JPS6033088B2 - 脂質低下剤 - Google Patents

脂質低下剤

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JPS6033088B2
JPS6033088B2 JP14094976A JP14094976A JPS6033088B2 JP S6033088 B2 JPS6033088 B2 JP S6033088B2 JP 14094976 A JP14094976 A JP 14094976A JP 14094976 A JP14094976 A JP 14094976A JP S6033088 B2 JPS6033088 B2 JP S6033088B2
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喜博 中溝
正行 寺西
征夫 松隈
勝一 周藤
耕二 山田
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KH Neochem Co Ltd
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Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd
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  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、血清中に含有される脂質を低下させる作用を
有する薬剤(以下脂質低下剤という)に関する。
従来各種の化合物を有効成分とする脂質低下剤が知られ
ているが、副作用の少ない安定な高度の脂質低下効果と
いう観点‘こおいて、なお改良の余地がある。
なおフェニルアラニン誘導体が脂質低下作用を有するこ
とは知られていない。本発明者は、ある種のフェニルア
ラニン誘導体が血清中のコレステロール、トリグリセラ
ィド、燐脂質のような脂質の濃度を低下させる優れた作
用を有することを見出し、本発明を完成した。
本発明の目的は、上記の欠点のない新規な脂質低下剤を
提供することにある。本発明により提供される脂質低下
剤は、一般式〔1〕(式中Aはフェニル基、置換フェニ
ル基、ナフチル基または置換ナフチル基を表わし、Rは
ヒドロキシ基、アルコキシ基、アミノ基または置換アミ
ノ基を表わす)で表わされるフヱニルアラニン誘導体を
有効成分とすることを特徴としている。
本発明によって提供される脂質低下剤は、一般に血清中
の脂質濃度を低下させることができる。
後記の動物試験の結果、公知の代表的な脂質低下剤クロ
フィブレート(CIofibねte)と同等以上の脂質
低下作用を有することが確認された。一般式〔1〕で表
わされるフェニルアラニン誘導体の中、ベンジルチオカ
ルポニルフェニルアラニンがへミッシェ・ベリヒテ第8
9蓋22聡頁(1956年)およびネィチャー第177
巻841頁(1956年)に、N−ペンジルチオカルボ
ニルフエニルアラニンェチルェステルがケミカル・アブ
ストラクト第74雀23116J(1971年)にそれ
ぞれ記載されているが、上記の化合物以外は本発明者に
よって合成された新規化合物である。
本発明者によって合成された化合物は、特顔昭51一1
柵71号、同51−1搬72号および同51−709球
号に記載されている。次に本発明で用いられる化合物の
合成方法を参考例として示す。
なお物性値を第1表にまとめて示す。参考例 1 N−ペンジルチオカルボニルーLーフエニルアラニンの
製法Lーフェニルアラニソ9.9夕(0.06モル)及
び炭酸ナトリウム5.8夕(0.055モル)を水15
0の‘に溶解し、10〜1軍0で硫化カルボニル3.0
夕(0.05モル)を3■ご間で吹きこんだ。
その後30分間かく拝し、アセトン90必中に溶解した
ペンジルクラィド6.3夕(0.05モル)を15分間
で滴下し、更に室温で2時間かく拝した。反応終了後、
減圧下にアセトンを蟹去して得た反応液をベンゼン10
0叫で洗浄した水層を濃塩酸で酸性とし遊離した油状物
質を酢酸エチル100の【で2回抽出した。酢酸エチル
層は水150の‘で2回洗浄した後、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥した。減圧下に蟹去し得られたシツプ状物質に
エーテル20叫及びnーヘキサン50の‘を添加し冷所
に放置するとmp63〜6500の白色粉末状物質11
.6夕(収率73.7%)を得た。元素分析値 C.7
日,7N03Sとして計算値(%) 実測値(%) C 64.74 64.82 日 5.43 5.32 N 4.44 4.71 参考例 2 NーベンジルチオカルボニルーLーフエニルアラニンメ
チルェステルの製法L−フェニルアラニンメチルェステ
ル塩酸塩10.8夕(0.05モル)をクロロホルム1
00の‘に懸濁し、氷袷下にトリェチルアミン13.9
の【(0.1モル)を一度に添加した。
この溶液中へかく拝しながら5〜10qoで硫化カルボ
ニル3.0夕(0.05モル)を18分間で通気した。
通気後同温度で15分間かく拝した後10〜15℃でペ
ンジルクロライド6.3夕(0.05モル)を含むクロ
ロホルム溶液20泌を10分間で滴下し、更に室温で3
時間かく拝した。反応終了後100泌の水、100泌の
が‐塩酸及び150の‘の水の順に各々2回ずつ洗浄し
た後無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下に溶媒を留
去し得られたシラツプ状物質を酢酸エチル30の‘及び
nーヘキサン50の【より結晶化させ、mp46〜47
0の白色結晶11.2夕(収率服.1%)を得た。元素
分析値 C,8日.ぶQSとして 計算値(%) 実測値(%) C 65.63 65.87日 5
.81 5.89 N 4.25 4.30 参考例 3 N一(4−メチルペンジルチオカルボニル)一Lーフェ
ニルアラニンの製法Lーフェニルフラニン16.5夕(
0.1モル)及びトリェチルアミン27.8の【(0.
