JPS6035110B2 - 担体 - Google Patents
担体Info
- Publication number
- JPS6035110B2 JPS6035110B2 JP51060438A JP6043876A JPS6035110B2 JP S6035110 B2 JPS6035110 B2 JP S6035110B2 JP 51060438 A JP51060438 A JP 51060438A JP 6043876 A JP6043876 A JP 6043876A JP S6035110 B2 JPS6035110 B2 JP S6035110B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gel
- water
- bead
- carrier
- particle size
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Filtering Materials (AREA)
- Immobilizing And Processing Of Enzymes And Microorganisms (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
- Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、水不落・性8−1・3−グルカンのビーズ状
ゲルからなる固定化酵素、アフィニティークロマトグラ
フィーまたはゲル炉週などに用いられる担体に関する(
以下、単に坦体と略称することがある)。
ゲルからなる固定化酵素、アフィニティークロマトグラ
フィーまたはゲル炉週などに用いられる担体に関する(
以下、単に坦体と略称することがある)。
担体の材料として一般に使用されている物質としては多
糖類がある。
糖類がある。
すなわち、セルロース、デキストラン、澱粉、アガロー
ズおよびこれらの誘導体等である。この固定化酵素およ
びアフィニティークロマトグラフィ−としてカラムに充
填して使用するのに理想的な担体としては、01水に不
溶であること、■化学的、微生物学的に安定であること
、{3}機械的に硬いこと、【4}親水性であること、
【5ー化学的に十分な官能基があること、{6}酵素や
りガンドと結合し易いこと、{7}球状であり液が流れ
易いこと、似非特異的吸着性がないこと、{91安価で
あること等である。
ズおよびこれらの誘導体等である。この固定化酵素およ
びアフィニティークロマトグラフィ−としてカラムに充
填して使用するのに理想的な担体としては、01水に不
溶であること、■化学的、微生物学的に安定であること
、{3}機械的に硬いこと、【4}親水性であること、
【5ー化学的に十分な官能基があること、{6}酵素や
りガンドと結合し易いこと、{7}球状であり液が流れ
易いこと、似非特異的吸着性がないこと、{91安価で
あること等である。
以上の条件を完全に満足するものは、現在までのところ
皆無であるが、比較的好ましいものはアガローズゲルで
ある。
皆無であるが、比較的好ましいものはアガローズゲルで
ある。
しかし、この物質の欠点は、【1}酸、塩基に不安定で
ある。■高温に耐えられぬ、【3}圧縮性がある為、大
容量の充填高さを持つカラムの製造に不適であるという
ことである。本発明者らは、これらの欠点を克服するた
め鋭意努力の結果、水不溶性3−1・3−グルカンが上
記の性質を比較的よく有していること、とくに、該8−
1・3−グルカンをビーズ状ゲルに成形したものが固定
化酵素およびアフィニティークロマトグラフィーの担体
として使用された場合、実験例として後述するように者
るしく優れた流速特性を示し、さりこゲル炉過法などの
担体としても極めて優れた性質を有することを見出し、
本発明を完成した。すなわち本発明は粒径が約5〜10
00仏である水不溶性8−1・3−グルカンのビーズ状
ゲルからなる担体に関する。
ある。■高温に耐えられぬ、【3}圧縮性がある為、大
