JPS6033206Y2 - 型材の取付装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、天井ボード、壁ボード等を張設するための野
縁等の型材を下地に、簡単かつ確実に取付けるための装
置に関するもので、以下図示する実施例について本案装
置の具体的構成を説明する。

即ち、一側面が開口した型材１に、その開口端縁１□、
１１側から嵌合し得るような水平片２１．２１を中央部
に有し、長孔２竺◆ ２２を穿った傾斜片２ｓｔ２ｓを
左右に有する型材１の幅より大きな幅の台板２と、同台
板の傾斜片２３，２３に対応する傾斜片３． 、 ３．
を左右に有し、かつ同傾斜片３． 、３ｔに前記傾斜片
２ｓ、２３に穿った長孔２２，２□から挿通されたネジ
４，４を螺合する螺孔３□、３２を穿った取付板３とか
ら成る構造を特徴とするものである。

尚、台板２は、その水平片２１，２１を型材１の開口部
に水平方向から差し込んだとき、水平片の左右に形成さ
れた切欠部２ｉａ・・・２ｉａが型材１の開口端縁１１
，１□に係合して抜は止めがなされ、その抜は止めされ
た状態のま）自由に摺動できるようになっている。

尚、図中、５，５は天井下地及び床下地に取付けられた
ランナー、６は取付用の釘である。

次に、本考案の上記構成に従い、図示する実施例につい
て本案装置による型材の取付方法を説明する。

先ず、型材１を取付けようとする壁下地Ａ面に、取付板
３の中央の長孔３３から釘６を打ち込んで取付板３を仮
止めし、長孔３３を利用して左右に摺動させて適正位置
を選択した後、これを水平状態にして長孔の左右にある
釘孔３４，３４に釘を打ち込んで強固に固定する。

然る後、台板２を上方に装着した型材１の上下端を上下
のランナー５，５間に嵌合して垂直状態に保持させた後
、台板２を、その傾斜片２３＝２３が取付板３の傾斜片
３． 、３ｔに面接するように下方へ摺動させる。

水平方向のずれは型材１をランナー内で左右に摺動させ
ることによって修正する。

このようにして傾斜片同志を一致させた後、傾斜片２３
，２ａの長孔２ａ−２ａから、対応する傾斜片３． 、
３．の螺孔３２，３２にネジ４，４を螺合して緊締すれ
ば１、型材１は取付板３、台板２を介して壁下地Ａに強
固に固定されるものである。

また、ランナー等の予じめ取付装置を規制するものがな
い場合には、予じめ台板２と取付板３をネジ４，４によ
り一体化し、型材の取付けに必要な間隔となるように台
板２と取付板３の間隔を調節したものを二、三個用意し
て、これらを下地面に垂直状態に取付けた後、それぞれ
の台板２の水平片２□、２１に型材１の開口部を嵌合し
てやれば、型材は定規等を使用することなく、垂直状態
でかつ下地面に一定間隔即ち必要な間隔をおいて平行に
取付けられるものである。

以上述べた如く、本考案に係る型材の取付装置によれば
、型材に装着される合板と下地面に固着される取付板と
をそれぞれの傾斜片の作用により間隔調節自在に一体化
できるようにしたものであるから、型材の取付けの際に
、従来のように下地面と型材の間隔に応じた取付金具を
選択する必要がなく、下地面への固定もきわめて簡単に
行えるとともに、施工現場での設計変更にも即応できる
利点を有する。

また、本案装置は銀金の抜ち抜き及び折曲加工により簡
単に製作でき、その規格も一種類でよいから量産に適し
、安価に製作することができる利点も有する。

尚、本案装置は、本実施例の壁ボード取付用の型材に限
らず天井ボード取付用の野縁にも適用できることは勿論
である。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実妬態様を例示するもので、第１図は本
案装置の分解斜視図、第２図は同装置を下地面に取付け
た状態に於ける斜視図、第３図は同装置による型材の取
付状態を表わす側面図である。 １・・・・・・型材、２・・・・・・台板、３・・・・
・・取付板、４・・・・・・ネジ、５・・・・・・ラン
ナー、６・・・・・・釘。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 一側面が開口した型材１に、その開口端縁１１．１１側
   から嵌合し得るような水平片２１，２、を中央部に有し
   、長孔２□、２□を穿った傾斜片２３＝２３を左右に有
   する型材１の幅より大きな幅の台板２と、同台板の傾斜
   片２３＝２３に対応する傾斜片３１−３ｉを左右に有し
   、かつ同傾斜片３□、３１に前記傾斜片２３＝２ａに穿
   った長孔２□、２□から挿通されたネジ４，４を螺合す
   る螺孔３２，３□を穿った取付板３とから成る型材の取
   付装置。