2モル)を水100の【‘こ溶解し、氷冷下5〜10q
oで硫化カルボニル6.0夕(0.1モル)を溶解した
ジオキサン溶液150の‘を15分間で滴下した。
10℃で15分間かく拝した後、4−メチルベンジルク
ロライドi4.1夕(0.1モル)を10分間で滴下し
更に室温で1時間かく拝した。
反応終了後参考例1と同機の操作により得られたシラッ
プ状物質を酢酸エチル60の【及び石油ェーナル300
叫より結晶化させ、mp舵〜9ギCの白色結晶25.7
夕(収率78.1%)を得た。元素分析値 C,8日,
N03Sとして 計算値(%) 実測値(%) C 65.63 6571 日 5.81 5.82 N 4.25 4.20 参考例 4 N一(4−クロロロベンジルチオカルボニル)−Lーフ
エニルアラニンェチルアミドの製法Lーフェニルアラニ
ンェチルアミド塩酸塩34夕(0.015モル)をクロ
ロホルム80の‘に加え氷袷下にNーメチルモルホリン
3.3凧【(0.03モル)を添加し、更に5〜1び0
で硫化カルボニル0.9夕(0.015モル)を含むク
ロロホルム溶液20の‘を20分間で滴下した。
更に同温度で3雌ご間かく拝した後、4ークロロベンジ
ルクロラィド24夕(0.015モル)を溶解したクロ
ロホルム溶液30の‘を30分間で滴下した。滴下後更
に室温で1時間かく拝した後、参考例2と同様の操作に
より得られた固形物を酢酸エチル50の【及びn−へキ
サン50の【より再結晶してmpl斑.5〜159.5
qoの白色結晶4.1夕(収率72.6%)を得た。元
素分析値 C,幻21N202SCIとして計算値(%
) 実測値(%)C 60.払 60.44 日 5.62 5.59 N 7.43 7.53 参考例 5 N一(4−ニトロペンジルチオカルボニル)一L−フェ
ニルアラニンの製法Lーフェニルアラニン8.3夕(0
.05モル)及びトリェチルアミン13.9私(0.1
モル)を水50の‘に溶解し、これに4−ニトロベンジ
ルクロライド8.6夕(0.5モル)を溶解したジオキ
サン溶液100の‘を添加した。
この溶液中へ10〜15℃で硫化カルボニル3.0夕(
0.05モル)を15分間で通気した。通気後更に室温
で2時間反応し、反応終了後参考例1と同様の操作によ
り得られた固形物を酢酸エチル50の【及びnーヘキサ
ン20舷より再結晶してmp149〜150qCの淡黄
色結晶9.4夕(収率52.2%)を得た。元素分析値
C,7日,6N205Sとして計算値(%) 実測値
(%)C 56.65 56.65 日 4.48 4.30 N 7.77 7.56 参考例 6 N一(2・5ージメチルベンジルチオカルボニル)一L
ーフエニルアラニンメチルエステルの製法Lーフェニル
アラニンメチルェステル・塩酸塩10.8夕(0.05
モル)をクロロホルムlo0の‘に加え、氷冷下にトリ
ェチルアミン139の【(0.1モル)を添加し、この
溶液中へかく拝しながら、5〜1び○で硫化カルボニル
3.0夕(0.05モル)を含むクロロホルム溶液20
叫を20分間で滴下した。
更に同温度で30分間、かく拝した後、2・5ージメチ
ルベンジルクロラィド7.7夕(0.05モル)を溶解
したクロロホルム溶液30泌を30分間で滴下した。滴
下後更に室温で1時間かく拝した。参考例2と同様の操
作により反応終了後100Mの水、100Mのが‐塩酸
及び150m‘の水の順に各々2回ずつ洗浄した後、無
水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下に溶媒を蟹去し得
られたシラップ状物質を酢酸エチル30の【及びnーヘ
キサン50の【より結晶化させmp63.5〜6400
の白色結晶10.89(収率60.5%)を得た。元素
分析値 C2虹23N03Sとして 計算値(%) 実測値(%) C 67.20 67.44 日 6.49 6.48 N 3.92 4.19 参考例 7 N一(Qーナフチルメチルチオカルボニル)一Lーフェ
ニルアラニンの製法Lーフェニルアラニン8.3夕(0
.05モル)及びトリェチルアミン13.9の上(0.
