JPS6032853Y2 - 製氷機に於ける製氷室 - Google Patents
製氷機に於ける製氷室Info
- Publication number
- JPS6032853Y2 JPS6032853Y2 JP16765381U JP16765381U JPS6032853Y2 JP S6032853 Y2 JPS6032853 Y2 JP S6032853Y2 JP 16765381 U JP16765381 U JP 16765381U JP 16765381 U JP16765381 U JP 16765381U JP S6032853 Y2 JPS6032853 Y2 JP S6032853Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ice
- case
- ice making
- making
- skirt portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Production, Working, Storing, Or Distribution Of Ice (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は製氷機に於ける製氷室に関し、特に良好な形
状の氷を得ると共に除氷を良好に行なうための新規な改
良に関するものである。
状の氷を得ると共に除氷を良好に行なうための新規な改
良に関するものである。
従来、用いられていたこの種の製氷室としては種々ある
が、その中で代表的なものとして第1図に示される構成
が用いられていた。
が、その中で代表的なものとして第1図に示される構成
が用いられていた。
すなわち、第1図のA、B、Cに示されるように、鋼材
よりなるケース1に銅材よりなる隔壁2を溶接によって
固定して各製氷セル3を形成し、下方より散水すること
によって各製氷セル3に氷を形成していた。
よりなるケース1に銅材よりなる隔壁2を溶接によって
固定して各製氷セル3を形成し、下方より散水すること
によって各製氷セル3に氷を形成していた。
ところが、このような従来の構成においてはケース1と
隔壁2とが共に熱伝導のよい材料であるため、成長じた
氷は第1図B、 Cのようになり、鍔部4が極めて厚く
なって板チョコレートのような形となる。
隔壁2とが共に熱伝導のよい材料であるため、成長じた
氷は第1図B、 Cのようになり、鍔部4が極めて厚く
なって板チョコレートのような形となる。
従って、除氷が困難となると共に、除氷して氷を貯水槽
(図示せず)に落下させた場合には各氷が1個ずつ割れ
て分離せず不都合なことであった。
(図示せず)に落下させた場合には各氷が1個ずつ割れ
て分離せず不都合なことであった。
又、第2図に示される構成はケース1の下部にスカート
部5(従来技術では樹脂、ゴム等の熱不良導体で構成さ
れている)を設けたものであるが、除氷時には冷却バイ
ブロを介してケース1のみにホットガスが供給されてい
たために、製氷中は、確かに氷の戒長は少いのであるが
、長い製氷時間中には必ず氷が戒長し、この氷がひとた
び除氷に入ると、スカート部の除氷がスムーズに行なわ
れず、スカート部と製氷室側とで氷の融けに差がでるた
め第2図Bのようなつば部の形成された氷となり、従来
の欠点を除去するための有効な手段とはなり得なかった
。
部5(従来技術では樹脂、ゴム等の熱不良導体で構成さ
れている)を設けたものであるが、除氷時には冷却バイ
ブロを介してケース1のみにホットガスが供給されてい
たために、製氷中は、確かに氷の戒長は少いのであるが
、長い製氷時間中には必ず氷が戒長し、この氷がひとた
び除氷に入ると、スカート部の除氷がスムーズに行なわ
れず、スカート部と製氷室側とで氷の融けに差がでるた
め第2図Bのようなつば部の形成された氷となり、従来
の欠点を除去するための有効な手段とはなり得なかった
。
この考案は以上のような欠点をすみやかに除去するため
の極めて効果的な手段を提供することを目的とするもの
で、特に、製氷室を構成するケースの下部に該ケースの
熱伝導率より低い熱伝導率を有する材料からなるスカー
ト部を設け、ケースに設けられた冷却パイプとスカート
部に設けられたキャピラリーチューブとを連結し、常時
スカート部を加熱し鍔部の成長を抑えるようにした構成
である。
の極めて効果的な手段を提供することを目的とするもの
で、特に、製氷室を構成するケースの下部に該ケースの
熱伝導率より低い熱伝導率を有する材料からなるスカー
ト部を設け、ケースに設けられた冷却パイプとスカート
部に設けられたキャピラリーチューブとを連結し、常時