容量の充填高さを持つカラムの製造に不適であるという
ことである。本発明者らは、これらの欠点を克服するた
め鋭意努力の結果、水不溶性3−1・3−グルカンが上
記の性質を比較的よく有していること、とくに、該8−
1・3−グルカンをビーズ状ゲルに成形したものが固定
化酵素およびアフィニティークロマトグラフィーの担体
として使用された場合、実験例として後述するように者
るしく優れた流速特性を示し、さりこゲル炉過法などの
担体としても極めて優れた性質を有することを見出し、
本発明を完成した。すなわち本発明は粒径が約5〜10
00仏である水不溶性8−1・3−グルカンのビーズ状
ゲルからなる担体に関する。
本発明で使用される水不溶性8−1・3−グルカンとし
ては、たとえばアルカリゲネス属またはアグロバクテリ
ウム属の菌が生産する多糖類、具体的にはアルカリゲネ
ス・フェカリス・パール・ミクソゲネス菌株1に雛によ
り生産される多糖類(AgnCultmaI Bi。
ては、たとえばアルカリゲネス属またはアグロバクテリ
ウム属の菌が生産する多糖類、具体的にはアルカリゲネ
ス・フェカリス・パール・ミクソゲネス菌株1に雛によ
り生産される多糖類(AgnCultmaI Bi。
’〇giCaI Chemistry V。1・30・
pa袋196(1966)、アルカリゲネス・フヱカリ
ス・パール・ミクソゲネス菌株1に雛の変異株NTK−
u(IFO 13140)により生産される多糖類(特
公昭48−32673)(以下PS−1と称する)、ア
グロバクテリウム・ラジオバクター(IFO13127
)およびその変異株U−19(m013126)により
生産される多糖類(特公昭48−32674)(以下P
S−2と称する)、生薬夜苓に含まれるパキマン、褐藻
類の成分であるラミナラン、あるいは、酵母の細胞壁成
分であるグルカン等が挙げられる。
pa袋196(1966)、アルカリゲネス・フヱカリ
ス・パール・ミクソゲネス菌株1に雛の変異株NTK−
u(IFO 13140)により生産される多糖類(特
公昭48−32673)(以下PS−1と称する)、ア
グロバクテリウム・ラジオバクター(IFO13127
)およびその変異株U−19(m013126)により
生産される多糖類(特公昭48−32674)(以下P
S−2と称する)、生薬夜苓に含まれるパキマン、褐藻
類の成分であるラミナラン、あるいは、酵母の細胞壁成
分であるグルカン等が挙げられる。
ビーズ状ゲルの成形の方法としては、たとえば特公昭4
8一44865に記載と同様の方法や水不糟性B−1・
3−グルカンのアルカリ水溶液を、水と自由には混和し
ない有機溶媒に滴下、分散させ、その後有機酸により中
和する方法が好ましい。
8一44865に記載と同様の方法や水不糟性B−1・
3−グルカンのアルカリ水溶液を、水と自由には混和し
ない有機溶媒に滴下、分散させ、その後有機酸により中
和する方法が好ましい。
これら8一1・3ーグルカンを溶解させうるアルカリ水
溶液として、たとえば水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、水酸化バリウム、ロダンナトリウム、ロダンカリウ
ム、塩化カルシウム、水酸化リチウム、アンモニアなど
が使用し得る。その際用いられる水不溶性8−1・3−
グルカンの濃度は、得られるビーズの平均粒径に影響を
与える。通常0.5〜10%の範囲で適宜に選ばれる。
一般にB−1・3−グルカンの濃度を低めると、粒径の
大きなビ−ズが得られる。水不瀞性B−1・3−グルカ
ン溶液を水と自由には混和しない有機溶媒中に分散させ
る方法としては、蝿洋下に滴下するのが好ましい。
溶液として、たとえば水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、水酸化バリウム、ロダンナトリウム、ロダンカリウ
ム、塩化カルシウム、水酸化リチウム、アンモニアなど
が使用し得る。その際用いられる水不溶性8−1・3−
グルカンの濃度は、得られるビーズの平均粒径に影響を
