JPS603663Y2 - 電動機のブラシ保持装置 - Google Patents

電動機のブラシ保持装置

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JPS603663Y2
JPS603663Y2 JP7465380U JP7465380U JPS603663Y2 JP S603663 Y2 JPS603663 Y2 JP S603663Y2 JP 7465380 U JP7465380 U JP 7465380U JP 7465380 U JP7465380 U JP 7465380U JP S603663 Y2 JPS603663 Y2 JP S603663Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brush
commutator
carbon
carbon brush
electric motor
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Expired
Application number
JP7465380U
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English (en)
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JPS571070U (ja
Inventor
泰則 秦野
Original Assignee
東芝テック株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、電動機のブラシ保持装置に関し、特にブラ
シホルダー内のカーボンブラシの滑動を良好にし、常に
電動機の性能を完全に発揮させようとするものである。
従来の電動機のブラシ保持装置は、第1図および第2図
に示すようなものがある。
ブラシ保持装置は、カーボンブラシ1およびブラシホル
ダー2とからなっている。
ブラシホルダー2は、外側を絶縁物で被覆され、内側に
矩形のカーボンブラシ1を滑動自在に抱持している。
カーボンブラシ1は、電動機に組み付けられた際、整流
子3にブラシホルダー2内に挿入されたスプリング4で
当接するように付勢されて摺動する。
カーボンブラシ1とブラシホルダー2との間隙は、カー
ボンブラシ1がスムーズな滑動が出来る程度であって狭
い。
このような構造をもつブラシ保持装置が電動機に組み付
けられ使用されると、カーボンブラシ1は整流子3の面
上を摺動する。
カーボンブラシ1は、炭素を固めたもので摺動により摩
耗し微粉末となって飛散する。
この微粉末は整流子3の回転方向(矢印)に飛散し、カ
ーボンブラシ1の整流子3の回転方向側Pのブラシホル
ダー2との間隙に侵入しやすい。
一方整流子3が矢印の方向へ回転するとき、整流子3の
導電部3aがカーボンブラシ1との接触を断つ瞬間すな
わちP側でスパークを発生する。
従って、飛散した微粉末がP側のカーボンブラシ1とブ
ラシホルダー2との間隙に侵入して詰まり、カーボンブ
ラシ1の滑動を阻止する。
またスパークの発生によりカーボンブラシ1、ブラシホ
ルダー2が熱膨張し、詰まりと同様にカーボンブラシの
滑動を阻止する。
このように滑動が阻止され、整流子3とカーボンブラシ
1との接触が不良となってくると一層スパークが発生し
、熱膨張が大きくなり、最悪の場合には完全に接触しな
くなり導通されず電動機は停止するおそれがあった。
そこで、この考案は、このような問題点に鑑みてなされ
たもので、整流子回転側Pのカーボンブラシ1およびブ
ラシホルダー2の少くともいずれか一方でしかも整流子
の回転方向側の側壁に少なくとも1本の突条を形成し、
間隙を設けるとともにブラシホルダー2の回転方向側の
側壁先端に切欠部を設けることにより、カーボンブラシ
1の滑動を常にスムーズにし電動機の性能を完全に発揮
させることを目的とする。
この目的を実現させるための本考案の実施例を第3図〜
第6図に示す。
第3図はブラシホルダー2の整流子回転方向側Pの側壁
2Cにブラシ滑動方向へ延長された突条2aを形成して
図では突条高さの間隙5を設け、第4図はカーボンブラ
シ1の整流子回転方向側Pの側壁1bに同様の突条1a
を形成して間隙5を設けている。
突条1a、2aは各2本で示されているが1本もしくは
複数本でよい。
なお図示していないが、カーボンブラシ1およびブラシ
ホルダー2の双方に突条1a、2aを設けて間隙5を介
在させることもできる。
このように、カーボンブラシ1およびブラシホルダー2
の少なくともいずれか一方でしかも整流子回転方向側P
の側壁に少なくとも1本の突条を形成し、カーボンブラ
シ1とブラシホルダー2との整流子回転方向側Pの間に
間隙を設けている。
第5図は、突条を設けず従来のブラシホルダー2の整流
子3の回転方向側Pのカーボン微粉末が付着しあるいは
熱膨張を受は易い部分である側壁2cの先端に切欠部2
bを設けた場合で、第4図のように突条1aを設けたカ
ーボンブラシ1と組み合わせて用いられている。
また、第6図は、第5図と同様に切欠部2bが設けられ
