JPS6036277Y2 - 極低温ガス冷媒による患部冷却装置 - Google Patents

極低温ガス冷媒による患部冷却装置

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JPS6036277Y2
JPS6036277Y2 JP9299083U JP9299083U JPS6036277Y2 JP S6036277 Y2 JPS6036277 Y2 JP S6036277Y2 JP 9299083 U JP9299083 U JP 9299083U JP 9299083 U JP9299083 U JP 9299083U JP S6036277 Y2 JPS6036277 Y2 JP S6036277Y2
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JP
Japan
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gas
oxygen gas
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cooling device
oxygen
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JP9299083U
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JPS602516U (ja
Inventor
武博 間下
敬司 片野
洋一 斉藤
Original Assignee
株式会社 ほくさん
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、関節リューマチ等の患部を急激に冷却して
疼痛緩和と治療とに供して好適な低温ガス冷媒による患
部冷却装置に関する。
この種の装置では、液体窒素を気化させて得た極低温窒
素ガスが、患部に噴出されることになるので、当該治療
を室内で続けていると、多量の窒素ガスが室内に放出さ
れることとなり、この結果酸素欠乏状態となって人体に
危険を及ぼす虞れがある。
そこでこのような危険発生を防止するため、既に極低温
窒素ガス噴出用のスプレーガンから、極低温窒素ガスと
酸素ガスとの混合ガスを噴出できるようにしたものが提
案されているが、両ガスを混合する場合、窒素は一15
0℃程度の気化ガスとして放出し、この際酸素も当該窒
素ガスと略同温度に冷却されて放出されるのであり、酸
素の露点は約−50〜−60℃であるから、混合ガスと
して放出される以前に、酸素内の水分が凍結し、配管内
に付着する氷結の問題が発生することとなるため、これ
に対処しないと正常な混合ガスの制御が行なえない欠陥
がある。
また、室外から外気を導入腰この外気により液体窒素を
加温して気化させるようになし、当該外気により前記酸
欠を防止しようとするものも知られているが、この場合
には湿気を含む外気の冷却による系内氷結問題が発生す
るので氷結防止の為にミストセパレータやドライヤー等
の附属機器が必要不可欠となり、従ってこの場合も部品
点数が増加して装置が複雑、大型化してしまい、さらに
騒音の発生が問題となる。
この考案は、かかる従来の問題点に鑑み、極低温窒素ガ
スの系と酸素ガスの系とを、パイプ等により連結するこ
となく、適切な構成をもつ器体内に収納しておくだけで
、酸素欠乏を簡潔な機構と簡易な操作により防止できる
患部冷却装置を安価に提供しようとするものである。
以下添付図面に示す実施例にもとづき、この考案を詳細
に説明すると、金属などにより形成した器体1内には、
外部の所定箇所に設置されている液体窒素ボンベ2と連
通ずる液体窒素ライン3が設けられており図示例では器
体1に設けた液体窒素導入口4に、液体窒素ボンベ2か
らの供給配管5を連結するようにしである。
上記液体窒素ライン3は流量調整バルブ6.7が夫々介
設されている液送管8と気送管9との間に熱交換器10
を介設し、この熱交換器10に液体窒素ボンベ2から驕
られてくる液体窒素を気化するための熱源として、図示
例では電気ヒータ11が隣設され、12は同ヒータ11
へ供給される電流を制御するコントローラを示し、さら
に上記気送管9が器体1から外側に延出した器外放出具
13に連通接続されている。
従って図示例では流量調整バルブ6を、手動操作すると
か、外部より電磁的に開成すれば、液体窒素ボンベ2か
ら流出して来る液体窒素が液送管8から熱交換器10に
流入し、電気ヒータ11による加熱により気化腰これに
より得られた極低温窒素ガスが流量調整バルブ7を開成
することで気送管9から器外放出具13へ供給され、か
くして、同放出具13の先端から放出される当該ガスを
直接または所望のアタッチメントを介して患部に噴当さ
せることができる。
尚、熱交換器10でガス冷媒化される極低温窒素ガスの
温度は、気送管9に設けた温度センサ14が接続されて
いる前記コントローラ12により電気ヒータ11への供
給電流を制御することで定温化されるようになっている
また、図示の器外放出具13は、フレキシブルホース1
3aとその先端に設けた噴出ノズル13bとからなって
おり、15は開閉バルブを示している。
一方、第1図の実施例では、外部適所に配置された酸素
ガスボンベ16の供給配管17を、器体1の酸素ガス導
入口18に連結することで、器体1に内装の酸素ガスラ
イン19への酸素ガスが供給されるようになっており、
図中20.21は夫々圧力調整器と開閉バルブを示して