与える。通常0.5〜10%の範囲で適宜に選ばれる。
一般にB−1・3−グルカンの濃度を低めると、粒径の
大きなビ−ズが得られる。水不瀞性B−1・3−グルカ
ン溶液を水と自由には混和しない有機溶媒中に分散させ
る方法としては、蝿洋下に滴下するのが好ましい。
滴下に要する時間は、水不溶性6−1・3−グルカンの
加水分解を生じぬ範囲内であれば特に制限はないが、一
般には10〜9び分が適当である。また、この場合、必
要に応じて有機溶媒に界面活性剤を添加してもよい。界
面活性剤としては非イオン性界面活性剤が一般に好まし
いが、これに限定されるものではない。添加する界面活
性剤の濃度は、通常有機溶媒に対し0.1〜20%、好
ましくは0.2〜10%(重量/体積)である。使用さ
れる有機溶媒としては、水と自由には混和しないもので
あればいかなるものでも可能であるが、代表例としては
、たとえばベンゼン、トルェン、キシレン等の芳香族炭
化水素およびその誘導体、クロロホルム、四塩化炭素、
ジクロルェタン、n−へキサン、シクロヘキサン等の脂
肪族炭化水素およびその誘導体、ジヱチルェーテル、イ
ソプロピルェーテル等のエーテル類、酢酸エチル、酢酸
ブチル等のェステル類、nーブタノール、イソプタノー
ル等のアルコール類等が挙げられる。水不潟性B−1・
3ーグルカンを上記有機溶媒に分散させる際、澄拝速度
が得られるビーズの粒径に著るしい影響を与える。
加水分解を生じぬ範囲内であれば特に制限はないが、一
般には10〜9び分が適当である。また、この場合、必
要に応じて有機溶媒に界面活性剤を添加してもよい。界
面活性剤としては非イオン性界面活性剤が一般に好まし
いが、これに限定されるものではない。添加する界面活
性剤の濃度は、通常有機溶媒に対し0.1〜20%、好
ましくは0.2〜10%(重量/体積)である。使用さ
れる有機溶媒としては、水と自由には混和しないもので
あればいかなるものでも可能であるが、代表例としては
、たとえばベンゼン、トルェン、キシレン等の芳香族炭
化水素およびその誘導体、クロロホルム、四塩化炭素、
ジクロルェタン、n−へキサン、シクロヘキサン等の脂
肪族炭化水素およびその誘導体、ジヱチルェーテル、イ
ソプロピルェーテル等のエーテル類、酢酸エチル、酢酸
ブチル等のェステル類、nーブタノール、イソプタノー
ル等のアルコール類等が挙げられる。水不潟性B−1・
3ーグルカンを上記有機溶媒に分散させる際、澄拝速度
が得られるビーズの粒径に著るしい影響を与える。
一般に櫨梓速度を大にすると粒径の小さなビーズが得ら
れる。分散された水不溶’性8−1・3−グルカンをゲ
ル化する方法としては分散液に水と自由には混和しない
有機溶媒に可溶な酸を添加するのが適当である。
れる。分散された水不溶’性8−1・3−グルカンをゲ
ル化する方法としては分散液に水と自由には混和しない
有機溶媒に可溶な酸を添加するのが適当である。
このような酸としては有機酸たとえば、ギ酸、酢酸、プ
ロピオン酸、安息香酸等が好ましい。このようにして得
られた水不溶性8−1・3ーグルカンのビーズ状ゲルの
大き丸ま、製造条件によって異なるが一般には約5〜1
000仏の範囲である。
ロピオン酸、安息香酸等が好ましい。このようにして得
られた水不溶性8−1・3ーグルカンのビーズ状ゲルの
大き丸ま、製造条件によって異なるが一般には約5〜1
000仏の範囲である。
本発明のビーズ状ゲルをゲル炉過用の担体として使用す
る場合は、その粒径は一般に小さい方が分離能は優れて
いるが、圧力損失等を考慮に入れると、その粒径は、好
ましは約5〜500〆、より好ましくは約30〜150
仏である。
る場合は、その粒径は一般に小さい方が分離能は優れて
いるが、圧力損失等を考慮に入れると、その粒径は、好
ましは約5〜500〆、より好ましくは約30〜150
仏である。
本発明のビーズ状ゲルを使用するゲル炉過法は、それ自
体公知のゲル炉過法をそのまま適用することができる。
体公知のゲル炉過法をそのまま適用することができる。
たとえばカラムに水不溶性8一1・3ーグルカンのビー