ており、第3図に示す突条2aが設けられたブラシホル
ダー2とを組合せた実施例である。
このような構成のブラシ保持装置は第1図のように組み
付けられており、整流子3が矢印の方向に回転すると、
カーボンブラシ1は整流子3に摺接し摩耗する。
摩耗して微粉末となったカーボンは整流子3の回転方向
に飛散し、カーボンブラシ1およびブラシホルダー2の
整流子回転方向側Pに主として付着しようとする。
しかしながら、ブラシホルダー2の整流子回転方向側P
の側壁2cの先端に切欠部2bが設けであるため、付着
し難い。
またカーボンブラシ1とブラシホルダー2との間に間隙
5を有しているので付着し難いし、付着しても詰ること
がなくカーボンブラシ1の滑動を阻害することもない。
さらに、間隙5と切欠部2bを備えていて熱膨張の影響
も受けないので、電動機の性能を完全に発揮させる。
以上説明してきたように、本考案によればカーボンブラ
シおよびブラシホルダーのいずれか一方でしかも整流子
回転方向側の側壁に少なくとも1本の突条を形成し、カ
ーボンブラシとブラシホルダーとの整流子回転方向側の
間に間隙を設けるとともに、ブラシホルダーの回転方向
側の側壁先端に切欠部を設けたため、整流子回転方向側
の接触面積が減少し、熱の発散も良好で、カーボンが膨
張してカーボンブラシの滑動を停止させることなく、ま
たカーボン微粉末の詰りも発生しないのでカーボンブラ
シのスムーズな滑動を保ち電動機の性能を完全に発揮さ
せることができる。
さらには、切欠部を設けて微粉末の付着する部分および
熱膨張の影響を受ける部分を除去しているため同様の効
果を一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のブラシ保持装置の縦断面図、第2図は第
1図の■−■断面図、第3図〜第6図は本考案に係るブ
ラシ保持装置の実施例であって、第3図および第4図は
それぞれブラシホルダーおよびカーボンブラシに突条を
形成させ、間隙を設けさせた本考案に係る第2図と同様
な図、第5図は第1図の整流子回転方向の側に切欠部を
設けた第4図に使用されるブラシホルダーの斜視図、第
6図は第3図のブラシホルダーの先端部に切欠部を設け
た第5図と同様な斜視図である。 1・・・・・・カーボンブラシ、la、2a・・・・・
・突条、2・・・・・・ブラシホルダー 2b・・・・
・・切欠部、2c・・・・・・側壁、3・・・・・・整
流子、4・・・・・・スプリング、5・・・・・・間隙
、P・・・・・・整流子回転側。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 整流子に摺動する矩形のカーボンブラシと、該カーボン
    ブラシを滑動自在に抱持するブラシホルダーとを有する
    電動機のブラシ保持装置において、 前記カーボンブラシおよび前記ブラシホルダーの少なく
    ともいずれか一方でしかも整流子の回転方向側の側壁に
    少なくとも1本の突条を形威し、前記カーボンブラシと
    前記ブラシホルダーとの整流子回転方向側の間に間隙を
    設けるとともに、前記ブラシホルダーの前記回転方向側
    の側壁先端に切欠部を設けたことを特徴とする電動機の
    ブラシ保持装置。
JP7465380U 1980-05-31 1980-05-31 電動機のブラシ保持装置 Expired JPS603663Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7465380U JPS603663Y2 (ja) 1980-05-31 1980-05-31 電動機のブラシ保持装置

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JP7465380U JPS603663Y2 (ja) 1980-05-31 1980-05-31 電動機のブラシ保持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS571070U JPS571070U (ja) 1982-01-06
JPS603663Y2 true JPS603663Y2 (ja) 1985-02-01

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ID=29437356

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JP7465380U Expired JPS603663Y2 (ja) 1980-05-31 1980-05-31 電動機のブラシ保持装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006014529A (ja) * 2004-06-28 2006-01-12 Makita Corp ブラシホルダ

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JPS571070U (ja) 1982-01-06

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