JPS603232B2 - 端末システム - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の対象〕 この発明は、銀行、保険業務などで外交員が関与する業
務における外交員用携帯端末装置（以下携層端末機とい
う。

）を有する端末システムに関するものである。〔従来技
術と問題点〕 従来、銀行などでの外交処理は、外交員が各取引顧客の
所に出向いて入出金処理を行ない、その後通帳を一旦、
客先から持ち帰って記帳してから再度顧客に返却してい
た。

このため外交員のルートは１取引に２度顧客の所に行く
という効率の悪い所があった。この対策として外交員が
通帳印字可能の携帯端末機を持って顧客の所に行くとい
う方法で解決しているが、この方式での問題点として携
帯端末機の盗難などによって、効率向上のメリットが逆
に裏目となる可能性がある。そこで、金銭関係を取扱う
装置としてこの点十分配慮することが必要となる。〔発
明の目的〕従ってこの発明は盗難等により悪用されるこ
とを防止することであり、盗難された状態で使用されて
いないか、さらに携帯端末機と外交員の組み合せが正し
いか否か等について識別することができる端末装置を提
供することを目的とするものである。

〔発明の要点〕

この発明は、携帯端末機に各々識別コードを割り当て、
音響カプラ等によりオンラインで中央コンピュ−夕と接
続された時点で、各携帯端末機より装置固有の識別コー
ドを自動的に送信することを特徴とする。

更に、携帯端末機例えば特殊コードキーイン、外交員の
オペレータ（以下オベレ−夕と略す）ネームキーィン、
あるいはオペレータ鍵挿入あるいは磁気カード‘こよる
オペレータ登録等で、指定されたオペレータであること
を登録する方式を備え、それにより指定されたオペレー
タがその携帯端末機を操作していることを、端末制御装
道あるいは中央コンピュータで識別できることを特徴と
するものである。この様な構成を備えることにより携帯
端末機を有する端末装置システムが正常に連用されてい
ることを、常にチェックできるものである。〔実施例〕 一般に、携帯端末機は、通帳、伝票などに印字可能なプ
リンタ機構、取引内容等を入力する操作盤、入出力内容
等を表示する表示部、通帳やカードの磁気部内容を読み
書きできる磁気読み書き装置部ならびに端末制御装置お
よび中央コンビユー夕とオンライン化するための音響カ
プラ等から構成される装置である。

第１図は、システム構成例およびこの携帯端末機の構成
例である。

中央システム２２には、コンピュータ、顧客情報ファイ
ル（元帳）、携帯端末機の特定情報ファイル（盗難情報
等）２１が中央集中管理されている。これらは専用回線
２０‘こよって各営業店１９に設置された端末制御装置
（以下ＴＣＥと呼ぶ）１ ７に接続される。このＴＣＥ
１７は営業店に設置されている各種端末装置１８（例え
ば窓口用端末装置、キャッシュ・ディスベンサ、オート
・ディボジッタ等）を制御するとともにアダプター６を
接続して当該携帯端末機１３を直接または公衆通信回線
１５を経由して制御する。次に携帯端末機の構成として
は、公衆通信回線と接続するための音響カプラク、デー
タ入力するための入力部１０、入出力データを表示する
表示部１１、取引内容を通帳・伝票に印字する印字部８
、磁気ストライプ付通帳あるいは証書、磁気カード等の
読み書きができる磁気Ｒ／Ｗ部９、そしてそれら情報を
記憶、制御する制御部６および電源部１２等よりなる。

ここで、音響カプラクを経由して中央と接続されると、
ＴＣＥ１７から公衆通信回線１５および受信線５を通し
て送信要求があり、その結果制御部６は制御信号線２に
より識別コード発生部１に対して、識別コードを識別コ
ード送信線３に出力するよう命令する。出力された識別
コードは送信線４および公衆通信回線１５を経由して、
ＴＣＥ１７および中央に送信される。次に、第２図に識
別コード発生部１の詳細の一例を示す。

識別コード記憶部２３に蓄えられている認捉りコードは
、マルチプレクサ２４により逐次識別コード送信線に出
力され、直列データとなって送信される。このマルチプ
レクサ２４は、セレクト信号発生部２５からの選択信号
（４ビット）によって、識別コード１６ビットのどのデ
ータを出力するかを決める。なお、タイミング信号発生
部２６は、識別コードを識別コード送信線３に出力する
タイミングを決めている。ここで、講限りコード記憶部
２３は、リラィタブルＲＯＭ等を使用すると良いが、超
小型のロック式スイッチ、他のＩＪードオンリーメモリ
等でもよい。