1モル)を水100の【に溶解し、氷冷下5〜1000
で硫化カルボニル3.0夕(0.05モル)を溶解した
ジオキサン100泌を15分間で滴下した。
10qCで15分間かく拝した後、1−(クロロメチル
)−ナフタレン8.8夕(0.05モル)を1粉ご間で
滴下し更に室温で1時間かく拝した。
反応終了後参考例6と同様の操作により得られたシラッ
ブ状物質をエーテル80M及びn−へキサン100私よ
り結晶化させmp130〜13が0の白色結晶14.8
夕(収率81.1%)を得た。元素分析値 C2,日,
ぶ03Sとして 計算値(%)実測値(%) C 69.02 69.15 日 5.24 5.10 N 3.斑 3.筋 参考例 8 N−(4−メチルペンジルチオカルボニル)一L−フェ
ニルアラニンメチルェステルの合成Lーフェニルアラニ
ンメチルェステル塩酸塩12.9夕(0.06モル)を
クロロホルム100の【に懸濁し、氷冷下にトリェチル
アミン167の‘(0.12モル)を添加した(所要時
間約5分)。
更に氷冷下に4ーメチルベンジルチオカルボニルクロラ
イド12.0夕(0.06モル)を滴下した(所要時間
約15分、温度0〜10午0)。滴下終了後更に室温で
30分間かく拝した後、反応液を水100cc、が‐塩
酸約100cc、水約100ccの順で洗い、無水硫酸
ナトリウムで脱水した。減圧下に溶媒を留去し、残澄を
放置すると固化した。これを約25の‘の酢酸エチル及
び約150ccのnーヘキサンより再結晶してmp私〜
86℃の白色結晶163夕(収率79.2%)を得た。
元素分析値及び旋光度は次の通りである。元素分析値
C,虹2,03NSとして計算値(%) 実測値(%) C 66.44 66.35 日 6.16 6.26 N 4.08 4.34 〔Q〕輩=一25‐?(C=1、メタノール)参考例
9N一(4−クロロベンジルチオカルボニル)一Lーフ
ェニルアラニンの合成参考例8と同様の方法に従って得
たN−(4−クロロベンジルチオカルボニル)Lーフエ
ニルアラニンメチルエステル5.0夕(0.014モル
)を50の‘の濃塩酸及び50の‘の氷酢酸の混合溶液
に加え3の合間加熱還流した後約300の‘の水を添加
し、析出した結晶を吸引濃取した。
水洗後10の上の酢酸エチル及び約50の‘のnーヘキ
サンより再結晶してmplol〜103qCの白色結晶
4.0夕(収率83.2%)を得た。元素分析値は次の
通りである。元素分析値 C,7日,6NQSOIとし
て計算値(%) 実測値(%)C 斑.36
斑.43 日 4.61 4.班 N 4.00 4.14 参考例 10 N一(4ーメチルベンジルチオカルポニル)−Lーフエ
ニルアラニルーL−フエニルアラニンメチルェステルの
合成LーフエニルアラニルーL−フエニルアラニンメチ
ルェステル臭化水素酸塩40夕(0.01モル)を水5
0の‘に溶解し氷冷下に4−メチルベンジルチオカルボ
ニルクロライド2.21夕(0.011モル)のエーテ
ル溶液10の【を添加した後、更にトリェチルアミン2
.28夕(0.022モル)を溶解した水10の‘を滴
下した(所要時間15分)。
滴下終了後、氷冷下30分かく拝した後更に室温で4時
間かく拝した。反応終了後、約50羽の酢酸エチルで抽
出し、酢酸エチル層は洲−塩酸、水で洗浄した後、無水
硫酸ナトリウムで脱水した。減圧下に溶媒を蟹去し、得
た固体を25の【酢酸エチル及び約40肌‘のnーヘキ
サンより再結晶してmpl15〜1170の白色結晶3
.7夕(収率755%)を得た。元素分析値は次の通り
である。元素分析値 C28日3ぷ204Sとして計算
値(%) 実測値(%) C 総,55 88M 日 6.16 6.20 N 5.71 5.61 次に参考例に準じ合成した化合物名、物性値を第1表に
示す。
第 1 表 次に一般式〔1〕で示されるフェニルアラニン譲導体の
薬理作用について示す。
