JPS6034267Y2 - 湿布材 - Google Patents
湿布材Info
- Publication number
- JPS6034267Y2 JPS6034267Y2 JP1980119278U JP11927880U JPS6034267Y2 JP S6034267 Y2 JPS6034267 Y2 JP S6034267Y2 JP 1980119278 U JP1980119278 U JP 1980119278U JP 11927880 U JP11927880 U JP 11927880U JP S6034267 Y2 JPS6034267 Y2 JP S6034267Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fabric
- poultice
- nonwoven fabric
- fibers
- drug
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Medicinal Preparation (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は湿布材詳しくは調合した湿布用薬剤を塗布する
いわゆる厚手のパップ剤および薄手のプラスター等の基
布に関するものである。
いわゆる厚手のパップ剤および薄手のプラスター等の基
布に関するものである。
従来、湿布材の基布としては、木綿の平織物あるいは特
にパップ剤ではリント布とよばれる起毛した綿ネル等が
用いられてきた。
にパップ剤ではリント布とよばれる起毛した綿ネル等が
用いられてきた。
しかし、これらの織物は高価であるばかりでなく、織物
の特質からくる問題点を種々持っていた。
の特質からくる問題点を種々持っていた。
すなわち、織物であることから、ソフトで肌触り感が保
て、充分な強力を有する等の長所を有する反面、パップ
剤あるいはプラスター用基布のように所定の大きさに裁
断した場合、切断面からの糸はつれが起りやすく、また
、織目ズレ等があると切断面が布目に対し斜めになるた
め特に糸はつれの原因になるばかりでなく、その日ズレ
部分から塗布する薬剤液が洩れ、本来のカバーする効果
が失われることが多かった。
て、充分な強力を有する等の長所を有する反面、パップ
剤あるいはプラスター用基布のように所定の大きさに裁
断した場合、切断面からの糸はつれが起りやすく、また
、織目ズレ等があると切断面が布目に対し斜めになるた
め特に糸はつれの原因になるばかりでなく、その日ズレ
部分から塗布する薬剤液が洩れ、本来のカバーする効果
が失われることが多かった。
また織物はバイヤス方向には伸度が大きいものの、タテ
及びヨコ方向の伸びは小さく、貼付した身体の動きに伴
った変形がおこらず、局部的な引きつり現象が生じ不快
感を与えるばかりでなく、剥離等を起こす原因にもなり
、いわゆるフィツト性にも問題があった。
及びヨコ方向の伸びは小さく、貼付した身体の動きに伴
った変形がおこらず、局部的な引きつり現象が生じ不快
感を与えるばかりでなく、剥離等を起こす原因にもなり
、いわゆるフィツト性にも問題があった。
本考案者らは、これらの湿布材の基布として、従来から
使用されている綿布類の持つ特長を有し、かつ上記した
欠点をおぎなう材料を得ることを目的に種々検討の結果
、日付が20ないし3009/rdの連続フィラメント
からなる不織布を用いることにより、目的を達威し得る
ことを見い出した。
使用されている綿布類の持つ特長を有し、かつ上記した
欠点をおぎなう材料を得ることを目的に種々検討の結果
、日付が20ないし3009/rdの連続フィラメント
からなる不織布を用いることにより、目的を達威し得る
ことを見い出した。
すなわち、本考案の不織布は緻密な構造であると共に、
塗布する薬剤に応じて適切な日付を選ぶことができるた
め、薬剤の洩れがなく、また、織物等に比べ、その構成
する繊維の方向性が少なく、あらゆる方向に対してほぼ
同程度の変形性能をもつことができる。
塗布する薬剤に応じて適切な日付を選ぶことができるた
め、薬剤の洩れがなく、また、織物等に比べ、その構成
する繊維の方向性が少なく、あらゆる方向に対してほぼ
同程度の変形性能をもつことができる。
