JPS6036063B2 - 一次電池 - Google Patents
一次電池Info
- Publication number
- JPS6036063B2 JPS6036063B2 JP7095979A JP7095979A JPS6036063B2 JP S6036063 B2 JPS6036063 B2 JP S6036063B2 JP 7095979 A JP7095979 A JP 7095979A JP 7095979 A JP7095979 A JP 7095979A JP S6036063 B2 JPS6036063 B2 JP S6036063B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- zinc
- perchlorate
- mercury
- primary battery
- negative electrode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M6/00—Primary cells; Manufacture thereof
- H01M6/04—Cells with aqueous electrolyte
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Primary Cells (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、負極に亜鉛、電解液に過塩素酸亜鉛水溶液を
用い、正極減極剤として、二酸化マンガンや空気（酸素
）などを用いた、とくに密閉式の一次電池の改良に二関
するものであり、これらの電池のガス発生を抑制し、保
存寿命を向上させることを目的としたものである。
用い、正極減極剤として、二酸化マンガンや空気（酸素
）などを用いた、とくに密閉式の一次電池の改良に二関
するものであり、これらの電池のガス発生を抑制し、保
存寿命を向上させることを目的としたものである。
従来、亜鉛を負極とする電池系では、亜鉛からのガス発
生を抑制するため、水銀で亜鉛を表化させてその水素過
電圧を上昇させていた。
生を抑制するため、水銀で亜鉛を表化させてその水素過
電圧を上昇させていた。
この際の亜鉛の束化方法としては、昇束（日や１′２）
を電解液に熔存させたり、あるいはセパレータ中に甘束
（ＨｇＣＩ）を分解させたりしていた。しかしこれらの
方法では、束化剤である昇束や甘束が塩素イオンを含み
、これがガス発生に大きく悪影響を及ぼすため、ガス発
生を極端に抑制することは不可能であった。そこで一般
のマンガン乾電池系などにおいては、ガス抜き孔を設け
ることにより、電解液として、塩化イオンを含む塩化亜
鉛や塩化アルモンなどを用いる系においてさえもほとん
ど支障がない構成としている。しかしながら、完全密閉
形を目的としたり、極くわずかしかガス抜きができない
ようなボタン型電池や扇平型電池においては、ガス発生
を抑制するために電解液として塩化イオンを含まない過
塩素酸亜鉛水溶液などの中性塩電解液を用いている。し
かし亜鉛赤化用に添加する水銀として昇兼や甘束を用い
ていた）め、その中に含まれる塩化イオンがガス発生の
要因となり、保存寿命が低下しているのが現況であった
。そこで本発明では、従来の過塩素酸亜鉛水溶液を電解
液とする系において、同じ過塩素酸板を有する過塩素酸
第２水銀を少なくとも表化剤として用い、これのみある
いはこれと金属水銀を併用することにより、さらにガス
発生の小さい一次電池を提供しようとするものである。
を電解液に熔存させたり、あるいはセパレータ中に甘束
（ＨｇＣＩ）を分解させたりしていた。しかしこれらの
方法では、束化剤である昇束や甘束が塩素イオンを含み
、これがガス発生に大きく悪影響を及ぼすため、ガス発
生を極端に抑制することは不可能であった。そこで一般
のマンガン乾電池系などにおいては、ガス抜き孔を設け
ることにより、電解液として、塩化イオンを含む塩化亜
鉛や塩化アルモンなどを用いる系においてさえもほとん
ど支障がない構成としている。しかしながら、完全密閉
形を目的としたり、極くわずかしかガス抜きができない
ようなボタン型電池や扇平型電池においては、ガス発生
を抑制するために電解液として塩化イオンを含まない過
塩素酸亜鉛水溶液などの中性塩電解液を用いている。し
かし亜鉛赤化用に添加する水銀として昇兼や甘束を用い
ていた）め、その中に含まれる塩化イオンがガス発生の
要因となり、保存寿命が低下しているのが現況であった
。そこで本発明では、従来の過塩素酸亜鉛水溶液を電解
