JPS6033743Y2 - コンバ−タ−回路 - Google Patents
コンバ−タ−回路Info
- Publication number
- JPS6033743Y2 JPS6033743Y2 JP1977021781U JP2178177U JPS6033743Y2 JP S6033743 Y2 JPS6033743 Y2 JP S6033743Y2 JP 1977021781 U JP1977021781 U JP 1977021781U JP 2178177 U JP2178177 U JP 2178177U JP S6033743 Y2 JPS6033743 Y2 JP S6033743Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- transistor
- circuit
- emitter
- diode
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- Expired
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- Dc-Dc Converters (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案コンバーター回路を構成するスイッチング素子の
耐圧オーバーの問題を解決し、入力電圧変動の全域に渡
りフラットな高効率変換を得ようとするものである。
耐圧オーバーの問題を解決し、入力電圧変動の全域に渡
りフラットな高効率変換を得ようとするものである。
DC−DCコンバーター回路は電池等の直流電源を入力
電源するレギュレーターとして使用されることが多く、
その変換効率は重要な設計問題である。
電源するレギュレーターとして使用されることが多く、
その変換効率は重要な設計問題である。
ところがコンバーター回路を構成するスイッチング素子
にはこのスイッチング素子に加わる逆耐電圧と変換効率
は相反する事が要求され、また入力電圧変動の全域に渡
りフラットな高効率の変換性を得、しかもスイッチング
素子に加わる逆耐電圧を入力電圧変動の全域に渡り問題
のない回路を設計することは非常に困難である。
にはこのスイッチング素子に加わる逆耐電圧と変換効率
は相反する事が要求され、また入力電圧変動の全域に渡
りフラットな高効率の変換性を得、しかもスイッチング
素子に加わる逆耐電圧を入力電圧変動の全域に渡り問題
のない回路を設計することは非常に困難である。
第1図は本件の出願前に周知のDC−DCコンバーター
回路を示し、Ql、Q2はスイッチング用トランジスタ
、C1はトランジスタQ2の逆バイアス用コンデンサ、
C2とR2はトランジスタQ1Q2のドライブ用カップ
リングコンデンサと抵抗、R□は起動用抵抗、D2.D
3は整流用ダイオード、C3゜C4は平滑用コンデンサ
、Tはトランス、VioIiは入力電源の電圧と電流、
Vo□、VO2はそれぞれコンバーター回路の第1と第
2の出力電圧を示す。
回路を示し、Ql、Q2はスイッチング用トランジスタ
、C1はトランジスタQ2の逆バイアス用コンデンサ、
C2とR2はトランジスタQ1Q2のドライブ用カップ
リングコンデンサと抵抗、R□は起動用抵抗、D2.D
3は整流用ダイオード、C3゜C4は平滑用コンデンサ
、Tはトランス、VioIiは入力電源の電圧と電流、
Vo□、VO2はそれぞれコンバーター回路の第1と第
2の出力電圧を示す。
この回路は周知のようにトランスTの一次側の回路で発
振回路を構成して二次側の回路で整流して所望の電圧値
の直流を得るものである。
振回路を構成して二次側の回路で整流して所望の電圧値
の直流を得るものである。
この回路の変換効率を向上させるためには入力電源の電
圧■を大きくし、そして電流11を小さくすることであ
る。
圧■を大きくし、そして電流11を小さくすることであ
る。
このことによりトランスTの一次巻線での銅損、及びト
ランジスタQ2のコレクタ損失を小さくする事が可能と
なる。
ランジスタQ2のコレクタ損失を小さくする事が可能と
なる。
しかし、電流りを小さくするために電圧■1を大きくす
れば、トランジスタQ、、 Q2に加わる電圧が大きく
なり、大きな逆耐電圧特性が必要となる。
れば、トランジスタQ、、 Q2に加わる電圧が大きく
なり、大きな逆耐電圧特性が必要となる。
特に逆耐電圧が比較的小さいペースエミッタ間電圧VB
E。
E。
に対する保護が問題となる。一方、トランジスタQ□?