したがって身体へのフィツト性が優れ、さらに構成する
繊維を連続フィラメントからなるいわゆる長繊維不織布
にすることにより、織物に匹敵する加工時または使用時
に耐える高強力の布帛が得られる。
繊維を連続フィラメントからなるいわゆる長繊維不織布
にすることにより、織物に匹敵する加工時または使用時
に耐える高強力の布帛が得られる。
また使用する薬剤また、パップ剤、プラスター等の使用
方法の違い等により、薄い物から厚いものまで適切かつ
簡単に日付を選定することができる。
方法の違い等により、薄い物から厚いものまで適切かつ
簡単に日付を選定することができる。
本考案の場合、一般的には20ないし300g/lfの
日付のものが用いられる。
日付のものが用いられる。
このように湿布材として有用な本考案を前述したパップ
剤とプラスターを用塗とした例についてさらに詳しく説
明する。
剤とプラスターを用塗とした例についてさらに詳しく説
明する。
一般にプラスターと呼ばれる湿布材は粘着性を有した湿
布薬剤を基布に塗布したもので、薄状のものが一般的で
その基布としては綿布が使用されてきた。
布薬剤を基布に塗布したもので、薄状のものが一般的で
その基布としては綿布が使用されてきた。
しかし前述の如く、カット部のホツレ、織目からの薬剤
の洩れ等の問題が発生しやすく、また、タテ及びヨコの
伸びにくさによるフィツト性不良、剥離等の問題が残さ
れてきた。
の洩れ等の問題が発生しやすく、また、タテ及びヨコの
伸びにくさによるフィツト性不良、剥離等の問題が残さ
れてきた。
一方パップ剤と呼ばれる湿布材は湿布薬等を調合したペ
ースト状の薬剤を基布に塗布したもので、一般にプラス
ターに比べ、大きな面積のものが多く、また、粘着性も
少なく、その薬剤の性質上乾燥すると粉末状になるため
、アルミ箔等で包装されたものが通常である。
ースト状の薬剤を基布に塗布したもので、一般にプラス
ターに比べ、大きな面積のものが多く、また、粘着性も
少なく、その薬剤の性質上乾燥すると粉末状になるため
、アルミ箔等で包装されたものが通常である。
このパップ剤のように湿布薬剤の粘度が低いものでは、
基材からの薬剤の浸透、液洩れが起こりやすい。
基材からの薬剤の浸透、液洩れが起こりやすい。
このため厚手の織物特にリント布と呼ばれる起毛綿布が
多く使用され、その起毛部の繊維層で薬剤を受けとめ、
かつ厚さからくる硬さを柔らげ、肌触りよくする効果を
与えている。
多く使用され、その起毛部の繊維層で薬剤を受けとめ、
かつ厚さからくる硬さを柔らげ、肌触りよくする効果を
与えている。
しかし、前述と同様、織物の欠点すなわちカット部のホ
ツレ、タテヨコの伸びにくさ等の欠点が残されている。
ツレ、タテヨコの伸びにくさ等の欠点が残されている。
本考案者らは種々の検討をおこなった結果、比較的薄く
、しかも高強力、柔軟性を要求されるプラスター基布と
して低日付の不織布を基材として用いること、および低
粘度の薬剤を用いることから生じる基布からの薬剤の浸
透、液洩れを防ぐためには高日付で連続フィラメントか
らなるウェブを部分的に熱圧着してなる不織布が適する
ことを見い出した。
、しかも高強力、柔軟性を要求されるプラスター基布と
して低日付の不織布を基材として用いること、および低
粘度の薬剤を用いることから生じる基布からの薬剤の浸
透、液洩れを防ぐためには高日付で連続フィラメントか
らなるウェブを部分的に熱圧着してなる不織布が適する
ことを見い出した。
すなわち、接着剤等で接合した不織布では強力を持ち、
薄く、かつ柔軟性を保持させ、しかも毛羽立たないよう
に繊維を接合したものとしても、その樹脂の柔軟さにも
よるが、いかに柔難な樹脂であっても、布に硬さが現わ
れ、基布に適したものになるとは言いがたい。
薄く、かつ柔軟性を保持させ、しかも毛羽立たないよう
に繊維を接合したものとしても、その樹脂の柔軟さにも
よるが、いかに柔難な樹脂であっても、布に硬さが現わ
れ、基布に適したものになるとは言いがたい。
また、ニードリング等で機械的に交絡した不織布では薄
物を均一に得るのがむつかしいばかりではなく、強力も
充分とは言いがたい。
物を均一に得るのがむつかしいばかりではなく、強力も
充分とは言いがたい。