{1’コレステロール低下作用 一般式〔1〕で示されるフェニルアラニン誘導体がコレ
ステロール低下作用を有することをトリトン(Trit
on)誘発高脂皿症に対する作用によって確認した結果
を第1表に併せて示す。
試験法雄性ddマウス(20土1夕)1群9匹としてト
リトン(WR−1339)600雌′k9を静脈内投与
し、その直後に薬物100の9′k9を経口投与し、更
に2筋時間後に同量の薬物を経口投与し、更に20時間
後に同量の薬物を経口投与した。
トリトン投与4斑時間後、断萌して採血した。
血液より遠心分離で血球部分を除き、得られた血清中の
コレステロールはZurkowski−Shibata
変法(スルホサルチル酸、酢酸及び硫酸により発色させ
、620肌仏の吸光度を測定)により定量した。■ 正
常ラット(ウィスター系)におけるコレスナロール低下
作用‘ィ’雄性ウィスター系ラット(150〜180夕
)1群5匹とし、薬物をラット用粉末飼料に0.3%の
割合に混入し、4日間、または14日間自由に摂取させ
た後断頭採血した。
血液より遠心分離で血球部分を除き、血清中のコレステ
ロールを既述のZurkowski−Shibaね変法
により定量した。また採血後速やかに肝臓を摘出し、肝
重量を測定した。第2表に試験結果を示す。同様の正常
ラツトに、薬物を加えないラット用粉末飼料を与えた時
のコレステロール値および肝重量を100%とした。
第 2 表 ‘oー 正常ラット(ウィスター系)における血清中の
トリグリセラィド、燐脂質、遊離脂肪酸の測定クロフイ
ブラィト、化合物1、化合物2について、{ィ}と同様
の方法で投与を行ない、採血後血液より遠心分離で血球
部分を除いた血清(被験液とする)中のトリグリセラィ
ド、燐脂質、遊離脂肪酸を定量し、第3表に示した。
‘a’ トリグリセラィドの定量・・・・・・臨床病理
18巻繁め頁(1970年)松宮和人他に記載の方法に
準じ、アセチルアセトン法により測定した。
すなわち被験液(血清)にインプロピルアルコールを加
えてトリグリセライドを抽出し、水酸化カリウムにより
ケン化して、グリセロールを生成し、これをメタ過ヨウ
素酸ナトリウムで酸化して、ホルムアルデヒドとし、こ
れをアセチルアセトンにより発色させ420の〃で吸光
度を測定した。
{bー 隣脂質の定量・・・・・・臨床病理第17巻滋
9頁(196g王)市田篤郎他に記載の方法に準じ、燐
脂質テストワコー〔和光純業(株)製〕を用いて測定し
た。
すなわち血清にトリクロル酢酸を加えてリボ蛋白を沈殿
さ せ、これに硫酸及び過マンガン酸カリを加えて湿性灰化
後、生成した燐酸をモリブデン酸アンモニウムにより発
色660机ムでの吸光度を測定した。
(c) 遊離脂肪酸の定量……Laurell法〔CI
in、Chim、Acta 16 57(1967)〕
により測定した。
すなわち遠沈管にケイ酸250雌を入れ、2%メタノー
ルを含む抽出液(クロロホルム:へブタン=4:3)6
叫を加え、血清0.05泌を入れて、5分間振とうした
後遺心し、上清5私を別の試験管に移し、銅試薬2の【
を加えて、5分間振とうした後遠心する。
上清3の‘をとり、0.4%ジフェニルカルバジド液0
.5の‘を加えて発色させ、550肌仏で吸光度を測定
した。第3表コレステロール以外の脂質低下作用も併 せ持つことが認められた。
【3} トリトン誘発高脂血症ラツトにおける作用‘ィ
ー 発症相に対する作用24時間絶食した雄性ウィスタ
ー系ラツト(200〜240夕)1群9匹にトリトン(
WR−1$9)200雌/k9を静脈内投与し、直ちに
薬物(200のo/k9)を経口投与し、20時間後に
断頭採血し、血清中のコレステロールとトリグリセラィ
ドを‘2’【叩こ既述の方法で定量した。
結果を第4表に示す。第4表 ‘o’消退相に対する作用 【ィ}と同様にトリトン(WR−1339)により高脂