液とする系において、同じ過塩素酸板を有する過塩素酸
第２水銀を少なくとも表化剤として用い、これのみある
いはこれと金属水銀を併用することにより、さらにガス
発生の小さい一次電池を提供しようとするものである。
過塩素酸第２水銀および金属水銀はもちろん塩化イオン
を含まないので、ガス発生の抑制には非常に有利である
し、とくに過塩素酸第２水銀は、電解液と同じ過塩素酸
根をもっているので、電解液に容易に溶解する。また、
クラフト紙などセパレータ中に糊材などと一緒に分散さ
せることも可能である。さらに、過塩素酸第２水銀は、
亜鉛と接触するとた）、ちに亜鉛と水銀が置換反応を起
こすが、束化後の電解液中の生成物は電解液を同じ組成
の過塩素酸亜鉛であることから、電池性能にはまった〈
支障をきたさない。これらのことから、本発明は一次電
池のガス発生抑制には効果的である。以下、本発明の詳
細は、二酸化マンガンを正極、亜鉛を負極とし、電解液
として過塩素酸亜鉛水溶液を用いた系の局平電池につい
ての実施例で示す。第１図にこの電池の概略図を示す。
まづ、大きさ４０×１５肋の樹脂製外装フィルムーの中
央に大きさ３０×５肌、厚さ８０仏のシート状亜鉛から
なる負極２を接着する。つぎに１と同様の材質からなる
フィルム３の中央に、大きさ３０×５肋、厚さ５０仏の
ステンレス鋼箔製の正極集電体４を接着し、セパレータ
５を介して負極２と対向する二酸化マンガンを主体とし
た合剤からなる正極６を前記正極集電体４上に形成する
。これらの発電要素の外側を前記外装フィルムー，３で
左右と下の三方を被覆する。そして過塩素酸第２水銀を
含んだ過塩素酸亜鉛電解液を上の開放端から注入後、フ
ィルムの開放端部７を気密にシールする。この際、電解
液に添加した過塩素酸第２水銀の量は、純水銀換算で亜
鉛負極の１重量％（以下単に％という）、５％、１０％
、１５％、２０％とし、これらをそれぞれ電池Ａ−１、
Ａ−２、Ａ−３、Ａ−４、Ａ−５とする。また過塩素酸
第２水銀と金属水銀を等量混合し、全体の水銀量が純水
銀換算で亜鉛負極の１％、５％、１０％、１５％、２０
％としてこれらをそれぞれ電池Ｂ−１、Ｂ−２、Ｂ−３
、Ｂ−４、、Ｂ−５とする。さらに比較のさめに昇束を
純水銀量換算で亜鉛負極の５％量だけ電解液に加えた従
来電池をＣとする。これらの電池を４５００中に６０日
間保存し、ガス発生量を調べた結果を第２図に示す。第
２図から明らかなように、電池Ｃは０．０８ｃｃのガス
発生であるのに対し、本発明の電池Ａ−１〜Ａ−４及び
Ｂ−１〜Ｂ−４までは０．０５ｃｃ以下のガス発生であ
った。
を含まないので、ガス発生の抑制には非常に有利である
し、とくに過塩素酸第２水銀は、電解液と同じ過塩素酸
根をもっているので、電解液に容易に溶解する。また、
クラフト紙などセパレータ中に糊材などと一緒に分散さ
せることも可能である。さらに、過塩素酸第２水銀は、
亜鉛と接触するとた）、ちに亜鉛と水銀が置換反応を起
こすが、束化後の電解液中の生成物は電解液を同じ組成
の過塩素酸亜鉛であることから、電池性能にはまった〈
支障をきたさない。これらのことから、本発明は一次電
池のガス発生抑制には効果的である。以下、本発明の詳
細は、二酸化マンガンを正極、亜鉛を負極とし、電解液
として過塩素酸亜鉛水溶液を用いた系の局平電池につい
ての実施例で示す。第１図にこの電池の概略図を示す。
まづ、大きさ４０×１５肋の樹脂製外装フィルムーの中
央に大きさ３０×５肌、厚さ８０仏のシート状亜鉛から
なる負極２を接着する。つぎに１と同様の材質からなる
フィルム３の中央に、大きさ３０×５肋、厚さ５０仏の
ステンレス鋼箔製の正極集電体４を接着し、セパレータ
５を介して負極２と対向する二酸化マンガンを主体とし
た合剤からなる正極６を前記正極集電体４上に形成する
。これらの発電要素の外側を前記外装フィルムー，３で
左右と下の三方を被覆する。そして過塩素酸第２水銀を
含んだ過塩素酸亜鉛電解液を上の開放端から注入後、フ
ィルムの開放端部７を気密にシールする。この際、電解
液に添加した過塩素酸第２水銀の量は、純水銀換算で亜
鉛負極の１重量％（以下単に％という）、５％、１０％
、１５％、２０％とし、これらをそれぞれ電池Ａ−１、
Ａ−２、Ａ−３、Ａ−４、Ａ−５とする。また過塩素酸
第２水銀と金属水銀を等量混合し、全体の水銀量が純水
銀換算で亜鉛負極の１％、５％、１０％、１５％、２０
％としてこれらをそれぞれ電池Ｂ−１、Ｂ−２、Ｂ−３
、Ｂ−４、、Ｂ−５とする。さらに比較のさめに昇束を
純水銀量換算で亜鉛負極の５％量だけ電解液に加えた従