この点部分的に熱圧着した不織布はその熱圧着程度を変
えることにより、毛羽立たずかつ高強力の不織布が得ら
れるのみならず、その非熱圧着部の繊維が存在するため
、柔軟性を有し、また接着剤等の繊維以外の付着がない
ため、衛生的であり、必要に応じて熱圧着部の形成配置
等により、伸びの方向性を自由に調節し得るなどフィツ
ト性も充分カバーし得るものである。
えることにより、毛羽立たずかつ高強力の不織布が得ら
れるのみならず、その非熱圧着部の繊維が存在するため
、柔軟性を有し、また接着剤等の繊維以外の付着がない
ため、衛生的であり、必要に応じて熱圧着部の形成配置
等により、伸びの方向性を自由に調節し得るなどフィツ
ト性も充分カバーし得るものである。
さらに薬剤の浸透、液洩れについても本来不織布の持つ
構造の緻密さによりカバーし得るものの、その大きな要
素となる繊維デニールを適切に選定することにより、各
種の厚み、あるいは日付さらに熱圧着部の面積を変える
ことで充分対応し得る。
構造の緻密さによりカバーし得るものの、その大きな要
素となる繊維デニールを適切に選定することにより、各
種の厚み、あるいは日付さらに熱圧着部の面積を変える
ことで充分対応し得る。
また肌触り感を改良するため表面を起毛しておくことも
可能である。
可能である。
以上のように、日付が20ないし300g/?71″の
連続フィラメントからなる不織布を用いた湿布材料は、
それぞれの使い方で薬剤の機能を充分発揮させるに有効
なものであることは明らかである。
連続フィラメントからなる不織布を用いた湿布材料は、
それぞれの使い方で薬剤の機能を充分発揮させるに有効
なものであることは明らかである。
ここで用いる連続フィラメントからなる不織布を構成す
る繊維は特に限定するものではないが、部分的に熱圧着
するため少なくとも50%以上の熱可塑性繊維が含まれ
ることが好ましく、熱可塑性繊維としてはポリアミド系
、ポリエステル系、ポリオレフィン系、ポリビニルハラ
イド系の繊維あるいはこれらの混合、複合繊維を使用す
るのが好ましい。
る繊維は特に限定するものではないが、部分的に熱圧着
するため少なくとも50%以上の熱可塑性繊維が含まれ
ることが好ましく、熱可塑性繊維としてはポリアミド系
、ポリエステル系、ポリオレフィン系、ポリビニルハラ
イド系の繊維あるいはこれらの混合、複合繊維を使用す
るのが好ましい。
また、例えばセルロース系の連続フィラメントからなる
ウェブと積層して熱圧着させることも考えられる。
ウェブと積層して熱圧着させることも考えられる。
一般的によりソフトなものを求める場合はポリアミド系
が、また少し剛性を求める場合はポリエステル系がさら
にコスト面ではポリオレフィン系が好ましいと言える。
が、また少し剛性を求める場合はポリエステル系がさら
にコスト面ではポリオレフィン系が好ましいと言える。
繊維のデニールはそのソフトさ、強力、薬剤の浸透、洩
れ等に大きく影響するため、一般的には0.5すいシ1
0デニールのものが使用できるが、実用的には細デニー
ルすなわち0.5ないし5デニールのものが好ましい、
細いものほどソフトさ、カバーリング性には優れるが、
逆に太いものほど強力性、剛性に優れることは言うまで
もない。
れ等に大きく影響するため、一般的には0.5すいシ1
0デニールのものが使用できるが、実用的には細デニー
ルすなわち0.5ないし5デニールのものが好ましい、
細いものほどソフトさ、カバーリング性には優れるが、
逆に太いものほど強力性、剛性に優れることは言うまで
もない。
連続フィラメントのウェブは、紡糸直後布帛化するいわ
ゆるスパンボンド法、またトウ状繊維を1開繊したもの
等によって作られたものが一般的である。
ゆるスパンボンド法、またトウ状繊維を1開繊したもの
等によって作られたものが一般的である。
ウェブの部分熱圧着は通常熱板あるいは加熱ロールの一
方に、あるいは両方に凹凸をつけ、ウェブの加熱とウェ
ブに加わる圧力のバランスでおこ)なうのが一般的で、
その熱圧着部の大きさ、割合、形状、配置等は任意であ
るが風合を損なわずできるだけ繊維の自由度を保ちつつ
毛羽立ちのないよう決定することが必要であり、一般的
には5ないし50%程度の熱圧着面積率で部分的に熱圧
着させるのが風合のソフトを強調するためには、熱圧着
