JPS6034519B2 - 粒状肥料の製造方法 - Google Patents

粒状肥料の製造方法

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JPS6034519B2
JPS6034519B2 JP10772778A JP10772778A JPS6034519B2 JP S6034519 B2 JPS6034519 B2 JP S6034519B2 JP 10772778 A JP10772778 A JP 10772778A JP 10772778 A JP10772778 A JP 10772778A JP S6034519 B2 JPS6034519 B2 JP S6034519B2
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JP
Japan
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fertilizer
catalyst
waste catalyst
phosphoric acid
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JP10772778A
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JPS5537415A (en
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英幸 朝比
昭忠 伊藤
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ISHIHARA HIRYO KOGYO KK
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ISHIHARA HIRYO KOGYO KK
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Description

【発明の詳細な説明】 燐酸系触媒は、有機化工業の諸分野における重合、異性
化、アルキル化、脱水、水加反応等の工程操作上、工業
的に重要なものである。
このものは、所定ライフ期間使用後、所言胃廃触媒とし
て排出されているが、それらの相当量が充分な回収利用
の途がとられないま)棄却されたり、或は工場敷地内に
堆積されたりしており、省資源、環境汚染防止等の観点
から有効な再資源化の途が強く希望されている。ところ
が前記廃触媒(以下単に廃触媒と云う)中の燐酸分を肥
料成分として有効利用しようとすると、その工業的処理
にあたって次託する問題点がある。即ち、燐酸系触媒は
担体に燐酸を吸着させたべレットであり、廃触媒は部分
的に崩壊しているもの)なお粉砕を必要とするが、この
ものは吸湿性が大きく、粉砕機等での装置の腐蝕が起り
易い。
又廃触媒の品位は、可溶性燐酸に対し拘溶性燐酸が極端
に低い値を示し、単独で肥料として使用するのは不適当
である。本発明者等は、か)る廃触媒と固形アルカリと
を粉砕機で混合、粉砕して廃触媒中の遊離燐酸を中和す
ることによって、吸湿性がなく燐酸肥料原料として利用
できる状態にし得ることを確認したが、この方法によっ
ても、通常の肥料製造工程に更に別の工程を付加しなけ
ればならない。
ところが更に検討したところ、通常の粒状肥料製造工程
中の造粒機に廃触媒と塩基性物質及び他の肥料物質とを
配合、供給すると廃触媒中の崩壊して微粒、徴粉化した
部分は中和、造粒され、一方粗大部分は中和されるのみ
で造粒後の貧市上分として残り、このものを粉砕して造
粒機に戻して造粒することによって、処理中の作業環境
の悪化や設備腐蝕などのトラブルを全く生じさせないで
、工業的有利に廃触媒を処理し、肥料成分として活用で
きることがわかった。本発明は、廃触媒をあらかじめ中
和、粉砕することなく用い、このものと塩基性物質及び
他の肥料物質とを配合、造粒し、節上分を粉砕して循環
使用する。
粒状肥料の製造方法である。燐酸系触媒は、前記したよ
うに、担体、普通は大占士鉱物例えば珪薮士にオルソ燐
酸を吸着させ、べレット化して例えば直径5肋、長さ約
1比肋程度の円柱状に成型したものである。
廃触媒は、か)る触媒の使用済のものであった、使用中
