JPS6036133Y2 - ハンガ− - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、衣服を懸吊するバンガ一本体に、芳香剤を
収容した容器を着脱自在に取り付けるようにしたバンガ
ーに関する。

従来のバンガーには、バンガ一本体に芳香剤の収容室を
形成したもののほかに、例えば、昭和５１年実用新案公
開第２８２３６号、または昭和５作実用新案公開第７２
９３７号のように、バンガ一本体の中央部に、芳香剤を
収容した容器を着脱自在に嵌め込むようにしたものとが
ある。

これら従来のバンガーは、バンガ一本体にそれぞれ独特
の嵌め込み部を特別に設けて、芳香剤またはその収容容
器自体を嵌め込むようにしていたので、芳香剤の装着を
要しない一般のバンガーとは別に成形する必要があり、
通常のバンガーに比べて相当にコスト高になる欠点があ
った。

本考案は、上記の欠点を除去するために、バンガ一本体
の中央部下面に開口する小縦穴を設ける一方、下縁を薄
肉ヒンジ部で互いに開閉自在に連結され、上縁に半割形
断面を有する突起をそれぞれに具えた一対の半割凝容器
からなる芳香剤容器を形成し、上記突起を合わせること
により形成される該芳香剤容器の差込部を、前記小縦穴
に密嵌合することによって、前記半割型容器内に収容し
た芳香剤を該容器とともにバンガ一本体に対して着脱自
在に装着できるようにしたものである。

以下に本考案の実施例を図面について説明する。

図において、１は両側に左右一対の腕部１ａを具え、中
央上部にフック１ｂを有するバンガ一本体、３はこのバ
ンガ一本体１の中央部下面に開口して設けた小縦穴、２
は、この小縦穴３に棒状の挿込部２′を密嵌合すること
によりバンガ一本体１に対して着脱自在に取り付けられ
る芳香剤容器である。

この芳香剤容器２は、下縁に形成した薄肉ヒンジ部２ｃ
を介して互いに開閉自在に一体に連らなる左右一対の半
割型容器２ａｔ２ｂからなる。

また前記挿込部２′は、上記半割型容器２ａ、２ｂの上
縁にそれぞれ形成した半割形断面を有する一対の突起２
’ａ、２’ｂを互いに合わせることによって形成され、
同時に、該突起２′ａ。

２’ｂを合わせることによって二つの半割型容器２ａ、
２ｂが互いにその口縁を合わせて容器２を閉じるように
なっている。

４は上記芳香剤容器２の表面に切設した模様兼用の透孔
、Ｐは同容器２内に収容した芳香剤である。

以上のように、バンガ一本体１に小縦穴３を設け、芳香
剤容器２を、下縁に薄肉ヒンジ部２Ｃで連らなりそれぞ
れの上縁に半割形断面を有する突起２’ａ、 ２’ｂ
を具えた一対の半割型容器２ａ。

２ｂによって形成するとともに、上記突起２′ａｔ２’
ｂを合わせることによって前記小縦穴３に密嵌合する挿
込部２′を形成するようにした本考案によれば、特別に
専用のバンガーを製作しなくても、芳香剤の装着を要し
ない通常形状のノ＼ンガ一本体に上記小縦穴３を穿孔す
ることによって、芳香剤容器２の取り付けが可能になる
ので、この種のバンガーの製造コストを大幅に低減する
ことができる。

また、挿込部２′とともに芳香剤容器２を半割型の構造
にしたので、芳香剤Ｐの詰め替えや、容器２の着脱が容
易にできる利点もある。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示すもので、第１図はその一部
切欠立面図、第２図は同上における芳香剤容器の一部切
欠拡大立面図、第３図は同上容器の開いた状態を示す一
部切欠側面図である。 １・・・・・・バンガ一本体、１ａ・・・・・・腕部、
１ｂ・・・・・・フック、３・・・・・・小縦穴、２・
・・・・・芳香剤容器、２ａ、２ｂ・・・・・・半割型
容器、２ｃ・・・・・・薄肉ヒンジ部、２’ａ＊２’ｂ
・・・・・・突起、２′・・・・・・挿込部、４・・・
・・・透孔、Ｐ・・・・・・芳香剤。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. バンガ一本体１の中央部下面に開口する小縦穴３を設け
   る一方、下縁を薄肉ヒンジ部２ｃで互いに開閉自在に連
   結され、上縁に半割形断面を有する突起２’ａｔ ２
   ’ｂをそれぞれに具えた一対の半割型容器２ａ、２ｂか
   らなる芳香剤容器２を形成し、上記突起２’ａｔ ２
   ’ｂを合わせることにより形成される該芳香剤容器２の
   差込部２′を、上記小縦穴３に密嵌合することによって
   、前記半割型容器２’ａ、２’ｂ内に収容した芳香剤Ｐ
   を該容器２とともに前記バンガ一本体１に対して着脱自
   在に装着するようにしたことを特徴とするハンガ