ズ状ゲルを充填し、適当な緩衝液を用いて、一定の流速
にてカラムを洗浄した後、試料を含む前記と同じ緩衝液
の一定量をカラムに添加後、一定の流速にて上記緩衝液
を用いて試料の溶出を行ない、溶出液はたとえばフラク
ションコレクタ−により分取することにより行われる。
この方法によって蛋白質や多糖類などの混合物の分離お
よび分子量の決定に応用することができる。また、本発
明のビーズ状ゲルを固定化酵素、アフィニテイークロマ
トグラフィーなどの担体として使用する場合、粒径が小
さい方が酵素やりガンドとのカップリング量は大きくな
るが、カラムとして使用する場合を考えると、やはり圧
力損失等が問題になることよりその粒径は、好ましくは
約30〜500仏、より好ましくは約30〜300山で
ある。
ズ状ゲルを充填し、適当な緩衝液を用いて、一定の流速
にてカラムを洗浄した後、試料を含む前記と同じ緩衝液
の一定量をカラムに添加後、一定の流速にて上記緩衝液
を用いて試料の溶出を行ない、溶出液はたとえばフラク
ションコレクタ−により分取することにより行われる。
この方法によって蛋白質や多糖類などの混合物の分離お
よび分子量の決定に応用することができる。また、本発
明のビーズ状ゲルを固定化酵素、アフィニテイークロマ
トグラフィーなどの担体として使用する場合、粒径が小
さい方が酵素やりガンドとのカップリング量は大きくな
るが、カラムとして使用する場合を考えると、やはり圧
力損失等が問題になることよりその粒径は、好ましくは
約30〜500仏、より好ましくは約30〜300山で
ある。
固定化酵素あるいはアフィニティークロマトグラフィー
用の担体ーリガンド結合物を調製するには、たとえば特
顔昭50一127197(特関昭52一50373号公
報参照)に記載された方法が適用できる。すなわち水不
溶性8−1・3−グルカンのビーズ状ゲル1客を水2舷
費こ懸濁し、ハロゲン化シアン0.1〜3客を含む水2
庇客を加え、0〜50qoの任意の温度に於て燈枠しな
がら反応液のpHを、2Nの水酸化ナトリウム溶液を滴
下することにより、pHilまで該ビーズ状ゲルが溶解
しないように(約0.5pH単位/分の速度で)上昇さ
せ、pHilに15分間保つことにより、活性化反応を
完了させる。反応終了後、固形物を源取し10伍客の水
で洗浄することにより、活性化された8−1・3−グル
カンのビーズ状ゲルが得られる。得られた活性化ビーズ
状ゲルは水及びアルカリ溶液に不溶、加熱非凝固性で且
つ親水性があり、カラムに充填して使用する際に充分な
流速が得られるような大きさと強度をもつビーズである
。次に、該活性化ビーズ状ゲルと第一級または第二級の
アミノ基を有する物質、たとえば酵素、蛋白質、ベプタ
ィド、アミノ酸、酵素の基質あるいはィンヒピター、抗
原、抗体、ホルモン等とを、好ましくは弱アルカリ性の
水溶液中、約0〜5000の任意の温度において反応さ
せることにより担体−リガンド結合物を得ることができ
る。
用の担体ーリガンド結合物を調製するには、たとえば特
顔昭50一127197(特関昭52一50373号公
報参照)に記載された方法が適用できる。すなわち水不
溶性8−1・3−グルカンのビーズ状ゲル1客を水2舷
費こ懸濁し、ハロゲン化シアン0.1〜3客を含む水2
庇客を加え、0〜50qoの任意の温度に於て燈枠しな
がら反応液のpHを、2Nの水酸化ナトリウム溶液を滴
下することにより、pHilまで該ビーズ状ゲルが溶解
しないように(約0.5pH単位/分の速度で)上昇さ
せ、pHilに15分間保つことにより、活性化反応を
完了させる。反応終了後、固形物を源取し10伍客の水
で洗浄することにより、活性化された8−1・3−グル
カンのビーズ状ゲルが得られる。得られた活性化ビーズ
状ゲルは水及びアルカリ溶液に不溶、加熱非凝固性で且
つ親水性があり、カラムに充填して使用する際に充分な
流速が得られるような大きさと強度をもつビーズである
。次に、該活性化ビーズ状ゲルと第一級または第二級の
アミノ基を有する物質、たとえば酵素、蛋白質、ベプタ
ィド、アミノ酸、酵素の基質あるいはィンヒピター、抗
