JPS6036249Y2

JPS6036249Y2 - 歯科用インスツルメントと作用媒体供給源との接続装置

Info

Publication number: JPS6036249Y2
Application number: JP9132181U
Authority: JP
Inventors: 純田村
Original assignee: 株式会社モリタ製作所
Priority date: 1981-06-19
Filing date: 1981-06-19
Publication date: 1985-10-28
Also published as: JPS57203908U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は歯科用バンドピース、スリーウェイシリンジ、
超音波スケーラの如き歯科用インスッルメントと、圧縮
エア、水、電気等のインスッルメントの作用媒体の供給
源側とを接続する装置、更に詳しくは、各インスッルメ
ントに個有に必要な上記媒体の供給・排出導管を内蔵し
たフレキシブルホース（供給ホース）と、上記供給源と
の間に設けた共通ジャックに対し該ホースの後端に配し
タショイントとをつなぐことによって各インスッルメン
トに個有な供給・排出導管のみを自己選択的に接合し得
る装置に関する。

従来、各インスツルメントへ圧縮エア、水、電気、光等
の作用媒体を供給したり排出したりするためには、各イ
ンスツルメントと供給源との間にフレキシブルホースを
つないで、そのホース内部にそのインスツルメントに個
有な供給・排出導管ヲ設けていたので、ホースはインス
ッルメントの本数に合わせて用意し、供給源側には各ホ
ースの供給・排出導管に合致した接手部を夫々独立的に
形成する必要があり、ために、構造上も操作上も面倒と
なる欠点があった。

これを改善するものとして、フレキシブルホース内には
全てのインスッルメントに必要な供給・排出導管を通し
てインスツルメントの後端に配したジヨイントをこのホ
ースの先端とつなぐことによって、そのインスッルメン
トに個有な供給・排出導管のみを接続し得るようにした
試みが特開昭５２−５８２９３によって提案された。

このものは、フレキシブルホースをインスツルメント毎
に変える必要がないと云う標準性に於て便宜がもたらさ
れてるものの、そのインスツルメントにとって不必要な
供給・排出導管迄をフレキシフルホース内に必然的に含
むためにホースの径が太くなって可撓性が悪くなったり
、インスツルメント自体のジヨイントの径も太くなり扱
いにくくなる問題点がなお残されている。

更に、この引例の構成では、既に歯科医が持っている既
納品の（既使用の）各種バンドピースを使用するために
は供給ホースとの結合部にアダプター等を別に取り付け
る必要があると共に供給ホースについては全く既納品の
ホースを再使用することは不可能となる。

一方、インスツルメントと供給・排出導管とをマニホー
ルドとジヨイントとを介して接続する試み、すなわち、
全インスツルメントに必要な一切の供給・排出導管をマ
ニホールドに接続し、このマニホールドに対し自己シー
ル性ジヨイントを接合してそのインスツルメントのみに
必要な導管を選択し他を遮断するものが特開昭４７−３
６５８２によって提案され、歯科医のインスツルメント
の取扱いを更に利便たらしめたが、このものは選択され
た供給・排出導管とインスツルメントとの間に流体の制
御手段を含む基準マニホールド延長部を設ける必要があ
るため部品点数が多くなり、その分歯科医師の作業が増
えると云う難点がある。

本考案は上記を更に改善したものであって、フレキシブ
ルホース内にはそのインスツルメントに個有な供給・排
出導管のみを内在しくこの点、以前のフレキシブルホー
スと同じ）供給源側には全てのインスツルメントに必要
な供給・排出溝ｔを共通ジャック内に包蔵し、一方、イ
ンスツルメント後端に配したジヨイント内部に上記の供
給・排出導管のうちから必要なもののみを自己選択的に
接続する機能をもたせると共に各種流体の制御手段は供
給源側に設置したものであって、以上の構成によって、
フレキシブルホースの増径、インスツルメントの端末の
ジヨイントの増径を防止し併せて制御手段をインスツル
メントと供給・排出導管との間に不要とすると云う利便
をもたらすようにしたものである。