血症を誘発し、2虫時間後に薬物(200の9/kg)
を経口投与し、トリトン誘発後30時間に、断頭採血し
、血清中のコレステロール、トリグリセラィドを定量し
た。
結果を第5表に示す。発症相における作用については、
クロフィブレート、化合物1、化合物2にほとんど差は
認められないが、消退相における脂質低下作用は、クロ
ロフィブレートに比べ、化合物1、化合物2は強い。第
5表 (4’グリセロール誘発高脂血症ラットにおける血清中
のコレステロール、トリグリセラィドの測定Nikki
laらの方法〔Life Scien、3、1021(
1964)〕に従い、雄性ウィスター系ラット(200
±10夕)1群10匹を用い、15%グリセロール水を
1週間、自由に摂取させて高騰血症ラツトを作成した。
同時に薬物を0.25%の割合に混合した粉末飼料を自
由に与えた後、断頭採血し、コレステロール、トリグリ
セラィドを定量した。結果を第6表に示す。クロフィブ
レート、化合物1、化合物2はともに、トリグリセラィ
ド低下作用、コレステロール低下作用を示した。第6表 【5) カニクイザルにおけるコレステロール、トリグ
リセラィドの測定マレーシア産の雄性カニクイザル(2
.5〜3.9k9)6匹を用いた。
飼育条件は23〜25o0の伍温室で個室ケージにて飼
育した。飼料は毎朝1回、サル用固形飼料(オリエンタ
ル酵母KK製)とサツマイモを基礎とし、他にリンゴ、
バナナを随時与えた。試験はサルを1群2匹に分け、薬
物を100の9/k9/日、毎朝1回10日間強制的に
経口投与した。投与開始11日目、早朝空腹時に、伏在
静脈から採血を行ない、血清中のコレステロール、トリ
グリセライドを定量した。血清脂質値の低下率は次式に
より求めた。コレステロール又はトリグリセラィド低下
率=寿擬鼻誓(≦菱星悪夢島誓書豊要言旨≧宗支毒害寺
夢白芸参三音鼻芋蔓檀)X・oo次に5周間の休養期間
をおいて、別の薬物を投与して同様にコレステロール、
トリグリセラィドを定量した。次に同様の休養期間をお
き、また別の薬物を投与し、同様の実験を行ない、3回
のクロスオーバーして求めた値を平均した。結果を第7
表に示す。クロフィブレート、化合物1、化合物2とも
にコレステロール低下作用を示した。第7表■ 急性毒
性の測定及び後肢強直伸展反応の観察急性毒性及び接触
刺激による後肢強直伸展反応を調べ第8表に示す。
{ィ)マウスでの急性毒性 1群5匹の雄性dd系マウス(18〜24夕)5群を用
いて、薬物を経口または腹腔内投与し、投与後1週間の
死亡状況を観察した。
‘。
’ラットの急性毒性1群5匹の雄性ウィスター系ラツト
(100〜200夕)5群を用いて、薬物を経口投与し
、投与後1週間の死亡状況を観察した。
し一 接触刺激による後肢強直伸展反応 雄性dd系マウス(18〜24夕)5匹に薬物経口投与
後30 60、120、180、300分に接触刺激(
人の手で触れるだけである)を加え、強直伸展反応の有
無を調べた。
どの時点において強直伸展反応が認められても、「有」
と判定した。一般式〔1〕で表わされるフェニルアラニ
ン誘導体の急性毒性は、比較的弱い。
すなわち接触刺激による後肢強直伸展反応は、クロフィ
ブレートにおいては500の夕/k9経口投与で認めら
れたが、大部分のペンジルチオカルボニル−L−フェニ
ルアラニンおよびその誘導体では、後肢強直伸展反応は
認められなかった。第8表 以上の結果から明らかなように、一般式〔1〕で表わさ
れるフェニルアラニン譲導体は優れた脂質低下作用を有
し、毒性も弱い。
経口の形態で人に投与されるが、成人に対する投与量は
0.5〜3夕/日の範囲が好ましい。経口投与するとき
は、錠剤、カプセル剤、散剤とするのが良く、通常用い
られる程度の賭形剤(たとえば乳糖、ブドウ糖、マンニ
トールなど)、崩壊剤(たとえば馬鈴しよ殿粉、カルボ
