JPS6034482B2 - 酸素ガス発生方法 - Google Patents
酸素ガス発生方法Info
- Publication number
- JPS6034482B2 JPS6034482B2 JP9253977A JP9253977A JPS6034482B2 JP S6034482 B2 JPS6034482 B2 JP S6034482B2 JP 9253977 A JP9253977 A JP 9253977A JP 9253977 A JP9253977 A JP 9253977A JP S6034482 B2 JPS6034482 B2 JP S6034482B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oxygen
- oxygen gas
- hydrogen peroxide
- generation method
- water
- Prior art date
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- Expired
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- Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は緊急用の酸素の発生方法に関するものである。
火災時や、鉱山、トンネルの事故等に際し、避難あるい
は救出活動のために酸素を発生させる方式の呼吸器が必
要である。とくに最近は新建材の普及により、火災に際
しては有毒ガスの発生による窒息死の危険が大きく、緊
急用の酸素発生式呼吸器が重視されるようになってきた
。これには、ボンベ式のような重量が大きく操作が複雑
で且つ高価なものよりも、構造が簡単な薬剤の反応によ
る方式が適している。
は救出活動のために酸素を発生させる方式の呼吸器が必
要である。とくに最近は新建材の普及により、火災に際
しては有毒ガスの発生による窒息死の危険が大きく、緊
急用の酸素発生式呼吸器が重視されるようになってきた
。これには、ボンベ式のような重量が大きく操作が複雑
で且つ高価なものよりも、構造が簡単な薬剤の反応によ
る方式が適している。
従釆この目的のためには、Na202、KO2、NaC
I03等を用いる方法が提案されていたが、これらの場
合、反応の初期においては反応速度が低く、後で次方に
増加するという不都合がある。
I03等を用いる方法が提案されていたが、これらの場
合、反応の初期においては反応速度が低く、後で次方に
増加するという不都合がある。
緊急用の場合は最初に比較的多く発生するのが望ましく
、日本工業規格 JISM−7651「酸素発生式目己
救命器」には、最初の1硯妙こ1.5夕、2硯砂までに
2.0夕、49秒までに3.0そ以上の酸素の発生が求
められている。ところで、過ホウ酸ソーダ(NaB02
・日202・知日20)を100qC以上に加熱するこ
とによりこれが水に溶ける際急激に酸素を発生するよう
になることが知られている。
、日本工業規格 JISM−7651「酸素発生式目己
救命器」には、最初の1硯妙こ1.5夕、2硯砂までに
2.0夕、49秒までに3.0そ以上の酸素の発生が求
められている。ところで、過ホウ酸ソーダ(NaB02
・日202・知日20)を100qC以上に加熱するこ
とによりこれが水に溶ける際急激に酸素を発生するよう
になることが知られている。
(米国特許第3421842号公報)これを緊急用の酸
素発生に利用することが提案されているが、この場合、
酸素の発生は急激で持続性が無いという欠点があり、こ
れを克服するために水癖性の塩を混合し打錠して錠剤化
するという工夫が必要であった。本発明は、このような
欠点のない酸素発生器を提供することを目的としたもの
で、過酸化水素付加化合物を、融点以下の温度で加熱す
ることにより製造した発泡性過酸化水素付加化合物と、
水落性の物質で被覆した分解触媒の粒剤との混合物に水
を加えることにより酸素を発生させることを特徴とする
酸素ガス発生方法である。
素発生に利用することが提案されているが、この場合、
酸素の発生は急激で持続性が無いという欠点があり、こ
れを克服するために水癖性の塩を混合し打錠して錠剤化
するという工夫が必要であった。本発明は、このような
欠点のない酸素発生器を提供することを目的としたもの
で、過酸化水素付加化合物を、融点以下の温度で加熱す
ることにより製造した発泡性過酸化水素付加化合物と、
水落性の物質で被覆した分解触媒の粒剤との混合物に水
を加えることにより酸素を発生させることを特徴とする
酸素ガス発生方法である。
本発明に用いる発泡性過酸化水素付加化合物とは、前記
のような発泡性過ホウ酸ソーダあるいは、特公昭45−
19965号公報に記載されているような過炭酸ソーダ
、リン酸塩過酸化水素付加物等を加熱することにより、
水に溶解した際に急激に酸素ガスを放出し発泡する性質
をもつようになったものである。
のような発泡性過ホウ酸ソーダあるいは、特公昭45−
19965号公報に記載されているような過炭酸ソーダ
、リン酸塩過酸化水素付加物等を加熱することにより、
水に溶解した際に急激に酸素ガスを放出し発泡する性質
をもつようになったものである。
この発泡により発生する酸素量は、有効酸素の中の30
%以下なので、残りの有効酸素を有効に利用するには触
媒を用いる必要がある。
%以下なので、残りの有効酸素を有効に利用するには触
媒を用いる必要がある。
触媒としては、過酸化水素分解触媒として公知のものは
いずれも有効であり、2酸化マンガンのようなマンガン
化合物、鉄、銅、鉛、コバルト、クロム、ニツル、バナ
ジン、タングステンあるいはこれらの化合物、カタラー
ゼ等の酸素が利用可能である。
いずれも有効であり、2酸化マンガンのようなマンガン