スカート部を加熱し鍔部の成長を抑えるようにした構成
である。
以下、図面と共にこの考案による製氷機に於ける製氷室
の好適な実施例について詳細に説明する。
の好適な実施例について詳細に説明する。
第4図において符号10で示されるものは製氷室11を
構成するための全体が例えば銅、アルミ等のような公知
の熱良導率材、実施例では鋼材よりなるケースであり、
このケース10の内部には複数の隔壁12によって仕切
られた複数の製氷セル13が形成されている。
構成するための全体が例えば銅、アルミ等のような公知
の熱良導率材、実施例では鋼材よりなるケースであり、
このケース10の内部には複数の隔壁12によって仕切
られた複数の製氷セル13が形成されている。
さらに、このケース10の下部には水平方向に延設され
固定孔14を有する第1鍔部15が備えられると共に、
その壁部16には冷却パイプ17が装着されている。
固定孔14を有する第1鍔部15が備えられると共に、
その壁部16には冷却パイプ17が装着されている。
又、このケース10の下部にはケース10の材質(銅材
)とは異質でかつ熱伝導率の低い材料であるステンレス
からなるスカート部18が設けられ、ケース10とスカ
ート部18とはスカート部18に形成された第2鍔部1
9の固定孔20と第1鍔部15の固定孔14とがリベッ
ト21′により一体に接合固着されているものである。
)とは異質でかつ熱伝導率の低い材料であるステンレス
からなるスカート部18が設けられ、ケース10とスカ
ート部18とはスカート部18に形成された第2鍔部1
9の固定孔20と第1鍔部15の固定孔14とがリベッ
ト21′により一体に接合固着されているものである。
スカート部18はケース10を構成している材料まりな
熱伝導率の低いものならよく、ステンレス以外に例えば
鉄、熱伝導性の適宜の樹脂等であってもよい。
熱伝導率の低いものならよく、ステンレス以外に例えば
鉄、熱伝導性の適宜の樹脂等であってもよい。
さらに、このスカート部18の側部18aにはキャピラ
リーチューブ20が装着されており、このキャピラリー
チューブ20の一端部20aと冷却パイプ17の一端部
17aとは互いに連結され、各一端部17aおよび20
aにはホットガス弁21が接続されている。
リーチューブ20が装着されており、このキャピラリー
チューブ20の一端部20aと冷却パイプ17の一端部
17aとは互いに連結され、各一端部17aおよび20
aにはホットガス弁21が接続されている。
前記キャピラリーチューブ20はコンプレッサ22のコ
ンデンサ24に接続されたドライヤ25に接続されてい
る。
ンデンサ24に接続されたドライヤ25に接続されてい
る。
以上のような構成において、この考案による製氷機に於
ける製氷室を用いて製氷及び除氷する場合の動作につい
て述べると、ホットガス弁21を閉の状態にし、散水部
(図示せず)から上方の各製氷セル13に向けて製氷水
が供給されている状態において、コンプレッサ22を連
続運転させると、冷却パイプ17に冷媒ガスが送られ、
徐々に各製氷セル17内に氷が成長されてくる。
ける製氷室を用いて製氷及び除氷する場合の動作につい
て述べると、ホットガス弁21を閉の状態にし、散水部
(図示せず)から上方の各製氷セル13に向けて製氷水
が供給されている状態において、コンプレッサ22を連
続運転させると、冷却パイプ17に冷媒ガスが送られ、
徐々に各製氷セル17内に氷が成長されてくる。
この場合、製氷工程においては、ドライヤ25を経由し
たキャピラリーチューブ20の温度は0℃よりも高いた
め、キャピラリーチューブ20が巻回されているスカー
ト部18の側部18aの温度も若干高めに保持され、製
氷工程における氷の成長も製氷セル13内では充分に行
なわれるが、スカート部18では充分に抑制され氷があ
まり成長しない。
たキャピラリーチューブ20の温度は0℃よりも高いた
め、キャピラリーチューブ20が巻回されているスカー
ト部18の側部18aの温度も若干高めに保持され、製
氷工程における氷の成長も製氷セル13内では充分に行
なわれるが、スカート部18では充分に抑制され氷があ
まり成長しない。
さらに、このスカート部18はケース10よりも充分に
熱伝導率の悪い材料である厚さ0.6ミリ位のステンレ
スで構成されているため、鍔部26が従来のように巨大
に成長しな(なり、除氷も冷却パイプ17にホットガス
を通すだけで簡単に行なわれるものである。
熱伝導率の悪い材料である厚さ0.6ミリ位のステンレ
スで構成されているため、鍔部26が従来のように巨大
に成長しな(なり、除氷も冷却パイプ17にホットガス