キシメチルセルローズ、アルギン酸ナトリウムなど)、
滑沢剤(たとえばステアリン酸マグネシウム、タルクな
ど)、結合剤(たとえばポニビニルアルコール、ポリビ
ニルピロリドンなど)を含有させてもよい。次にこのよ
うなコレステロール低下作用を示す一般式〔1〕で表わ
されるフェニルアラニン誘導体を含む薬剤の製法の例を
示す。
実施例 1 錠剤 成分(1000蝿菱) 化合物1 2500.0(夕)
馬鈴しよ殿粉 667.5カルボキ
シメチルセルロースルレシウム塩 175ポリビニール
アルコール 122.5ステアリン酸マグ
ネシウム 35.0化合物1、馬鈴しよ殿粉及
びカルボキシメチルセルロースカルシウム塩を上記分量
とり、V型混合機で均一な混合粉体とし、ポリビニ−ル
アルコールを結合剤として用い、湿式造粒法によりか粒
を製する。
これにステアリン酸マグネシウムを混合し、径1仇舷の
隅丸平面の杵を用いて打錠し、径1仇肋、厚さ4.仇肋
、重量350mcの錠剤とする。実施例 2カプセル剤
成分(10000カプセル) 化合物1 2500.0(多)
馬鈴しよ殿粉 410.0ステア
リン酸マグネシウム 90.0上記の成分分量
をはかり、V型混合機に入れ、均一に混合する。
この混合粉体を1号の硬カプセルに充填する。1カプセ
ル当りの内容物量は300の9である。
実施例 3 散剤 成分 化合物2 200(の乳 糖
800上記成分分量をは
かり、V型浪合機に入れ、均一に混合する。
【図面の簡単な説明】
第1図はNーベンジルチオカルボニルーLーフェニルア
ラニンメチルェステル(化合物18)の、第2図はN−
(4−メチルベンジルチオカルボニル)−Lーフェニル
アラニン(化合物1)の、第3図はN−(4ーメチルベ
ンジルチオカルボニル)山L−フエニルアラニンメチル
エステル(化合物2)の、第4図はN−(4−クロロベ
ンジルチオカルボニル)−Lーフェニルアラニン(化合
物7)の、第5図はN−(4ークロロベンジルチオカル
ボニル)一Lーフエニルアラニンエチルアミド(化合物
10)の、第6図はN−(4ーメトキシベンジルチオカ
ルボニル)−Lーフエニルアラニンメチルェステル(化
合物13)の、第7図はN−(4ーニトロベンジルチオ
カルボニル)−L−フェニルアラニン(化合物14)の
、第8図はN−(2・5ージメチルベンジルチオカルボ
ニル)一Lーフェニルアラニンメチルェステル(化合物
27)の、第9図はN−(4ーメチルベンジルチオ力ル
ボニル)一LーフエニルアラニルーL−フエニルアラニ
ンメチルェステル(化合物6)の、第10図はN−ペン
ジルチオカルボニルーLーフエニルアラニン(化合物1
7)の赤外線吸収スペクトル(KBR錠剤法)を示す。 第11〜20図は第1〜10図に対応する各化合物の磁
気核共鳴(NMR)スペクトルを示し、内部標準はトリ
メチルシラン(TMS)である。ただし溶媒としてCD
C13を用いたが、第15図及び第1 7図はCDC1
3:N・N−ジメチルホルムアミド=d6(容量比2:
1)を用いた。災20髄 ぞ1劉 亥2図 妥3餌 茨ム図 亥5図 亥6肉 多7肉 亥8熱 キ9函 妥lo劇 ぞ11縄 災12熱 妥13函 努仏認 妥15図 亥15熱 次17趣 亥18図 亥19図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式〔I〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Aはフエニル基、置換フエニル基、ナフチル基
    もしくは置換ナフル基を表わし、Rはヒドロキシ基、ア
    ルコキシ基、アミノ基、もしくは置換アミノ基を表わす
    )で表わされるフエニルアラニン誘導体を有効成分とす
    る脂質低下剤。
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