面積率の低い方がよくまた、薬剤の浸透、液洩れ防止を
強調する場合は熱圧着面積率の比較的高い方が有効であ
る。
方に、あるいは両方に凹凸をつけ、ウェブの加熱とウェ
ブに加わる圧力のバランスでおこ)なうのが一般的で、
その熱圧着部の大きさ、割合、形状、配置等は任意であ
るが風合を損なわずできるだけ繊維の自由度を保ちつつ
毛羽立ちのないよう決定することが必要であり、一般的
には5ないし50%程度の熱圧着面積率で部分的に熱圧
着させるのが風合のソフトを強調するためには、熱圧着
面積率の低い方がよくまた、薬剤の浸透、液洩れ防止を
強調する場合は熱圧着面積率の比較的高い方が有効であ
る。
なお、より高強力、難燃性、寸法安定性、剛性、制電性
、フィツト性、耐摩擦性等の向上のため、種々の処理剤
で処理しておくことも応用し得るが、当然衛生面、充分
考慮し、選定したものを使用することが必要である。
、フィツト性、耐摩擦性等の向上のため、種々の処理剤
で処理しておくことも応用し得るが、当然衛生面、充分
考慮し、選定したものを使用することが必要である。
次に本考案の湿布材の一例を図をもって説明する。
第1図は本考案の湿布材の一例で連続フィラメントから
なるウェブ1を熱圧着部分3で固定した不織布に直接薬
剤4を塗付したもので例えばプラスチックフィルム5で
薬剤面をカバーして保存し、使用時フィルム5を取り除
いて使用する。
なるウェブ1を熱圧着部分3で固定した不織布に直接薬
剤4を塗付したもので例えばプラスチックフィルム5で
薬剤面をカバーして保存し、使用時フィルム5を取り除
いて使用する。
非熱圧着部2に、固定されない繊維が存在することから
、ソフトでかつフィツト性に富むものである。
、ソフトでかつフィツト性に富むものである。
第2図は薬剤14を塗付した反対側の表面繊維を起毛し
、肌触りを改良したものの一例である。
、肌触りを改良したものの一例である。
非熱圧着部12を構成する繊維が起毛され、熱圧着部1
3で固定された状態を示す。
3で固定された状態を示す。
第3図、第4図は本考案に使用する部分的に熱圧着した
不織布を示すもので第3図は熱圧着部23が独立し、非
熱圧着部22が連続しており、第4図は逆に熱圧着部3
3が連続したもので幾分剛性が出るものである。
不織布を示すもので第3図は熱圧着部23が独立し、非
熱圧着部22が連続しており、第4図は逆に熱圧着部3
3が連続したもので幾分剛性が出るものである。
なお、これらの湿布材はその薬剤の効果を保持させるた
めに、通常第1図に示した如く、保存中は薬剤面をフィ
ルムで、カバーしておき、さらに密閉したフィルム等の
袋あるいはアルミ箔、蒸着フィルム等の袋に格納し、使
用時薬剤面を露出させ患部にあてるのが一般的である。
めに、通常第1図に示した如く、保存中は薬剤面をフィ
ルムで、カバーしておき、さらに密閉したフィルム等の
袋あるいはアルミ箔、蒸着フィルム等の袋に格納し、使
用時薬剤面を露出させ患部にあてるのが一般的である。
2 また、患部に貼着し場合の見かけの改良として肌色
に染色あるいは着色した繊維を用いることも有用である
。
に染色あるいは着色した繊維を用いることも有用である
。
以下、実施例をもって本考案をより具体的に説明す。
実施例 1
プラスターの基布として通常のスパンボンド方式によっ
て、ナイロン6、ポリエステル、ポリプロピレンを用い
たウェブを形威し、加熱ロールを用いて部分熱圧着を行
なった。
て、ナイロン6、ポリエステル、ポリプロピレンを用い
たウェブを形威し、加熱ロールを用いて部分熱圧着を行
なった。
日付及び部分熱圧着模様等は次の第1表に示す通りであ
る。
る。
次にこれらを基布として、スチレン−イソプレン−スチ
レンブロックコポリマー基剤に1−メントール、サリチ
ル酸グリコールを主成分とした消炎鎮痛作用を有する薬
剤を配合した液を塗布し、フィルムで薬剤面をカバーし
袋詰して第1表に示す製品(1)−(4)とした。
レンブロックコポリマー基剤に1−メントール、サリチ
ル酸グリコールを主成分とした消炎鎮痛作用を有する薬
剤を配合した液を塗布し、フィルムで薬剤面をカバーし
袋詰して第1表に示す製品(1)−(4)とした。
比較例としてレーヨン織物(3幡手単糸織密度タテ+ヨ
コ=13吐/インチ)及びポリエステル/レーヨン短繊