以下に本考案を望ましい実施例図を採って詳述するに；
第１図は本考案装置のシステム的な関係を示すブロック
線図、第２図はエアドライブバンドピース用ジヨイント
の一実施例縦断正面図、第３図は同側面図、第４図は共
通ジャックの一実施例縦断正面図、第５図は同側面図、
第６図は第２図のジヨイントと共通ジャックとを接合し
た状態の縦断正面図、第７図はマイクロモータバンドピ
ース用ジヨイントの一実施例縦断正面図、第８図は同側
面図、第９図は第７図のジヨイントと共通ジャックとの
接合状態を示す縦断正面図である。

本考案装置は、第１図に示す分配ブロック■に組合った
装置に関する。

すなわち、供給ブロック■には電源ａ１圧縮空気源ｂ、
水源Ｃ（この他図示されていないが光源を含むことであ
る）等の作用媒体の供給源が夫々設けられ夫々の源より
供給導管が導出され途中制御ブ冶ツク■を経た供給導管
Ａ、Ｂ、Ｃ・・・・・・が分配ブロック■に導びか
れ、このブロック■と組み合った自己選択性ジヨイント
ＪＬＪ２．Ｊ３・・・・・・を介して各種インスッル
メントＬへつながれる。

供給ブロックＩと制御ブロック■との間にはＯＮ、ＯＦ
Ｆ制御スイッチＳ１抵抗Ｒ１圧力調整弁Ｐｉ、Ｐ２．Ｐ
３、フィルタＦｌ、Ｆ２等の基準制御手段が設けられ制
御ブロック■内には図外のフートコントローラ等による
操作性制御手段Ｄ・・・・・・が内部されている。

制御ブロック■より導出される供給・排出導管は一例と
して、マイクロモータ駆動用の出力線ＡＩ、Ａ２、アー
ス線Ａ３、高速タービン駆動用給気導管Ｂ１、タービン
よりの排気導管或はタービン急停止用バックプレッシャ
導管Ｂ２、フットペタル等によって可変速される低速回
転用給気導管Ｂ３、同排気導管Ｂ４、冷却水供給導管Ｃ
１が夫々分岐接続されこれが分配ブロック■内に於て共
通ジャック１に組込まれてフレキシブルホースＦの後端
に接続された自己選択性ジヨイント２との接合によって
必要な導管のみが接続されるようになっている。

本考案装置は上記共通ジャック１とジヨイント２に主点
をおいたものであるので、以下にこれを第２〜９図に基
いて詳述する。

第２〜第３図はエアドライブエアジャーナル型バンドピ
ースＨもしくはエアードライブベアリングジャーナル型
バンドピース１用のジヨイントであり、第４〜第５図は
各インスツルメント共用の共通ジャック１を示している
。

このジャック１に対して７〜第８図の如きマイクロ電気
モータ駆動型バンドピースＧもしくは電歪型超音波スケ
ーラＭもそれ個有のジヨイントと共に接合出来るように
なっている。

同様にして圧縮空気、水及びミストを噴出するスリーウ
ェイシリンジにも接合出来る。

先づ第４〜第５図の共通ジャック１から説明する。

このジャック１は電気絶縁性ジャック本体１０、この本
体１に内蔵された電導管１１，１２、アース導管１３、
圧縮空気供給導管１４，１５、排気管路１６、注水導管
１７を含み電導管１１゜１２には夫々の端子１１１，１
２１がアース導管１３には図外のアース端子が夫々接続
されていて断面構造は導電管１１と同一とされている。

例図の場合導管の数を減らして加工を容易にするために
、導管は構造上の共軛部分を持っている。

すなわち、電導管１１．１２は中空状のものとなし、圧
縮空気供給導管１４は電導管１２に直交して連通して導
管１２の中空部１２０と之に連なる通管１４０を導管の
一部となし、同様導管１５は導電管１１に直交連通して
管１１の中空部１１０と通路１５０を導管の一部として
いる。

導管１４からは高速タービン駆動用、導管１５からは可
変速の低速タービン駆動用の夫々の圧縮空気が導入され
る。

第５図の排気管路１６は通路１６０を経て図外の排気管
に、注水路１７は図外の注水管路に接続される。

本体１は方形状主体部１００に連なって円柱状接続部１
０１を有しこの接続部１０１には袋ナツト３をねじ込む
ねじ部１０２を具備している。

一方、第１、第２図に示されるジヨイント２はフレキシ
ブルホースＦの後端に接続される後筒２１とこれに螺合
する栓体２２とを含み、ホースＦ内に給気導管２５は抜
管２３を介して栓体２２の給気路２５０に、注水導管２
６は抜管２４を経て注水路２６０に夫々接続されている
。

