい。
上記放射状に延びるメインビーム14同志は互にその中
間所要個所にて断面■形のサブビーム15によって横に
各ビームの上面は面一にして結合されている。
間所要個所にて断面■形のサブビーム15によって横に
各ビームの上面は面一にして結合されている。
このサブビーム15のメインビーム14への取付けは第
4図、第5図に見るようにサブビーム15の先端に突出
固定されたピン挿入孔を有する連結部材20をしてメイ
ンビーム14側に固着される縦ピン21をピン挿入孔に
挿入することによりヒンジ連結される。
4図、第5図に見るようにサブビーム15の先端に突出
固定されたピン挿入孔を有する連結部材20をしてメイ
ンビーム14側に固着される縦ピン21をピン挿入孔に
挿入することによりヒンジ連結される。
各メインビーム14は該メインビームを横に連結するサ
ブビーム15との連結部のメインビーム上に設定された
弔意25とメインポスト突出部6との間に張設された吊
索17により吊られている。
ブビーム15との連結部のメインビーム上に設定された
弔意25とメインポスト突出部6との間に張設された吊
索17により吊られている。
なお、弔意25は場合によってはメインビームとサブビ
ームとの連結部近くでメインビーム上に設定してもよい
。
ームとの連結部近くでメインビーム上に設定してもよい
。
こののようにメインビーム14とサブビーム15とによ
り構成された屋根骨組の上に屋根板16を覆って角錐形
状をなす傘形の屋根5を形成する。
り構成された屋根骨組の上に屋根板16を覆って角錐形
状をなす傘形の屋根5を形成する。
この屋根形状はメインビーム14の傾斜を非常に緩やか
にすれば屋根は円板に近くなり、又サブビーム15をメ
インポスト中心に同心円に配設すれば円錐形の屋根とす
ることができる。
にすれば屋根は円板に近くなり、又サブビーム15をメ
インポスト中心に同心円に配設すれば円錐形の屋根とす
ることができる。
本考案は以上述べたように、屋根はスタツカークレン等
を取付けるメインポストを延長して吊索にて支えるよう
にしたので、別に屋根専用の支柱を省略でき経済的であ
る。
を取付けるメインポストを延長して吊索にて支えるよう
にしたので、別に屋根専用の支柱を省略でき経済的であ
る。
屋根はメインポストに吊索にて吊るため軽量とすること
ができる。
ができる。
さらに、屋根を構成する主メンバであるメインビームは
メインポストから張られた吊索により中間部が複数個所
の弔意て支持されており従って屋根に固定荷重、積載荷
重、積雪荷重等がかかつてもメインビームの曲げモーメ
ントは非常に小さく、屋根は従来のアーチ状のドーム形
とする必要はなく、角錐、円錐、円板形とし屋内の機械
設備に合わせ任意のものが選べるのでデッドスペースが
従来のアーチ形ドーム屋根より少なくてすみ、材料も節
約され、建方も簡単となる。
メインポストから張られた吊索により中間部が複数個所
の弔意て支持されており従って屋根に固定荷重、積載荷
重、積雪荷重等がかかつてもメインビームの曲げモーメ
ントは非常に小さく、屋根は従来のアーチ状のドーム形
とする必要はなく、角錐、円錐、円板形とし屋内の機械
設備に合わせ任意のものが選べるのでデッドスペースが
従来のアーチ形ドーム屋根より少なくてすみ、材料も節
約され、建方も簡単となる。
さらに側壁には大きな力がかからないので従来のものよ
り側壁を簡易構造にできる。
り側壁を簡易構造にできる。
さらに又、メインビームの上端とメインポストとの係合
いをルーズにしたので、それによって屋根の熱膨張、収
縮を許容させるので屋根を破損させるようなこともない
。
いをルーズにしたので、それによって屋根の熱膨張、収
縮を許容させるので屋根を破損させるようなこともない
。
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は吊り屋根構造
の屋内貯炭場の縦断面図で屋根板を省略して示す。 第2図は吊り屋根に屋根板を覆って示す第1図の平面図
、第3図は第1図の■−■線に沿った断面図、第4図は
第3図のIV−IV線に沿った拡大せる断面図、第5図
は第3図の■−■線に沿った拡大せる断面図、第6図は
メインポストとメインビーム端部との連結をルーズピン
連結とした実施例の側面図である。 1・・・・・・メインポスト、2・・・・・・貯炭場、
3**e***スタツカークレン、5・・・・・・屋根
、6・・・・・・ポスト突出部、7・・・・・・側壁、
14・・・・・・メインビーム、15・・・・・・サブ
ビーム、16・・・・・・屋根板、17・・・・・・吊
索。
の屋内貯炭場の縦断面図で屋根板を省略して示す。 第2図は吊り屋根に屋根板を覆って示す第1図の平面図
、第3図は第1図の■−■線に沿った断面図、第4図は
第3図のIV−IV線に沿った拡大せる断面図、第5図
は第3図の■−■線に沿った拡大せる断面図、第6図は
メインポストとメインビーム端部との連結をルーズピン
連結とした実施例の側面図である。 1・・・・・・メインポスト、2・・・・・・貯炭場、
3**e***スタツカークレン、5・・・・・・屋根
、6・・・・・・ポスト突出部、7・・・・・・側壁、
14・・・・・・メインビーム、15・・・・・・サブ
ビーム、16・・・・・・屋根板、17・・・・・・吊
索。
Claims (1)
- スタツカークレン等の中心軸として屋内貯炭場床の中央
に貯炭場屋根を貫通して立設されたメインポスト、上記
メインポストの上記屋根を貫通して突出するポスト突出
部に一端をルーズにして該ポスト突出部を中心軸として
放射状に緩い下り傾斜で延びその下端を上記屋内貯炭場
の側壁円周上部に枢着したメインビーム、上記放射状に
延びるメインビーム同志を互いに該メインビームの中間
所要個所を横に連結したサブビーム、上記各メインビー
ムと上記サブビームとを結ぶ連結部もしくはその近くに
設定したメインビーム上の吊点と上記ポスト突出部とを
結ぶ吊索、上記メインビームとサブビームとの結合によ
り骨組の上を覆う屋根板とからなることを特徴とする屋
内貯炭場の吊り屋根構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18150880U JPS6036661Y2 (ja) | 1980-12-16 | 1980-12-16 | 屋内貯炭場の吊り屋根構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18150880U JPS6036661Y2 (ja) | 1980-12-16 | 1980-12-16 | 屋内貯炭場の吊り屋根構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57102620U JPS57102620U (ja) | 1982-06-24 |
JPS6036661Y2 true JPS6036661Y2 (ja) | 1985-10-31 |
Family
ID=29979049
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18150880U Expired JPS6036661Y2 (ja) | 1980-12-16 | 1980-12-16 | 屋内貯炭場の吊り屋根構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6036661Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-12-16 JP JP18150880U patent/JPS6036661Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57102620U (ja) | 1982-06-24 |
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