JPS6033638Y2 - 時計及び電子式卓上計算機付ラジオ受信機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は時計及び電子式卓上計算機（以下電卓と称す）
付ラジオ受信機に関するものである。

従来第１図に示す様に、時計表示部と電卓表示部とがＬ
ＣＤ （液晶）表示で上下２列に配列された時計及び電
卓付ラジオ受信機に於いて、電卓用電源をラジオ用電源
と兼用したものと、時計用電源と兼用したものとが考え
られていた。

然しなから時計用電源と兼用する場合時計用電池の寿命
が短かくなり、又ラジオ用電源と兼用する場合はラジオ
受信機の利用度が多いと、電卓を使用したい場合に電池
切れが起こることが多く非常に不便であった。

例えば時計部及び電卓部にＣ−ＭＯＳ ＬＳＩを使用す
る場合、時計部には約５μＡ程度、電卓部には約５０μ
Ａ程度、又ラジオ受信機動作時には標準出力として約５
０μＡ程度の電流が夫々流れる。

そして時計用電池は長寿命が必要条件であり、時計用電
池は時計部以外には極力使用しない様にするのが望まし
い。

一方電卓部には時計部に比して約用倍の電流が流れるが
、ラジオ部に流れる電流に較べると極端に少ない。

従ってラジオ用電池から電卓部に電源を供給するのが望
ましい。

然しなからラジオ用電池は、ラジオ受信機を頻繁に使用
すると２０〜３０時間の使用で電池寿命が終ってしまう
。

従って電卓を使用したい時には、ラジオ用電池が切れて
いるという場合がよくあった。

本考案は斯る点に鑑み、この様な欠点を解消せんとする
もので、以下本考案の一実施例を第２図に従い説明する
。

第２図に於いて１は時計部例えば時計用ＬＳＩ（大規模
集積回路）、Ｂ１は時計用電池で、該時計用電池の正負
側電極２，３は夫々時計用ＬＳＩ１の正負の電源供給線
路’１９ ’１’に接続されている。

４は電卓部例えば電卓用ＬＳＩ、 ５は時計表示部６と
電卓表示部７とが夫々ＬＣＤ （液晶）表示で上下２列
に配列された表示部で、時計表示部６及び電卓表示部７
は夫々時計用ＬＳＩＩ及び電卓用ＬＳＩ４からの信号で
駆動される。

九はラジオ用電池で、該ラジオ用電池の正側電極８は電
卓用ＬＳＩ ４の正の電源供給線路１□及び外部直流電
源用ソケット１０のソケット受口１３に接続され、負側
電極９は外部直流電源用ソケット１０の固定端子１１に
接続されている。

Ｓｌは該外部直流電源用ソケット１０への外部直流電源
用プラグ（図示せず）の着脱に連動するスイッチ、Ｓ２
は電源モード切換スイッチで、該電源モード切換スイッ
チの第１回路５２−１は、共通端子ＣＯＭが時計用電池
Ｂ１の負側電極３に接続され、電卓側第２端子ＤＮ２が
スイッチＳ、のプラグ未挿入側固定端子ａに接続され、
ラジオ側端子ＲＡ及び電卓側第１端子ＤＮ１が遊び端子
になっている。

電源モード切換スイッチＳ２の第２回路５２−２は、共
通端子ＣＯＭが外部直流電源用ソケット１０の可動端子
１２に接続され、電卓側第１端子ＤＮ１がスイッチＳ１
の可動端子Ｃ及び電卓用Ｉ、ＳＩ４の負側電源供給線路
１゜′に接続され、電卓側第２端子ＤＮ２がスイッチＳ
１のプラグ挿入側固定端子すに接続され、ラジオ側端子
ＲＡがラジオ部の電源回路（図示せず）に接続されてい
る。

斯様に構成してなる第２図の回路の動作について次に説
明する。

（４）外部直流電源を使用しないとき〔外部直流電源用
ソケット１０に外部直流電源用プラグを差し込まない場
合〕。

（ｉ） ラジオ用電池鳥の電圧が充分にあるとき。

このとき電源モード切換スイッチＳ２を電卓側第１端子
ＤＮ、に設定すれば、電卓用ＬＳＩ４にはラジオ用電池
Ｂ２から電源が供給される。

〔第２図図示の場合〕。（ｉｉ） ラジオ用電池鳥が
切れているとき。

このとき電源モード切換スイッチＳ２を電卓側第２端子
ＤＮ２に設定すれば、電卓用ＬＳＩ４には時計用電池坊
から電源が供給される。

（Ｂ） 外部直流電源を使用するとき〔外部直流電源
用ソケット１０に外部直流電源用プラグを差し込んだ場
合〕。

この場合、スイッチＳ１はプラグ挿入側固定端子すに設
定されるので、電源モード切換スイッチＳ２が電卓側第
１端子ＤＮ□に設定されていようが、電卓側第２端子Ｄ
Ｎ２に設定されていようが、電卓用ＬＳＩ４には外部直
流電源から電源が供給される。

斯様に第２図の回路を用いれば、電卓部４へは通常ラジ
オ用電池鳥から電源を供給しているので、時計用電池Ｂ
１の消耗を極力抑えることが出来る。

又、ラジオ用電池が切れた場合でも、電卓部へは時計用
電池から電源を供給することが出来るし、又外部直流電
源を用いればいつでも電卓部へ電源を供給することが出
来る。

尚、本実施例では、時計部１、電卓部４、及びラジオ部
の電源電圧が全て同一であると考えたが、たとえ各部で
電圧が違う場合でも定電圧回路等を使用すれば問題ない
。

以上の様に本考案は、時計及び電卓付ラジオ受信機に於
いて、電卓部へは通常ラジオ用電池から電源を供給し、
ラジオ用電池が切れた場合には時計用電池から電源を供
給する様にしているので、時計用電池の消耗を極力抑え
ることが出来、又電卓を使用したい場合にラジオ用電池
が切れていても、時計用電池で電卓部を駆動させること
が出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は時計表示部と電卓表示部が上下２列に配列され
た表示部を示す図、第２図は本考案に係る時計及び電卓
付ラジオ受信機の一実施例を示すブロック図である。 １・・・・・・時計部、４・・・・・・電卓部、坊・・
・・・・時計用電池、鳥・・・・・・ラジオ用電池、Ｓ
２・・・・・・電源モード切換スイッチ。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 時計部に対して常時電源を供給すべく結線された時計用
   電池と、ラジオ部に対して電源を供給すべく設けられた
   ラジオ用電池と、ラジオ側端子・電卓側第１端子・電卓
   側第２端子の三位置に選択的に切換えられる電源モード
   切換スイッチとを有し、 前記電源モード切換スイッチをラジオ側端子に設定した
   とき前記ラジオ用電池よりラジオ部に対する電源供給路
   が形成され、 前記電源モード切換スイッチを電卓側第１端子に設定し
   たとき前記ラジオ用電池より電卓部に対する電源供給路
   が形成され、 前記電源モード切換スイッチを電卓側第２端子に設定し
   たとき前記時計用電池より前記電卓部に対する電源供給
   路が形成される構成としたことを特徴とする時計及び電
   子式卓上計算機付ラジオ受信機。