原、抗体、ホルモン等とを、好ましくは弱アルカリ性の
水溶液中、約0〜5000の任意の温度において反応さ
せることにより担体−リガンド結合物を得ることができ
る。
以下に本発明を実験例および実施例によってさらに詳細
に説明するが、本発明はこれらによって限定されるもの
ではない。
に説明するが、本発明はこれらによって限定されるもの
ではない。
実験例
m 後記実施例1で得られたPS−1のビーズ状ゲルを
使用し、固定化酵素およびアフィニティークロマトグラ
フィーの担体としての適用性について検討した。
使用し、固定化酵素およびアフィニティークロマトグラ
フィーの担体としての適用性について検討した。
m−‘i} 前記ビーズ状ゲルを内径21.1柳少のカ
ラムに高さ5劫伽充填し、水を定量ポンプにより流し、
流速と圧力損失の関係を求めた。
ラムに高さ5劫伽充填し、水を定量ポンプにより流し、
流速と圧力損失の関係を求めた。
その結果は第1表に示すとおりである。第1表
第1表に示す結果より明らかなように該ビーズ状ゲルは
流速特性に優れ、クロマト担体として極めて適している
。
流速特性に優れ、クロマト担体として極めて適している
。
‘1}−{ii} ビーズ状ゲルを活性化するにはたと
えばビーズ状ゲル133M(粉末PS−1、5タ相当)
に蒸留水100の‘を加え、懸濁液を得た。
えばビーズ状ゲル133M(粉末PS−1、5タ相当)
に蒸留水100の‘を加え、懸濁液を得た。
一方BrCN5夕を蒸留水100羽‘に溶解した。両者
を合わせ弧−NaOHにてPHを徐々に上げ、最後はp
Hilにて15分間保ち活性化PS−1ゲルを得た。こ
れをガラスフィルターで炉過し、ケーキを500の‘の
蒸留水で洗浄した。
を合わせ弧−NaOHにてPHを徐々に上げ、最後はp
Hilにて15分間保ち活性化PS−1ゲルを得た。こ
れをガラスフィルターで炉過し、ケーキを500の‘の
蒸留水で洗浄した。
この生成物を使用し、カラムクロマトグラフィー実験下
で高流速を維持できる可能性を調べる目的で圧力損失を
測定した。
で高流速を維持できる可能性を調べる目的で圧力損失を
測定した。
生成物を内径19.5側め、高さ229肋のクロマトカ
ラムに充填した。種々の流速にて水を定量ポンプにより
流し、カラムの高さと圧力損失について測定した。その
結果は第2表に示すとおりである。
ラムに充填した。種々の流速にて水を定量ポンプにより
流し、カラムの高さと圧力損失について測定した。その
結果は第2表に示すとおりである。
第2表
この結果よりビーズは非常に硬く非圧縮性であり、第2
図(図中、圧損は充填高さを1のに換算した値として示
されれている)に示されるように現在最も多く使用され
ているアガローズゲルに比べても流速特性に優れ、クロ
マト担体として極めて適していることを示している。
図(図中、圧損は充填高さを1のに換算した値として示
されれている)に示されるように現在最も多く使用され
ているアガローズゲルに比べても流速特性に優れ、クロ
マト担体として極めて適していることを示している。
tl)−{iii} 次に活性化PS−1のビーズ状ゲ
ルを用いる固定化酵素の調製法の例を挙げる。
ルを用いる固定化酵素の調製法の例を挙げる。
得られた活性化PS−1のビーズ状ゲル126の‘(P
S−1粉末5のこ相当)およびキサントモナス・シトリ
(IFO斑35)の生産するQーアミノ酸ヱステルヒド
ロラーゼ(特関昭47−25388)50.9双9(C
MC処理凍乾品)の蒸留水50の‘溶解液を混合し、p
H8.0、0.2Mーリン酸緩衝液50の上および蒸留
水24Mを加え、5℃、pH8の条件下で2脚時間耀拝
した。
S−1粉末5のこ相当)およびキサントモナス・シトリ
(IFO斑35)の生産するQーアミノ酸ヱステルヒド
ロラーゼ(特関昭47−25388)50.9双9(C
MC処理凍乾品)の蒸留水50の‘溶解液を混合し、p
H8.0、0.2Mーリン酸緩衝液50の上および蒸留
水24Mを加え、5℃、pH8の条件下で2脚時間耀拝
した。
反応後炉過し、ケーキを0.2M−グリシン溶液、0.
