JPS6032965Y2 - Ｖカット材 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は家具等に使用する■カット材に関するもので
ある。

家具等に木製ボックスが広く使用されているが、使用上
置る点がある。

すなわち、底板と側板等の垂直板とが形成する隔部にゴ
ミが溜まり、これを除去するのに手間がかかるものであ
る。

この点を改良すべく、最近隔部にプラスチックス材等を
取り付けたりしているが、別作業を必要とするので非常
に手間がかかり製品をコスト高にしている。

この考案は上述の点に着目してなしたもので、すなわち
、基材にシートを貼り、この基材にＶカットを施こすに
あたり、予め基材上に設けておいた凸条部分を、しかも
両側に連続して凸条の一部を残すようにしてＶカットし
てなるＶガツト材に係るものである。

以下この考案の実施例を図面番、こより詳述する。

第１図はこの考案の実施例を示すもので、１がこの考案
の■カット材で、基材２とこの基材に貼られたシート３
と、基材２上に設けられた凸条部分４とからなり、この
凸条部分４において両側に連続して凸条部分４の一部を
残すように凸条部分４と基材２とを一体に除いてＶカッ
ト５が施こされている。

凸条部分４はプラスチックスで基材２上に融着されて成
形されているもので、これは成形したものを別個に貼り
付けてもよい。

第２図は第１．図に示すものをボックスとして組んだ状
態を示すもので、残された凸条部分４どおしが面一でし
かも凹んだ湾曲面６を形成している。

湾曲面６に形成してあれば隔部にゴミの溜まる心配は全
くない。

なお、ペーパーで仕上げをすれば凸条部分４どおしの継
目はほぼ目につかず、また塗装で仕上げてもよい。

第３図は他実施例を示すもので、基材２にさらにＶカッ
トする部分を除いて０．加のステンレス板７が貼っであ
るもので、凸条部分４はステンレス板７の端縁を覆いか
くず役目も果している。

この■カット材は耐水性を必要とする流し台のキャビネ
ットを構成するのに用いる。

この考案は上述のように構成されているので、この考案
によれば隔部にゴミの溜まらない意匠性に優れたボック
スが簡単に構成できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の実施例斜視図、第２図は同組立斜視
図、第３図は他実施例切欠斜視図で、１がこの考案のＶ
カット材、２が基材、３はシート、４は凸条部分、５は
Ｖカットを示す。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 基材にシートを貼り、この基材に■カットを施こすあた
   り、予め基材上に設けておいた凸状部分を、しかも両側
   に連続して凸条部分の一部を残すようにして■カットし
   てなるＶカット材。