化合物、鉄、銅、鉛、コバルト、クロム、ニツル、バナ
ジン、タングステンあるいはこれらの化合物、カタラー
ゼ等の酸素が利用可能である。
しかし、これらの分解触媒をそのまま発泡性過酸化水素
付加化物と混合すると、保存中に分解を起す可能性があ
る。
付加化物と混合すると、保存中に分解を起す可能性があ
る。
そこで、この触媒を粒状にし、PVA,CMC等のノリ
剤を用いて、この表面に可溶性塩類の粉末、あるいはタ
ルク、微粉末セルローズ、デンプン等の不潟性の物質等
を被覆することにより、保存中の分解を防止できる。こ
の被覆は、水中で容易に溶解し直ちに分解反応を行うよ
うになる。過酸化水素付加化合物の中では、過炭酸ソー
ダがアルカリ性が強いため炭酸ガス吸収能力が大で、呼
吸器用にはとくに有効である。
剤を用いて、この表面に可溶性塩類の粉末、あるいはタ
ルク、微粉末セルローズ、デンプン等の不潟性の物質等
を被覆することにより、保存中の分解を防止できる。こ
の被覆は、水中で容易に溶解し直ちに分解反応を行うよ
うになる。過酸化水素付加化合物の中では、過炭酸ソー
ダがアルカリ性が強いため炭酸ガス吸収能力が大で、呼
吸器用にはとくに有効である。
本発明により、酸素の発生速度は理想に近い形にコント
ロールされ、しかも有効酸素の利用率が高いので少量の
薬剤の使用ですむため非常にコンパクトに、また経済的
になる。
ロールされ、しかも有効酸素の利用率が高いので少量の
薬剤の使用ですむため非常にコンパクトに、また経済的
になる。
更に長期間の保存にもたえるという多くの特長を有して
いる。次に本発明を実施例により説明する。実施例 1 有効酸素13.5%の過炭酸ソーダ500gをバットに
入れ、電熱乾燥器で12500において3び分加熱し、
発泡性過炭酸ソーダを得た。
いる。次に本発明を実施例により説明する。実施例 1 有効酸素13.5%の過炭酸ソーダ500gをバットに
入れ、電熱乾燥器で12500において3び分加熱し、
発泡性過炭酸ソーダを得た。
これは水に溶かすと1g中から5分以に10.8肌‘の
酸素ガスを発生する。
酸素ガスを発生する。
これをA剤とする。2酸化マンガン粉末log、塩化カ
リ2gにPVAIO%溶液6の【を加えてよく練り、孔
径1帆◇の多孔板を通す。
リ2gにPVAIO%溶液6の【を加えてよく練り、孔
径1帆◇の多孔板を通す。
これをよく混合しながらタルク2gをまぶし、球状の粒
剤を作り、よく乾燥した。これをB剤とする。A剤30
0gにB剤6gを加え、よく混合し1と三口フラスコに
入れる。
剤を作り、よく乾燥した。これをB剤とする。A剤30
0gにB剤6gを加え、よく混合し1と三口フラスコに
入れる。
各口に栓をつけ、その1つの口にガスを導く配管をつけ
ガスビュレットにつなぐ、水200叫を加えた後すぐ栓
をし、ガスの発生量を測定した。結果は、次の第1表の
通りである。
ガスビュレットにつなぐ、水200叫を加えた後すぐ栓
をし、ガスの発生量を測定した。結果は、次の第1表の
通りである。
第 1 表
Claims (1)
- 1 過酸化水素付加化合物を、融点以下の温度で加熱す
ることにより製造した発泡性過酸化水素付加化合物と、
水溶性の物質で被覆した分解触媒の粒剤を混合したもの
に、水を加えることにより酸素を発生させることを特徴
とする酸素ガス発生方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9253977A JPS6034482B2 (ja) | 1977-08-03 | 1977-08-03 | 酸素ガス発生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9253977A JPS6034482B2 (ja) | 1977-08-03 | 1977-08-03 | 酸素ガス発生方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5426988A JPS5426988A (en) | 1979-02-28 |
JPS6034482B2 true JPS6034482B2 (ja) | 1985-08-09 |
Family
ID=14057167
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9253977A Expired JPS6034482B2 (ja) | 1977-08-03 | 1977-08-03 | 酸素ガス発生方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6034482B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6044242B2 (ja) * | 1982-04-27 | 1985-10-02 | 株式会社星子療科研究所 | 救急時の酸素発生方法 |
JPH08506578A (ja) * | 1993-02-10 | 1996-07-16 | イー・アイ・デユポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー | 金属過ホウ酸塩を含む発泡性有害生物防除錠剤 |
GB2337054A (en) * | 1998-05-08 | 1999-11-10 | Procter & Gamble | Effervescent particle |
-
1977
- 1977-08-03 JP JP9253977A patent/JPS6034482B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5426988A (en) | 1979-02-28 |
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