JPS6036471B2 - ポリアセタ−ル樹脂の表面処理法 - Google Patents

ポリアセタ−ル樹脂の表面処理法

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JPS6036471B2
JPS6036471B2 JP55057280A JP5728080A JPS6036471B2 JP S6036471 B2 JPS6036471 B2 JP S6036471B2 JP 55057280 A JP55057280 A JP 55057280A JP 5728080 A JP5728080 A JP 5728080A JP S6036471 B2 JPS6036471 B2 JP S6036471B2
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JP
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polyacetal resin
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sulfuric acid
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calcium carbonate
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卓三 春日
征夫 池永
正己 山脇
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Polyplastics Co Ltd
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Polyplastics Co Ltd
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    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C18/00Chemical coating by decomposition of either liquid compounds or solutions of the coating forming compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating; Contact plating
    • C23C18/16Chemical coating by decomposition of either liquid compounds or solutions of the coating forming compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating; Contact plating by reduction or substitution, e.g. electroless plating
    • C23C18/18Pretreatment of the material to be coated
    • C23C18/20Pretreatment of the material to be coated of organic surfaces, e.g. resins
    • C23C18/22Roughening, e.g. by etching
    • C23C18/24Roughening, e.g. by etching using acid aqueous solutions

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はポリアセタール樹脂の表面処理法、特にメッキ
前処理として好ましく用いられる表面処理法に関する。
ポリアセタール樹脂は熱的、機械的、化学的に優れた性
質を有する樹脂であるが、現在、比較的高価な材料であ
るため、いわゆるエンジニアリング樹脂として、主とし
て機能部品に使用されている。しかしながら、今後の原
料事情を考えるとき、メタノールを原料とするポリアセ
タール樹脂は相対的に最も安価な樹脂になると予想され
ている。
従って、今後は現在ABS樹脂等が用いられている分野
にも用途が広まっていくものと期待されている。例えば
、メッキ、塗装等表面装飾された物品もその一分野であ
るが、この分野においては、従来ポリアセタールの長所
であった表面の不活性さは逆に欠点となって来る。それ
故ポリアセタールの表面活性化処理は重要な技術課題で
ある。尚ここで活性化とは、表面が親水性になり、メッ
キ塗装等が可能な状態になることを意味する。さてポリ
アセタール樹脂はクロム硫酸、リン酸、スルホン酸等に
よりエッチングすることにより活性化されると言われて
いる。
しかしながら、これらの方法では、エッチングによる表
面粗化は起るが、充分な活性化は不可能であった。本発
明者等はポリアセタール樹脂成型品のエッチングによる
表面の変化と処理剤との関係について種々検討した結果
、おどろくべき事に従来単独では良好な活性化がなされ
なかった塩酸と硫酸の混合液でポリアセタール樹脂を処
理する事により、わずか数仏m以下のエッチングで極め
て良好な活性化が達成されることを発見し本発明にいた
つた。
本発明の方法で処理されたポリアセタール樹脂成形品は
エッチングされたABS樹脂と同様の工程でメッキされ
得る。
得られたメッキ品はABS樹脂に匹適する密着性と、A
BS樹脂に陵る耐熱性を有する。又処理された成形品は
、塗装、蒸着、スパッタリング等の表面装飾及び接着が
可能である。又、本発明者等はさらにポリアセタール樹
脂の材質面での検討も合せ行った結果、炭酸カルシウム
を含むポリアセタール樹脂がこの用途に特に好ましいこ
とを発見し、本発明の効果をさらに高めることが出来た
従って本発明の方法は、ポリアセタール樹脂特に好まし
くは炭酸カルシウムを含むポリアセタール樹脂を、塩素
イオン及び硫酸イオンを含む酸性溶液で処理することを
特徴とすることを特徴とするポリアセタール樹脂成型品
の表面活性化処理法である。
本発明の処理法を以下更に詳しく説明する。本発明の実
施に当っては常法に従いポリアセタール樹脂より成形品
を作成する。
次で、好ましくはアニーリング及び脱脂の後、本発明の
処理を行つo本発明の処理は一般に塩素イオンを含む硫
酸性液中に所定の時間ポリアセタール樹脂成形品を浸債