を通すだけで簡単に行なわれるものである。
この考案による製氷機に於ける製氷室はこれ以上のよう
な構成と作用とを備えているため、電気等の付加的エネ
ルギーを何ら用いることなく単なるキャピラリチューブ
の熱で製氷室の一部であるスカート部を加熱して装置全
体の能力を落すことなく鍔部の成長を抑えることができ
ると共に、鍔部がほとんどないために除氷が簡単に出来
、商品価値の高い氷を短時間にることができるものであ
る。
な構成と作用とを備えているため、電気等の付加的エネ
ルギーを何ら用いることなく単なるキャピラリチューブ
の熱で製氷室の一部であるスカート部を加熱して装置全
体の能力を落すことなく鍔部の成長を抑えることができ
ると共に、鍔部がほとんどないために除氷が簡単に出来
、商品価値の高い氷を短時間にることができるものであ
る。
第1図のA、 B、 Cは従来の構成を示すもので、A
は製氷室の側断面図、Bは氷を示す側面図、Cは氷を示
す正面図、第2図のA、 Bは従来の構成を示すもので
、Aは製氷室の側断面図、Bは氷を示す側面図、第3図
はこの考案による構成を示すもので、Aは製氷室の側断
面図、Bは氷を示す側面図、第4図はこの考案による製
氷室を示す斜面図、第5図は製氷系を示す構成図である
。 10はケース、11は製氷室、12は隔壁、13は製氷
セル、14は固定孔、15は第1鍔部、16は壁部、1
7は冷却パイプ、18はスカート部、19は第2鍔部、
20はキャピラリーキューブ、21はホットガス弁、2
2はコンプレッサ、24はコンデンサ、25はドライヤ
、26は鍔部である。
は製氷室の側断面図、Bは氷を示す側面図、Cは氷を示
す正面図、第2図のA、 Bは従来の構成を示すもので
、Aは製氷室の側断面図、Bは氷を示す側面図、第3図
はこの考案による構成を示すもので、Aは製氷室の側断
面図、Bは氷を示す側面図、第4図はこの考案による製
氷室を示す斜面図、第5図は製氷系を示す構成図である
。 10はケース、11は製氷室、12は隔壁、13は製氷
セル、14は固定孔、15は第1鍔部、16は壁部、1
7は冷却パイプ、18はスカート部、19は第2鍔部、
20はキャピラリーキューブ、21はホットガス弁、2
2はコンプレッサ、24はコンデンサ、25はドライヤ
、26は鍔部である。
Claims (1)
- 全体が熱伝導率の高い熱良導性材で構成されたケース内
に隔壁によって多数の製氷セルを形成したものにおいて
、前記ケースの下部に設けられた該ケースの熱伝導率よ
りも低い熱伝導率を有する材料で構成されたスカート部
と、前記ケースの外周部に設けられた冷却パイプと、前
記スカート部の外周部に設けられ前記冷却パイプに接続
されたキャピラリーチューブとを備え、製氷機において
前記キャピラリーチューブにより常時スカート部を加熱
させるように構成した製氷機に於ける製氷室。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16765381U JPS6032853Y2 (ja) | 1981-11-12 | 1981-11-12 | 製氷機に於ける製氷室 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16765381U JPS6032853Y2 (ja) | 1981-11-12 | 1981-11-12 | 製氷機に於ける製氷室 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5874068U JPS5874068U (ja) | 1983-05-19 |
JPS6032853Y2 true JPS6032853Y2 (ja) | 1985-10-01 |
Family
ID=29959732
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16765381U Expired JPS6032853Y2 (ja) | 1981-11-12 | 1981-11-12 | 製氷機に於ける製氷室 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6032853Y2 (ja) |
-
1981
- 1981-11-12 JP JP16765381U patent/JPS6032853Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5874068U (ja) | 1983-05-19 |
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