8M−食塩水、蒸留水にてそれぞれ洗浄し固定化酵素を
調製した。加えられたタンパクの95%が固定化された
。
8M−食塩水、蒸留水にてそれぞれ洗浄し固定化酵素を
調製した。加えられたタンパクの95%が固定化された
。
また酵素活性をD−フェニルグリシンメチルェステルの
加水分解速度を基準にして側定したところ、その90%
が固定化された。■ PS−1のビーズ状ゲルを用い、
ゲル炉過について検討した例を挙げる。内径26側めの
ガラス製カラムに後記の実施例4で得られたPS−1の
ビーズ状ゲルを415側充填し、0.1M−KCI含有
0.09Mートリス一日CI緩衝液(pH7.5)を用
い、一夜30の‘′hrの流速にてカラムを洗浄した。
加水分解速度を基準にして側定したところ、その90%
が固定化された。■ PS−1のビーズ状ゲルを用い、
ゲル炉過について検討した例を挙げる。内径26側めの
ガラス製カラムに後記の実施例4で得られたPS−1の
ビーズ状ゲルを415側充填し、0.1M−KCI含有
0.09Mートリス一日CI緩衝液(pH7.5)を用
い、一夜30の‘′hrの流速にてカラムを洗浄した。
ここに第3表に示す試料3雌を含む上言己緩衝溶液1の
‘を添加後、30叫/hrの流速にて上記緩衝液を用い
、試料の溶出を行った。
‘を添加後、30叫/hrの流速にて上記緩衝液を用い
、試料の溶出を行った。
港出液は3私ずつフラクションコレクタ一により分取し
、280mAの吸光度を測定した。但し、試料がデキス
トランの場合は、フェノール硫酸法により分析した。結
果は第3表に示すごとく、試料は分子量順に熔出される
ことにより、この物質は分子筋能力のあることが証明さ
れた。分子量と分配係数の関係は、第3図に示されるよ
うに該PS−1ゲルの場合、球状タンパク質による排除
限界分子量は1.1×1ぴである。第3表 実施例 1 PS−1(本文参照)粉末9のこ純水270泌を加え灘
辞しスラリーを得る。
、280mAの吸光度を測定した。但し、試料がデキス
トランの場合は、フェノール硫酸法により分析した。結
果は第3表に示すごとく、試料は分子量順に熔出される
ことにより、この物質は分子筋能力のあることが証明さ
れた。分子量と分配係数の関係は、第3図に示されるよ
うに該PS−1ゲルの場合、球状タンパク質による排除
限界分子量は1.1×1ぴである。第3表 実施例 1 PS−1(本文参照)粉末9のこ純水270泌を加え灘
辞しスラリーを得る。
これにIN−NaOH30の‘を加えるとPS−1は溶
解し、PS−1の水酸化ナトリウム水溶液が得られた。
2ク客のビーカーに、トルェン1200柵【、界面活性
剤ヱマレックスC−306夕(日本ェマルジョンK.K
.製、ポリオキシェチレン硬化ヒマシ油誘導体)を加え
、スクリュー型燈梓翼にて80仇pmの速度で潤梓下に
上記PS−1の水酸化ナトリウム水溶液を室温にて滴下
した。
解し、PS−1の水酸化ナトリウム水溶液が得られた。
2ク客のビーカーに、トルェン1200柵【、界面活性
剤ヱマレックスC−306夕(日本ェマルジョンK.K
.製、ポリオキシェチレン硬化ヒマシ油誘導体)を加え
、スクリュー型燈梓翼にて80仇pmの速度で潤梓下に
上記PS−1の水酸化ナトリウム水溶液を室温にて滴下
した。
このようにして得られたPS−1分散液をトルェン20
00のとおよび酢酸100の‘からなる液に80仇pm
の速度で燈拝しながら加え、約1時間蝿拝を続けた。約
3時間静層することにより生成したゲルは沈澱した。デ
カンテーションによって溶媒を除去し、得られた沈澱を
純水2そにて5回洗浄するとpH‘ま中性となり、また
有機溶媒は完全に除去され、PS−1ゲル240の上を
得た。得られたゲルの粒径を測定したところ30〜50
仏 4.0% 50〜100仏 42.8%100〜20
0山 36.8%200〜300仏
16.4%であり、各々の形状はビーズ状であ
った。
00のとおよび酢酸100の‘からなる液に80仇pm
の速度で燈拝しながら加え、約1時間蝿拝を続けた。約
3時間静層することにより生成したゲルは沈澱した。デ
カンテーションによって溶媒を除去し、得られた沈澱を
純水2そにて5回洗浄するとpH‘ま中性となり、また
有機溶媒は完全に除去され、PS−1ゲル240の上を
得た。得られたゲルの粒径を測定したところ30〜50
仏 4.0% 50〜100仏 42.8%100〜20
0山 36.8%200〜300仏
16.4%であり、各々の形状はビーズ状であ
った。
得られたビーズ状ゲルの顔微鏡写真を第1図(図中、ス