給気路２５０、注水路２６０の後端には差込プラグコネ
クタ２５１．２６１が夫々栓体２２より突出状に設けら
れている。

第３図の排気路２７０及び差込プラグコネクタ２７１は
第２図には現われないが上記給気路２５０、コネクタ２
５１と全く同一の構造である。

さて、上記構成の共通ジャック１とジヨイント２とを差
込んで結合した状態を第６図に示す。

結合に当ってジヨイント２の後端面にシールバッキング
４を当接させてコネクタ２５１，２６１（及び２７１）
をジャック１の通路１４０、導管１７（及び排気導管１
６）に夫々挿嵌して、袋ナツト３をジャック１及びジヨ
イント２にまたがって螺装する。

この際、通路１５０及びアース導管１３は上記シールバ
ッキング４の盲部に対応して塞がれている。

また、コネクタ２５１ど電導管１２との間にはスペース
ｄが隔設されて両者は電気的に遮断されている。

この構成から、ジャック１及びジヨイント２を接続する
と、（可変速の低速用）圧縮空気供給導管１５、アース
導管１３はバッキング４によってジヨイント２とは断絶
され（高速用）圧縮空気供給導管１４、注水導管１７及
び排気導管１６がジヨイント２によって給気路２５０、
注水路２６０及び排気路２７０に夫々つながれ、フレキ
シブルホースＦ内の給気導管２５、注水導管２６、排気
導管（不図示）を経て該ホースＦの先端に接続された高
速エアータービンバンドピースＨ（第１図）を駆動した
り注水することが可能となる。

上記構成で（高速用）圧縮空気供給導管のみを閉いて（
低速用）圧縮空気供給導管１５をつなぐようにすれば、
低速駆動エアータービンバンドピースＩの使用に供せら
れることは明らかである。

第７、第８図に例示したものはマイクロモータ駆動型バ
ンドピース用のジヨイントの例を示している。

理解に便利なように、前実施例と同じ部分については同
一符号を用いる。

このジヨイント２はジャック１より電気作用媒体のみを
自己選択し得るようにしである。

すなわち、フレキシブルホースＦ内には導線２７．２８
（２９・・・・・・但し図には表わされていないがア
ース導線として使われる）が内蔵され、ジヨイント２に
は円柱状導電性差込プラグコネクタ２７０，２８０，２
９０が長手方向に沿って貫通しその後端にはフォーク状
接片２７Ｌ２８１（２９１・・・・・・第８図）が
夫々遠戚されている。

後筒２１、栓体２２及びシールバッキング４は前例と同
一である。

このジヨイント２をジャック１に接合した状態を第９図
に示す。

同図より、ジャック１の電導管１１．１２（及びアース
導管１３）がフォーク状接片２７１，２８１．２９１に
よって接続されコネクタ２７０゜２８０．２９０を経て
導線２７．２８．２９と導通状態となる。

しかして、通路１５０，１４０゜１６０は円柱状コネク
タ２７０，２８０，２９０によって塞がれまた注水路１
７はシールバッキング４にて閉鎖されている。

この構成からジヨイント２をジャック１につなぐと電気
系媒体のみが接続状態となって、マイクロモータ駆動型
バンドピースＧを動作させることが理解されるであろう
。

この例のジャック２はそのまま電歪型もしくは磁歪型超
音波スケーラＭをインスツルメントとする場合にも適用
されることは明らかである。

以上は本考案の望ましい２つの実施例を図に採って説明
したものであるが、ジャック１、ジヨイント２の内部構
造につき、使用するインスツルメヒントとの相対関係かり適宜変更し得ることはもちろんで
ある。

要するに、本考案ではジャック１に内蔵した全ての媒体
の供給・排出導管の中からそのインスツルメントに必要
なもののみを自己選択的につなぐ仕組みを備えたジヨイ
ントの構造を含むものである。