次にこの端末システムの動作を説明する。

まず、携帯端末機を指定されたオペレータが操作してい
るかどうかについて識別する方式の例を示す。‘１｝
オペレータが本人かどうかを識別する暗証番号あるいは
自分の名前をキーィンして、携帯端末機から中央側へ送
信する。

【２ー オベレータ鍵を操作してキー入力を可能とする
と同時に、オペレータが本人かどうかを識別する暗証番
号あるいは自分の名前をキーィンして、携帯端末機から
中央側へ送信する。

‘３’オペレータが本人かどうかを識別する暗証番号あ
るいは自分の名前をキーィンすると同時に、暗証番号を
記録した磁気カードを読みとらせるかあるいはオペレー
タ番号を記録した磁気カードを読みとらせていずれも携
帯端末機から中央へ送信する。

携帯端末機の識別コードおよび前記【１１、‘２１、‘
３’のいずれかにより送信されるオペレータ登録コード
等によって、ＴＣＥの持っている携帯端末機とオペレー
タとの組み合せ情報ならびに中央コンピュータのファイ
ルにある携帯端末機に関する盗難防止情報を初めとする
各種情報により、中央コンピュータはその携帯端末機と
そのオペレータとの組み合せによる取引を認めるかどう
かを決定する。

尚、この場合盗難防止情報等を端末制御装置に備えても
良い。取引を認めた時には、携帯端末機を操作可とする
と共に、それら取引情報をファイルする。取引を認めら
れない場合は、携帯端末機に、その旨表示するとともに
、その情報を営業店設置の端末装置あるいは中央のコン
ピュータのコンソールディスプレィに表示する等の処理
を行なう。ここで、端末制御装置等に盗難防止情報等を
備える場合は、中央のコンピュータの代わりに端末制御
装置が同様の動作をする。また尚、この様なシステムに
おいては、携帯端末機に関する中央コンピュータへの情
報伝達方式として次のような実施例も上げられる。すな
わち、外交員が各支店を出かけて、帰るまでに定時連絡
を義務づける。たとえば午前１回、午後１回は必ず携帯
端末装置を公衆通信回線を通して中央に接続させ、携帯
端末装置の識別コードの自動送信、オペレータ登録コー
ドの送信、定時連絡の特殊オペレーションを実行させる
。この結果、その外交員が正常に業務を遂行しているこ
と（例えば、事故あるいは盗難に合っていない）を、中
央側で判断する。なお、定時連絡ではなく、中央側から
の指示によって外交員に所持させた呼出しベル（電々公
社が実用化している。）を鳴らし、それを定時連絡の合
図としてもよい。発明の効果 ‘１｝ 携帯端末機が盗難にあいにくくするとともに、
万一盗難にあった時、それが悪用されることを防ぐこと
ができる。

■ 所定の外交員（オペレータ）以外が、携帯端末機を
使用することをチェックできる。

更に必要に応じて、携帯端末機の許可信号を出した数等
を記憶すれば、携帯端末機、個々の使用回数等、使用状
況をチェックすることも可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例である端末システムの全体的
構成図、第２図は本発明の構成要素の１つである識別コ
ード発生部の詳細図である。 １・・・・・・識別コード発生部、２・・・・・・制御
信号線、３・…・・識別コード送信線、４・・・…送信
線、５・・・・・・受信線、６…・・・制御部、７・・
・・・・音響カプラ、８・・・…印字部、９……磁気Ｒ
／Ｗ部「 １０……入力部、１１・・・・・・表示部、
１２・・・・・・電源部、１３・・・・・・外交員用務
帯端末装置、１４・・・・・・電話器、１５・・・…公
衆通信回線、１６・…・・アダプタ、１７・・・・・・
端末制御装置、１８・・・・・・営業店設置端末装置、
１９・・・・・・営業店、２０・・・・・・専用回線、
２１・・・・・・コンピュータファイル、２２・・・・
・・中央システムである。 巻Ｊ図湊２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 入力操作手段と、端末装置固有の識別コードを記憶
   する手段とを有する携帯端末装置と、該携帯端末装置を
   公衆通信回線に接続する音響カプラと、該公衆通信回線
   を介して接続される上位装置とを備えた端末システムに
   おいて、前記上位装置に前記端末識別コード記憶手段に
   記憶された識別コードと操作者が入力した確認情報との
   対応表を設け、前記入力操作手段により該操作者が前記
   確認情報を入力したとき、前記識別コードと前記確認情
   報を前記公衆通信回線を介して前記上位装置に転送し、
   前記上位装置では、前記対応表により転送された前記識
   別コードと前記確認情報との組合せを照合し、不一致で
   あれば前記携帯端末装置の操作を拒否することを特徴と
   する端末システム。