JPS6036432Y2 - 断熱性採光板 - Google Patents

断熱性採光板

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Publication number
JPS6036432Y2
JPS6036432Y2 JP8783479U JP8783479U JPS6036432Y2 JP S6036432 Y2 JPS6036432 Y2 JP S6036432Y2 JP 8783479 U JP8783479 U JP 8783479U JP 8783479 U JP8783479 U JP 8783479U JP S6036432 Y2 JPS6036432 Y2 JP S6036432Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acrylic resin
laminated
fiber
heat
foam
Prior art date
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Expired
Application number
JP8783479U
Other languages
English (en)
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JPS565634U (ja
Inventor
晴真 篠田
Original Assignee
岡山積水工業株式会社
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Publication date
Application filed by 岡山積水工業株式会社 filed Critical 岡山積水工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は断熱性がよく、且つ障子のように穏やかな光線
を取り入れることができ、屋内の障子は勿論、屋外に面
した窓、採光口等に好適に使用出来る断熱性採光板に関
する。
従来建築に使用されている断熱材は不透明であり、窓等
の採光を目的とする個所に使用できる透光性を有する断
熱材は市場には存在しなかった。
本考案の目的は窓、障子、採光口等に好適に使用できる
採光が可能な断熱板を提供することにある。
即ち本考案の要旨は、発泡倍率が20〜3o@であるア
クリル樹脂板状発泡体の少なくとも一面に、透明若しく
は半透明の繊維補強熱硬化性樹脂層が積層され、更にそ
の上に透明性を有するアクリル樹脂製シート若しくはフ
ィルムが積層されなる断熱性採光板に存する。
次に本考案の一実施例を示す図面を参照しながら具体的
に説明する。
第1図は本考案の断熱性採光板の一例を示す断面図であ
る。
第1図において1はアクリル樹脂板状発泡体である。
本考案においてアクリル樹脂板状発泡体が使用されてい
るのは、アクリル樹脂板状発泡体は透光性がよく、且つ
断熱性、耐候性が優れているためであり、アクリル樹脂
としてはメチルメタクリレートの単独重合体やメチルメ
タクリレートとメタアクリル酸やその他の重合性単量体
との共重合体等が好適に使用される。
アクリル樹脂は元来透明であるが、アクリル樹脂板状発
泡体は半透明となり、その発泡倍率が大きくなるにつれ
て光線透過率は上昇するが、反面強度が低下するので発
泡倍率は必要とする光線透退学の下限である2eから強
度の上限である3cNiとの間でなければ光線透過率に
おいて障子紙に、強度においてガラスに近い採光板とは
ならない。
又該板状発泡体の厚みは用途により適宜決定されれば良
いが一般には4〜1orranの厚さで使用されている
第1図において2及び2′は繊維補強熱硬化性樹脂層で
あり、透明若しくは半透明である。
熱硬化性樹脂としては、例えばフェノール樹脂、メラミ
ン樹脂、熱硬化性ポリエステル樹脂、ジアリルフタレー
ト樹脂等が挙げられ、熱硬化性ポリエステル樹脂及びジ
アリルフタレート樹脂が好ましく、より好ましくは熱硬
化性ポリエステル樹脂とジアリルフタレート樹脂との混
合物である。
又補強用の繊維材料としては無機又は有機の繊維からな
る織布或いは不織布等が使用できるが透明性の優れたガ
ラス繊維の織布或いは不織布が特に好適である。
3及び3′は透明性を有するアクリル樹脂製シート若し
くはフィルムである。
該アクリル樹脂としてはメチルメタクリレートの単独重
合体やメチルメタクリレートとメタアクリル酸やその他
の重合性単量体の共重合体等が透明性及び耐候性が優れ
ているという点で特に採用される。
第1図においてアクリル樹脂板状発泡体は両面が繊維補
強熱硬化性樹脂層とその上のアクリル樹脂製シート若し
くはフィルムとにより積層されているが、本考案におい
ては上記アクリル樹脂板状発泡体の少なくとも一面が繊
維補強熱硬化性樹脂層とアクリル樹脂製シート若しくは
フィルムとにより積層されればよい。
一面のみが繊維補強熱硬化製樹脂層とアクリル樹脂製シ
ート若しくはフィルムとにより積層されている場合は、
アクリル樹脂板状発泡体の他の面はそのままでも良く、
又アクリル樹脂製シート若しくはフィルムのみが積層さ
れていても良い。
本考案の断熱性採光板の製造方法は特に限定されるもの
ではなく公知の任意の方法が採用されてよく、例えば、
繊維材料に熱硬化性樹脂を含浸させ、溶剤を乾燥させプ
リプレグを作製し、得られたプリプレグをアクリル樹脂
板状発泡体に積層し更にその上にアクリル樹脂製シート
若しくはフィルムを載置し、プレス等で加圧加熱して熱
硬化性樹脂を硬化すると同時にプリプレグとアクリル樹
脂板状発泡体及びプリプレグとアクリル樹脂製シート若
しくはフィルムとを一体化することにより製造できる。
本考案の断熱性採光板の構成は上述の通りであり、骨格
となる層が、アクリル樹脂の板状発泡体であるから軽量
であり、かつ透光性および断熱性に優れており、その外
層に繊維補強熱硬化性樹脂層が積層されているので機械
的強度が大であり、更に最外層にアクリル樹脂製シート
若しくはフィルムが積層されているので表面が平滑に仕
上げられ、かつ耐候性が付与される。
又予めアクリル樹脂製シート若しくはフィルムに模様等
を印刷しておけばより美麗な表面の断熱性採光板が得ら
れる。
従って、本考案断熱性採光板は、断熱性並びに障子紙の
如き穏やかな光線の採光性が優れ且つ軽量で機械的強度
も大なので、障子は勿論のこと、従来ガラスが使用され
ていた窓等の採光部に好適に使用されるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の断熱性採光板の一例を示す断面図であ
る。 1・・・・・・アクリル樹脂板状発泡体、2,2′・・
・・・・繊維補強熱硬化樹脂層、3,3′・・・・・・
アクリル樹脂製シート若しくはフィルム。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 発泡倍率が20〜3o@であるアクリル樹脂板状発
    泡体の少なくとも一面に、透明若しくは半透明の繊維補
    強熱硬化性樹脂層が積層され、更にその上に透明性を有
    するアクリル樹脂製シート若しくはフィルムが積層され
    ている断熱性採光板。 2 熱硬化性樹脂がジアリルフタレート樹脂と熱硬化性
    ポリエステル樹脂との混合物である実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の断熱性採光板。 3 発泡体の両面に繊維補強熱硬化性ポリエステル樹脂
    層とその上にアクリル樹脂製シート若しくはフィルムと
    が積層されてなる実用新案登録請求の範囲第1項又は第
    2項記載の断熱性採光板。
JP8783479U 1979-06-26 1979-06-26 断熱性採光板 Expired JPS6036432Y2 (ja)

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JPS565634U JPS565634U (ja) 1981-01-19
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