に燐酸がピロ燐酸に変化したり、処理した有機物の少量
を含有するものとなっており、かつべレットが崩壊して
一部が粉化していることが多いが、本発明にそのままで
使用する。配合する塩基性物質は、アンモニア水、消石
灰、塩基性肥料物質例えば水酸化苦±、熔成燐肥などで
ある。
他の肥料物質は、製品粒状肥料に応じて各種のものを広
く用いることができる。前記塩基性物質は、配合される
廃触媒中の燐酸をほゞ第一燐酸塩乃至第三燐酸塩まで中
和する量及び酸がが添加される場合は更にそれを中和す
る量を添加する。一般の粒状肥料の製造にあたって、造
粒機を出たものは筋別によって所望の粒度のものをとり
出し、筋上品は粒砕し、節下品はそのま)原料配合、或
は造粒の工程に循環使用されるので、本発明の方法にお
いても、他の処理条件は普通に粒状肥料の製造に採用さ
れている条件を適宜選択、採用する。以下に実施例によ
って本発明を説明する。
使用した廃触媒は、キュメン製造のアルキル化工程で使
用済の珪糠士を担体とするべレットで、崩壊により十2
肌64%、一2肋36%の粒度となっており、分析値は
P2Q弘83%、水分9.1%であった。実施例 1前
記廃触媒101部、硫安435部、過燐酸石灰(SP1
7.3%)298部及び塩化カリ17碇部を混合し、濃
度17%のアンモニア水93部並びに濃度50%の硫酸
20部を添加、回転円筒型造粒機で造粒して後、乾燥、
冷却、筋別して4メッシュ〜14メッシュの造粒物を得
た。
この節上品13碇鞠こは廃触媒が約62部含まれ、その
PHは4.5であった。このものを衝撃式粉砕機で−2
0メッシュに粉砕して、節下品と共に原料混合工程へ戻
した。この原料混合工程へ定常的に戻す所謂循環物の量
は、新原料供給量の約30%であるが、廃触媒について
は約78%が循環されることとなる。このようにして品
位 ANIO.3%、SPIO.3%、W.K20 1
0.3%の粒状複合肥料1.00碇郡を得た。CPは1
0.5% SP/CPは98.1%であり、通常の粒状
複合肥料のSP/CPの範囲(97〜99%)内の値で
あった。又含有燐酸はX線分析の結果オルソ燐酸塩とな
っていることも確認された。実施例 2 前記廃触媒17.9部、燐酸二アンモニウム299部、
尿素116部及び塩化カリ378部を混合し、濃度17
%のアンモニア水52部並びに濃度70%の硫酸37部
を添加造粒し、乾燥、冷却、筋別して4メッシュ〜14
メッシュの造粒物を得た。
筋上品18碇部‘こは廃燐酸触媒が97部含有されてお
り、そのPHは6.5で、粉砕に当って廉触媒の性質に
起因するトラブルは生じなかった。この粉砕品18碇部
と節下品16碇部とを原料混合工程へ戻して造粒を行い
、4メッシュ〜14メッシュの粒で品位が TN II
.4%、AN6.1%、SP22.9%、W.K202
2.8%の粒状化成肥料1.000部を得た。
実施例 3 前記廃触媒24.3部、消石灰61部及び過燐酸石灰(
SP 17.3%)715部を混合し、濃度20%の硫
酸12碇郡を添加造粒し、乾燥、冷却、筋別する。
節上品31庇都中には中和処理済廃触媒17碇部を含ん
でおり、これを粉砕して筋下品14の部と混合、原料混
合工程へ戻すことにより6メッシュ〜16メッシュの粒
で品位 SP24.7%の粒状過燐酸石灰1.000部
を得た。廃触媒に起因する酸性粉塵の発生吸湿による設
備腐蝕等のトラブルは生じなかった。実施例 4腐蝕媒
266部、水酸化苦土肥料78部及び過燐酸石灰(SP
17.3%)665部を混合、濃度25%の硫酸12
2郡を添加造粒し、乾燥、冷却、節別する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 燐酸系廃触媒をあらかじめ中和、粉砕することなく
    用い、このものと塩基性物質及び他の肥料物質とを配合
    、造粒し、篩上分を粉砕して循環使用する。 粒状肥料の製造方法。
JP10772778A 1978-09-01 1978-09-01 粒状肥料の製造方法 Expired JPS6034519B2 (ja)

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JPS5537415A JPS5537415A (en) 1980-03-15
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