ケールの8目盛が100叫こ相当する)に示す。実施例
2実施例1と同様の方法で、PS−1粉末10夕、純
水140の‘、州−NaOH60机上より得られたPS
−1の水酸化ナトリウム水溶液を、トルェン1200叫
、ェマレツクスHC−30、6.7夕に雌拝数800r
pmで分散させ、トルェン2000■‘、酢酸100私
からなる溶液に加え、担体として適した粒径50〜15
0仏のビーズ状ゲル20畝‘を得た。
ケールの8目盛が100叫こ相当する)に示す。実施例
2実施例1と同様の方法で、PS−1粉末10夕、純
水140の‘、州−NaOH60机上より得られたPS
−1の水酸化ナトリウム水溶液を、トルェン1200叫
、ェマレツクスHC−30、6.7夕に雌拝数800r
pmで分散させ、トルェン2000■‘、酢酸100私
からなる溶液に加え、担体として適した粒径50〜15
0仏のビーズ状ゲル20畝‘を得た。
実施例 3
実施例1と同様の方法で、界面活性剤としてェマレック
スHC−40、6夕を使用し裾体として適した粒径50
〜250〃のビーズ状ゲル265地を得た。
スHC−40、6夕を使用し裾体として適した粒径50
〜250〃のビーズ状ゲル265地を得た。
実施例 4実施例1と同様の方法で、界面活性剤として
ェマレックスHC−20、6夕を使用し、粒径30〜1
50仏のビール状ゲル280の‘を得た。実施例 5 実施例1と同様の方法で、界面活性剤としてェマレツク
スC−40、6夕(日本ェマルジョンK.K.製、ポリ
オキシェチレンヒマシ油誘導体)を使用し、粒径15〜
100仏のビーズ状ゲル312叫を得た。
ェマレックスHC−20、6夕を使用し、粒径30〜1
50仏のビール状ゲル280の‘を得た。実施例 5 実施例1と同様の方法で、界面活性剤としてェマレツク
スC−40、6夕(日本ェマルジョンK.K.製、ポリ
オキシェチレンヒマシ油誘導体)を使用し、粒径15〜
100仏のビーズ状ゲル312叫を得た。
このものは坦体として使用できるものであった。実施例
6 実施例1と同様の方法で、界面活性剤としてTween
60、6夕を使用し、担体として適した粒径15〜20
0仏のビーズ状ゲルを得た。
6 実施例1と同様の方法で、界面活性剤としてTween
60、6夕を使用し、担体として適した粒径15〜20
0仏のビーズ状ゲルを得た。
実施例 7
実施例1と同様の方法で、分散嬢としてトルェンの代り
にベンゼンを使用し、担体として適した粒径100〜3
00仏のビーズ状ゲル240の‘を得た。
にベンゼンを使用し、担体として適した粒径100〜3
00仏のビーズ状ゲル240の‘を得た。
実施例 8実施例1と同様の方法で、凝拝数を120仇
pmで行ない、担体として使用可能な粒径20〜100
仏のビーズ状ゲル223奴を得た。
pmで行ない、担体として使用可能な粒径20〜100
仏のビーズ状ゲル223奴を得た。
実施例 9
実施例1と同様の方法で、中和剤として酢酸の代りにギ
酸を使用し、担体として適した粒径40〜200仏のビ
ーズ状ゲル250肌を得た。
酸を使用し、担体として適した粒径40〜200仏のビ
ーズ状ゲル250肌を得た。
実施例 10
パキマン粉末3のこ純水90肌を加え蝿拝しスラリ−を
得た。
得た。
これに成一NaOHIO地を加えるとパキマンは溶液状
となった。1〆容のビーカーにトルエン500の【、エ
マレツクスHC−30、2夕を加え80仇pmの速度で
蝿投下に、上言己パキマンの水酸化ナトリウム水溶液を
室温にて滴下した。
となった。1〆容のビーカーにトルエン500の【、エ
マレツクスHC−30、2夕を加え80仇pmの速度で
蝿投下に、上言己パキマンの水酸化ナトリウム水溶液を
室温にて滴下した。
このようにして得られたパキマン分散液を、トルェン2
000の‘、および酢酸100のとからなる液に加え約
1時間蝿杵を続けた。
000の‘、および酢酸100のとからなる液に加え約
1時間蝿杵を続けた。
生成したゲルはデカンテーションによって溶媒を除去し
た沈澱を水洗した。粒径50〜300〃のパキマンゲル
80の‘を得た。このものは担体として適していた。実
施例 11 実施例1と同様の方法で凝拝数を210びpmで行ない
、挺体として適した粒径5〜50一のビーズ状ゲル28
0の‘を得た。
た沈澱を水洗した。粒径50〜300〃のパキマンゲル
80の‘を得た。このものは担体として適していた。実
施例 11 実施例1と同様の方法で凝拝数を210びpmで行ない
、挺体として適した粒径5〜50一のビーズ状ゲル28
0の‘を得た。