Q2がカットオフのとき、ベースエミッタ間に適当な
電圧が印加されていなければ、残留キャリヤーにより波
形のなまりが現われる。
Q2がカットオフのとき、ベースエミッタ間に適当な
電圧が印加されていなければ、残留キャリヤーにより波
形のなまりが現われる。
いわゆる不飽和時間が発生し、トランジスタでのコレク
タ損失が増大して結果的にコンバーター自体の変換効率
を悪くする。
タ損失が増大して結果的にコンバーター自体の変換効率
を悪くする。
このようにトランジスタQ工? Q3のペースエミッタ
間にかかるバイアスは効率上の問題から見ると、大きす
ぎても、小さすぎても悪影響があり、矛循する要求が課
せられる。
間にかかるバイアスは効率上の問題から見ると、大きす
ぎても、小さすぎても悪影響があり、矛循する要求が課
せられる。
更に入力電圧■の±15%程度の変動に対し、電圧変動
の全域に渡り高効率を得ることは非常に困難である。
の全域に渡り高効率を得ることは非常に困難である。
ベースエミッタ間の逆耐圧VBECの対策として、第1
図に示すようにトランジスタQ2とアース間にダイオー
ドD4を挿入する回路が考えられるがこの場合ダイオー
ドD4のパワーロスが大きい事、またダイオードD4の
大きな逆耐圧のためトランジスタQ2のペースエミッタ
間に適当なバイア又電圧が印加されず、従ってコレクタ
損失が大きくなるので欠点がある。
図に示すようにトランジスタQ2とアース間にダイオー
ドD4を挿入する回路が考えられるがこの場合ダイオー
ドD4のパワーロスが大きい事、またダイオードD4の
大きな逆耐圧のためトランジスタQ2のペースエミッタ
間に適当なバイア又電圧が印加されず、従ってコレクタ
損失が大きくなるので欠点がある。
本考案は以上のような諸問題を解決する回路であり、定
電圧素子を用いてコンバーター回路のスイッチング素子
の耐圧オーバーの改善を行い、且つ変換効率の向上を計
るものである。
電圧素子を用いてコンバーター回路のスイッチング素子
の耐圧オーバーの改善を行い、且つ変換効率の向上を計
るものである。
また本考案の回路はトランジスタの物理的構造上、逆耐
電圧の小さいペースエミッタ間電圧VBEOの規定値ヲ
確保し、入力電圧変動の全域に渡りフラットな高効率を
得ようとするものである。
電圧の小さいペースエミッタ間電圧VBEOの規定値ヲ
確保し、入力電圧変動の全域に渡りフラットな高効率を
得ようとするものである。
本考案の回路は第2図に示すように、トランジスタQ2
のベースとアース間に基準電圧素子をなすツェナーダイ
オードD2と、このり、に順方向電流が流れるのを阻止
するためのダイオードD1とを直列接続して挿入される
。
のベースとアース間に基準電圧素子をなすツェナーダイ
オードD2と、このり、に順方向電流が流れるのを阻止
するためのダイオードD1とを直列接続して挿入される
。
順方向電流が流れるとダイオードQ2をスイッチング動
作できないからである。
作できないからである。
その他の回路構成は第1図と同じであるから同一符号を
付して説明を省略する。
付して説明を省略する。
ここでトランジスタQ2についてのみ説明を加えると仮
にトランジスタQ2のペースエミッタ間のバイアス電圧
が一3ボルトに設定されているとすると、ダイオードD
4とツェナーダイオードD2の合計の電圧値(D1+0
2)が−3ボルトjこなるように選ぶ。
にトランジスタQ2のペースエミッタ間のバイアス電圧
が一3ボルトに設定されているとすると、ダイオードD
4とツェナーダイオードD2の合計の電圧値(D1+0
2)が−3ボルトjこなるように選ぶ。
また入力電圧■が最低値(V +min )のときでも
トランジスタQ2のペースエミッタ間に一3ボルトが加
わるように入力電圧■及びトランス巻線数を選ぶ。
トランジスタQ2のペースエミッタ間に一3ボルトが加
わるように入力電圧■及びトランス巻線数を選ぶ。
このように回路設計することによりトランジスタQ2の
ペースエミッタ間のバイアス電圧は入力電圧がどのよう
に変動した場合でも一3ボルトにクランプされ、従って
トランジスタQ2のペースエミッタ間の逆耐電圧VBE
Oを考えることなく入力電圧■、トランス巻線数等を決
定出来る。
ペースエミッタ間のバイアス電圧は入力電圧がどのよう
に変動した場合でも一3ボルトにクランプされ、従って
トランジスタQ2のペースエミッタ間の逆耐電圧VBE
Oを考えることなく入力電圧■、トランス巻線数等を決
定出来る。
また、スイッチング用トランジスタQ2の動作がON状
態からOFF状態に切換わるとき、切換り動作スピード
が遅いと交換効率が著しく低下する。
態からOFF状態に切換わるとき、切換り動作スピード
が遅いと交換効率が著しく低下する。
従って、トランジスタQ2がON状態からOFF状態に
切換わるときのスイッチングスピードを高めるためにト
ランジスタQ2のエミッタからベース方向に逆バイアス
電流を流す必要があり、トランジスタのスイッチングス
ピードが最適となる逆バイアス電圧をツェナーダイオー
ドの如き基準電圧素子を用いて、スイッチング用トラン
ジスタのベース・エミッタ間のバイアスにほぼ等しい定