維不織布(エステル70%/レーヨン30%日付100
97rd、樹脂接着タイプ)を用いて同様に塗付し、比
較例(11−(2)とした。
コ=13吐/インチ)及びポリエステル/レーヨン短繊
維不織布(エステル70%/レーヨン30%日付100
97rd、樹脂接着タイプ)を用いて同様に塗付し、比
較例(11−(2)とした。
これらの加工工程時の状況及び製品としての使用状況は
第1表の下欄に示す通りであった。
第1表の下欄に示す通りであった。
比較に用いたレーヨン織物では使用時にカット面のホツ
レが発生し易く、また貼付部が屈曲部では剥離が生じ易
い傾向が見られたが、本考案品はホツレもなく、また人
体へのフィツト性も優れたものと言える。
レが発生し易く、また貼付部が屈曲部では剥離が生じ易
い傾向が見られたが、本考案品はホツレもなく、また人
体へのフィツト性も優れたものと言える。
また短繊維不織布では、加工時張力等で形態変化が起こ
りまた塗付液のしみ出し等も誘発し製品化はむつかしか
った。
りまた塗付液のしみ出し等も誘発し製品化はむつかしか
った。
さらに試作品での使用テストでは、肌触りが繊維の感触
とは云い難(、不自然であり、また切口のほつれがない
。
とは云い難(、不自然であり、また切口のほつれがない
。
ものの使用時毛羽立ち、脱落がひどく製品として扱える
ものとは言いがたいものであった。
ものとは言いがたいものであった。
これに対し、本考案品は部分熱圧着されていることで肌
触りが繊維自体の感触でソフトなものであり、織物のよ
うな切口のホットもなく、表面の毛羽立ちも少なく、脱
落はなかった。
触りが繊維自体の感触でソフトなものであり、織物のよ
うな切口のホットもなく、表面の毛羽立ちも少なく、脱
落はなかった。
さらに、連続フィラメントを用いていることから強力面
も優れ加工時の形態変化も少なく、かつ部分結合のため
、加工シワも入りにくいものであった。
も優れ加工時の形態変化も少なく、かつ部分結合のため
、加工シワも入りにくいものであった。
実施例 2
パップ剤の基布として、実施例1と同様にして得たスパ
ンボンド方式の部分熱圧着不織布(第2表)を用いた。
ンボンド方式の部分熱圧着不織布(第2表)を用いた。
この基布にサリチル酸メチル、オウバク末、ハツカ油等
を成分とするペースト状の消炎、鎮痛作用を有する薬剤
を塗布し、フィルムで薬剤面をカバーし、アルミ箔に袋
詰して製品(5)−(7)とした。
を成分とするペースト状の消炎、鎮痛作用を有する薬剤
を塗布し、フィルムで薬剤面をカバーし、アルミ箔に袋
詰して製品(5)−(7)とした。
比較例として綿ネル(タテ2幡手単糸、ヨコ10番手単
糸の起毛糸、織密度タテ+ヨコ=羽本/インチ)及びポ
リエステル/レーヨン短繊維不織布(エステル70%/
レーヨン30%日付15R/d、ニードルパンチタイプ
)を用いて同様に塗布し、比較例(3)−(4)とした
。
糸の起毛糸、織密度タテ+ヨコ=羽本/インチ)及びポ
リエステル/レーヨン短繊維不織布(エステル70%/
レーヨン30%日付15R/d、ニードルパンチタイプ
)を用いて同様に塗布し、比較例(3)−(4)とした
。
これらの加工工程での状況及び製品としての使用状況は
第2表の通りであった。
第2表の通りであった。
比較に用いた綿ネルでは使用時端面からホットが発生し
扱いにくいものであったが、本考案品はホットることが
なく扱い易いものであった。
扱いにくいものであったが、本考案品はホットることが
なく扱い易いものであった。
また、短繊維不織布のものは加工工程で張力によって幅
変化が起こり形状が一定化せず、また形態がくずれたも
のになり易く、塗付液のしみ出しも起こすものもあった
。
変化が起こり形状が一定化せず、また形態がくずれたも
のになり易く、塗付液のしみ出しも起こすものもあった
。
さらに使用時には人体、衣服等との摩擦によって毛羽立
ち、脱落が多く、商品価値の劣るものであった。
ち、脱落が多く、商品価値の劣るものであった。
以上のように本考案の湿布材は連続フィラメントからな
り、部分的に熱圧着してなる不織布を基布とすることに
より、いわゆるプラスター及びパップ剤として、肌触り
のソフトで、かつ工程での安定性の優れたものであるば