来電池をＣとする。これらの電池を４５００中に６０日
間保存し、ガス発生量を調べた結果を第２図に示す。第
２図から明らかなように、電池Ｃは０．０８ｃｃのガス
発生であるのに対し、本発明の電池Ａ−１〜Ａ−４及び
Ｂ−１〜Ｂ−４までは０．０５ｃｃ以下のガス発生であ
った。
これらのことから、本発明のガス発生抑制効果が明らか
である。なお、Ａ５，Ｂ５においてはガス発生がや）大
きいが、電池を分解したところ、亜鉛負極シートの東化
が深く進行し、一部にひびわれが生じていた。そのため
に端子部より少し空気が侵入し、ガス発生が増加したも
のである。このことから束化剤である過塩素酸第２水銀
及び金属水銀の総量は純水銀換算で亜鉛に対し、１５％
以下が好ましい。また、同じ条件でセパレータ中に過塩
素酸第２水銀を添加した場合も同等な効果がみられた。
以上のとおり、本発明はガス発生の抑制に多大な効果を
発揮するものである。
である。なお、Ａ５，Ｂ５においてはガス発生がや）大
きいが、電池を分解したところ、亜鉛負極シートの東化
が深く進行し、一部にひびわれが生じていた。そのため
に端子部より少し空気が侵入し、ガス発生が増加したも
のである。このことから束化剤である過塩素酸第２水銀
及び金属水銀の総量は純水銀換算で亜鉛に対し、１５％
以下が好ましい。また、同じ条件でセパレータ中に過塩
素酸第２水銀を添加した場合も同等な効果がみられた。
以上のとおり、本発明はガス発生の抑制に多大な効果を
発揮するものである。
第１図は本発明の実施例における偏平電池の断面図、第
２図は同電池のガス発生量を示す図である。 １，３・・…・樹脂製外装フィルム、２・・・・・・負
極、４・・・・・・正極集電体、５・・・・・・セパレ
ータ、６…・・・正極。 第１図 第２図
２図は同電池のガス発生量を示す図である。 １，３・・…・樹脂製外装フィルム、２・・・・・・負
極、４・・・・・・正極集電体、５・・・・・・セパレ
ータ、６…・・・正極。 第１図 第２図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 正極と、亜鉛負極と、過塩素酸亜鉛水溶液からなる
電解液よりなる発電要素を備え、前記亜鉛負極の汞化剤
として少なくとも過塩素酸第２水銀を添加したことを特
徴とする一次電池。 ２ 前記汞化剤として金属水銀が添加されている特許請
求の範囲第１項記載の一次電池。 ３ 前記汞化剤である過塩素酸第２水銀及び金属水銀の
量が、純水銀換算で亜鉛の１５重量％以下である特許請
求の範囲第１項又は第２項記載の一次電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7095979A JPS6036063B2 (ja) | 1979-06-05 | 1979-06-05 | 一次電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7095979A JPS6036063B2 (ja) | 1979-06-05 | 1979-06-05 | 一次電池 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55163774A JPS55163774A (en) | 1980-12-20 |
| JPS6036063B2 true JPS6036063B2 (ja) | 1985-08-17 |
Family
ID=13446557
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7095979A Expired JPS6036063B2 (ja) | 1979-06-05 | 1979-06-05 | 一次電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6036063B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6147066A (ja) * | 1984-08-14 | 1986-03-07 | Toppan Printing Co Ltd | 薄型電池 |
-
1979
- 1979-06-05 JP JP7095979A patent/JPS6036063B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55163774A (en) | 1980-12-20 |
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