JPS6035419A - キ−ボ−ドの製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、多数のキーボードスイッチを配列けるにあた
って新規な手段を用いることを特徴とするキルボードの
製造方法に関する。

キーボードは従来から、電子タイプライタ等に用いられ
ているが、近年は特にコンピュータ（マイクロコンピュ
ータ、）く−ソナルコンピュータ）やワードプロセッサ
などの普及に伴い、これらの電子機器の入力用具として
需要もますます増大している。キーボードは基板上に多
数のキーボードスイッチを縦横に配設することにより形
成されるものであるが、ここで従来から用いられてきた
キーボードスイッチの一例を第１図に概略示す。第１図
によれば、基板１に穿設された孔部に、スイッチケース
２及びキー（ボタン）３及び図示しないその他の部品等
よシ構成されたキーボードスイッチが取シ付けられる。

しかしてこのようなキーボードスイッチが基板上に多数
配ｆくれてキーボードが作成されるわけであるが、この
キーボードの作成は従来状のような手順で行われている
。即ちまず基板１に孔部を多数穿設し、次いで基板１の
厚さｄだけ離間した突縁４及び突片５を有するようスイ
ッチケース２を合成樹脂によシ成形し、このスイッチケ
ース２を前記孔部に樹脂の弾性を利用して〆嵌入して突
縁４と突片５との間で基板１を保持せしめて固定し、そ
してスイッチケースに部品例えばギー（ボタン）３等を
組付してキーボードスイッチを基板上に配設せしめてい
るのである。

しかしながらかかる従来法によれば、キーボードの製造
にあたってはひとつひとつのスイッチケースを基板に突
設した孔部に門人することが必要となる。そのため要求
されるキーボードスイッチの数が多くなれば、その組付
には非常に多くの時間、労力を要する。また従来法はス
イッチケースに突片を設け、スイッチケースを構成する
樹脂の弾性を利用してスナツプフィツト的に基板孔部に
固定しているため、設計上形状が限定され、又スイッチ
ケースのガタッキが生じることがある。またサーマルシ
ョック等でクラックが発生し、スイッチが破損する場合
が生じることもある。さらにスイッチケースを孔部に嵌
入する際には組付に細心の注意を払わねばならず、仮に
組付方向、位置等を誤ったとすればその修正にはさらに
多くの時間、労力を必要とする。

そこで本発明者は従来法の有するこれらの欠点を克服す
べく種々検討を重ねた結果、本発明を得だのである。

すなわち本発明は、キーボードスイッチのスイッチケー
スを基板に穿設した孔部に取シ付けして基板上にキーボ
ードスイッチを多数配役せしめてなるキーボードを製造
する方法において、アウトサート成形法を用いてスイッ
チケースを基板孔部に一回の射出成形で一度に成形取り
付けすることを特徴とするキーボードの製造方法を内容
とするものである。

本発明に用いられるアウトサート成形法とは、従来のイ
ンサート成形法とは異なシ、熱可ｍ性樹脂の樹脂体を基
板に設けた係止孔部に一回の射出成形操作で取り付ける
方法である。本発明について言えば、必要数の係止孔を
穿設した基板をスイッチケース形成用キャビティーを有
する金型の型板間にセットし、−回の射出成形操作で多
数のスイッチケースを基板の係止孔部に一度に係止めし
取シ付けするものである。本発明によれば、アウトサー
ト成形法で両型板間に基板をセットする方法は、サンド
ウィッチ方式でセットするのが特に好ましい。

本発明において用いられる基板は金属製の他、熱硬化性
あるいは熱可塑性の樹脂、その他の硬質材料であっても
本発明の目的を達成しうる材料であれば同様に用いられ
る。

本発明に用いられる熱可塑性樹脂は、使用目的にあった
各種の樹脂が使用され、特に限定されないが、特にスイ
ッチケースと基板の固定を強固にするためには、成形収
縮が大きい熱可塑性の結晶性樹脂、例を示せばポリアセ
タール、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテ
レフタレート停が好ましく用いられる。

第２図は、本発明に係る方法を用いて基板上にスイッチ
ケースを取シ付けした例を示す図である。基板１には係
止孔６が穿設され、そこにアウトサート成形法によりス
イッチケース２が取り付けされている。また第３図は第
２図に示したＡ　−Ａ’線に沿う断面図を示す。本発明
の方法によれば、基板１に設けられた係止孔６にスイッ
チケース２が隙間なく密着される。従って予め作成して
おいた後に嵌合する従来法の場合とは異なシ、基板との
間でガタが生じたりすることはなく、又スイッチケース
の設計も容易となシ各種の形状をとシうる。第４図は、
基板１に設けうる係止孔部の形状の例を示す。係止孔の
形状は、スイッチケースの形状により決めれば良いので
多角形から丸形まで多岐にわたって用いられ、特に限定
されることはない、係止孔の周辺部には凸部、四部又は
切欠きを設はスイッチケースの回り止め、あるいは万一
のガタッキ防止などを行うことが出来る。なお周辺部の
これ等の形状は、係止孔に取り付けだ樹脂体の成形収縮
により基板にそシが生じないようにするとよい。

本発明方法によって製造されるキーボードにおいては、
基板とスイッチケースとはいわば一体をなすものである
。従って勿論組付方向を間違えたりすることなどはなく
、又弾性利用のために突片を設ａ１゛シたりする煩わし
さもない。ぞうして以上の記載からも明らかなように、
本発明方法を用いる他の重要な効果は、多数のスイッチ
ケースを基板孔部に嵌入する非合理性を克服ｌ〜、従来
これに要していた労力、時間を軽減しうるという点にあ
る。すなわちアウトサート成形法により基板孔部にスイ
ッチケースを一度に多数を射出成形し取シ付けることに
よって、従来のごとくスイッチケースを基板孔部に嵌入
する工程は完全に代替され、よシ合理的な作業を行える
と共に、１〜かもそれによって得られるキーボードはス
イッチケースが基板と正確に且つガタもなく取シ付けさ
れたものとなる。それゆえ本発明によって、従来法の持
つ欠点を完全に排除することが可能となった。

尚、第２図に示すように、本発明方法によって得られる
キーボードにおいては、成形時に各スイッチケース間が
サブランナー７でつながれる場合はスイッチケース間の
直線距離よシも長いザブランナー特に曲線サブランナー
８を用いることか好ましい。このようなザブランナーを
用いることにより、成形収縮、ザーマルショック等によ
る基板のそりを防止し、スイッチケースの回転、歪等の
発生を防止することが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のギーボードスイッチの基板への取シ付は
方法を説明するだめの断面図、第２図は本発明の方法を
用いて基板上にスイッチケースを成形取り付けした状態
を示す平面図、第６図はそのＡ　−Ａ’断面図、第４図
は基板に設けた係止孔の一例を示した平面図である。 １基板 ２・スイッチケース ３・・ギー ４・・・突　縁 ５・・・突　片 ６・・・孔　部 ７・・サブランナー ８・・・曲線サブランナー 出願人代理人　古　谷　馨

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. キーボードスイッチのスイッチケースを基板に設けた係
   止孔部に取シ付けして基板にキー号？−ドスイッチを多
   数配設したキーボードを製造する方法に於て、アウトサ
   ート成形法を用いてスイッチケースを基板の係止孔部に
   一回の射出成形操作で一度に取りつけることを特徴とす
   るキーボードの製造法。