かりでなく、従来品のホッレ、毛羽立ち、脱落等の問題
もなく肌触り、フィツト性の優れたものであった。
り、部分的に熱圧着してなる不織布を基布とすることに
より、いわゆるプラスター及びパップ剤として、肌触り
のソフトで、かつ工程での安定性の優れたものであるば
かりでなく、従来品のホッレ、毛羽立ち、脱落等の問題
もなく肌触り、フィツト性の優れたものであった。
【図面の簡単な説明】
第1図は部分的に熱圧着した連続フィラメントからなる
不織布に直接薬剤を塗付した湿布材を示す斜視図であり
、第2図は表面を起毛したものを示す断面図である。 第3図、第4図は本考案に使用する部分熱圧着した不織
布の一例を示すものである。
不織布に直接薬剤を塗付した湿布材を示す斜視図であり
、第2図は表面を起毛したものを示す断面図である。 第3図、第4図は本考案に使用する部分熱圧着した不織
布の一例を示すものである。
Claims (2)
- (1)日付が20ないし300f/yfの連続フィラメ
ントからなり、部分的に熱圧着してなる不織布を基布と
したことを特徴とする湿布材。 - (2)上記不織布に薬剤が塗布されていることを特徴と
する実用新案登録請求の範囲第1項の湿布材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980119278U JPS6034267Y2 (ja) | 1980-08-25 | 1980-08-25 | 湿布材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980119278U JPS6034267Y2 (ja) | 1980-08-25 | 1980-08-25 | 湿布材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5742816U JPS5742816U (ja) | 1982-03-09 |
JPS6034267Y2 true JPS6034267Y2 (ja) | 1985-10-12 |
Family
ID=29479925
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1980119278U Expired JPS6034267Y2 (ja) | 1980-08-25 | 1980-08-25 | 湿布材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6034267Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0729853Y2 (ja) * | 1989-02-10 | 1995-07-12 | 丈夫 水口 | 自動車用キーの収納箱 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5228925A (en) * | 1975-08-27 | 1977-03-04 | Japan Vilene Co Ltd | Plaster for the skin |
JPS5342827A (en) * | 1976-09-30 | 1978-04-18 | Canon Inc | Image supporting material |
-
1980
- 1980-08-25 JP JP1980119278U patent/JPS6034267Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5228925A (en) * | 1975-08-27 | 1977-03-04 | Japan Vilene Co Ltd | Plaster for the skin |
JPS5342827A (en) * | 1976-09-30 | 1978-04-18 | Canon Inc | Image supporting material |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5742816U (ja) | 1982-03-09 |
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