圧縮空気、水及びミストを噴射するスリーウェイシリン
ジをインスツルメントとするには、ジャック１の中から
給気導管、注水導管、排気導管をジヨイント２によって
選択結合すればよい。

この細導管としてオプティカルファイバーを引き入れて
インスツルメントより光学的スポットを照射させること
も出来る。

叙述説明から明らかなように、本考案に於ては作用媒体
の供給源側に用いた共通ジャック内に媒体の全ての供給
・排出導管を内在せしめると共にインスツルメントを先
端につないだフレキシブルホース内には、これ迄と同様
、そのインスツルメントのみに必要な供給・排出導管を
内部させ、このフレキシブルホース後端につないだジヨ
イント内に上記ジャックとの接合に於て必要な供給・排
出導管のみを選択的に結合せしめるようにしたので、フ
レキシブルホースやジヨイントが徒らに径大になって取
扱いが悪くなる不都合がなくなり、また、インスツルメ
ントとジヨイントとの間に制御手段を含むマニホールド
延長部材を設けることなくこの制御手段を供給源側に置
いたために、医師はフレキシブルホース後端に接続され
たジヨイントの操作のみを行えばよいので彼の扱う部品
点数を減らして作業を簡易化出来る、更に本考案では、
供給ホースと供給源側との接合部をモジュール化してい
るため、供給ホースは径大化することなく、また既納品
の各種バンドピースもそのまま使用することができるメ
リットがあり、また既納の供給ホースもそのま）利用し
て無駄を省くことが可能である、・・・・・・など、以
上によって本考案は先行技術の問題を一掃し得る効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案装置のシステム的な関係を示すブロック
線図、第２図はエアドライブバンドピース用ジヨイント
の一実施例縦断正面図、第３図は同側面図、第４図は共
通ジャックの一実施例縦断正面図、第５図は同側面図、
第６図は第２図のジヨイントと共通ジャックとを接合し
た状態の縦断正面図、第７図はマイクロモータバンドピ
ース用ジヨイントの一実施例縦断正面図、第８図は同側
面図、第９図は第７図のジヨイントと共通ジャックとの
接合状態を示す縦断正面図である。主な符号の説明、Ｌ・・・・・・インスッルメント、１
１、１２．１３．１４．１５．１６．１７
・・・・・・作用媒体の供給・排出導管、Ｆ・・・・・
・フレキシブルホース、１・・・・・・共通ジャック、
２・・・・・・自己選択性ジヨイント、Ｄ・・・・・・
制御手段、２５１，２６１，２７０．２８１・・・・・
・差込プラグコネクタ、４・・・・・・シールバッキン
グ、１１０．１２０・・・・・・中空部。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

少なくとも電源、圧縮空気源、水源を含む歯科用インス
ツルメントの作用媒体の供給源が夫々設けられ、それぞ
れの源より供給導管が導出される供給ブロックと、抵抗
、圧力調整弁、フィルタ等を介し、上記供給導管と接続
され、かつフートコントローラによる操作性制御手段を
内部し使用するインスツルメントに必要な作用媒体の供
給、排出導管の全てを内蔵する制御ブロックと、上記制
御ブロックで制御される作用媒体を歯科用インスツルメ
ントに供給するための分配ブロックと、歯科医インスツ
ルメントと先端に取着しそのインスツルメントに必要な
作用媒体の供給、排出導管のみを内在したフレキシブル
ホースと、このフレキシブルホースの後端に接続され上
記各種導管のうち必要なもののみに嵌合連通し得る差込
みプラグコネクタを備えると共に不要な導管を閉鎖する
シールバッキングを具備してなる自己選択性ジヨイント
と、使用するインスツルメントに必要な作用媒体の供給
、排出導管の全てを夫々分岐接続され上記分配ブロック
に組み込まれて配備された共通ジャックと、から戊り前
記ジヨイントを上記共通ジャックに接合した時は、その
ジヨイントにつながれている供給、排出導管のみに必要
な供給、排出導管を前記共通ジャックより自己選択的に
接続し他を遮断し得るようになすことを特徴とする歯科
用インスツルメントと作用媒体供給源との接続装置。