いる。
第1図の上記酸素ガスライン19は、ガス配管22に流
量調整バルブ23を設け、間管22の先端である噴出口
22′は器体1内に開口されている。
さらに器体1には図示の場合底板部1aと側板部1bと
に夫々気体流通口24a、24bが開口されており、し
かも同流通口は単なる窓孔ではなく、よろい戸状に形成
され、上方の気体流通口24bに向けて上記の噴出口2
2′が隣装されていると共に、間口22′の下位には上
向きに送風ファン25が器体1に内設され、かつ気体流
通口24bの上端側からは、風向案内板26が同通口2
4bに向けて凹曲状となるよう器体1内に垂設されてい
る。
さらに図示の実施例では、前記気送管9に設けた極低温
窒素ガスの流量調整バルブ7と、上記酸素ガスの流量調
整バルブ23とが、歯車伝動機構27により連結してあ
り、従って前者のバルブ7を回動させることによって、
後者のバルブ23が連動開成し、この際両バルブ7.2
3の開成度合が所定の比となるよう予め設定され、これ
により極低温窒素ガスと酸素ガスとの放出量が、空気成
分と近似するよう配慮されている。
こ)で第3図に示した実施例にあっては、酸素ガスボン
ベ16が前実施例と異なり、器体1内に交換自在なるよ
う内装されており、従って供給配管17、酸素ガス導入
口18はなく、器体1に当該ボンベ16と共に内設され
ている酸素ガスライン19が、ガス配管22に圧力調整
器21と流量調整バルブ23とを介設することで構成さ
れている。
そこで、上記装置を稼動させるには、前記の如くして極
低温窒素ガスを器外放出具13から患部に噴当させるの
であるが、この際酸素ガスライン19の流量調整バルブ
23を手動または電磁的に開き、これにより酸素ガスボ
ンベ16の酸素ガスを圧力調整器20により所定のガス
圧に降圧調整して、噴出口22′より器体1内に噴出さ
せるのである。
このようにすることで噴出した酸素ガスは器体1内の空
気や、気体流通口24a、24bから器体1内に流入し
た外気と攪拌混合された状態で気体流通口24bから器
外、すなわち室内へ送出されることになる。
尚、この際図示例のファン25を稼動させれば酸素ガス
と空気との混合は一層充分なものとなり、風向案内板2
6により案内された混合気体が、気体流通口24bから
流出することになり、この際気体流通口は一箇所だけに
開成するようにしてもよいこと当然である。
以上説明したように、この考案にあっては、器体1内に
、液体窒素が供与される液体窒素ライン3と、酸素ガス
が供与される酸素ガスライン19とを内設し、当該液体
窒素ライン3には液送管8と気送管9との間に、当該液
体窒素が加熱される熱交換器10を介設し、当該気送管
9には、患部に極低温窒素ガスを噴出する器外放出具5
が連通接続され、一方前記酸素ガスライン19には、当
該酸素ガスが噴出する器体1内に開口の噴出口22′を
形威し、器体1には器体内外を連通させる気体流通口を
開設する構成としたから、極低温窒素ガスの系と酸素ガ
スの系とは全く無関係であり、従って極めてその構成が
簡潔、かつ操作も簡易なものとなり、しかも酸素ガスが
そのまま室内に流入することなく器体1内で空気と混合
された後、気体流通口から流出してくることとなり、こ
のため部分的に酸素ガスの濃度が大となって、火災等の
面から危険を伴うといったこともなくリューマチ治療に
際腰酸素が充分治療室内に補給されるので酸素欠乏状態
を安価な装置にて防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例に係る患部冷却装置の略示
構成説明図、第2図は同装置の右側面図、第3図は同他
実施例の略示構成説明図である。 1・・・・・・器体、3・・・・・・液体窒素ライン、
8・・・・・・液送管、9・・・・・・気送管、10・
・・熱交換器、13・・・・・・器外放出具、19・・
・・・・酸素ガスライン、20・・・・・・圧力調整器
、22′・・・・・・噴出口、24a、24b・・・・
・・気体流通口。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)器体には液体窒素が供与される液体窒素ラインと
    、酸素ガスが供与される酸素ガスラインとを内設し、当
    該液体窒素ラインには、液送管と気送管との間に、当該
    液体窒素が加熱される熱交換器を介設し、当該気送管に
    は、患部に極低温窒素ガスを噴出する器外放出具が連通
    接続され、一方前記酸素ガスラインには、当該酸素ガス
    が噴出する器体内開口の噴出口を形威し、器体には器体
    内外を連通させる気体流通口を開設してなる極低温ガス
    冷媒による患部冷却装置。
  2. (2)気体流通口が離間位置にあって複数個開設されて
    いる実用新案登録請求の範囲第1項記載の極低温ガス冷
    媒による患部冷却装置。
  3. (3)気体流通口が酸素ガスの噴出口近傍に開設されて
    いる実用新案登録請求の範囲第1項記載の極低温ガス冷
    媒による患部冷却装置。
JP9299083U 1983-06-17 1983-06-17 極低温ガス冷媒による患部冷却装置 Expired JPS6036277Y2 (ja)

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JPS602516U JPS602516U (ja) 1985-01-10
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