実施例 12
実施例1と同様の方法で縄梓数を40仇pmで行ない粒
径200〜1000山のビーズ状ゲル200の‘を得た
。
径200〜1000山のビーズ状ゲル200の‘を得た
。
このものは担体として使用できるものであった。
第1図はPS−1のビーズ状ゲルの顕微鏡写真を、第2
図は活性化PS−1のビーズ状ゲルの流速特性を、第3
図はタンパク質分子量選択曲線をそれぞれ示す。 物図 第2図 多3図
図は活性化PS−1のビーズ状ゲルの流速特性を、第3
図はタンパク質分子量選択曲線をそれぞれ示す。 物図 第2図 多3図
Claims (1)
- 1 粒径が約5〜1000μである水不溶性β−1・3
−グルカンのビーズ状ゲルからなるリガンド結合または
ゲル濾過用担体。
Priority Applications (9)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51060438A JPS6035110B2 (ja) | 1976-05-24 | 1976-05-24 | 担体 |
DE19762646879 DE2646879A1 (de) | 1975-10-21 | 1976-10-16 | Matrix aus einem in wasser unloeslichen beta-1,3-glucangel und verfahren zu ihrer herstellung |
NL7611565A NL7611565A (nl) | 1975-10-21 | 1976-10-19 | Polysaccharide parels en werkwijze ter vervaar- diging daarvan. |
DK470676A DK470676A (da) | 1975-10-21 | 1976-10-19 | Polysakkaridperler |
US05/734,352 US4143201A (en) | 1975-10-21 | 1976-10-20 | Polysaccharide beads |
SE7611646A SE427932B (sv) | 1975-10-21 | 1976-10-20 | Berarmaterial av vattenoloslig beta-1,3-glukangel samt sett att framstella detsamma |
FR7631612A FR2328732A1 (fr) | 1975-10-21 | 1976-10-20 | Perles de polysaccharide a base de b-1,3-glucane |
GB43687/76A GB1577955A (en) | 1975-10-21 | 1976-10-21 | Polysaccharide beads |
US06/187,974 US4493894A (en) | 1975-10-21 | 1980-09-16 | Polysaccharide beads |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51060438A JPS6035110B2 (ja) | 1976-05-24 | 1976-05-24 | 担体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52142789A JPS52142789A (en) | 1977-11-28 |
JPS6035110B2 true JPS6035110B2 (ja) | 1985-08-13 |
Family
ID=13142263
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51060438A Expired JPS6035110B2 (ja) | 1975-10-21 | 1976-05-24 | 担体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6035110B2 (ja) |
-
1976
- 1976-05-24 JP JP51060438A patent/JPS6035110B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS52142789A (en) | 1977-11-28 |
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