することにより達成される。
例えば容量で濃塩酸1、濃硫酸1及び水2の割合の混合
液(HC〆約8.6wt%+日2S04約35.3れ%
)の場合、処理は2500で5〜30分で良い。この処
理品は例えば中和、水洗の後、通常のABS樹脂成型品
と同様にセンシタィジイング処理、アクチべ−ション処
理、センシタイジイング処理とアクチベーション処理を
合わせたキャタリスト処理、無電解〆ッキ及び電気メッ
キの工程により良好にメッキされ得る。本発明に用いら
れるポリアセタール樹脂にはいわゆるホモポリマ−、コ
ポリマーあるいはそれらの変成物が含まれる。特に炭酸
カルシウムを含むポリアセタール樹脂は処理後の表面が
適度に粗であり、又活性も高いため、メッキ密着力が極
めて高い。メッキ密着力に対する炭酸カルシウムの効果
は添加量3〜5%で極大に達し、より以上の添加では安
定した密着力を示す。炭酸カルシウムの添加は、メッキ
密着力の安定化の他に成形品の剛性の向上、寸法変化の
減少変化の減少に有効である。又ガラス、シリカ、タル
ク、軽石等の粉末からなるいわゆる充填物も同様の効果
を有する。しかしながら、これらの充填物の添加はメッ
キ品の表面光沢を低下させる恐れがある。用いられる炭
酸カルシウムとしては粒径が数りmの童質炭酸カルシウ
ム、チョーク、軽質炭酸カルシウム及び粒径数10血〃
m乃至数1仇hAmの各種合成品等があげられる。車質
炭酸カルシウムよりも微粒品は光沢低下作用が小さく、
一方メッキ密着力の面では粗粒が好ましい。従って表面
光沢に重点をおく場合、炭酸カルシウムの添加量は0〜
10%が好ましく、剛性、寸法変化に重点をおく場合、
充填物は10%〜60%が良い。本発明の処理液は通常
塩酸と硫酸とがら調合される。
但し塩素イオン及び硫酸イオンの添加は必ずしも酸の混
合のみによる必要はなく、例えば酸性液に塩化カルシウ
ム,塩化ナトリウム,硫酸ナトリウム等の塩の形で必要
なイオンの全部又は一部を添加してもよい。このような
塩の添加による調合の場合、又は炭酸カルシウムを含む
ポリアセタール樹脂の処理をくりかえした場合等、処理
液中に沈澱物を生ずることがあるが、処理品の表面を平
滑にするためにはこれを炉別することが好ましい。
本発明の方法による好ましい活性化処理においては表層
の0.5山m〜数10仏m、好ましくは1山m〜1噂欧
仏mがエッチングされる。
単なる硫酸又は塩酸による処理によっても同程度のエッ
チングは可能であるが、活性化は不充分である。本発明
の混合酸による処理によってのみ良好な活性化が達成さ
れることは極めて興味のある現象である。本発明者等の
推定によれば、比較的エッチング力は弱いが浸透性が強
い塩酸と、逆にエッチング力が強力で浸透性の小さい硫
酸とが同時に作用する事により、処理された成形品の表
層に適度に分解された活性層が形成されるものと考えら
れるが、この推論は何等本発明の範囲を制限するもので
はない。本発明の上記のような好ましい処理は、処理温
度及び時間を調節することによりかなり広い組成範囲の
液を用いて行うことが出釆る。即ち000〜70ooの
処理温度、1時間以下の処理時間で市販の塩酸及び硫酸
から処理液を調合したとすると、液の水素イオン濃度に
して0.6〜1.5当量/100夕(0.02XH2S
〇4(M%)十○‐027×HCそ(M%),特に好ま
しくは0.8〜1.3当量/100夕)、塩化水素/硫
酸の重量比が1/20〜20/1、特に好ましくは1/
10〜1/1、塩化水素濃度30%以下の濃度の塩酸と
濃硫酸(特に好ましくは25%〜7%の塩酸と濃硫酸)
の混合による調製が好ましい。もちろん、濃塩酸と濃硫
酸と水の混合によっても上記と同組成の液を調合するこ
とが出来る。このような濃度範囲は厳密に限定的なもの
ではなく、より高温又は低温の処理、あるいはより長時
間又は極めて短時間の処理においては、さらに広い組成
範囲の液も使用出来る。又本発明の効果を損なわない範
囲で、リン酸イオン、スルホン酸イオン、ホウ酸イオン
、他のハロゲン′イオン、ハロゲン酸イオン、硝酸イオ
ン、ケィ弗酸、ホゥ弗酸あるし、は宜酸等の有機酸等、
又は界面活性剤等の有機物等が混合されてもよい。以下
、本発明を実施例及び比較例について説明する。
比較例 1 ポリアセタール樹脂(ポリプラスチックス株式会社製ジ
ュラコンM90)から5触角、厚さ3肋の平板を射出成
形により作成した。
この成形品を140℃で1時間ァニーリング後、塩化メ
チレンにて脱脂した。さらに濃硫酸1(容量),水1(
容量)の混合液にて室温25ooで20分処理した。水
酸化ナトリウム溶液による中和、水洗の後、キザィ株式
会社製キャタリスト(キヤタリスト1十濃塩酸1十水5
)(容量比)液にて25q03分処理後、(濃塩酸1十
水5)(容量比)液にて25q02分処理した。さらに
キザィ株式会社製無電解ニッケル(化学ニッケルメッキ
A液1十化学ニッケルメッキB液1十水2)(容量比)
及び電気銅〆ッキ(硫酸鋼220夕/そ,濃硫酸55夕
・夕)を行ない、80℃で1時間乾燥の後、容易力を測
定した結果100夕/仇以下であった。尚、密着力の測
定法はナイフを用いてメッキ面上より樹脂層に達するよ
うに1肌幅の傷をつけ、引きはがし‘こ要した荷重の大
小により、密着力を評価して行なった。比較例 2 処理液を濃塩酸1(容量),水1(容量)の混合液とし
た以外、比較例1と同様の工程でメッキを行った。
メッキ品の密着力はほとんど0であった。実施例 1 処理液を濃硫酸1(容量),35%塩酸1(容量),水
2(容量)の混合液にした以外、比較例1と同様にメッ
キを行った。
このメッキ品の密着力は700夕/肌であった。実施例
2〜16 種々の素材、処理条件にて処理したポリアセタール樹脂
について、実施例1と同様のメッキを行った。
結果を表1に示す。表 1 * 白石工業製微粒炭酸カルシウム

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ポリアセタール樹脂成形品を塩素イオン及び硫酸イ
    オンを含む酸性液で処理することを特徴とするポリアセ
    タール樹脂の表面処理法。 2 ポリアセタール樹脂が炭酸カルシウムを含むポリア
    セタールである特許請求の範囲第1項記載の表面処理法
JP55057280A 1980-04-30 1980-04-30 ポリアセタ−ル樹脂の表面処理法 Expired JPS6036471B2 (ja)

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