電圧を与えるダイオードと基準電圧素子の組合せからな
る定電圧回路を挿入することにより入力電圧の変動に対
しても常に理想的条件を確保することができることであ
る。
切換わるときのスイッチングスピードを高めるためにト
ランジスタQ2のエミッタからベース方向に逆バイアス
電流を流す必要があり、トランジスタのスイッチングス
ピードが最適となる逆バイアス電圧をツェナーダイオー
ドの如き基準電圧素子を用いて、スイッチング用トラン
ジスタのベース・エミッタ間のバイアスにほぼ等しい定
電圧を与えるダイオードと基準電圧素子の組合せからな
る定電圧回路を挿入することにより入力電圧の変動に対
しても常に理想的条件を確保することができることであ
る。
以上説明したように本考案によれば、スイッチング素子
の耐圧オーバーを解消し、入力電圧の変動の全域に亘リ
フラットな高効率変換特性を得ることができる。
の耐圧オーバーを解消し、入力電圧の変動の全域に亘リ
フラットな高効率変換特性を得ることができる。
なお、本考案の回路において、スイッチング用トランジ
スタは1段で構成してもよく、またCタイプ、Aタイプ
のいずれかのトランジスタでも使用可能である。
スタは1段で構成してもよく、またCタイプ、Aタイプ
のいずれかのトランジスタでも使用可能である。
またトランジスタのペースエミッタ間のバイアス電圧を
クランプする素子及び回路は、ツェナーダイオードを2
個逆方向に直列接続した対称型ツェナーダイオードでも
、あるいは上記バイアス電圧を満足させるように適当個
数のダイオードを直列に積んだものでも置き換えて使用
することができる。
クランプする素子及び回路は、ツェナーダイオードを2
個逆方向に直列接続した対称型ツェナーダイオードでも
、あるいは上記バイアス電圧を満足させるように適当個
数のダイオードを直列に積んだものでも置き換えて使用
することができる。
第1図は従来のコンバータ回路の回路図、第2図は本考
案の一実施例のコンバーター回路の回路図である。 Ql、Q2はスイッチング用トランジスタ、R1゜R2
は抵抗、C1,C2はコンデンサ、D2.D3は整流用
ダイオード、C3,C1は平滑用コンデンサ、Tはトラ
ンジスタ、Dlはダイオード、DZはツェナーダイオー
ド。
案の一実施例のコンバーター回路の回路図である。 Ql、Q2はスイッチング用トランジスタ、R1゜R2
は抵抗、C1,C2はコンデンサ、D2.D3は整流用
ダイオード、C3,C1は平滑用コンデンサ、Tはトラ
ンジスタ、Dlはダイオード、DZはツェナーダイオー
ド。
Claims (1)
- トランスの一次側で発振回路を構成するスイッチング用
トランジスタのベース・エミッタ間に、該トランジスタ
のベース・エミッタ間のバイアス電圧にほぼ等しい定電
圧を与える、基準電圧素子と該素子に流れる順方向電流
を阻止するための素子との組合せからなる定電圧回路を
挿入したことを特徴とするコンバーター回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977021781U JPS6033743Y2 (ja) | 1977-02-21 | 1977-02-21 | コンバ−タ−回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977021781U JPS6033743Y2 (ja) | 1977-02-21 | 1977-02-21 | コンバ−タ−回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53115316U JPS53115316U (ja) | 1978-09-13 |
JPS6033743Y2 true JPS6033743Y2 (ja) | 1985-10-07 |
Family
ID=28855302
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1977021781U Expired JPS6033743Y2 (ja) | 1977-02-21 | 1977-02-21 | コンバ−タ−回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6033743Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5030242A (ja) * | 1973-07-19 | 1975-03-26 |
-
1977
- 1977-02-21 JP JP1977021781U patent/JPS6033743Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5030242A (ja) * | 1973-07-19 | 1975-03-26 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53115316U (ja) | 1978-09-13 |
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